◇昔のПсиニュース◇
(Псиニュースの過去ログです)

◇平成17年03月◇

03月31日:[IN/OUT/Lost/Coming]EtherNote:2005-03
03月30日:Fatima、終了?
03月23日:au、PCサイトビューワを定額に
03月15日:メリーの「さかしまエンドロール」、明日発売
03月14日:denno:oblaat、解散
03月09日:Virgin Erectronics、活動停止
03月08日:特許侵害とiPod
03月07日:そして、パレードは続く。
03月04日:deadmanからtakamasa脱退
03月03日:今年も「stylish wave-渋谷の大乱-」開催
03月01日:L'Arc-en-Cielの新曲が野球番組のイメージソングに

 


平成17年03月31日 [IN/OUT/Lost/Coming]EtherNote:2005-03

 輝きに満ちた年度末。こんばんは、Псиです。今日でいろいろなことが終わるヒト、変わるヒト、報われるヒト、始まるヒトと様々な方がいらっしゃるかと思います。
 と、そんな前振りとはあまり関係無く、めまぐるしいヴィジュ界隈を把握する為に一ヶ月分のIN/OUTリストなど作ってみました。
 ただ、IN/OUTだけだとあまり動きがありませんので、バンド自体の開始と終了についても追ってみようと思います。でも、刹那的に過ぎるのも動きがありませんので、今月以前になんらかの発表をしているものなども含めてみようと思います。
 そんなわけで、今月は表明に留まり、実際にそのアクションが起きるまでに時間を置いているバンドについては[Announced]を付与します。今月より以前に表明を行い、現在は解散に向かって動いているバンドについては[Stay]を付与します。

 びじゅなびやПсиの巡回しているサイトなどをさらって作っている為、主立ったバンド(主立ったバンドの定義を尋ねられると困りますが)がメインとなりますし、抜けや誤記は必至です。もちろん誤記は無い様に心掛けてお話しますけど、おかしな表現や重大な抜けなどを見つけた際にはこっそりおしえてくださいましたら幸いです

 というわけで、IN(メンバー加入)/OUT(脱退)/Lost(解散)/Coming(結成)の順に、今月のヴィジュ界隈を見てみましょう。

・IN
 2005年03月に新しくこの界隈のバンドに加わった(加わる)メンバーは以下の通りです。

 
 

・OUT
 2005年03月にこの界隈のバンドから脱退を表明した(している)メンバーは以下の通りです。

樹(S(Gt.))
03月01日に脱退を表明。S自体のstateについては公式アナウンスが何も無いので保留。
Kazuki(BABYLON(Dr.))
03月05日のY2K ROPPONGI公演を最後に脱退
takamasa(deadman(Ba.))[Announced]
現在進行中のツアー「misery loves company」、およびその後に予定されている「聖者の行進」インストアイヴェントを最後に脱退
KOJI(La'cryma Christi(Gt.))
03月21日のZepp Tokyo公演を最後に脱退

・Lost
 2005年03月に解散・活動休止を表明した(している)バンドは以下の通りです。
 また、ここでいう解散・活動休止は「再開時期を同時に表明しない長期間の散開状態」とし、表現は違いながらもこれに類するものはすべて含むこととします。

ポロリ
03月05日の主催イヴェント・06日のワンマンを最後に解散。場所はどちらも高田馬場AREA。
Vogus Image[Announced]
05月31日のLIQUIDROOM Ebisu公演を最後に解散
denno:oblaat[Announced]
05月の東名阪単独公演「電脳解散リサイタル」を最後に解散(Finalは05月21日の難波ロケッツ)
Fatima[Announced]
06月28日のShibuya O-EAST公演「to Exit〜Grand Finale〜」を最後に解散
いろは[Stay]
04月24日の高田馬場AREA公演を最後に解散
FANATIC◇CRISIS[Stay]
05月14日の東京ベイNKホール公演を最後に解散

・Coming
 2005年03月に活動を開始・結成した(する)バンドは以下の通りです。なお、「活動開始」には「1日復活」等の短期間限定の活動は含みません。

Everlasting-K
Kouichi(ex.Laputa)のプロジェクト。現在発表されているツアーメンバーは、Vocal&Guitar:Kouichi、Guitar:利華(dibs/ex.ROUAGE)、Drums:愁(S.Q.F/ex.AION)、Guest Bass:KOHTA(PIERROT)。
03月30日に5 tracks disc「voulez-vouz」をリリース。
gossip
Vo.緋絽(ex-visage)、Gt.kaname(ex-dystopia)、Gt.楓(ex-CalorZe)、Ba.UJ(ex-JOKER)、Dr.雅美(ex-Faust)
03月に結成してシークレットで活動中、05月11日のライヴから本格始動

 ПсиはFatimaショックから全然立ち直っていない為、こうしてまとめているだけでも溜息が止まりませんけれど。それでも、解散や脱退した後のメンバーはただ寝ているだけではないでしょうし、勝手に今後の活動を期待しようと思います。
 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、このリストに溜息が止まらなくなったヒトに漆黒の祝福を送信します。

 

平成17年03月30日 Fatima、終了?

 今日はFatimaのヴォーカルSanaka改めKanomaの誕生日。というわけで、Fatima公式サイト掲示板はKanomaへの祝福メッセージで溢れていましたが・・・。
 ごめんなさい、今日はすごくコトバが少なめです。
 2ch情報なので本当の所は正式なソースを待つしかありませんが、どうやら今日のBeautiful Freaks(LIQUIDROOM Ebisu)の公演で、Fatimaが解散を表明したそうです。

 Fatimaといえば、04月27日にミニアルバム「Exit」をリリース、04月はメンバーの単独企画公演、05月〜06月はツアーが決まっており、全く解散の素振りなんて無かったわけですが。
 もちろん、2chのコトバだけであれば、Псиもニュースとして取り上げるかどうかはかなり悩んだところです。でも、公式ページをよく見てみたら・・・

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Last One man Tour
「to Exit」

●6月13日(月) 名古屋ell.FITS ALL
●6月15日(水) OSAKA MUSE
〜Grand Finale〜
●6月28日(火) 渋谷O-East

[Fatima-online schedule(Fatima Online)]

 Last One man Tourって
 Fatimaに関して、ПсиはLa'cryma Christiばりの異世界っぷりを感じつつ、遅まきながら最近になって「味のある」なんて程度じゃ表現できない程のステージパフォーマンスに感激していただけに、もう何を言って良いのか判りません。

 ・・・本当の大破壊は今年だったのかもしれません。あまりに何も浮かびませんので、本当に短いですがそろそろ〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、今日明日の内に「ネタ」とか「嘘」とか「撤回」とかのコトバが出ることを願って止みません

 

平成17年03月23日 au、PCサイトビューワを定額に

 意味無いじゃないですか。こんばんは、Псиです。
 何かの目玉機能が何かの制限で使えない、ある種トマソン建築以上にアレな例というのは浮世では珍しくありません。たとえば一撃必殺ゴルディオンハンマーは強力すぎて多用できませんし、魔封破は一回使ったらイノチが終了。こうした、ヒーローものの起死回生の必殺技は否が応にも盛り上がるところですが、身近な家電に実装された機能が何かの制限で使えないという話になると、途端に地球の自転に置いていかれるヒトの自伝くらいに鬱陶しい話になります。

 Псиが年始に購入した携帯「W21CA」も、こうした機能が付与されていました。その名も「PCサイトビューワ」。W21CAはOperaブラウザを実装している為、PC向けサイトを閲覧することができるのです。事実、この点はW21CAの、ひいてはauの大きな売りとなり、携帯系ニュースサイトではH"のOpera搭載機種「AH-K3001V」と使用感を比較する記事があちこちに出ていました。
 ところが、この「PCサイトビューワ」には大きな欠点がありました。それは、ブラウザ自体の話ではなく、料金システムの問題でした。

PCサイトビューアーによる通信は、EZweb通信料とは異なります。

通信料0.2円/パケット (税込0.21円)

PCサイトビューアー通信料は「ダブル定額」「パケット割WINスーパー/WINミドル」の「EZweb・Eメールのお支払い上限額」の対象とはなりません。

画像を含むサイトの閲覧など、データ量の多い通信を行うとパケット通信料が高額となる恐れがありますので、ご注意ください。

すでにパケット通信料割引サービスにご加入の方が、他のパケット通信料割引サービスに変更される場合、変更当月は従来のパケット通信料割引サービスが適用となり、新たにお申し込みいただいたパケット通信料割引サービスは翌月からの適用となります。

[KDDI au: PacketWIN > PCサイトビューアー(au by KDDI)]

 ダブル定額などを打ち出し、auといえば定額というイメージを作り出してきたにも関わらず、PCサイトビューワは定額ではなかったのです。PCサイトビューワを使う場合は、ダブル定額ではなく「パケット割」を使用することで、PCサイトビューワのパケットを特定パケット数だけ割引価格で使用できる・・・というのが唯一の施策でした。当然、従量課金なことには違いはありません
 その為、「PCサイトビューワ」の初回起動時には「各種定額サービスの対象外」であるという警告が表示されますし、ショップの方からもW21CA購入前に口をすっぱくして言われた方も多い筈です。Псиも警告画面を見て気分が沈み、結局PCサイトビューワを封印(普通に言うと制限)してしまいました。その間にDoCoMo端末ではjigブラウザやLunaScape2が登場、それらによる通信はパケット通信定額サービス「パケ・ホーダイ」の対象に当然入っている為、PCサイトビューワというサービスの魅力は大変微妙なものになってしまいました。

 そんなPCサイトビューワが、遂に定額になります。料金はダブル定額の最大限度\4,200を上回る\5,700。無料通話分が\1,000と低めな代わりに、最も基本使用量の安い「プランSS(\3,900)」に年割を付けると\3,315、これに\5,700を被せると・・・あっという間に\9,000Webだけがトモダチだから通話はいらないというヒトにとっては、結構な出費かもしれません。
 もっとも、DoCoMoで\3,900定額のパケ・ホーダイを使うとしても、パケ・ホーダイはプラン67以上でないと付与できず、プラン67は基本料金\6,700で「いちねん割引」を付けると\6,030ですから、auだろうとDoCoMoだろうと定額なら\10,000付近というスタンスは変わらなさそうです。もっとも、プラン67の場合は無料通話分が\4,050分つくので一概には比べられませんが。あと、Vodafoneは知りません

 PCサイトビューワの定額については既に予言されていたことですが、ともあれ05月になれば電源投入時の「PCサイトビューワに制限がかかっています」というメッセージを見なくて済むのだと思うと、感慨もひとしおです。それに、これまでEZwebのビューワでTentative Name.さんやチェきさんやさんのサイトを見ようとするとメモリ不足で読み込みが途中で止まるという炸裂するせつなさエンドも感じなくて済みそうです。
 ただ、キャリアや携帯向けコンテンツプロバイダは今まで有料で提供していたニュース等のサーヴィスがすべてPCサイトに取って代わられる可能性がありますから、かなり辛いところはあるのでしょう。でも、たとえば番組公式サイトからプレゼントの応募をする為に、月額いくらだかの会員登録をする必要があるとか近所の映画館や上映中の映画を調べるだけでお金がかかるのはどうかと思いますし、そもそも普段からPCを使っているПсиには、携帯コンテンツの何もかも有料という考え方がとてもおかしなことだと感じています。ヴィジュ好きさんなら、この辺のサイトの携帯版を見た時の驚愕とかを思い出して頂ければ良いかと思いますけど、考えてみたら今日のお話は全然ヴィジュ好きさん向けじゃないのでこの辺にしておきましょう。
 ケータイWatchの記事を見ると、W21CAユーザは軒並みOperaを封印している様に見えますが、一方で定額のモデルさえできれば多少高くてもお金は払うヘビーユーザばかりっぽいことも証明されています。・・・ええと、Псиは携帯でLaputaのクリップを持ち歩きたいだけのただのライトユーザなのでよくわかりませんけど、とりあえず定額になるなら定額にしようと思います
 なお、料金制の変更は「申請月の翌月から対応」ということらしいので、ユーザさんは04月01日からダブル定額に変えてしまえば良いと思います。エイプリルフールにauショップ・センターへの問い合わせが急増という素敵な青写真を夢見つつ、ついでに眠り続けているOperaがひどい電池消費量を見せ付ける様なものでないことを願いつつ、そろそろ〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、Vodafoneユーザに涙色の祝福を送信します

 

平成17年03月15日 メリーの「さかしまエンドロール」、明日発売

 このお話には、一番最後に追記があります(05月10日)。


 こんばんは、Псиです。最近、本当に辛気臭い話題ばかりなので、今日はちょっぴり趣向を変えてお届けしようと思います。いえ、辛気臭い話題ばかりなのは辛気臭い事件が後を絶たないからなのですが、そういう冷静な突っ込みをする方はその内見ず知らずのヒトから秩序なさげにドロップキックされる類の罰を受ける筈ですので、覚悟しておくと良いと思います。
 さて、明日はメリーのシングル「さかしまエンドロール」の発売日。もっとも、Псиはメリー情報を啓蒙したくてたまらないというわけではありませんから、既にメモやニュースで前もって言及したアイテムを、前日だからという理由で再度ニュースにしたりはしないのですが、アイテム自体がなんかへんなものだった場合は話が別です。シングル「さかしまエンドロール」がCD+DVDのDual Discであるということは以前にもお伝えしました。CD規格準拠のロゴもDVD規格準拠のロゴも入った、まさに2人がフュージョンしてゴテンクスとかウルトラマンAになったくらいに強力なディスクです。
 しかし、このディスクは本当にちゃんと再生できるのでしょうか。CD規格やDVD規格に準拠している以上、通常のプレイヤーでも再生に問題は無い筈ですが、それでも方式が方式だけになんとなく不安が残ります。このままではフュージョンを失敗して超高齢の老人に変貌してしまったり、ストーリーの中盤で変身の際のパートナーが月に帰ったり等の悲劇が訪れないとも限りません。いえ、そんなことないんでしょうけど、それでもどんなものなのか興味はあります。
 そこで、明日発売のこのCD・・・じゃなくてDual Discをちょっとフライングゲットして、いろいろ観察してみようと思います。

ジャケット俯瞰
メリーの新譜「さかしまエンドロール」

 こう見ると、ただの辛気臭いパッケージですけれど。当初から告知があった通り、初回パッケージはジャケットがLPサイズ。メリーのアイテムは昔からLPジャケットを多用されていますし、他のアーティストでもJILSの「A SONG FOR YOU」や、Plastic Treeのヴォーカル有村竜太朗の写真集「カメラ・オブ・スキュラ」などが同様にLPサイズのパッケージですが・・・普通に管理に困ります
 ちなみに、ジャケット左上にある白黒写真っぽいのはショップ特典のポストカードですが、これでは大きさ比較としては微妙ですので、中に入っていたCDを脇に置いて見てみましょう。素敵な不経済っぷりに感動できます。

大きさ比較
左がパッケージ、右が中に入っていたCD(不繊布+ソフトケース)

 CDに模様がありますが、これは念写の際に邪念が入って妙なものが写りこんだだけですので、気にされなくても大丈夫です。むしろ、あまり気にすると邪念さん1号に呪われるので注意です。
 こうしたパッケージの場合、ディスクは不繊布入りソフトケースに入っているのが普通。パッケージを開けると、左側の小さな切込みにライナーノートが、右側の切り込みにCDが収納されています。内側も念写しようかと思いましたが、そこまでするとあんまりですし、なんだか分解にイノチをかけている素敵なサイトみたいになってしまいますので、中とかライナーノートについては自力で頑張ってください
 ところで、このディスクは両面ディスクだというのに、ソフトケースの不繊布は片面しか無いのですけれど・・・これで良いのでしょうか。最初からこちらを向いている側の盤面に、擦れた様な傷がとても目立つのですけれど。

 さて、とりあえずディスクを引っ張り出してみると、見事にレーベル面の無い銀色の円盤。この内片側がCDで片側がDVDの筈ですが、どっちがどっちなのでしょうか。そう思って、中心部分をよく見ると・・・

CD側
「CD」と書かれた側のセンター表記

 中心の透明なプラスチックの部分に白文字で「CD」とか「Merry」とか「さかしまエンドロール〜Phantom of the gallery〜」とか書かれています。一応区別の為に表記はあるっぽいですが、それはそれで疑問が残ります。すなわち、こう書いてあるのがCD側なのか、それともこう書いてあるのが見える様にセットすればCD側なのかという疑問です。そこで、データ面のセンター寄り部分をよく見てみると、小さな文字で「DVD」と書かれているのがわかります。Псиの念写では判りづらいですが、左下隅の方に「DVD」という文字が光っているのが確認できるかもしれません。つまり、センターにCDと書いてある側のデータ面はDVDメディア・・・なんてややこしい
 そして、裏側はこうなっています。

DVD側
「DVD」と書かれた側のセンター表記

 ともあれ、透明部分に「CD」と書かれた面の裏側がCD面らしいので、PCやコンポなどにセットする場合は「CD」と書いてある側を上におけば良さそうです。さっそくPCにセット、さっさとリッピングしてDVDとして扱うことにしようと思います。
 というわけで、さっそくトレイに放り込んでCDexを起動。当然CDDBでは名前がヒットしませんが、そこはそんなものだと諦めつつ、曲名を記入しようと待ち構えていると・・・
 ・・・・・・・
 ・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・ええと、どうして内容が「データトラック01」だけですか?
 一応裏返してみると、今度はCDexがディスクを認識せず、代わりに「DVDを再生するアプリケーションを選んでください」というダイアログが表示されました。CDexはCDしか認識してくれませんし、このダイアログが表示されたことからも、現在読んでいるのがDVD面。というわけで、CD面とDVD面を間違っていたわけではなさそうです。
 CD再生ソフトを起動しても読み込んでくれず、エクスプローラで閲覧しても何も入っていない様に見えるという、Windows的八方塞りに陥ってしまいました。その後、メディアを入れたり戻したり他のマシンで試したりした結果、

  • WindowsXP・・・正しく認識されない
  • Windows2000・・・ちゃんとCDを認識、再生もリッピングも可能
  • MacOSX・・・自動読み込み無し、ウィンドウを開いて閲覧しようとすると強制的に排出される

 最初はコピーガードでもかかっているのかと本気で唖然としましたが、どうやらWindows2000のマシン複数台では問題無いみたいなので、ドライブの相性とか転送モードとかの問題なのかもしれません。どんなCDですか
 今日はCDやDVDを再生しながら楽しく過ごそうと思いましたが、なんだか疲れてしまったのでもう寝ます。なお、今お話したのはПсиの環境のお話ですから、他の環境ではそもそもこんなことが起こるのかどうかすらわかりません。というか、Псиのメディアが不良品なだけなのかもしれませんけど。最初から擦れた傷がたくさん付いてるDVD面は普通に再生できるだけに、不思議さいっぱいで頭がパンクしてしまいそうですけれど。
 とりあえず、明日レコード会社にメールしてみることにします。もしもみなさんが既にこのCDをお持ちだった場合、再生できたかどうかПсиに教えて頂けたら幸いです。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、未来のメディアに祝福を送信しようと思っていましたが、堪能する前に疲れてしまったのでおあずけにしておきます。あと、Псиの運が悪かっただけ、というオチを願ってやみません


 03月23日 追記

 メールで頂いた情報やウェブでの情報を見ると、どうやらПсиの他にも読み取り不良が起きて困っているヒトがいる様です。CD部が普通のコンポで読み取れない、PS2でDVD部を見ることができない(メニューで止まる)など、現象も様々。
 ただし、(これはPSP騒動とかも同様だったのでしょうが)こうした不良がかならず起こるわけでは無いみたいです。運悪くこうしたメディアに当たってしまった場合、複数のハードで再現性を確認するなどした上で対応した方が良いです。

 ちなみに、その後試行錯誤を重ねて、ПсиもWindowsXP端末での再生/リッピングに成功しました。ПсиはDVD+-R/RWのドライブを使用していましたが、CD-RWドライブ(DVDを読まない類のドライブ)を接続して試してみたところ、正常に読み取ることができました。
 もしもWindows端末で再生できずに困っているという方がいらっしゃいましたら、参考にして頂ければと思います。あと、もしもこれから購入される方には、パッケージの管理の面からも、パッケージの構造上ディスクの損傷が免れないことからも、Псиは通常版を買った方が無難だと思います

 メールで情報を下さいまして、どうもありがとうございました。


 05月10日 追記

 このお話の中で、DualDiscが「CD規格に準拠」している様にお話していますが、DualDiscのCD面はCDの規格に準拠していませんでした。Псиの所有している限定版「さかしまエンドロール」のジャケット(正確には帯)には、確かにDVD規格準拠のマークはありますが、CD規格準拠のマークはありません。また、中にも見当たりませんでした。
 この点については、Псиの単純な勘違いでした。「DVD規格に準拠した」という記事を見たことから、CD規格についてもクリアしているのだと勝手に思い込んでしまったこと、加えてDualDiscの中央穴付近にある「CD」という表記を何度も見ている内に、これが「CDである」ということに違和感を持たなくなったことが原因だと思っています。

 つい最近になって、DualDiscについて論議している幾つかのweb上の記事を知り、その中では「DualDiscのCD面はCD規格に準拠していない」という、各種CCCD登場時と同様の論争が起こっていることを知りました。そうした中で、Псиの「CD規格に準拠」等の発言はいろんな所に引き合いにだされ、要らない混乱を与えてしまった様でした。
 この件についてПси自身にはなんのリプライもありませんし、もうお話から2ヶ月が経過していますが、それでも間違いは間違いです。それも、かなり重要な間違いです。というわけで、この追記を付けさせて頂くと共に、この記事によって「DualDiscのCD面は正しい意味で「CD」である」という知識を得た方、混乱をしてしまった方に、お詫び申し上げます。本当にすみませんでした。

 なお、DualDiscの詳細については、そうした論議を直にご覧になった方が早いと考えたので、Псиのこのお話について言及された記事について(Псиに調べられた限りで)リンクを張らせて頂こうと思います。

 

平成17年03月14日 denno:oblaato、解散。

 何かの改変期にでも入っていますか。こんばんは、Псиです。今日はホワイトデー、バレンタインデー以上にお菓子屋さんの陰謀が渦巻く日ですが、バレンタインデー以上にプレゼントに節操が無い日ということでもお馴染みですから、電車男や週刊誌に触発されてヲタな男性を引き当てたヒトなどは、今日は覚悟すると良いと思います
 さて、そんな愚にもつかないПси予報はさて置いて、ヴィジュ界隈の構図といえば「男性アーティスト×女性ファン」が基本(カップリング順は不問)。ですので、バレンタインデーにかこつけたイヴェントはそこそこにあったりしますが、ホワイトデーにかこつけたイヴェントはそんなに盛んじゃなさそうです。「お返し」ということでライヴなりリリースなりすればいいと思いますが、そんなことはПсиの心配することじゃないですし、そもそも今日はそんなにハッピーな話題ではないので、さっさと本題に入ろうと思います。
 03月に入ってから、話題が脱退とか解散とかiPodとかで賑わっていたПсиニュースですが、ここで更にネガティヴな話題をひとつ追加です。どうやら、電脳ロボトミィ改め電脳オヴラアト改めdenno:oblaatが解散する様です。
 オフィシャルのポップアップページあんまりなシンプルさ加減に涙が出ますが、それはさておいてNEWSコンテンツの解散に関する記事を見てみましょう。

■ 【denno:oblaat】解散。
++ うぇぶますたぁ@dennooblaat.com [URL] [返信] [引用]


3/11・3/12両日とも、たくさんの人に御来場頂きまして
誠に有難うございました。
お陰様で大変素晴らしい2日間になりました。

急なお知らせで驚かれた方も多いと思いますが
約8年間続いた【denno:oblaat】も
2005年5月をもって解散する事になりました。
今まで長い間、本当に有難うございました。

各メンバーのコメント等、様々な記載につきましては
後日HPにて発表させて頂きます。

最後まで【denno:oblaat】をよろしく御願いいたします。

..2005/03/14(月) 05:41 No.45

[【denno:oblaat】NEWS(【denno:oblaat】official site)]

 というわけで、04月にイヴェント3本、05月に東名阪ワンマンが3本の計6本のライヴが終わったらdenno:oblaatは解散。活動歴はそこそこに長いですから、解散説も微妙に流布されてはいましたが・・・活動に危うい所は無く、正に突然の解散です。解散理由やメンバーのコメント等はいずれアップされるそうなのですが・・・普通は一緒に出すべきだと思いますけど、何か特別な事情があるのでしょうか。
 「解散」という大きな文字を見ていたПсиは、ぼんやりとこれがホワイトデーのサプライズとかだったら最低だなあと思いましたが、聖バレンタインの命日の一ヵ月後に男女が永遠の誓いを立てることに由来しているらしいホワイトデーに、解散なんておしらせ持ってきて嬉しいヒトがいる筈ありませんから、本当にただ日が重なっただけなのでしょう。ただ、ファンのホワイトデーに対するイメージはだいぶ歪む様な気がしますけど。
 というか、今回のニュースがすごく投げやりっぽいのは自覚しています。ごめんなさい。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、denno:oblaatのメンバーと楽曲に祝福を送信します。

 

平成17年03月09日 Virgin Electronics、活動停止

 昨日のニュースでちらっとお話に出ていたVirginの「Virgin Electronics Player」ですが、なんともタイムリーなことに「終わった」というニュースが出ました
 「Virgin Electronics Player 5GB」は大手CDショップ系列「Virgin」が開発・販売していた携帯オーディオプレイヤー。この機器とiPod miniのスペックを、ちょっとまとめてみました。

比較項目 Virgin Electronics Player iPod mini(発売当初)
ストレージ 1inch HDD内臓(5GB) 1inch HDD内臓(4GB)
収録可能曲数(目安) 1,200(WMAなら2,400) 1,000〜1,500(AAC 128K)
対応ファイル形式 WMA(64k-320k)・MP3(64k-320k) AAC(16-320)・MP3(32k-320k)・MP3-VBR・Audible・Apple Lossless・WAV・AIFF
対応DRM Windows Media Audio DRM FairPlay
FMチューナー ×
テキストビューワ × ○(閲覧のみ・独自タグ使用可・topから4K以降は切り捨て)
アドレス帳 × ○(閲覧のみ)
ToDo × ○(閲覧のみ)
ゲーム name that tune(ミュージッククイズ) ミュージッククイズ・ソリティア・ブリック・パラシュート
PC接続 MiniUSB←→USB (独自)←→USB・FireWire
ヘッドフォン端子 2 1
重量 145g 102g
バッテリー保持時間 8時間 14時間
価格 $249 $249

 といった感じでしょうか。何でもありなiPodに対して、Virginはより音楽に特化したものといえます。何より特徴的なのは、2つ装備されているヘッドフォン端子。これほど使うか使わないかの差が各個人によってまちまちな仕様も珍しい気がします。邪魔くさい機能を全て取り払い、単純に音楽を楽しみたい、iPodの様なえせWindows寄りイメージではなくて、もっと簡単にWindowsと接続したい、というヒトに向けた商品だったのでしょう。
 上の表や昨日のニュースからも判る通り、この商品の開発動機の内何割かはAppleへの反抗意識だった為、Virginのサイトには本来はAppleの方が得意としているスペック比較が掲載されていたりします。・・・リンク先を見て唖然とした方もいらっしゃるかもしれませんが、AppleがiMacやMacintosh G3を出した頃はCeleronをセロリと揶揄する類のCMを打ったりしていましたから、やっていることはAppleと殆ど変わりません。出来の良し悪しはさて置いて

 「virgin electronics」の最初の一歩はこの「Virgin Electronics Player 5GB」でしたが、その後128MB・256MBで画面無しの軽量版プレイヤーを投入。Virgin家電部門というより携帯オーディオ関連機器部門ですが、それはそれとして一気に花開く・・・のかと思いきや、ここで突然のエンドロール。ちょっと記事を見てみましょう。

 昨年、事業の中心を携帯音楽プレイヤーにシフトしていたVirgin Electronicsが、この戦略変更から1年も経たずに活動を停止することになった。

 同社の関係者は米国時間8日、同社が活動を停止したことを正式に認めた。Virgin Groupが資金を出した同社は、昨年7月にニューヨークからシリコンバレーに拠点を移し、斬新なデジタル家電製品を開発するための人材集めを行おうとしていた。

 当時、Virgin ElectronicsのCEO、Greg Woockはデジタルオーディオ分野は依然として未開拓の市場だとコメントしていた。

 「デジタル音楽市場は誕生したばかりで、革新の余地がたくさんある」と、Woockは声明のなかで述べていた。Virgin Electronicsは、ユーザーエクスペリエンスと革新性に重点を置いて差別化を図ろうとしていた。

 しかし、この分野はすぐにさまざまな競合相手がひしめくようになった。Apple ComputerのiPodが大成功を収めたことで、さらに多くの企業がこの市場に参入し、またソニーやDell、Creative Labsのような大手も競争に加わったことで、小規模な企業が押し出されようとしている。

 「現在この市場で重要なのは流通チャネルの確保で、市場はiPod対その他という構図になっている。相当ユニークな製品でなければ、iPod以外のプレイヤーが店頭に並ぶのは難しい。Virginは、量販店のTargetなどでも販売されていたが、それでも市場に影響を及ぼすことはなかった」と市場調査会社NPD TechworldアナリストのStephen Bakerは述べている。

[淘汰が進む携帯音楽プレイヤー市場--ヴァージンが脱落(CNET Japan)]

 でも、いくらiPod/iPod miniの牙城を崩すことができなかったとはいえ、2004年10月の5GBプレイヤー発売から半年も経たずにグループ会社ごと終わるというのはあまりにも性急な気がしますが・・・一体どうなのでしょうか。
 現在、Virgin Electronicsのサイトは何の告知も無い状態で残っています。Player 5GB用のFirmwareなどはもうしばらく配布するのでしょうから、たぶんすぐ消えることはないでしょう。というわけで、今の内に消えていくチャレンジャーの姿を目に焼き付けておくと良いと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、iPodにパール・ホワイトの祝福を送信します。

 

平成17年03月08日 特許侵害とiPod

 今日も文字化け。こんばんは、Псиです。
 みなさんは、普段どの様なオーディオ機器を持ち歩いているでしょうか。Псиが持ち歩いているのは第4世代iPodの40GB。液晶画面がモノクロな機種の最後のもので、購入早々に発表されたiPod Photoを見て年号が代わる度に感じる旧世代感がココロの中で暴れまわりましたが、別に液晶の彩度は音には全く関係なさげですし、旧世代感なんていちいち感じていたら714歳に未来はありませんから、今では別段気にすることなく辛気臭い曲の数々に埋もれた楽しい日々を送っています。
 そんなПсиは、iTunesを心底毛嫌いしていて、はっきり言って使わなくて済むならさっさと捨ててしまいたいです。でも、iTunesを使ったばっかりに他のアプリケーションではデフォルト文字化けのmp3ファイル群にとって、最早iTunesは必需品。最近もPickPodを使って曲の抜き出しの速さやスキャンの速さに感動したものですが、これはiPodへの曲の転送を行うソフトではありませんし、そうして抜き出したmp3のタグが化けたり化けなかったりしていて、心底がっかりしたのでした。

 そんな、快適なiPodとこの上なくアレなiTunesの間で揺れているПсиは、不思議なニュースを見つけました。なんと、iTunes+iPodに特許侵害の疑いがあるというのです。ちょっと記事を見てみましょう。

 香港のある会社が、Apple ComputerのiTunes経由でダウンロードされた楽曲を管理するDRM技術の特許権を主張し、同オンライン音楽サービスとiPodの売上から得た利益全体の12%を要求している。

 Pat-rightsというこの会社がウェブサイトに掲載した文書によると、この特許は、ユーザーに楽曲のダウンロードを許可する前の段階でその身元を確認する方法に関するものだという。

 iTunesでは「コンピュータの登録手続きに、楽曲購入時に利用した正しいApple IDとパスワードの入力が要求される身元検証プロセスが含まれている。これが特許を取得できる技術であることは間違いない。iTunesが特許を取得しないのには、よほどの事情があるに違いない--つまり、他に特許保有者がいるのだ」と同社は主張している。

[「iPodゴロ」ついに登場か--香港企業、特許権侵害を理由に分け前を要求(CNET Japan)]

 DRMというのはDigital Rights Managementの略で、デジタルファイルに付与される著作権保護技術全般を指します。特定のものを指すわけではないのがポイントで、たとえばWindowsの使っているヒトがどれだけいるのか微妙なwmaの著作権管理機能「Windows Media Audio DRM」やmade in SONYの代名詞なオーディオ形式「ATRAC3」に付随する著作権管理機能「OpenMG」など、こうしたものをまとめて「DRM」と呼びます。

 iTunesはオンラインストア「iTunes Music Store」から楽曲を購入できるのが売りですが、そうして購入した音楽ファイルには著作権管理の情報が付随しています。Appleの場合は独自規格の「FairPlay」というDRMを使用していますが、FairPlayは他社へのライセンス供与を行っていません。過去、RealがFairPlayとWindows Media Audio DRMを独自解析して変更を可能にした「Harmony」という機能を発表した時、Appleはそのアクションを非難したという経緯もあります。
 FairPlayについてAppleはライセンス供与を行っていませんから、iTunesで購入した音楽ファイルは、然るべきIDを所有したiTunesと、その所有者のiPodでしか聴けないことになります。また、iTunesやiPodでは、他のDRMで保護された音楽ファイルを再生することはできません。普通なら一匹狼を気取ったヒトが普通に見放されて滅ぶ筈ですけど、iTunes Music StoreやiPodのシェアは既に強大。PC市場でのアレなシェアからAppleを判断する様なことが、この分野では既にできなくなっていたのです。
 かくして、携帯オーディオ機器のベンダはこぞってFairPlayのライセンス供与をAppleに希望しましたが、Appleはことごとく拒否。そんな態度に怒ったVirgin MegaはAppleを提訴したり、「Virgin Electronics Player 5GB」をリリースしたりしました。もっとも、これを日本で使っているヒトの話をПсиはあまり聴きませんし、提訴自体は却下されたりと、あまり上手く行った様には見えません。

 この様に、最近の音楽ファイルにはつきもののDRMですが、今回の提訴はそのDRMが問題になっている様です。・・・それにしても、「特許が取得できるのにしないのは後ろ暗いことがあるからに違いない」というアメリカ留学したジャイアンみたいな論法に、Псиのココロの痺れは取れません。
 これに加え、iPodloungeが報じるところでは、どうもAdvance Audio Devicesからも提訴されているみたいです。英語の記事ですが、ちょっと見てみましょう。

Meanwhile, Illinois-based Advanced Audio Devices, has reportedly sued Apple, claiming that the company's iPod violates one of its patents. A Chicago Tribune article is scant on details, but the paper does say that Advanced Audio told Apple in December that the iPod infringed on its "Music Jukebox" patent. Apple "ignored [Advanced Audio's] attempt to seek a business resolution," the federal suit said.

[Apple faces patent lawsuits over iTunes, iPod(iPodlounge)]

 とりあえず要約してみると・・・「Advanced Audio Devices社の特許をiPodは侵害している。ソースの記事(新聞)には詳しいことが書かれていないてないが、同社の意見は「iPodの「Music Jukebox」が特許を侵害している旨を12月からAppleに伝えた、ビジネス的解決を図ろうとするAdvanced Audio Devicesの意向を無視した為、訴訟に踏み切った」」とかでしょうか。超翻訳なのでアラ探しも全面的信頼も困ります
 ここでは「Music Jukubox」が問題となっていますが・・・ミュージックジュークボックスってなんですかキヤノンが代理販売しているMP3 Jukeboxは関係無いとして・・・とネタはこの際置いて。Пси、「ミュージックジュークボックス」というのは音楽ファイルをプレイリストやライブラリを使用して管理できるソフトウェアに適当に付けられた名称だと思っていたのですけれど、それだと提訴される理由が判りません。この会社がリリースしたソフトウェアと、例えばインタフェイスや画面構成が似過ぎていたりするのでしょうか。そう思ってAdvance Audio Devices社のウェブサイトを覗いてみましたが・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・これが、曲がりなりにも会社のサイト。
 この会社は本当に大丈夫でしょうか。いろんな意味で。
 という率直過ぎる感想はともかく、NewsReleaseを見ても2003年で話が止まっており、ますます不安感は増大。結局、何がどう問題なのかさっぱり判りませんでした。ただ、iTunesが音楽ファイル再生ソフトとして、あるいはライブラリとして特別なことをやっているとはあまり思えませんから、その部分に突っ込むとなるといろんなソフトウェアが敵に回ることになりそうですけれど。有名少年漫画雑誌の出版社社長が「少年」の商標を持っているヒトに挨拶回りに行く様に、そうしたソフトウェアを作成する場合はこの会社に許可を取らなければいけなくなったりするのでしょうか。

 ともあれ、ちっとも詳細の見えない2つの訴訟ですが、おそらくAppleに何か影響を及ぼすものではないでしょうし、同様にiPodもiTunesも何も変わりはしないでしょう。ПсиにはiTunesをちょっとでもなんとかしてほしいという要望がありますが、その要望はおそらくこの問題では解決されないでしょう。というわけで、今日も文字化けするiTunesを眺めながら、Псиの涙は止まらないのでした。
 と、強引ながらもまとまったところで、今日のお話はそろそろ〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、出る杭を打つ類の特許訴訟を行う会社とiTunesに特上の呪いを送信します。

 

平成17年03月07日 そして、パレードは続く。

 どうやら読み違えていた様です。こんばんは、Псиです。
 先週末からずっとおでかけしていたПсиは、帰ってくるなりカラダのあちこちが痛くて汗が止まらなくてで、横たわったまま動けません。ふらふらと起き上がってはお水を飲んで、そのままベッドで横になって・・・というのを何度も繰り返しています。
 ヒトの場合、関節などに痛みが走る場合は風邪の疑いがあるということですが、天使が風邪なんかひくわけがありませんから、きっと疲れてはてはてになっただけなのでしょう。そうПсиは自分に言い聞かせながら、いつもよりはたらかない頭で今日のニュースをお届けします。

 さて。2004年は大破壊の年でした。昨年終わりを表明した、あるいは終わったバンドは数知れません。もっとも、このニュースでも何度かお伝えしていることですが、この界隈では解散後の総シャッフルというのが普通に起こります。近しいバンドの解体→結合というのはどこでも起こり得るのですが、特に名古屋のバンドについてはアルゴリズムの一部。そうして解散、融合を繰り返す内に回りを巻き込んで育っていき、いずれ大きな芽を・・・というのが名古屋クオリティといえます。
 しかし、昨年頭に終わったGULLETやBlastなどの名古屋バンドのその後といえば、葉月(ex.ベリィ・デスゲイズ)×玲央(ex.GULLET)+サポートでゆきの(ex.deadman・GULLET)なlynch.が目立っている程度。他のヒトたちは、どこで何をしているのかさっぱり判りません。そこへ来て、名古屋で一番輝いているdeadmanから突然takamasaが消えたりしているので、名古屋的自浄作用すら微妙なことになっているのでは、と不安になってしまうのも仕方の無いことかもしれません。

 こうした不審な空気も2004年で終わってくれるのかと意味無く思っていましたが、どうやらそういうわけでもないみたいです。まず、前世紀から頑張っていたSが遂に終了っぽいです公式サイトを見ても2004年の情報のみ掲載されている状態でしたが、どうやらここで長い歴史を終わる・・・かもしれません
 なぜ断定しないかというと、ソースが微妙なところばかりではっきりしないからです。まず、ITSUKI(Gt.)の脱退+新バンド告知のコメントを見てみましょう。

[14497-1] 新バンド紹介 投稿者:S樹 2005/03/01(火) 00:19

  Sの樹です。 S時代お世話になりました。 この度脱退する事が決定しました。

そして新しいバンドの告知をさせて頂きます。 名前も本名のサワダユウキにし、音楽性も新たに新しいバンドとしてスタートします。

新バンド「NO.13(ナンバーサーティーン)」として、3/12に渋谷EGGMANにてはじめてのライブを行います。

3月12日(土)@ shibuya eggman DELTABUSH presents(the third gate)

DELTABUSH/P.T.P/Light Foot/dawnhate/No.13 OPEN/START 17:30/18:00 adv2,000yen(D別)door2,500yen(D別) Ticket 2/18発売 ロ−ソンチケット L-CODE 34973 /SHIBUYA eggman 03-3496-1785

NO.13のホームページ…http://mys-web.net/~POP3/sawa/ 現在、上記ホームページには、書き込みスペース、チケット予約などが無いため、メッセージ、予約など、こちら(VO、のホームページ)にお願いします。…http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=wsrs69

宜しければ是非遊びに来て下さい。

管理人様>貴重なスペースありがとうございました。不適切な場合削除の方お願い致します。

[新バンド紹介(-ビジュアル系総合オフィシャルサイト- VISUNAVI.COM 〜びじゅなび〜)]

 ええと、どうしてびじゅなびの掲示板で告知なんかしてますか。確かにSはびじゅなびのアーティストリストにも名前がありませんけど、Sのメンバーの脱退ともなれば、びじゅなびもニュースとして普通に取り上げるのでは・・・とはいえ、公式情報を後付で伝播するのがびじゅなびスタイルですから、公式サイトが動いていない現状ではどうにもならないのかもしれませんけど。
 加えて、そこそこに伝説の多いダイスケロボさんの日記によると、02月02日の時点でSの解散が決まっていた、というのです。その後の02月27日の日記では「Sはオレが脱退するだけで、存続するみたいですが活動休止みたいです。」という、混乱を増す様な証言が登場。ITSUKIの件はさて置いて、Sが今後どうなるのかはちっとも見えません。
 こうした状況を鑑みて改めてSの公式サイトを見ると、これだけのことがあっても時間が止まったままで空しいキモチでいっぱいになれます。

 さて、気を取り直して今日のニュースその2です。みなさんは、Vogus Imageといって何を思い浮かべるでしょうか。Пси、Vogus Imageというと最初に「体調不良」が浮かぶところがあって、例えば昨年02月にはBa.の一迦が緊急入院、ワンマンライヴが延期になったりBOOWYトリビュートのイヴェントにはサポートにheath(ex.X JAPAN)が入ったりしました。また、年末にはVo.昇歌が急性感染症結膜炎を患い、やっぱりライヴが中止になったりしました。・・・という、まとめようが無い上にトリビアとしても明日使えるものではない知識はさて置いて。
 03月23日にシングル「画布」のリリースが決定しており、ライヴも頻繁・・・ええと、相変わらずなペースで行っているVogus Imageが、ここへ来て終わってしまう様です。今度はDM+オフィシャル掲示板で告知もされた、言わば死の宣告付き。以下、オフィシャルの掲示板にあった、メンバーのコメントです。

いつもVogus Imageを応援してくださる皆様へ by 管理人
at 3/5(sat)13:27
Number:0305132733

皆様に大切なお知らせがございます。

昇歌

この何年間かバンドをやっていた時間の何ヶ月という短い期間で結論を出してしまったわけですが…
と難しい言葉を並べても解らないと思うので単純にいきます。
ヴォーガスイマージュは5月31日に解散になります。
別に次の予定が決まっててその間少し休みます…っていうことじゃなくて。
新しくもっと視野を広げられるように…っていう風に俺は考えています。
みんなにはそう伝わってくれるかわからないけど。
またみんなで集まりたくなったら集まるだろうし…
新しくやりたい事を見つけてそれが一番だと言えればそれが一番だと思うから。
俺はそう思っています。
勝手でごめんね。

龍耶

約4年間の活動の間、応援してくれたファンの子や、関係者の皆様には大変申し訳ないですが、
5月31日恵比寿リキッドルームでのワンマンで解散する事になりました。
とりあえず今はVogus Imageでの残り少ない活動を楽しみ、悔いが残らないようにしたいので
皆さんも5月31日まで今まで通り応援よろしくお願いします。

一迦

今まで温かい目で見守って頂いた関係者の方々、ならびにファンの皆様にまずこの場を借りてお礼とお詫びを申し上げます。
急で身勝手な決まりごとで本当にごめんなさい。
5月31日のライブをもってVogus Imageは4年間の活動に終止符をうちます。
いざこの現実を目の前にすると正直何を言っていいのか分からない。
命あるものはいずれ生き絶える…が少し早過ぎる気がしないでもない。
本当にこの答えが自分達やみんなの為になるのであろうか。
正解や正論なんか求めてるんじゃない。
ようは自分にとって限りなく100%に近い形で納得できる答えを見つけることがこのバンドを続けている時に出来たかどうかだと思う。
その答えっつーのを最後のライブまでには見つける事が出来たらなと思ってる。
あとはたまにでいいから自分らの音楽を聴いてもらえればうれしいな。
怖れている事の一つでオレは全ての事に言えるんだけど…忘れられる事が一番怖いのよ。
自分達の作り上げてきたモノが無意味にならないように…いつまでもみんなの中で生き続けてもらえたらなと。
最後に…本当にいままでありがとう。

杷瑠

何がしたくて、これから先どこに行きたいのか…。 自分自身を見直す時がきた感じがします。
やりたい放題やってきましたが、今まで応援してくれた皆さん…どうもありがとうございました。
最後まで、全力で楽しみます!

[BBS(Vogus Image Official Web Site)]

 ・・・。
 というわけで、05月31日の恵比寿リキッドルームでのライヴ「解凍」でVogus Imageは終了。シングル発売後に新星堂数店舗でインストアイヴェントが予定されていますが、KOJI脱退発表後KOJIラストライヴ前のTAKAのアクセイヴェントくらいな厳しさが漂ってきますが・・・そんなことはさて置いて。特定の新星堂か大宮のNACK 5 TOWNで「画布」を購入した方ならインストアイヴェントの参加券がもらえる様ですので、ファンの方はラストライヴ共々頑張って下さい。特に関東以外の方

 今年もまだまだ暗黒の時代は続くのかもしれません。というか、解散が相次ぐのも然る事ながら、そうしてバンドを離れたメンバーの新しい動きが見え難いあたりも不安を煽ります。Псиの大好きなバンドたちが、Псиの大好きなヒトたちが、2年続きの黒い時代を掻い潜って素敵な音を聞かせてくれることを、Псиは願ってやみません。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、去り行くバンドに水色の祝福を送信します。

 

平成17年03月04日 deadmanからtakamasa脱退

 あの日あの時あの場所で。こんばんは、Псиです。
 Псиはあまり2ちゃんねるを見ません。ヴィジュ板のニュース速報くらいは見ますけど、ちょくちょく見ているスレといったらそれくらい。他は新品で買ったゲームが地雷ゲーと感じた時に世間的評価を測る為にゲー板を覗いたりするくらいのもので、Псиのtwintailは早くも暁の無い春眠に突入しています。
 仕事が無いからといってあまり眠らせておくと、たまにニュース速報のログが全部開けずに固まる様なことがある為、たまにスレ一覧を眺めながら気になったスレを見に行くことにしているのですが。リリースもツアーも間近なので、それらを待ちわびているスレになっているのでしょうと適当に思ってdeadmanスレを覗いてみたら、なんだか大変なことになっていました。

346 名前:Nana [sage] 投稿日:05/03/04 01:26:50 ID:th57JpMRO
こんな事なら今回のツアー、もっと回るつもりにしとけば良かったよ。

347 名前:Nana [sage] 投稿日:05/03/04 01:26:55 ID:QsHB7RcqO インストは…?

348 名前:Nana [sage] 投稿日:05/03/04 01:30:13 ID:b5TaakwY0
嘘だといってくれ

349 名前:Nana [sage] 投稿日:05/03/04 01:30:58 ID:8r+0dBDT0
ショックすぎて涙が止まらない…orz

 ・・・deadmanに一体何が。
 そこで丁度WWWCが定期巡回を終え、deadmanのオフィシャルに更新があることを教えてくれました。sleipnirにWWWCのdeadmanサイトのアイコンをそのまま放り込むと

Takamasa脱退のおしらせ  投稿者: ZOISite  投稿日: 3月 4日(金)01時04分13秒

Takamasaが4月6日のリキッドを最後に脱退することになりました。
↓のURLにTakamasaからの挨拶をUPしました。
http://www.deadman.jp/goaisatsu.html

[information(deadman official website)]

 はい?・・・ええと、エイプリルフールにはまだ早いですよ?
 deadmanといえば、壊滅状態と言われる名古屋系で生き残っているバンド。重い音、ストイックな曲調、加えて二度と忘れさせない眞呼(Vo.)の佇まいやステージパフォーマンスと、それと正反対にただただ黙々と淡々と演奏する楽器隊のギャップが素敵なバンド。
 その筋の方にはgrass threadさんのdeadmanの変遷などをご覧頂ければメンバーの輝かしい戦歴などが判るかと思いますが、そもそも遍歴から現在の立ち位置を想像できるヒトはそもそもdeadmanを知っているし、判らないヒトは過去が判っても判らないでしょうしというネガティヴな発想がПсиを襲った為、deadman自体の解説はこれくらいにしておきます。

 deadmanは、03月09日に2曲入りシングル「聖者の更新」をリリースする他、03月05日からは1ヶ月に渡るツアー「misery loves company」を予定。ツアー後にはライカ各店でインストアイヴェントがあるなど、スケジュールがぎっしり詰まっていました。
 そんな状態なので、ここでtakamasaが脱退するなんてというかよりによってtakamasaって

この度は一身上の都合により、四年あまり続けてきました
「deadman」を今期ツアーをもちまして脱退する運びとなりました。
これは非常に前向きな決断であり
これから別の世界での、一からのスタートになりますが
バンドの思い出を胸に頑張っていく所存です。
現メンバーとはこの先も良い関係を続けていき、
ファンの皆様と共に応援していきたいと思っております。
今まで私takamasaを応援し支えてくれた
皆様に「サンキューベリーマッチョ」!
Takamasa

[takamasa(deadman official website)]

 ・・・ココロを覆っていた悲壮さが音を立てて崩れるくらいに素敵なコメントですが。告知から全く時間が空いていないだけに、明日からのツアーはALL BURST行脚ばりに大変なことになる様な気がします。
 でも。いつ決まっていたのか、どんな事情なのかは判りませんけれど、ツアー後に「ツアーファイナルを持って脱退となりました」とサイトで知らされるとか、遥か前から決まっていたツアーの前に脱退等の脱退イヴェントよりは、脱退を告知しておいてツアーを回る方が・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・・一般的にはそれを生殺しと分類する向きがあるですし、どれが良いのかはПсиにも判断ができません。というよりも、「ぴざ」と何十回も言うと「ピザ」という意味を離れて呪文を唱えている気分になる要領で、敢えて「脱退」と何度もお話すれば少しは気分が紛れるかと思っていたのですが、完璧に逆効果でした。Псиはとりあえず携帯サイト「Visionary」の特集とかを待ちながらしょんぼりしていることにします。ツアーに行く方、がんばってください(暗い部屋の片隅に蹲って白いハンカチを振りながら)。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、deadmanとtakamasaに祝福を送信します。

 

平成17年03月03日 今年も「stylish wave-渋谷の大乱-」開催

 ひなまつり。こんばんは、Псиです。Псиは日本語にも日本の行事も不得手ですので、「ひなまつり」が何をどうする日なのかわかりません。名前から察するに、雛子さんに関係あるに違いないと読んでみましたが、全然違う方に相談してみたら鼻で笑われたので、今日はひなまつりに触れずに話を進めようと思います。
 この界隈には、大きめのイヴェントが幾つかあります。もっとも、近年で誰もが大きいと思うイヴェントは雑誌やテレビ・ラジオ等のメディア系主催のものばかりですが、KLACK事件で必要以上に注目されてしまった「Beauti-fool's Fest」、無料で渋谷公会堂イヴェントを敢行するも主催者側の不備で問題を起こした「Japaneze Rock Collectionz Cure」連続2年開催ながらも両方とも冠が「テレビ朝日開局40周年記念」でワンダーっぷり全開な「KINGDOM ROCKSHOW」など、ネガティヴに見ると次がなさそうなものばかり
 そこへ行くと、レーベル主催のイヴェントの方が、ごった煮感や派手さは少ないながらも揺るがない安定感が保証されます。大概は複数バンドのファンが入り乱れて割とまったりな空気が流れつつ、最後の方には強力なバンドやセッションバンドが登場して盛り上がる、というのがこうしたイヴェントの典型的なパターン。もっとも、昨年末に行われたDANGER CRUE主催のイヴェント「天嘉」でのP'UNK〜EN〜CIELの時に起こった諸々の様に、イヴェントとはいえ油断できないこともあるので注意です。

 斯様に、様々な背景が渦巻くヴィジュ界隈のライヴイヴェントですが。「stylish wave」というイヴェントは、この界隈のヒトなら一度は目にしたことがあるでしょう。この時期になるとどこのライヴへ行ってもリーフレットが入っているstylish wave、毎年「春の陣」「夏の嵐」と銘打って複数バンドによるツアーを行い、ゴールデンウィークと夏の嵐直後に「stylish wave」という名前を冠した別名イヴェントを東京・大阪の大きめな会場で行うのが通例。・・・ツアー後の公演に関しては普通「春ツアー・夏ツアーのファイナル」と表現するところですが、stylish waveではツアーとその後のライヴで出演バンドが全く異なるのが普通なので、やっぱりファイナルではなく別物と見るのが正しそうです。
 そんなstylish wave、昨年のゴールデンウィークには「渋谷の大乱」というイヴェントを行いました。概略についてはびじゅなびの記事をご覧頂ければ良いかと思いますが、プレイヴェントとして大宮アルシェでトークライヴ、その後渋谷の@FUTUREでPV放映、3会場同時ライヴ・・・かなり派手な展開だったといえます。そんな渋谷の大乱が、今年も開催される様です

2005.5.1: 渋谷公会堂
出演: La'cryma Christi / Waive / R*A*P / rice / しゃるろっと / 人格ラヂオ

2005.5.1: SHIBUYA-AX
出演: D'espairsRay / シド / Fatima / Shulla / ドレミ團 / D / 彩冷える / アンティック-珈琲店- / 【FIGURE;】

2005.5.1: SHIBUYA BOXX
出演: 梶永大士(Psycho le Cemu) / MASK / HenzeL / CROSS HARD(大村孝佳) / plu'to

2005.5.1: Shibuya eggman
出演: JOKER / マルサ / ギルガメッシュ / そろばん / 他

[スターチャイルド・ジィーコネクション【事業内容-2 ライブ/コンサートの企画制作】(star child HP)]

 上のページには歴代のstylish waveのことも書いてありますが、2003年は渋谷公会堂で02日間とかだったのに、2004年から急に豪華になったのがわかります。今年も今年で、4会場同時公演とかなり派手な展開。関東住人以外を完全に敵に回していますが、ゴールデンウィークなので遠征にはもってこいかもしれません。ただし翌日の02日は平日ですが
 検索をしていたところ、Let'sEnjoyTOKYOにもしっかり引っ掛かったこのイヴェント、もしもゴールデンウィークの第一ブロック末に何も用事が無く、加えて渋谷が戦力範囲内で、かつ目当てのバンドが出演する様であれば、ちょっと出かけてみてはいかがでしょうか。Пси的には普通に濃そうなAXに惹かれていますが、渋谷公会堂の人格ラヂオによるLa'cryma・Waive・riceの舞台裏トークも気にかかるところ。でも、その頃のПсиはたぶん渋谷とはかけ離れた仮想世界のどこかで血の涙を流しながら呻いている様な気がしますので、行かれる方は適当に頑張ると良いと思います。と、限りなく適当なコトバで今日のニュースを〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、うだうだできないゴールデンウィークに呪いを送信します

 

平成17年03月01日 L'Arc-en-Cielの新曲が野球番組のイメージソングに

 ミスマッチ。こんばんは、Псиです。「ミスマッチ」とか「非対称」とかのワードが現れては消えていくこの界隈、そもそも名前の前に冠が付いているバンドアイテムのどこかに一々表記されるくらい明確にコンセプトを打ち出しているバンドなんて、いまや大日本異端芸者なガゼットくらいな気がします。
 「2005年から来た」という設定を2005年が近づいてきたので「2008年から来た」に変えた辺りからそもそも設定自体を黒歴史送りしてしまった感のあるメトロノームも、かつては「21世紀型宗教音楽」という冠が付いていました。最近はすっぱり消えてしまいましたが、ヴォーカルのシャラクの髪は片方だけ伸びていて非対称なので、一応はヴィジュのお約束を守っているといえます。いろいろと強引でごめんなさい。という話に関連しているかの考察も微妙なまま、今日はすごく今更なニュースです

 L'Arc-en-Cielがまた動き出しました。2004年を振り返ってみると、「鋼の錬金術師」第二期OPである「READY STEADY GO!!」、ラルク的バラードの「瞳の住人」、ジャケット(x__x)が話題を呼んだアルバム「SMILE」、名前が話題と絶望を呼んだシングル「自由への招待」と、CDだけでもそこそこのリリース数。ただし、全部LGCDでのリリースだったことや内容や展開がちょっとアレだった所為か、昨年のリリースはDUNEの復刻のみと言い張るヒトもいますが、Псиはむずかしいことはわからないので脇に置いておくことにします。
 そんなL'Arc-en-Cielが、今年も活発に動くことになりそうです。既に報じられている通り、今年のリリーススケジュールは

  • 01月・・・シングル「Killing Me」
  • 04月・・・シングル「New World」
  • 05月・・・シングル(タイトル未定)
  • 06月・・・アルバム(タイトル未定)
  • 07月・・・シングル(タイトル未定)

 となっています。アルバム前後がリリースラッシュなのは、最早L'Arc-en-Ciel的定番なのでしょうか。そして、この「New World」の情報が色々と公開されました。まず、注目すべきはシングル曲以外の収録曲です。かつてのL'Arc-en-Cielのカップリング曲といえば、妙にマニアックな名曲揃い。「Lies and Truth」のカップリング「賽は投げられた」や「winter fall」のカップリング「metropolis」などは、一度聴けば頭から離れなくなること必至。特に、今のL'Arc-en-Cielの状態を見ながら「風にきえないで」のカップリング「I'm so happy」を聴くと、この上なくやるせないキモチになれます
 しかし、「forbidden lovers」以降のシングルのカップリングにはファン的に嬉しいのか微妙な過去曲のYUKIHIRO remixやファンだけには嬉しい楽器無しorメンバー歌唱の「READY STEDY GO!!」、そして「L'Arc-en-Cielの過去曲をパンク調に演奏する」変名バンド「P'UNK〜EN〜CIEL」が登場したりしました。「P'UNK〜EN〜CIEL」についてはメンバー構成がD'Arc-en-Cielとほぼ一緒(P'UNK〜EN〜CIEL:TETSU P'UNK(Vo.&Gt.)///HYDE P'UNK(Gt.)YUKI P'UNK(Ba.)///KEN P'UNK(Dr.)←→D'Ark-en-Ciel:DARK TETSU(Vo.)///HYDE DARK(Gt.)///Suck D'Ark la(Ba.)///Ken D'Ark(Dr.))な辺りから、Псиは風に消えた四番街とかを思い出すところですが、D'Ark-en-Cielとか青木さやかさんとか言い始めると果てしなく澄みきった青を湛える千日戦争に突入しかねないので、ざっくりと話を進めようと思います。
 そんなP'UNK〜EN〜CIEL、シングル「自由への招待」のカップリングに「milky way」を、「Killing Me」のカップリングに「Round and Round」を持ってきましたが、今回の「New World」のカップリングについても過去曲のP'UNK版を収録する様です。ちょっとオフィシャルを覗いてみましょう。

L'Arc〜en〜Ciel 2005 RELEASE&TOUR決定!!

★2005年第2弾Single「New World」、4月6日ON SALE!
 〜日本テレビ系 プロ野球中継「THE LIVE 2005」イメージソング〜
 KSCL-822 ¥1,020(tax in) / 初回仕様有
 ※c/w P'UNK〜EN〜CIEL収録

 1.New World
 words:yukihiro music:yukihiro・hyde

 2.花葬 平成十七年
 words:hyde music:ken

 3.New World [hydeless version]

 4.花葬 平成十七年[TETSU P'UNKless version]

[________L'Arc-en-Ciel Official Web Site:Information(________L'Arc-en-Ciel Official Web Site)]

 「花葬 平成十七年」・・・
 ・・・
 ・・・・・しかもP'UNKということは、tetsuヴォーカルの花葬・・・・・・・・・
 ・・・・・・・話題を変えましょう
 yukihiro曲というと「A swell in the sun」や「Larva」「L'heure」、頑張っても「trick」くらいしか思い当たらないПсиには「シングル曲」と「yukihiro」という単語が真っ先にくっつくことが無いですし、そもそもyukihiro作詞は英語というイメージがあるのですけれど・・・大丈夫でしょうか。
 そんな「New World」、一昨日の「THE LIVE 2005 プロ野球オープン戦 巨人×楽天」でオンエアされていたみたいです。このことを取り上げたニュースに曲の印象も書いてありましたので、ちょっと見てみましょう。

 ロックバンドのラルク・アン・シエルが日本テレビの巨人戦中継番組「THE LIVE 2005」でイメージソングを担当することが26日、分かった。今日27日の巨人−楽天のオープン戦中継(午後2時45分)で初披露され、オールスターまで使用される。

 曲名は「New World」。作詞をyukihiro、作曲をyukihiroとhydeが担当し、本塁打をイメージした力強い曲調に仕上げた。hydeは「元気のいい、前向きなイメージ。普段、野球中継を見ることも多いので、この曲がテレビで流れるのを楽しみにしています」とコメントした。

 関係者によると、メンバーは全員がスポーツ好き。特に女優田中麗奈と交際中のkenは自分の野球チームを持つほどで、すべてのポジションをこなすという。開幕後、観戦デートもあるかもしれない。一方、同局は「若い人に野球の魅力を知ってもらい、野球ファンにも同グループを知ってもらう相乗効果が期待できる」と起用理由を説明。視聴率回復のカギと期待している。同曲は4月6日に発売される。

[ラルクが日テレ巨人戦のイメージソング(nikkansports.com)]

 元気のいい前向きなイメージ。またyukihiroとつりあわなさそうなワードが出現です。これらのコトバが本当なら、yukihiroはdie in cries時代から見ても遥か彼方の新境地を開拓したことになりますが。一体どんな曲なのでしょうか。スレやWebサイトを見る限りでは、かなり爽やか目で格好良い曲らしいのですけれど。
 あと、「L'Arc-en-Cielで視聴率回復」という発想も謎です。野球中継のEDで曲がワンコーラス演奏される筈ありませんから、主題歌目当てのファンは「ぶつ切りにされてウザい」くらいの感想を浮かべるのが関の山でしょう。それに、そもそもイメージソングによって野球中継を見るかどうか決める視聴者というのは、果たしてそこまで多いものなのでしょうか。

 というわけで、シングル曲もカップリングもタイアップも謎だらけな「New World」ですが、ようやくCCCDを脱却したことですし、Псиは普通に期待しようと思います。買うかどうかはさて置いて

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、「The Fourth Avenue Cafe」の復活を願ってやみません

 


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