◇Пси日記◇
(Псиの日常生活で起こった出来事をつづる日記です)

◇2003年10月◇

日記中に登場する歌詞の様なフレーズは、オリジナルと全く同じ
表記である保証はありません。
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27:近代的コスメ唱歌-I[cali≠gari]
20:睡眠薬-IV[Plastic Tree]
15:睡眠薬-III[Plastic Tree]
14:睡眠薬-II[Plastic Tree]
13:睡眠薬-I[Plastic Tree]

 

平成15年10月27日 誰が作ったか?悪しき風習で、いたいけな少女が終電無くす。

 ちょっと理由あって「Be a gothic」をおやすみしているこの状況で、最近買ったアイテムについていろいろ言ってみようという大企画。大企画?
 そういえば、普通に「集合」といえばいいものを、無闇に「大集合」って言うとうんざりできますよね。「明日の16:00に戎橋に大集合」とか。そんな、天使のくせに小市民な感慨はさて置いて、さくさくレビューなどしてみようと思います。


休[cali≠gari]
 総合 :☆☆***
 楽曲 :☆☆***
 映像 :☆☆☆☆*
 ネタ度:☆☆☆**

 ひさしぶりに頭に来ました。「休」は、活動休止を表明したcali≠gariのラストライヴ「カリガリトゥワー"青春特急、都へ!〜天国発野音行き〜"」の模様を収録したDVD。何を置いても大好きな曲である「夏の日」や、最近「第七実験室」「グッド、バイ。」を聴き直してますます気に入っている「まほらばぶる〜ず」「ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛」「舌先3分サイズ」などが軒並みカットされているのに唖然としました。
 Пси、ライヴヴィデオは切れ目が判ってはいけないと思うのです。だって、ライヴヴィデオなんですから。たとえば、MALICE MIZERの「merveilles 〜終焉と帰趨〜-l'espace-」とかは誰がどう見たって曲順が換わってますけれど、ボリュームとしては申し分無いですし、「急に衣装が元に戻った」とか考えなければ普通に素敵なライヴヴィデオです。曲のカットや入れ替えは仕方が無いとしても、それらを感じさせない作りをしているヴィデオが好きなのです。
 しかし、「休」は会場が野音だっただけに時間経過がダイレクトに判ります。前半はトラックが進む毎に周囲が目に見えて暗くなっていく上に、曲途中で次に飛ばすパターンが多すぎて絶句。クレジットに「君が咲く山」と書いておきながら、イントロが終わった途端に次の「ゼリー」が始まるといった編集は、「君が咲く山」が楽しみで仕方が無かったПсиにはあんまりな仕打ちです。

 色々な都合で全曲収録はできなかったということですが、「37564」とかならともかく、「夏の日」や「デジタブル・ニウニウ」が政治的理由で消えたとはとても思えません。ともあれ、そうしたカットや省略の様子を見るにつけ、「グッド、バイ。」のイントロのあまりの音の外しっぷりや、秀仁さんのやる気なさげな歌い方に、いちいち腹が立ってきます。初回再生で感動したトラックは「嘔吐」と「サイレン」くらいなものでした。何度か見る内にそうした苛々を感じることもなくなりましたけど、「発狂チャンネル」や「新宿ヱレキテル」の端折りっぷりを見るにつけ、やっぱりもやもやとしたものを感じずにはいられないのでした。
 「8」が、タイトルは「8」ながら、ジャケット下部に"We appliciate works called [JIKKENSITSU]"と書いてあり、実は「第8実験室」だったんだなあということがわかります。「休」のジャケット下部にも同様の表記があることから、このアイテムは「第9実験室」改め「9」、更に改め「休」ということになる筈。筈ですけれど、最後に行き着いた実験室の中身がこれでは、残念というかあんまりです。お願いですから、「第9実験室〜改定流出版」とか出して下さい。メジャーでは出せないのなら、インディーズで。あと、「再教育」も再プレスして下さい。太古の曲を復帰させたは良いけれど、復帰版の枚数が少なくて余計に稀少度が上がるって、藤子不二雄ランドM:tGのCHRONICLESじゃないんですから。

 特典として収録されているクリップ「ブルー・フィルム」と「近代的コスメ唱歌」は、とても素敵でした。どちらも演奏メイン+全編変なエフェクト+イメージカットがちらほらという演出でしたが、曲の良さは言うまでもありませんし、特に「近代的コスメ唱歌」は見ている内に癖になること間違いありません。
 あと、このDVDには隠しトラックが2つあり、ライヴ最後の「グッド、バイ。」と、La' Loyque' de zawyの「ムーンライト白昼夢」のクリップが入っています。前者はメンバーが入れ替わり立ち代り歌う様が素敵すぎですし、後者は後者で古式ゆかしいヴィジュ系イメージヴィデオなのに、フラッシュバックする画像がベビースターのパッケージとか、画面から抜ける際に思い切りウィッグを取っていたりとか、楽しさ爆発。「近代的コスメ唱歌」と一緒に収録されている辺りに、なお歪みを感じます。
 というわけで、シークレットがかなり重要なアイテムです。出し方は割と簡単で・・・とりあえず、カーソルを「目次」に合わせて色々やってみれば、その内なんとかなる筈です。

 完全版が出たら10,000円までは出します。あと、クリップ集も希望。です。次。


シロクロニクル[Plastic Tree]
 総合 :☆☆☆☆*
 楽曲 :☆☆☆☆*
 映像 :(判定不能)
 ネタ度:☆****

 発売直後に購入することができなかった為、世間の評価(概ね不評)を聞いた後に購入することになりました。Пси、このアルバムを聴く前に、すごく頭に残っていたフレーズがありまして。いえ、月姫中だったので「睡眠薬」とかではありません。それは「トロイメライ」の一曲目、「理科室」のフレーズ。

わかりあうことが、アイだって聴いた。
それが本当なら、みんなひとりぼっち。
ずっと、ずっと。

理科室[Plastic Tree]

 「Parade」までは自分とか風景とかを歌っていた竜太朗さんが、アルバムの1曲目からアイについて歌ってると、初聴きの時は吃驚したものです。そして、今回の「シロクロニクル」。何はさて置き開け辛いパッケージをカッターでやっつけ(頑張ればはがせるらしいです)、苦労して取り出したCDをセットして聴いてみたら1曲目「イロゴト」の出だしが「キスをして」という、なんだかとにかくすごいアルバムです。
 今まで、ずっとひとりあそびをしているコドモの心象風景の様な世界を描いていたところへ、「シロクロニクル」では、探し物が解ったら君に教えてあげたり、ガールフレンドが水色だったり、ふたりで一緒に冷蔵庫に入ったり、歪んでいるとはいえ歌詞の世界が複数人にシフト。更に、そうした歌詞のシフトも手伝ってか楽曲も明るめの曲が多くなり、曲調だけなら「もしもピアノが弾けたなら」「バカになったのに」が浮かない仕上がり。Puppet Show以降を、特にトロイメライを通過したヒトからは、叩かれるのも頷けるというものです。

 でも。Псиはこのアルバム、大好きです。とにかく、Plastic Tree史上最も敷居の低いアルバムであることは確かですし、それでいて「トロイメライ」で激しく底上げされた音圧はそのまま保持。Псиの印象では「Mona-Lisa OVERDRIVE」の様に、ライヴがすごく楽しみな楽曲揃いです。この並びの中に、1曲「バリア」が入ってる辺りとか、とても面白いですし。
 このアルバムを数度聴くと、「トロイメライ」がどうして名盤だったのかが良く判ってきます。その後に「トロイメライ」を聴くと、「シロクロニクル」が気になってきたり。全然連想する要素は無いですけれど、Buck-Tickの「極東 I Love You」と「Mona-Lisa OVERDRIVE」の様な関係性を見出したりするわけです。

 問題点を挙げるとしたら、カバー2曲は邪魔。そもそも、カップリングを入れ替えただけでシングルを2回も出している時点でおなかいっぱいなのに、どうして両方ともアルバムに入れるのか、よくわかりません。せめて片方だったら良かったのに。
 両方、あるいは片方を削って、その分新曲を希望かも。「幻燈機械」や「懺悔は浴室で」の様な、イントロのフレーズが強烈な曲というのが皆無なので、そういう曲が一曲あると面白かったかもしれません。

 ちなみに、太朗さんはとんでもなくパワーに溢れているそうです。恋愛運はとても充実している模様。・・・まあ、このアルバムを聴いたヒトなら、その点は疑うべくも無い様な。


 他にもたくさん買ったアイテムはありますけれど、とりあえず今日はこれで。長くなりすぎました。
 そうそう、最近、無性にPSY+Sの「Two Bridges」が聴きたくて仕方が無いのです。これはPSY+Sが解散時に出したベスト盤で、遥か昔に出たベスト盤「TWO HEARTS」の続編とも言えるものです。「SIGNAL」から「EMOTIONAL ENGINE」までのアルバムの曲が、全曲リアレンジで収録されています。
 アレンジの妙も然ることながら、選曲があまりにも卑怯。「どうして?」「moonshine」の「HOLIDAY」最強のコンボ、最後から2番目の「GIMMICK」、そして「seeds」終わりPSY+Sのドラマチック担当「最後の楽園」「倖せが迷う森」。各アルバムの導入としても、すべてのアルバムを聴いたヒトにも、本当に素晴らしいCDです。

 そんな犯罪的に素敵なアルバムが、何年も前から行方不明で。買い直してでも聴きたい欲求が、えらく昂ぶることがあるのですけれど。そうして悶々としている中へ、華様がTWO HEARTSの話題を出してしまったので、Псиはもう駄目です。お金さえあれば今すぐ買いに行っちゃいそう。お金なんかありませんけど。「MOON CHILD〜鎮魂歌篇」を買うお金が確保できるのか微妙なくらいに、お金なんかありませんけど。
 一体Псиはどうしたらいいですか。うわあん、うわあん(とりあえず泣いてみればその場は解決するに違いない、という黒い思惑を抱えたままフェイドアウト)。

 

平成15年10月20日 黒い夜 草深い野の中へ ふたり で

 いろんなところを飛び回っていました。そんななのに月姫だけはちゃんとプレイしていて、遂にコンプリート。Пси、コンプリート後に感動に近い筈だけど、なにか空洞の様にうつろなココロに苛まれたお話は「終ノ空」以来で、というか前が「終ノ空」という時点で充分アレなんですが、でも読後感がとても似ていたのですよ。
 うん、でも、見事なまでにちゃんと終わりましたし、Пси、素直に月姫が大好きかも。Псиが購入したのは月箱だったので、プラスディスクと歌月十夜が残っているわけですが。たぶん、しばらく倦怠感が抜けないでしょうから、すぐには取り掛かれないでしょうけれど。頑張って全作品コンプリートを目指すです。


 あと、作ったヒトがヴィジュ好きでない確率は、ソフトバレエが来年以降活動する確率(0%<x>1%)並みだと思いました。たぶん、Plastic Tree >> ROUAGE >> (→断言できない領域→) >> Buck-Tick >>>>>>>>>>>>>>>>>>> cali≠gari。他にも幾つか心当たりが浮かびますけど、とりあえずこんな感じでしょうか。
 というわけで、ALICE二作以来のヴィジュ好きには堪らない18kゲーだと勝手に認定するので、抵抗が無いヒトはプレイしてみるといいかもです。コンプリートしたら、バッドエンドを端から見ましょう。秋葉シナリオのバッドエンドに、最高級の地雷がありますから。


 気が休まることといえば月姫をプレイすることだけ・・・のはずでしたが、翡翠シナリオと琥珀シナリオがとてつもなく重い話だったので、余計に沈んでしまいました。TRICKの劇場版はもう見ましたし、何を希望に見立てればいいのやら。ほぼキカイ的な更新にヨロコビを見出している様じゃ、もう駄目ですって。


嗚呼、よろめいて居ります。早く、早く!

哀願せよ!お決まりの荒くれ 滅亡との予言葛藤
懇願も報いられて由と
客観数学的なる正解さ一点うたがひ申しませぬ。

まほろば憂愁[cali≠gari]


 どんなに忙しくてもどんなに眠くても、デンセンマンだけはちゃんとリアルタイムで見ているПсиは、もう駄目だと思います。


 ComicStudio Ver.2を入手しました。VersionUPで申し込んだのですが、どうやら単体インストールをする為のCDが送られてきたみたいです。マニュアルを見ると、Ver.1のデータをインポートすることはできるものの、Ver.2のデータをVer.1にエクスポートすることはできない様で。インストールして、使ってみて吃驚。これはほとんど別物です。
 以前は、作品を作る時、紙の上にコマを配置し、そのコマのウィンドウを開いて絵を描いていたのですが、どうやらコマと紙を分離するという思想を排除した模様。コマツールは枠線道具となり、紙に直接ペン入れしていく様なイメージに。その分、レイヤーの種類がとんでもなく膨大になっている為、レイヤーの取り回しで困る自体が発生するかも。

 問題の速度(Ver.1では、範囲選択をするとフリーズしたかの様な処理速度になった)ですが・・・結論から言えば、かなり素直な速さになったと思います。範囲選択後もさくさく動きますし、Ver.1の頃のアクション始めに必ず空白が空く様な、理不尽な重さが無いのは素敵です。
 その代わり、普通にマシンパワーを求めるソフトになってしまいました。Псиの環境では356MBのメモリ(128*3)を積んでいるのですけれど、それだと起動時に怒られます。推奨は500MB以上でマシンパワーが足りていません、という類の怒られ方で、その後勝手にアプリケーションが終了、というわけではないのですけれど・・・やっぱり動かしていて無理を感じます。

 Pen!!!の600MHzなんて、もう駄目なのかなあ。そんな風に思いながら逃避を繰り返す、秋の夕暮れでした。

 

平成15年10月15日 波の様に僕とキミを 「そっと、さらって」

 伊集院光さんが、今週月曜日の深夜のラヂオ番組で「GEORGIAの缶コーヒーのCMの、「言うたった」とか歌ってるやつのサトエリの顔がやばい」と仰っていて、ПсиはあのCMが大嫌いだったので佐藤江梨子さんが出演されているとはついぞ知らず(Псиは虎REVA以来、佐藤江梨子さんが微妙にお気に入りです)、だったらちゃんと見てみようと思った矢先に件のCMがテレビで流れ、よくよく左側のヒトを見ると紛れも無く佐藤江梨子さんで、そのまま仮想縦割三分割画面の左側だけ注視しているとどういう視点に立ってもありえない表情をしていて、相変わらず仕事に恵まれないんだなあと止まらないため息を吐きました。はあああああああああああ。

 そんなやる気の無いПсиとしては、The Seekerについて調べてみました。Псиの手持ちのカードは3枚。つまり、浅倉大介プロデュースであること、美形なのに何かぶっ飛んでいること。2枚だし。
 というわけで、手持ちのカードを増やすべく、色々と検索あそびをしていたら、大変な事実が判明しました。え、ギターが伊藤賢一(ex.Iceman)?ということは、リスタートwith似た様な名前のヴォーカルという、cali≠gari方式ですか(脱退したIcemanのヴォーカルも「黒田」さんでした)。

 ちなみに、D.KはJUNONスーパーボーイのグランプリを取った過去があります。つまり、その点ではクウガの一条刑事より「RAINY HEART」でお馴染みの葛山信吾さんやPOOL BIT BOYSの後継者・・・というか、浅倉さんはJUNONスーパーボーイズからヴォーカリストを引っ張る癖をいい加減なんとかした方が良いと思います。そんなことだから(略、各自で補完してください)。
 とりあえず、Iceman的な音という時点でどきどきなПсиは、もうちょっとちゃんとThe Seekerを見てみようと思いました。まる。


 月姫。シエルシナリオをスタートさせたは良いですが、思った以上にどろどろしていて吃驚です。簡単に言えば、黒夢に「BEAMS」から入ったヒトがいきなり「亡骸を...」を買ってきた時というか、ROUAGEに「endless-loop」で入ったヒトが「ROUAGE」を買ってきたというか、そんな感じのダーク実装。っていうか、お願いですから夏の日を思い切り回想しながらサブタイトルが「空蝉」とか、「蜃気楼」とかやめてください。Plastic TreeよりもROUAGEテイスト。
 アルクェイドシナリオを解いていると、普通に選択肢が辛いです。というわけで、重さに耐え切れず、途中で眠ってしまいました。あは。

 

平成15年10月14日 ぼんやりした月の光 草はしなしなと揺れ

 秋葉エンドを両方とも見ました。トゥルーは知っていましたが、まさかノーマルエンドがあそこまですごい話だとは思わなくて、いえ、ああいう選択になるだろうことは解ったのですけれど、なんだかとてもいたたまれなくなって、泣きそうになりながら画面を凝視しました。
 前後にPlastic Treeの「Parade」なんて聴いていたものですから、シンクロ率も並みじゃありません。秋葉シナリオは(原作者さんがヴィジュ好きだとしたら)いろんなエッセンスが入っています。一日ごとに付いているサブタイトル、「静夢」「沈夢」「熱帯夜」「望遠鏡」・・・ええと。
 アルクェイドシナリオに至っては、ある分岐を踏んだ時の最終日のタイトルが「クリーム」なのをはじめ、Plastic Treeっぷりが満載。あれですか、ヴィジュ好きはすべてをヴィジュに結びつけようとする、傍迷惑な行動のあらわれですか。

 と、そんな話は置いて。ПсиがPalmでクリアしたのは、アルクェイドのトゥルーエンドと秋葉のトゥルーエンドだけです。つまり、Псиの手持ちのカードは完全に切れたわけで、次に予定しているシエルシナリオは最初の一歩すら知りません。よおし、これからが本番だあ。
 そんな風に意気込んだは良いのですが。Псиが買ったのは「月箱」なので、「月姫」の他にもPLUS+DISC、そして「歌月十夜」が控えているのです。なんだか、.hack///vol.1すら終わっていないのに全四巻を揃えた時の切羽詰まった感じに似ています。ちなみに、.hackはまだ終わっていません。ようやくvol.3のシナリオを終えましたが、サイドイヴェントのゴブリンがどうにもならなさすぎて、本当にどうにもなりません。
 あとは、幻想水滸伝IIがバグで終わらないというのに、幻想水滸伝IIIがある+そろそろIVが出るという悲哀など・・・言ってて虚しくなってきました。

 普段ゲームを滅多に買わないПсиは、もうゲームを積むのはうんざりです。ひとつずつ終わらせようと想いながらも、なぜかCD-ROMドライブにBLゲーをセットしているПсиが、いとおしくてたまりません。えへ。

 

平成15年10月12日 目覚めない夢に 僕はやがて堕ちて行くから

 「みごろ!まるごと!デンセンマン」という番組があるのです。メモで取り上げたことがある通り、朝倉大介プロデュースの音はいつも通りなのに声がとても個性的なThe Seekerがオープニングテーマを歌っているこの番組は、日曜日の朝4:30からという超絶な時間に放送されているのですけれど。
 何ヶ月か前、この番組をうっかり見てしまったのです。小松政夫さんの新作コント、アリtoキリギリスの石井さんによるリニューアル版電線音頭、そしてオリジナル(みごろ!食たべごろ!笑いごろ!!)の電線音頭を絡めたコントなどで構成された、びゅーてぃふる・さんでーにはそぐわない異空間っぷりを展開していたのですけれど。
 ひさしぶりに見てみたら、異空間っぷりが更に激しくなっていました。とにかく、やっていることが理不尽な上に鉄板なのです。代々木公園で立っているヒトのところにコドモがたくさん(30人くらい?)群がって、「あーっ!!」って一斉に空を指指すですよ。そのヒトがそっちを向くと、「ばっかがみる〜、ぶったのけつ〜、わ〜っ!!!」と叫んで一斉にコドモたちが走り去っていくとか、狭くて急な坂道をひとりで歩いている男性の行く手から、作り物の槍を持ったコドモたちが男性に向かって突進、大群で追いかけてくるとか、そんなのばっかり。
 相変わらずさに目を点にしながら見ていると、なぜかPsycho le Cemuが登場変な踊りと一緒に575を詠むという不思議なコーナーを持っていました。とりあえずダンス中、ターン後のSeekの振りが必ず遅れるのがすごく目立つという些細な点から、「おばさんの パンストどうして ひざのした(DAISHI)」「エブリデイ アダルトビデオ エブリデイ(Lida)」という駄目なネタまで、どうにもこうにも駄目駄目でした。エンディングがPsycho le Cemuの「Wish」だったりしたですけれど、もとよりPsycho le Cemuの評価が下の下なのに、これ以上クリティカルな変動がある筈もないのです。

 その跡に「藤子不二雄劇場」という不思議な番組が始まって、いったい何事だろうとどきどきしていると「パーマン」が始まって、パーマンが大好きなПсиは幸せと眠気をいっぺんに噛み締めたのでした。


 どうやら、Псиが何ヶ月か前に見たのは「みごろ!たべごろ!ナントカカントカ」という番組だったみたいです。トリビアの泉に出せそうなくらいに無駄知識。もっとも、テレビ朝日の番組の話題は採用されないでしょうし(問題はそこですか)。


 さて、つい最近、HDDが飛びました。システム領域を正常に読み出してくれなくなってしまったのです。IDEのチェックなどは行ってくれるので、おそらくシステムがおかしいだけだなあ、と判断・・・ええと、正確には朝の光に負けないくらいの希望的観測を抱いて、新しいHDDを調達してきました。今度は120GB。今回滅んだHDDが10GBでしたから、実に12倍です。悟空の界王拳でも、こんなバンプアップはできないはずです。
 元はWindows98SEを使っていたのですが、NT系に乗り換えたい欲求が高まっていたため、OSも一新。低スペックでも使用に耐えるWindows2000か、それともどこかの宗教の救世主の名を冠したOSかのどちらかを導入することにしました。ここで問題になるのはПсиの環境ですけれど、CPUはいまどきSlot 1のPentium-!!!。クロック周波数は600MHzという素敵な環境です。メモリは356MB(128MB DIMM*3)ですか。つまり、おとなしくWindows2000を入れるのが正解なのは火を見るより明らかなのですが、Псиはなぜか現在WindowsXPをオペレートしているのです。不思議不思議。
 さすがにシステム最低要件がPentium300MHzというだけあって、600MHzもあれば普通に動きます。ただ、問題があるとすれば何かするたびに簡単にCPU負荷率が100%に達する(めもりくりーなー調べ)ことなのですけれど。まあ、些細なことですし(本当に?)。

 元のディスクからも、大概のデータはサルベージすることができました。やっぱりシステム領域だけが欠損していたみたいで、データ自体は無事だった様です。ただ、一部のデータはどうしてもサルベージできなくて、それがWXG(日本語入力システム)のユーザ辞書だとかWZ EDITORの設定ファイル、更にはやりかけの月姫のセーブデータ等が取り出し不可能という、嫌がらせの様な欠損。仕方がないので、サルベージできたものは最大限活用し、駄目だったものは作りなおすことにしました。

 そして。そうこうしている間に、なんだか無性に月姫がプレイしたくなってきて、また一から始めることにしたのでした。Псиにとって、Palm版でアルクェイドと秋葉のトゥルーエンドを見たのが月姫の最長攻略経験。Palmでプレイする前にPCでプレイしていましたが、何かと色々重なって、アルクェイドシナリオの途中で止まっていたのでした。
 つまり、Псиは4回目のアルクェイドシナリオをプレイしたわけですけれど、今回は最初から最後まで脇目も振らずに突き進むことができました。本当に、どこまでもたまらないお話です。「吸血鬼の悲哀」というテーマはガラスの仮面でさえ描かれているくらいにポピュラーなテーマですけれど、そのテーマに最後まで逃げずに挑んだ素敵な話だと思うのです。
 そして、そのテーマに限りなく浅く踏み込んだ作品といえば「MOON CHILD」で、なんだか月姫をプレイしていたらMOON CHILDに腹が立ってきたので、Псиは「MOON CHILD【鎮魂歌】レクイエム篇」を発売日に買おうと決心したのでした。

 10月10日に発売されているものだと思い込んでいたのに。いつの間に発売日が変わったですか。ぷんぷん。

 

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