◇Пси日記◇
(Псиの日常生活で起こった出来事をつづる日記です)

◇2003年09月◇

日記中に登場する歌詞の様なフレーズは、オリジナルと全く同じ
表記である保証はありません。
もしも日記にリンクを張られる場合は、この注意書きの直下にあるメニューのリンクを
ご利用下さい。

18:ピストル[黒夢]
17:Instance[GULLET]
16:ナイフ[Laputa]
15:GLASS[河村隆一]
14:SCORPION GLASS[La'cryma Christi]
13:through the looking glass[deadman]
12:愛妻家の朝食[椎名林檎]
11:ママが僕を捨ててパパが僕をおかした日[cali≠gari]
10:月夜のドルフィン[PSY+S]
09:君に幸あれ[ムック]
08:プラネタリウム[ROUAGE]
07:わからない[Blast]
06:プチ天変地異[メトロノーム]

 

平成15年09月18日 壊れ、壊れて、逝け、撃ち殺せない、ピストル、まるで、逢わなかった、様、に、キミ、は、歩いて

 「続キャロライン in N.Y.」が次で終わってしまうと知ってショックのПсиです。その後は「フルハウス」の第七シーズン・・・嬉しいけど、嬉しいけど。そして、そんな傷心のПсиをよそに「かづきれいこの元気が出るメイク」とかが始まって、痛さに耐えられなくなってチャンネルを変えるとドリフ大爆笑'80。たとえばそんな日々さ、君を失ってから。そんな風にKANの歌を口ずさんでみるПсиは、日曜日なのにぐったり疲れてしまっているのでした。
 ・・・疲れている筈なのに、気がついたら.hackのvol.3をクリアしていました。ただ、vol.3は今までの比じゃない程//SIGNイヴェント(テレビ版.hack//SIGNの登場人物が絡むイヴェント)や//Liminarityワード(ゲームに付いているアニメDVDに出てくるワード)が多く、ゴブリンも1ゾーン3体な上に回復までする為、はっきり言ってサイドイヴェントの消化が大変すぎてvol.4へ行けないという最低な展開。あああ、煩わしいことこの上ありません。ああああ、グロスの付け方の前にその目をなんとかしてください(←結局メイク講座を観ている)

 ケーブルテレビって本当に面白いと思いました。まる。


 あともうひとつ、PCのゲームをコンプリートしました。これについては、その内どこかで何か書くかもしれません。とりあえず、音がすごく嫌でしたとだけ。

 

平成15年09月17日 放し飼いの{蛇}が戯けるだけで生きられる、そんな{世界}。

 プロゴルファーの父親がゴルフの試合中にヒトを殺めて湖に身投げしてしまった上に、兄が暴行事件を起こして家を飛び出したことが重なって、主人公は不良になりつつもカラダはゴルフのことを忘れておらず、チームで頭を張っている主人公のところにのこのこやってきて「俺はきみのことが好きなんだ!」「きみはただ逃げているだけだ!」と更正してプロゴルファーになる様説いてはチームのヒトに袋にされる電波系青年の情熱にほだされたところで、実はそのヒトの上司であり婚約者の父親でもあるヒトが主人公の父親に殺されたヒトの弟だかで、出世に響くと両親からも主人公の後を尾け回すことを咎められ、主人公は主人公でそのヒトに婚約者がいることなんて知らなかったばっかりに「もうオトナなんか信じないよ!」「オトナみたいに嘘はつかないんだ!」とますますひねくれているところへ、ひょんなことからライバルのチームの頭を張っている兄に再会、さらには父親は本当はヒトを殺していないことを知り、原因究明に乗り出す主人公は派手な化粧+ヤンキー衣装で背中に父親の形見のドライバを背負っている、これからは悪人をゴルフボールでばしばし倒していくらしいドラマを見ていたら、なんだかめまいが止まらなくなりました。ちなみに、主人公に言い寄るヒトを風見しんごを割り当てると、大体のイメージがつかめるのではないかと思われます。
 制作された時代が時代だけに、もう百万都市ではあり得ない不良描写やコトバ遣い、特撮っぷりなどにちょっとつまづいてしまいますけれど、それ以上にすごいのが設定と脚本。敵の不良に特撮っぷりを発揮して遠くからボールを当てて倒す、主人公祈子(レイコと発音してください)の通り名は「5番アイアンの祈」。こんな熱帯性鍋焼きうどん並みに熱いドラマをフジテレビがやっていたのかと思うと、なんだか感慨もひとしおです。
 そのドラマの名前は「プロゴルファー祈子」。このドラマを再放送するというだけでも素敵なのに、先月末からうるさいくらいに宣伝しているファミリー劇場はもっと素敵です。全23話らしいので、がんばってコンプリートすることにします。ケーブル、あるいはスカパーを導入しているヒトは要チェックです。


 あと、似た様な時間帯に「スケバン刑事-鉄仮面伝説-」も放映されていますが、なんとなくノーマークです。いえ、決して少し前のMathew the Best Hit TVを見て以来、「真の鉄仮面はテレビ朝日にあるんだっ」とか思い込んでいるわけではないですってば。

 

平成15年09月16日 ナイフの夢は醒める アナタに逢えなくなる 終わらない夢を見せて アナタと愛し合えるから

 KINJI(ex.Pool Bit Boys)がさんま御殿に出ているのをアレな目で見詰めながらこんばんは。Псиです。昨日と一昨日はちょっとしかお話しなかったので、今日はいっぱいお話しようと思ったのですが、今日はすごく眠いので、もしかしたらちょっとしかお話できないかもしれません。どっちですか。
 眠気を覚ます時には、素敵なヴィデオを見るのが一番です。というわけで、録画したPOWERPUFF GIRLS UNDERGROUNDのヴィデオを観ました。・・・なんというか、絵が可愛くて単調なだけに病気とか崩壊した世界とかの描写が尋常じゃなくて、コンディションによってはトラウマ一直線です。光速を越えて50年後まで飛んでいった3人の見た世界とか、博士もミス・ベラムも先生も完全に壊れちゃってて本当に怖過ぎ。いやだよお、夢に出るよお(目はしっかりとテレビに釘づけになりながら)。


 ところで、着メロランキングは相変わらずガゼットの「別れ道」が相変わらず票を集めているのですけれど。どういう曲なんだろうと思ったらこういう曲らしいです。つまりはガゼットの一番の代表曲ということなんですね。
 ・・・そうすると、人格ラヂオやナイトメアや雅よりもガゼットの方がポテンシャルが高いってことなのでしょうか。でも、雅とナイトメアは新曲ですし、人格は「お人形さん」ですし、いくらガゼットよりも世に出ている曲が多いとはいえ、そうそう分散することも無い気がするですけど・・・うわあ、しばらくしたらぐりむが2位に。・・・ぐりむってこんなに急に順位が上がれる程のポテンシャル(以下略)
 あれ?「お人形さん」のフォーマット違いが下位にもある。謎すぎ。

 もっとも、ガゼットもぐりむも聴いたことが無いので、あんまり突っ込んだことは言えませんが。・・・え?組織票?こんなテーマで組織票?まさか。

 

平成15年09月15日 キミの[側で見る][キミの]夢は、[ガラスの]ココロに爪を[立てる]

 お出かけをした後、ちょっとPHPなどを嗜んでいたら、一日が終わってしまいました。いっぱい寝ました。外でも軟禁所でも。

 

平成15年09月14日 [ゆらゆら]揺れていた[胎児のままの]大人(キミ)<-[下等な]世界観教えてよ
  • 水色ガールフレンドが普通に恰好良かった
  • 伊集院光の日曜日の秘密基地が野球で潰れた
  • 考えてみたら、POWERPUFF GIRLS UNDERGROUNDにほぼ全部付き合っている自分に気付いた

 以上の観点から、Псиはなんだか疲れてしまいました。寝ます。おやすみなさい。

 

平成15年09月13日 [青い]兎は[蟻塚の]使い [白黒チェスの]兵隊と踊りましょう ->{赦爛々拉}

 SAMURAI JACKがすごく面白いです。今朝のが二十五話だったのかな。異常に強いサムライJackが、悪の根源Akuを追い掛けて時代を超えて彷徨うお話です。見せ方と音楽が飛び抜けて素敵です。加えて、なんだかとても熱いお話。今日はロボット軍団に窮地に追いやられた西洋甲冑の軍団のお話(※未来のお話です)だったのですが、団体戦の緊迫感がこれでもかというくらいに出ていて素敵です。
 もっとも、そんなに鋼鉄を切ったのに全く刃こぼれしない刀ってとか、どうして剣が壊れた王様はいきなり刀を使えるのかとか、色々と突っ込みどころはあるのですけれど。そんな些細なことはおいて、単純にアクションものとして素敵です。・・・上のページを見たら、どうやらデクスターズ・ラボの原作のヒトが作った様ですね。全然違うのに。「GUM」と「magic theatre」が同じLa'cryma Christiの曲みたいなものかなあ。「美味しんぼ」と「野望の王国」の原作者が一緒、の方が近いかな。
 そうやってだらだらとテレビを見ていたら、続けてPOWERPUFF GIRLSが始まりました。さっきのゲンディ・タルタコフスキーさん、POWERPUFF GIRLSのディレクターもされたそうです・・・ううん。今日の夕方からPOWERPUFF GIRLS UNDERGROUNDを全26話一挙放送するそうなのですけれど、問題は全部で6時間30分という放送時間。3倍で録画してもどうにもならないですし、そもそも19:00〜21:00はglamourous historyですし。あああ、ああああ。

 こんなことで悩んでいるПсиは、本当に平和な生活を送っているんだなあと思いました。まる。よおし、ケーブルを買ってくるぞお。あと、本も探してこようっと。


 本屋さんを何軒も回って、この海辺の山奥にある町の異常さに気がついたです。本屋さん自体は大小取り混ぜて何軒かあるのですけれど、偏った本屋さんが極端に少ないのです。男性向けしか置いていない様な小さな本屋さんは一件だけありましたけど、なんというか・・・女性向けな香りのする本屋さんが見当たらないのです。
 一応売れ線は取り扱っていながらも、なんだか蔵書の主流派そこではないことが容易に判って。女性向けが多いとは言っても、男性向け書店やブックス・アインとかみたいに露骨に18kな薔薇本ばかりを取り扱っているわけでもなく。そういう空気を持ったお店、というしか表現できないのですけれど。

 そうしたお店は、最近になってПсиが渡り歩いた場所には大概ありました。それは、駅の地下街の無数の書店の中のひとつだったこともありますし、住宅街にぽつんと建っていることもありました。佇まいは異なりながらも、そうした空気を感じさせるお店は確実に存在した筈なのに。現在の軟禁所の近くには、そんなお店は無いみたいなのです。
 考えてみたら、Псиが今まで歩いてきた町は、大体が都会でした。名前を挙げれば大抵のヒトは知っているくらいに。もしかしたら、そういうお店というのは、都市の成熟度がある程度まで達していないと出現しないものなのかもしれません。シムシティだと百万都市くらいに成熟していないと。全然根拠は無いですけど、Псиはそんな気がしてならないのです。
 それはつまり、そうした本を読める女性がその町にどれだけいるかということで・・・即ちどれだけ病んでいるかに直結する気がしなくもないですけど。・・・話が纏まらないので、送ります。


 結局、VMCはJ-COMでは見ることができず、急いで買ってきたヴィデオデッキも無駄になり、POWERPUFF GIRLS UNDERGROUNDに全部付き合って、そのまま寝ました。録画をすると、画面が汚いです。でも、強いて録画する様な番組も無い筈なので、当面は大丈夫な筈です。
 いらないものは全部捨てようと思います。ただでさえいらないものを買っちゃうんですから、せめて減らさなきゃ。

 

平成15年09月12日 あなたはきっと外では違う顔なのでしょう?だから、この手はその疲れを癒す為だけにあるの。

 やっとヴィデオデッキを手に入れました。今までПсиはヴィデオに録画することはもちろん、再生することすらできなかったのです。CATVが入るまではヴィデオデッキなんてどうでもよかったのですが、CATVが入ってからはとにかくヴィデオデッキが欲しくなってしまったのです。
 ただ、ヒトの世に誤魔化し誤魔化し棲み着いているПсиのこと、その財政は常に赤です。その為、「ヴィデオデッキがほしいよお」と呪文のごとく呟いていたら、なんとヴィデオデッキを下さるという奇特な方が現れたのです。なんて素敵なことでしょう。ただ、その方の都合で、譲渡されるのはもう少し先のことになるそうなのですけれど。
 それはとても嬉しいことなのですが、困ったことにПсиは今日の内にヴィデオデッキが欲しくてたまらなかったりしました。なぜなら、明日はglamourous historyがあるのです。ヴィジュ好きには、それもX好きから黒系好きからbaroque好きまで楽しめる、まさに脅威のプログラムです。これは、録画しないわけにはいきません。
 しかし、ヴィデオデッキは高いです。困ったПсиは、とりあえず場繋ぎの安いデッキを買ってくることにしました。質的にはどうでもいいながら安い品物がある場所の代表といえばHARD OFF。それもジャンクコーナー。棚いっぱいにならんだデッキの中から、「電源OK、再生できました!」と書かれているもの(普通は「電源OK、他は未チェック」)から安いものを選定しました。結果、FUNAIの\3,000のヴィデオデッキという、まさに場繋ぎの代物を買う羽目になったのでした。
 ジャンク品は店員さんも無下な扱いが基本で、どれだけ待っても梱包なんかする気配無し。少し無理を言って袋をもらって、軟禁所まで頑張って持って帰ったのでした。

 帰り道は、とにかくゆっくりそっと。ここまで苦労して持って帰って「映りませんでした」じゃ洒落にならない、ただでさえFUNAIだしと、頭の中はネガティヴな感情が渦を巻いていたのでした。


 軟禁所についてから、さっそく。動作チェックを兼ねて、かつてレンタルヴィデオ屋さんで買ったプロトカルチャーのヴィデオ(\100)を再生してみたのでした。レンタル流れなので赤が滲むのは当然だとしても、充分動いています。中古のFUNAIなのに
 そして、ああ、なんだかKAZUSHIが18k。櫻井敦司にどこか通じつつも、微妙に違う路線のえっちっぽさ。気付けば見とれてしまっているПсиがいたり。いや、KAZUSHIもRIKA様も露出度高過ぎとかの話ではなくて。
 Pa.ra.no.i.aの途中で入る説教とか、「飼い猫」「ハッピー・ピープル」「プロトタイプな凍えた雨と、痂だらけの羊達」といった粒揃いの選曲とか、もうどこを切り取っても文句はありません。

 ヴィデオデッキを買ってきたのは今日、それも中古、それもFUNAIなんてことはすっかり忘れて、いっぱい堪能してしまいました。まだ録画のチェックをしていませんけれど、それは明日に回すことにします。・・・いえ、録画と同時にテレビを見るにはどう考えてもAVケーブルが一組足りないなんて間抜けなことはПсиはしないですよぶんぶん(思いきり首を振りながら)。


 明日もやることがいっぱいです。それは、きっとシアワセなことなのでしょう。

 

平成15年09月11日 ママがぼくをすてて、パパがぼくをおかした日は、すべてが青空でした。雲一つ見えないあの空のむこうがわに、いつかすくいが見えたんです。

 ゲンスイトビマルの冒険を観ました。開始12分くらいから音も映像も割れてきて、更には銭金も始まって、もうどうしていいのかわからない状態に。再放送に賭けることにしようっと。もう、元帥の青い髪に人面疽の如く顔が生えているとか、鳶丸さんの白い顔が最終形態のエルリックの様に分裂したりとか、声が安っぽいSFドラマの宇宙人みたいに割れていると、なんだか寂しさを通り越してせつなくなってくるのです。
 チャットに乱入しようと思うも、なんだか番組と全然関係無い話で淡々と進行していたり、Псиの名前について説明するのがあまりに億劫だったりあ、止まった。あ、動いた。もういいです、銭金観ます。チャットにスタッフを名乗る方が入ってきましたけど、もう知りません。


 えんむす、順調に後ろに下がってるなあとか、無駄に畳み掛ける様な展開だなあと思ったら、どうやら来週で最終回の様で・・・とても残念です。
 オヤマ!菊之助を連載していた頃は、まさか瀬口たかひろ先生がこんなに熱い話を描くヒトだなんて夢にも思ってませんでしたのに。どう考えても打ち切りだなあ。残念だなあ。オレンジは熱いなあ。アクメツも熱いなあ。虹色ラーメンはとんでもないなあ。とんじるはキャラメルリンゴ並みにどうでもいいなあ。
 チャンピオンって、本当に面白い雑誌だと思います。壊れすぎ。


 何かお話しようとしたことがあったのですが、忘れてしまいました。今からヒントだけでも掴む為に、夢の世界へダイヴしようと思います。それでは皆様、お気をつけて。

 

平成15年09月10日 月夜のドルフィンの瀬に跨がり、透明な水の底を旅したい

 マシューで出てきた偽俊夫くんに惚れそうです。いくら23:00台の番組とはいえ、いくら前進白塗りとはいえ、ブリーフ一枚のオトコノコの姿を全国放送で流すのはどうなんでしょうか。
 わからないヒトには「俊夫誰?」という話になると思いますが、今日のゲストは酒井法子さん。酒井法子さんといえばすなわち呪怨2、というわけでCMに出てくる白塗りのコドモのことだと思って頂ければ。
 呪怨2、すごく気になるんですよね。怖いの大好きです。それも、スプラッタじゃなくて、話と演出で怖がらせる様なお話。そんなのを渇望しているПсиは、困ったことに今更G.P.Mのアニメにはまってしまって大変です。だって、元々興味があったところに、Kid's Stationで都合良く1話から流していたら、どうしても観ちゃうじゃないですか。今日はまだ2話目なのですけれど、絵が異常な程綺麗ですし、話も話でなんだか好きそうです。って、どうしてホラー話からガンパレードマーチに飛ぶですか。
 話を戻しましょう。G.P.M.のエンディングはあまりにも素敵で、あの芝村さんの殺人的な笑顔が本当にたまりません。結局G.P.M.ですか。次、次。


 あ、今気がついた。トリビアを寝過ごしたです。うわあん、うわあん。


 トリビアを見られなかった悲しみを忘れる為に、深夜の川沿いを無駄に散歩してみました。本当は自転車があれば良かったのですが、Псиはそんなブルジョワなアイテムを持っていないので、仕方なくとぼとぼと歩いていたのです。
 空に浮かぶ月は本当に綺麗で、晴れ渡っていた空はいつしか雲に侵食されて、月も雲の向こうで淡い輝きを放つ様になって。その風景があまりにも美しかったので、少し歩いて海岸まで出ました。シーズンも日没も過ぎた海岸は、砂浜まで降りるルートを探すのに一苦労です。それでも、しばらくすると役に立っていないチェーンを発見して、さっさと外して砂浜に降りたのでした。
 波の音、たまに車の音、そして月の光で照らされた海面。その現実離れした風景に、しばらく我を忘れてしまったのでした。
 でも、いつか肌寒くなって、服も潮風と砂で汚れてしまって、いっぱいの現実に塗れて帰る羽目になるのです。どんなに幻想的な光景を見たとしても、どんなに現実を忘れさせるものだとしても、それはちゃんと現実に存在する風景なのです。

 別に、嘘でもいい。そんな気でいよう。
 空は、まだ朝の光を忘れたまま。


 帰ってきてテレビを点けて、偶然やっていたTEXHNOLYZEが全然意味不明でした。16話から見たのでは仕方が無いのかも。
 なんて思ってたら・・・ああ、Gacktがエンディングのアニメってこれだったですか。映像はほぼ「月の詩」PVそのままだと思うのですけれど・・・なんだか、本編のとんでもなくクオリティの高い絵を見た後だと、Gacktもどきのポリゴン造形が駄目すぎるのが際立って。どうしてそのまま使っているんだろう。というか、マッドハウスがGacktのPVも作ってしまえば良かったのでは。

 そんな疑問を抱きながら、寂しく眠りに就くことにします。おやすみなさい。

 

平成15年09月09日 繰返し呼んだ名→[焼き捨てたアイ]///腐乱した砂を噛み生きるがいい

 おなかがいたいよお、おなかがいたいよお。ただでさえ寝つけないのに、微睡み始めたらカラダが痛くて。いったいどうすればいいのやら。


 ぼおっと「「ぷっ」すま」を見ていたら、なんでも若くして成功した方のお宅を訪問し、その成功の秘訣を訊くのだとか。別にいいやと思いながら、駄目駄目なPHPを書いていた時のこと。なんだか馬鹿に大きい屋敷だなあ、でもなんだか見たことがあるなあと思ったら・・・うわあ、新篠まゆ先生!「快感☆フレーズ」のヒットで建てたといわれるまゆ御殿!別名リュシフェル御殿
 3.5憶円かけて建てたというお屋敷で、濡れ場を描く時はTOKIO長瀬の写真を飾ってテンションを上げるというお話を聴いて、なんだか世界は平和なんだなあと思いました。あ、江川達也先生。そうですか、今までの仕事で累計30億円も稼いでいるですか。

 ケーブルテレビに入ったことで、ViewsicやSPACE SHOWERを延々と流す生活になると思ったのに、なんだかCARTOON NETWORKをずっと観ている生活になっている現実。animaxとかじゃなくて、CARTOON NETWORK。ハンナ・バーバラをはじめとした、昔ながらのアニメーションにはまっているのです。しかも、この9月からBrack & Whiteという時間枠を設けて、白黒のBETTY BOOPやFILIXなどのアニメーションを放映しているのです。そうして放映される作品の中には、音すら無いものもあって。全編に渡って「じーっ」という微かなノイズが流れる中、丁寧ながらもなんだか飛び飛びなアニメーションが展開されるのです。
 問題は、深夜1:00〜というあんまりな放映時間。そのまま気を抜くと、次の日を完全にフイにしそうな危険な時間帯です。その後に続くのが天才バカボンと天地無用というよくわからないラインナップなのですが、更にその後がガーフィールド・SCOOBY AND SCRAPPY DOO・トムとジェリーという、まさに廃人作成のプロセス(©GULLET)です。Псиは天使なので廃人にはなりませんが、うっかり気を抜くと似た様なのくらいにはなってしまうかもしれません。反省、反省。

 

平成15年09月08日 クツを履いたケモノはアイを叫んだ 「とまれ」と書いた赤いアスファルトの上

 今日になって、ようやく昨日までの日記が1日ずれていたことに気付きました。やっぱり頭が寝ています。うう、うう。
 7歳に変身した頃から、Псиは眠りの病に苛まれているのです。とにかくたくさん眠らないと、すべてが滅んで行くかの様な錯覚に囚われるのです。だからといって、眠りが常に深いわけでも無いのです。眠りたい欲求だけがココロを縛っているのに、カラダはすっかり眠るのに疲れてしまって、全然寝つけないのです。つけっぱなしのテレビではトムとジェリーが追い掛けっこをしていて、でも、彼等は決してお互いを憎んでいるわけではなくて、そのシンプルだけど複雑な心境を想像している内にПсиのココロはどんどんと乖離を始めて鬱テキスト禁止。次、次。


 方々のニュースサイト(公式・メディア系)を見て回っていたら、オリコンのサイトこんな記事があったのです。

 ヴィジュアル読本刊行!!

 その強烈な存在感とカリスマ的な人気で日本の音楽シーンに一時代を築いた、いわゆるヴィジュアル系と呼ばれたロックバンド。そのインパクトは、残酷なまでに華麗な美的空間と、情熱的なパフォーマンスで、それまでのロックとは一線を画した新しいバンドスタイルとして、現在もなお若者文化の中でコアな存在感を発揮している。そんなヴィジュアル系完全読本とでも呼べる書籍が刊行された。著者は、井上貴子、森川卓夫、室田尚子、小泉恭子という4人の人気ライター。ロック、化粧、ジェンダーといった視点から深く掘り下げている。必読。

 記事は本当にこれだけで、外部リンクなどは一切無しです。ヴィジュ解説をしているのなら目を通してみたいのはやまやまですけれど、タイトルは?出版社は?価格は?ムック、それともハードカバー?音楽誌が書かないJ-POP批評とかと似た様なやつですか?残酷な迄に華麗な美的空間ってどんなのですか?インディーの黒夢みたいに舞台で首吊ってる様なのですか?ヴィジュって若者文化の中でコアな存在感を発揮しているんですか?それはいつのナゴム全盛期ですか?謎だらけ。
 初代「音楽誌が書かないJ-POP批評」ですっかり醒めてしまったПсиは、たぶん何かの期待を持ってこのムックを読むことは無いでしょうし(ALICE ZERO NINE.さんの日記を読んでいたら違う意味で読みたくなりましたけど)、上で挙げた本がもしも似た様な流れで作られた本だったら嫌だなあ、と。
 J-POP批評なら素直にJ-POP批評をしていればいいのに、どうしてヴィジュを目の敵にしているんでしょう。サブカル好きがお手軽に摂取する情報として、ヴィジュはうってつけなんでしょうか。とてもそうは思えませんけれど・・・。

 愚痴ってる場合じゃありませんでした。とにかく、一度見てはみたいのですけれど、困ったくらいに具体的な情報が無いのです。これをくりかえせば門番が足りなくなるのは必定だ。門番はいないか。門番をさがせ。(©天沢退二郎)


 ・・・寝ようっと。

 


平成15年09月07日 { わかってる現在 = 純粋なオトナ } → { わからない現在 = 汚れてしまったコドモ }

 違う場所で改めてお話させて頂こうと思うので、ちょっと軽く。雑誌「百合姉妹」を読みました。女性向けのガールズ・ラブ雑誌ということで、小野塚カホリ先生や森永みるく先生が作品を描いていたり、嶽本野ばら先生のインタビューが掲載されていたり、蔵王大志先生が作品を描いていたりと、明らかに明らかなラインナップ(最後のはПсиの趣味)。
 もっとも、ボーイズラブを扱った雑誌で男性同士の恋愛が描かれることは皆無(ボーイズラブの場合は性行為の描写が主な気がします。それこそ18k雑誌並みに)な様に、この雑誌も恋愛を取り上げたものはそんなに多くありません。でも、だからといって無理強いだのなんだので、そういう行為が描かれることはもっとありません(そういう雑誌だからかもしれませんけど)。
 性行為をちゃんと描写したガールズラブは普通に18kとして見られてしまう気がしますし、雰囲気と心情の描写のみのボーイズラブはただの青春ものですよね。この辺の絶妙なバランスで、世界は上手く回っているのかもしれないなあと思いました。

 続きはその内、たぶん違う場所で。続けてGAMEピアスを読んでいたら頭がくらくらしてきたので、一回思考を停止します。用がある場合は、Command+Control+Powerで再起動して下さい。ただし、MacOSが新し過ぎたりマシンが新し過ぎたりすると、このコンボは効果がありませんので悪しからず。ぐうぐう。


 ♪ちゃーん(再起動)。


 ComicStudioでお絵描きをしました。ところが、消しゴムツールの軌跡が残るわ、アンドゥで描いた線が消えないわで、かなり最悪です。そんな悪条件でがりがりと描いていると・・・あああ、マシンが古過ぎるだけでしょうか。OSをWin2000にしたいよお。
 あああ、タブレットをどう操作しても動かなくなっちゃった・・・。うわあん、一体どうすれば。


 ♪ちゃーん(再起動)


 椎名林檎さんの「性的ヒーリング 其の参」を観ました。本当に素敵。ただ、「真夜中は純潔」のSEが大き過ぎて演奏や声が埋もれているのが不満でしたけど、他には何も文句無し。CMもおまけも相変わらず綺麗です。
 その後に、ちょっと思い立ってMALICE MIERの「Cardinal」を観ました。「Beast of Blood」を観た後、「Garnet〜禁断の園へ」を延々とリピート。このクリップに出てくる女性をモデルに絵を描こうと思ったですけれど、上手く行きません。どう足掻いてもどうにもならないので、早い内にComicStudioをバージョンアップしようと思います。どうして申し込みはWebのフォームとかで出来ないんでしょう。郵便では案内も来ないし。

 

平成15年09月06日 脳味噌ちょっとこぼれても、天変地異じゃありません。

 ちゃんとニュース付きで帰ってくるつもりだったのに、なんだかぐたぐたになってしまいました。こんばんは、Псиです。拗ねて更新をしなかった間もなぜか場は繋げていたらしいので、Псиは気にせず歩き始めることにするのです。
 とりあえず、少し前までは自分でも吃驚する程迂闊だったので、ちょっと落ち着こうと思います。もっとも、714年の歳月はそうそう軽く見られるものでもなく、この性格を抱いてあんな時代やこんな時代を歩いてきたのですから、一朝一夕でなんとかなるものではない筈ですけれど。いま、漢字を先に思い描いたがために一朝一夕を「いっちょういちゆう」と間違えて入力、変換しようとしたら、1000000000000位知勇というあんまりな候補が出てきて泣きそうになりました。そんな読み違いをしてしまう辺り、やっぱり頭が回っていません。駄目。


 今日はなぜかお金を持っていたので、ちょっとお買い物をしました。お買い物をしたのはいいですけど、ちょっと買い過ぎたと反省することしきり。でも、いいのです。欲しいものは買うべきなのです。欲しいものを我慢するからこそ争いが起こるのです。我慢をさせる要因が何も無いのなら、それらをすべて消費してこそ平和が訪れるのです。こんなに大袈裟に話を盛り上げながら、これで買ったのがDavid 使徒:aLの「David 使徒:aLとモノ」(\200)ROUAGEの「312604806」(\480)など、安いものばかり。わざわざお店を渡り歩いて吟味した(=方々のお店で安かったものを手当たり次第手に取った)だけのことはあって、とても安い買い物ができました。
 もっとも、そうして得たアドヴァンテージを「モエかん」初回版中古(\4,980)BL雑誌2冊と謎の創刊誌百合姉妹(合計\2,800くらい)で完全に消費し尽くしたПсиは、今日はライヴです。・・・CDはいいとしても、ライヴに雑誌とモエかん。いくら邪さも何も無く、純粋にこれは資料なのですと言ったところで、取り合わせの異常さはぬぐえません。そもそも邪魔でじゃまで仕方がありません

 というわけで、駅のロッカーにすべてを預けてでかけることにしました。もしもПсиが衣服(鍵などは必ずフック付きのチェーンに付けることにしています)を残してこの世から消えた時、あるいは某国に拉致された等の事象でロッカーの管理人さんがやむなくロッカーを開けることになった時、18kゲームが1つとBLゲー雑誌が2冊と百合雑誌が1冊とヴィジュ系CDが山ほどという内容物はどうプロファイリングされるのか、ちょっとだけ楽しみだったりしました。
 もっとも、そうした判断をする方は、「モエかん」がどういう位置づけのどういうゲームなのか知らないでしょうし、GAMEピアスとGAMEピアスCD-ROMを同時に買うBL好きってどうだろうという疑問を抱かないでしょうし、百合姉妹の表紙はマリみてっぽいのに裏表紙はK-BOOKSのいつもの広告というアンバランスに惹かれたなんてこともわからないでしょう。
 そうなのです。世界には事実しか残らず、ただ真実は埋もれていくのです。自分でコトバにした真実さえその真実味を容易に損ねてしまうというのに、事実から真実を推測するなんて容易なことでは無いのです。そんなもっともらしいことを言いつつ、さっさとライヴレポートが書きたいので、次へ進むことにします。


 今日は仮想表参道FUBでメトロノームのライヴでした。メトロノームのライヴは以前イヴェントで見たのみで、ワンマンには行ったことがありませんでした。でも、イヴェントで見た時にいろいろとひっくるめて楽しそうだったのと、CD「1メトロノーム」が面白かったのがあって、ワンマンライヴに行くことにしたのでした。
 殆ど初めてのメトロノームのライヴ、果たしてПсиには楽しめるのでしょうか。「φD-SANSKRIT」でちゃんとくるくるまわれるのでしょうか。


メトロノーム ONE MAN TOUR-2003- [テクノロジーリサイクル] (2日目 仮想表参道FAB)
総合 :★★★★★
曲目 :★★★★★
演奏 :★★★★★
雰囲気:★★★★★

 とんでもない。まず、とんでもなく楽しいライヴでした。曲もMCも。でも、その楽しさは正しく疲れと比例しました。こんなに頭を振ることになるとは思いませんでしたし、こんなに色々と振りがあるとも思いませんでしたし、こんなに・・・あああ、もう。とにかく、Псиはぐったりしました。このライヴは、いわば体力測定です。夏の体力測定。
 アルバム「1メトロノーム」を聴いただけではわからない魅力が、ライヴにはいっぱい盛り込まれていました。ライヴで聴いた「Hi-Fi」は、まるでLUNA SEAの「SHINE」がライヴだと横ノリ曲だと気付いた時の感動に近いものがありましたし、何よりベースの弾きっぷりが超絶。ギターだけではなく、ベースも一曲の中で音色がぐるぐる変わるのですが、演奏と合わせてその音を聞いてると考えてみたらメトロノームにはギターもベースもいなかったんでした。というわけで、ギターは「TALBO-1」、ベースは「TALBO-2」と読み替えて下さい。
 とにかくリュウさんのプレイングに感動です。イヴェントの時にもリュウさんのプレイングに感動したのですが、ハコで間近で見ると、本当にすごいの一言。打ち込みを多用した曲調だからこそリズム隊が重要なのは言わずもがなですが、メトロノームの音の構築っぷりはとんでもないと思うです。
 そして、ヴォーカル・・・じゃなくて、voice-corderのシャラクの低姿勢さに、感動すら覚えてしまいました。煽りがとんでもなく優しい上に、手振りや飛んだ後などはいちいち「ありがとう」なんて言うのです。可愛い!可愛い!
 あとは・・・四人全員がMCをしていたのですが、演奏はもちろん、MCを聴くにつけ、なんだか懐かしくなってきました。この懐かしさの根拠は、わかりますけど説明が難しいので置いておくことにします。

 とにかくライヴは大盛り上がり。本編終盤は「めんどくさい」「青い鳥」「残念、僕の人生」と続いて、散々「おわるよ〜、おわるよ〜、アンコールなんて無駄だよ〜」と言いながら「φD-SANSKRIT」、そして「不機嫌なアンドロイド」。体力測定の真骨頂でした。正直、あまりに終わりだと言っていたので「助かった」なんて思いながらくるくる回っていたのですが、メンバーが袖に消えても客電が点く気配無し。しかも、ローディさんが楽器を再配置しています。肩で息をしながら登場を待っていると、案の定アンコールが。「ス・ペ・エ・ス!ロマンチック」から「デス・チョコレイツ」「プチ天変地異」とあまりに容赦の無い攻撃。疲れ果てながらも手を振っていると、もう一度アンコールの気配。最後はまったり終わろうということで、「Thank You for my Everyday」。「1メトロノーム」と同じく、声に思いきりボコーダーが掛かっていました。ボコーダーで歪んだ声は演奏に埋もれて聴き辛かったですが、最後のサビの繰り返しの辺りでだんだんエフェクトがフェイドアウトしていって、素の歌声に近くなっていくというアレンジに感動しました。横揺れしながら気持ち良く終了・・・ということで、客電が点いたこともあってПсиはここで帰ってしまったのですが。話によると、この後もう一度アンコールがあってまた「φD-SANSKRIT」を演奏したそうです。この上なく残念なことですが、それでももう一度φDは正直カラダがもたない為、仕方が無いのかもと思ったり思ったり思ったり。

 とにかく、本当に楽しいライヴでしたが、ものすごく疲れました。Псиはハコが久しぶりとか、そういう問題とはたぶん違って。次の体力測定に備えて、Псиは体力を蓄えようと思いました。


 あと、シャラクさんの後ろのゼッケン、本編では「01」じゃなくて「10」だった様な気がしたのですけれど・・・いつの間にか元に戻っていたなあ。逆さだったってことかな?


 へとへとになって帰って来たПсиは、JCDとCDTVを見てから、「ス・ペ・エ・ス!ロマンチック」のDVDを見て、更に今日買ってきた椎名林檎さんの「性的ヒーリング 其の参」のおまけCMと「la salle de bain」(「浴槽」英語版)だけ見て寝ました。続けて見るもんじゃありませんでした。「ス・ペ・エ・ス!ロマンチック」のクリップは切り抜きのチープさを逆手に取ったクリップが多くて面白かったですし、「la salle bain」は・・・とんでもないです。
 ライヴの後にこんなのを見て、Псиはどんな夢を見るんでしょう。疲れちゃったので、もう寝ます。おやすみなさい。

 

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