◇Пси日記◇
(Псиの日常生活で起こった出来事をつづる日記です)

◇平成16年06月◇

23:nowhere[FictionJunction YUUKA]

 

平成16年05月23日 今だけ欲しい慰め < 乾いた流行の笑い < あなたの真中を見たいと思ってる

 ごめんなさい。Пси、調子に乗って言い過ぎました。Псиは22日のニュース

 さて、好きなメンバーを寄せ集めてバンドに仕立て上げ、名前や曲調や展開、更にはバンド内でのメンバーの序列などまで妄想するという腐女子やバンギャ特有のあそびをしているヒトに、新たな情報です。

 とお話しました。これについて、ちょっと言い訳です。
 あくまでПсиの考えですけど、「解散→シャッフル→新バンド」という図式が定着しているのは、たぶんヴィジュ界隈に特有のことだと思うのです(「解散」を入れなくて良いなら娘。やジャニもあるでしょうけど)。実際、これだけバンドの寿命が短いのに、限られた一定のプールの中でメンバーを取り替えることが日常茶飯事なヴィジュ界隈というのは、少々特異な気がします。・・・他のジャンルを知らないだけかもしれませんけど、たとえばROSSOを「シャッフル」と表現するヒトがミッシェルやブランキーのファンにどれだけいるのか、Псиにはちょっと判りませんけれど、まずそんなに多くないとは思います。
 解散の後に見知ったメンバー同士のシャッフルを期待する、というのは、おそらくシャッフルを見慣れたバンギャか、そうでなければカップリング妄想に長けた腐女子さんくらいなものなのかも、と思ったわけです。

 というわけで、Псиは自分が言ったこと自体はあまり間違っていると思いません。ただ、あまりにも要約が端的すぎたこと、EllDoradoもヴィジュもバンギャの生態もよく知らないヒト向けに行った表現が、よく知っているヒトを貶める様な揶揄になっているのは、確かにその通りだと思います。Псиにはそんなつもりは毛頭ありませんでしたが、こうした表現で気分を害された方、本当にごめんなさい。
 Псиは、シャッフルが頻繁に起こるのはおかしいとか、シャッフルに期待を寄せて色々と妄想するのはおかしいとか、そうした妄想はごく一部のヒトが行うことだとも思っていません。ただ、その妄想を行うヒトは「シャッフルが日常茶飯事」であるヴィジュの特質を知っているわけで、そのヒトは多かれ少なかれバンギャ(=ここではヴィジュ系のファン)属性は持っている筈だ、というのがあの部分の意図したところです。


 お外に出られない、お外に出られないと嘆いている間に、気が付けば1ヶ月も日記が止まっていました。そんなわけで、あと1週間ちょっとしかないですが、今月は日記強化月間にしようと思います。だからってメモやニュースが止まるとかではなく、たとえば「あそび」の様に伊集院リスナーでもなければ絶対意味を取り違えるワードなどを、ニュースで口に出したりしない為の自衛策。
 CASHERNを見た一週間後にキューティハニーを見たりとか、思った以上に面白かったとか、カルピスウォーターのRoby収集にはまったとか、珍しくシークレットが早々と出たとか、生茶ゲームは相変わらず当たらないとか、そんな流行遅れの話題を固めてПсиは構成されています。

 お外に出られないのでvixも更新できずにしょんぼりしているПсиにとって、現在の楽しみは「子犬のワルツ」くらいです。最近の館長さんはよく「今期のアニメは不作揃い」と話されていますが、ドラマも充分に微妙です。その中にあって、一際輝いているのが「子犬のワルツ」。もっとも、野島伸司企画+土曜21:00日テレ枠というコラボレーションはネタなドラマを好むヒトの黄金律なのであって、その意味ではかなり王道な選択と言えるわけですが。
 子犬のワルツの見所といえば、なんといっても謎の選抜試験。このドラマでは、色々あって「天才的なピアニスト」を探し出す為の様々な試験が繰り返されるのですが、指の一本一本に寸胴を付けたままピアノを延々と弾いたり産気付いた妊婦をピアノの音で励ましたりピアノの上に置いてある花をピアニストのエネルギーと情熱で咲かせたり、そんなガラスの仮面テイスト溢れる描写が満載。他にも、谷啓さん扮する刑事が、たまたま遭遇したひったくりを盲目の女性から強引に奪い取って白杖で捕まえる等の問題描写も多数。今時コンピュータの声をボコーダー声で表現する様なドラマが日本テレビ開局50周年特別企画と銘打たれているのが、本当に素敵だと思うです。そういえば、「武刃街」もTAITOの50周年記念作品でしたが・・・50周年記念作品は押し並べてネタに走るのが世の道理というものなのでしょうか。
 もっとも、「馬鹿だけど爽快感溢れる話」とか「笑えるけどどこか良い話」という感想を、Псиは子犬のワルツに抱いていません。気分は正にフードファイト。ラテンのリズムに勝つ為に盆踊りのリズムでステーキを食べるのと、やっていることは殆ど変わりません。サスペンス臭をアイせれば話が全然違いますけど、取りこぼした話が幾つもあるПсиにはなんとも言えず。とにかくヒトが死にすぎ。塚地さん出番なさすぎ(結局そこですか)。


魂の話を聞かせてよ 瞳を逸らさず見つめてよ
貴方は私が何処にもいないと思ってる

見えない場所まで走るなら 要らない飾りは振り捨てて
心を剥き出しにしても荷物は重すぎるの

吹けば飛ぶ様な夢だけが 二人を結んでる

全てを見せる星の導きに背いて
まっすぐに駆け上がる 空にある扉へ
どこまでも私は行くの

花びらの黄色い寂しさを 二つの心で舐め合えば
貴方は孤独が此処から消えると思ってる

今だけ欲しい慰めより 乾いた流行の笑いより
私は貴方の真ん中が見たい思っとてるの

全てを見せる星の導く優しい明日
(本当の貴方と本当の私が 出会える場所まできっと行けるはず)
それより明るい未来へと行くから
(運命に背いて 涙を散らして それでも会いたい)
(We will reach to nowhere land Take me to the nowhere land )

魂の話を聞かせてよ 瞳を逸らさず見つめてよ
花びらの黄色い寂しさを 振り向かず二人は何処まで行こうと思ってるの

全てを見せる星の導きに背いて
まっすぐに駆け上がる 空にある扉へ

優しげに微笑む運命に背いて
貴方にもし私を捜す勇気があれば
どこにでも私はいるの

nowhere[FictionJunction YUUKA]


 やんまーに。


 夏が来ました。Псиは夏が嫌いです。
 気持ちの良い程の青空も、湿気を含んだ風も、叫ぶことしか知らないコドモの癇癪の様に激しい夕立ちも、全部全部嫌いです。
 そうした風景のすべてに、なぜか祭りの後の様な寂しさを感じてしまって、Псиは居ても立ってもいられなくなってしまうのです。
 夏は、寂しくて寂しくて堪りません。
 Псиは、寂しいのは嫌です。

 だから、Псиはそろそろ遠い所へ行こうと思います。

 


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