◇昔のПсиニュース◇
(Псиニュースの過去ログです)

◇平成16年03月◇

03月24日:SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICE、活動休止
03月20日:GULLET玲央脱退+Blast活動休止

 


平成16年03月24日 SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICE、活動休止

 三月。こんばんは、Псиです。さて、みなさんのバンギャ暦はどのくらいでしょうか。VkDB.jpさんのライヴ回数アンケート年齢アンケートを見ていると、即効性が高くてコスト性の低いアイテムやイヴェントが次々と並ぶヴィジュ界隈の対象は割と低めで固まっていそうで素敵ですが、この界隈の凶悪さは収入の無い学生さんに「いつか大人になったら限定盤を端から買ってやる」と奮い立たせるくらいの効果はあるのかもしれません。よくよく考えるといたいけなコドモの人格を歪めている気がしなくもないですが、とりあえず714歳で学校制度もよく知らない一介の天使にはよくわかりません。
 さて、ただでさえ回転の速いこの界隈、リアルタイムで付き合っていたというだけでオバンギャ認定必至のバンドもどんどん変化していきます。デビュー後にXのメンバーは1回変わっているとか、黒夢はデビュー直後3人だったが、そもそも4人だったとかの話はПсиからしてみれば常識ですが、その内ただの知識としてトリビア並みの扱いになる情報かもしれません。未来に向けて書いていますが、現在既にそうかもしれないと思うとちょっぴりさびしい今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 その流れで、そろそろメイクに2時間かけていた頃の真矢をリアルタイムでは知らないヒトが増えてきたのかも、と思うとますます寂しいですが。そんなヒトは、05月に出るスペシャル・アルバム・ボックス・セットがうってつけかもしれません。これは、インディーズ時代のアルバム「LUNA SEA」とメジャー後のオリジナルアルバム6枚を詰め合わせたボックス。アルバム7枚が\18,900で買えると思えば・・・あれ?アルバム1枚を\3,000と考えると、\3,000*7=\21,000・・・・・・・・アルバム1枚分しか割り引かれていないですか?
 ・・・
 ・・・
 ・・・ええと
 ボックス特有の価格的なお得感は事務所の有り余る程の自信に相殺されたと勝手に解釈することにして。LUNA SEAのアルバムの出来は素晴らしいですから、たとえば友達からのレンタルだけで済ませていたとか、シングルとソロしか知らないけど興味がある、といったヒトにはかなりお買い得だと思います。Псиは全部持っているので買いませんけど。

 さて、そんなLUNA SEAのギタリストであるSUGIZOは、終幕から少し間を置いてシングル「LUCIFER」をリリース。それからアルバム「TRUTH?」までのソロ作品は、打ち込みを多用しつつも装飾が過剰にならない微妙なバランスの佳作揃いでした。その後、舞台「垂直の人」でH・Art・Chaosとコラボレートしたり映画「SOUNDTRACK」に出演したりと活動の幅を広げる中、突然「SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICE」を結成。それまでのモノクロ一辺倒なジャケットイメージから色彩豊かになったのが印象的でした。
 「SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICE」のファーストシングル「SUPER LOVE」は2002年08月のリリースでした。それからリリースしたアイテムといえば、その直後にリリースされ、カップリングが「ENTER THE DRAGON(燃えよドラゴンのテーマ)」だったのでお馴染みのシングル「Dear LIFE」と、昨年の夏にリリースされたシングル「NO MORE MACHINEGUNS PLAY THE GUITAR」の3作品のみ。アルバムは出ないのかなあ、などとПсиがぼおっと考えていたところへ、「SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICEが無期限活動休止」になるという情報が入りました。どうやら03月30日・31日にO-Eastで開催される2daysライヴ「Ascension to the Next Level」がSUGIZO & THE SPANK YOUR JUICEの最後の活動になるというのです。
 いったいどうしたことでしょう。ライヴのタイトルを簡単に和訳すれば「次段階への上昇」ですけれど・・・単純に一区切りということなのか、それとも改名癖が再燃してプロジェクト名を一新するのでしょうか。興味は尽きませんが、Псиは残念ながら両日とも行くことができません。というか、こんな日程にしたのはどんなターゲッティングによるものなのでしょうか。\6,275(ドリンク代込)をSUGIZOに払う学生さんがそんなに多いとは思えませんし、おしごとをしているヒトは年度末で忙しいでしょうし。もっとも、どちらの立場もПсиにはよくわかりませんけど

 Псиは、SUGIZOに13年越しの祝福を送信します。

 

平成16年03月20日 GULLET玲央脱退+Blast活動休止

 おひさしぶりです。天から帰ってきたПсиです。お留守の間にヴィジュ界隈は一時期のネタ不足が考えられないくらいに事件続きだった様で、Псиもそれらの事件を全然拾えていません。ゆっくり拾いながらメモなりニュースなりで取り上げていこうと思っていますが、とりあえずはこの話を取り上げないわけにはいかないでしょう。
 みなさんは、GULLETというバンドをご存知でしょうか。オサレ系が猛威を振るったり、その波が過ぎたらオサレ以上によくわからないヒト達が猛威を振るうヴィジュ界隈で、燦然とそのブランドを誇示し続ける「名古屋系」。その名古屋系バンドの中でもdeadmanBlastに並んで3大バンドと称されるのがGULLETです。
 そんなGULLET、年明けからドラムのアキが体調不良を原因に脱退したのですが、サポートにBlastの響を迎えて順当にライヴを行ってきたのですが・・・今月になってギターの玲央が脱退を表明しました。以下は、GULLETオフィシャルサイトの日記に掲載されたものです。

■2004/03/08 (月) ご報告することがあります。

昨日のライブのMCでもお伝えしましたが、GULLET/ギター:玲央は3月22日のハートランドのライブをもちましてGULLETを脱退します。突然の発表によりファンの皆さんや各関係者の方々に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。詳しい理由については近々ホームページにアップさせて頂きます。自分は残されたライブを一本一本大事にしていきますので、最後まで宜しくお願いします。
玲央

case of diary[¢ C a s e o f C e l l ¢]

 後日、サイトのプロフィールのページに玲央のコメントが掲載されました。

3/22 ハートランドでのliveをもってgu 玲央脱退。
以下、本人のコメントです。

この度、GULLET/Gt.玲央は3月22日のライブをもちましてGULLETを脱退致します。
脱退の理由としては、今現在、自分の表現したい事が明確にあり、
それを表現するにあたりGULLETを続けていく
事が不可能だと判断したからです。
今回の自分の決断により、これまでGULLETを支えてくれた関係者各位、
並びにファンの皆さんに対して大変ご迷
惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
ただ、自分自身を偽ってGULLETを続けていくことの方がメンバーはじめ
皆さんに対する裏切りだと思い、このような結論に達しました。
短い間でしたが本当に有難うございました。

玲央

¢profile_reo @ case of cell¢[¢ C a s e o f C e l l ¢]

 ・・・返す返すも残念です。一体GULLETはどうなってしまうのでしょうか。そんなことをぼおっと考えていたところに、追い討ちをかける様に悲惨なニュースが飛び込んできました。なんとBlastが活動停止になるというのです。

ファン皆様へ

皆様へ報告があります。
3/14の江坂ブーミンホールのイベントへの出演をもちましてBlastは活動を停止する事になりました。

今年に入りメンバー個々のBlastの活動に対する方向性に食い違いが生じ始め、今後の活動についてメンバー、スタッフ、再三話し合いを重ねてまいりましたが、現状を全て打破する結論には到達する事が出来ず、結果としてこの様な結論に至りました。

3/14以前に告知をしなかったことに関しまして色々な不満、ご意見があるかと思います。
しかし、これはメンバーの強い要望でもあり、あえて告知は致しませんでした。
「大々的に発表してしまったら、もう二度とこのメンツでステージに立てなくなる気がするから・・・」
「全ての問題が片付いた時、何事も無かった様に、このメンバーで・・・」
このメンバーの発言をわがままと捉える方も居られるでしょう。
しかし、この一見只のわがままと捉えられかねない行動が、Blast流の最期の美学であるとご理解頂ければ幸いです。

「解散じゃない、いつかまた戻って来るから・・・そう、またいつか・・・」
全てはこの言葉に集約されている・・・そう思っております。

「今まで応援して頂き本当にありがとうございました。」そう言ってしまうのは適切ではないのかもしれません。
しかし、ひとまず
今まで応援して頂き本当にありがとうございました。
またお会いしましょう・・・いつの日か、必ず                                                  Blastメンバー一同
                                                  Office Nonfiction

Blast[魔法のiらんど]

 なにがあったんですか。活動休止のコメントは今までにも唸る程ありましたが、希望的なコトバに「・・・」が多用された、いかにも次がありそうなコメントは初めて見た気がします。それにしても、止まる時のコメントまで全然普通じゃないBlast、なんてRockなヒトたちなのでしょうか。活動休止自体は極めてUn Rockですが
 Пси、ただ「Blastが止まる」と聴いた時は、単純にSEX MACHINGUNS方式で響がGULLETに入るのが耐えられないメンバーという図式が浮かんだのですが、上のコメントを見る限りではそういうわけでもない様です。それに、復帰を約束された活動休止は解散よりもよっぽど救いのあることです。もっとも、期間が全く提示されていないので長いこと生殺し状態が続く可能性もありますが。
 Псиは、GULLETの正常稼動と玲央の「明確に表現したいこと」、そしてBlastの帰還をただただ待とうと思います。本当は明後日の玲央最後のGULLETライヴにも行きたいところですが、Псиの手元にはチケットがありません。ライヴの光景を勝手に想像しながら、当日のПсиは電気を消した部屋の片隅で膝を抱えて黙っていることにします。うわあん
 ・・・泣いていても鬱陶しいだけなので、そろそろ〆ます。

 Псиは、苦悩しながらも素敵な音を鳴らし続けるバンドに、虹色の祝福を送信します。

 


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