◇昔のПсиニュース◇
(Псиニュースの過去ログです)

◇平成17年08月◇

08月17日:X JAPAN COMPLETE II、10月発売
08月09日:CCCDに新種登場
08月08日:FAKE?からINORAN脱退
08月05日:迷宮のロリィタ

 


平成17年08月17日 X JAPAN COMPLETE II、10月発売

 夏のはじまり、アイは余計にシンプル(©永井真理子)なんて歌っていたのもいつの話か、お盆を過ぎて夏の大集合も過ぎ去り、雑誌やデパートの広告などでは秋物の衣服の話が出始めている今日この頃、みなさまいかがおすごしでしょうか。こんばんは、Псиです。
 秋といえば食欲や運動や読書や芸術など数々の要因に押されて浪費が絶えない季節ですが、夏も夏で光熱費と冷却費(アイスクリーム・ペットボトル等)が馬鹿にならない、という方もいらっしゃるでしょう。浪費については手持ちがなくなるまで止まらないという悲惨な病ですが、治療法や対処法が無いわけではありません。その中でも、どうにもならない浪費アイテムについて情報を得ることにより全体的な物欲をダウンさせる方法が有力かと思いますので、今日は決して薬にならない毒アイテムについて紹介致しましょう。

 みなさんはXをご存知でしょうか。X JAPANでも構いません。X、またはYOSHIKIにまつわる伝説は、現在でも数多く残されています。XやX JAPANの影も風化していき、いつかはライヴでネタとして演奏し始めた「紅」のイントロを誰も判らない日が来るのかもしれませんが、先のことを考えるヴィジュ好きさん程不幸な人種はいませんし、とりあえず現在でもそこそこに影響力のある名前であることを確認するに留めておきましょう。
 さて、Xの活動は大変華やかなものでしたが、ことアイテムの話になると誰もが口を噤みます。特にX JAPAN体制では年に1-2枚カップリングがカラオケのみのシングルを待ち、アルバムの発売予定は伸びに伸び、初のドーム公演「破滅に向かって」が突然CDで復刻されるもなんの穴埋めにもなっていないと激怒し、アルバムが出たと思ったら10曲中7曲がシングル曲で、その直後に解散してしまったのです。・・・話してみればこれだけの長さですみますが、そんな不安定な状態で7年近く過ごしたファンの気持ちは、そう簡単に察せられるものではありません。ちなみに、その不安定な活動状況の内実については、Wikipediaがやけに詳しいので参考にして下さい。

 Xの音源での嫌ポイントといえば、やはり乱発されたベスト盤でしょう。契約枚数消化の為とはいえ、そもそも弾数が少ないのにベスト盤をいくつも出すとか、アルバム「DAHLIA」がシングルズ状態なのに「Singles 〜Atlantic Years〜」を出す必要があるですかとか、他にも「DAHLIA」と「ART OF LIFE」を併せた意味不明なボックスなど、枚挙に暇がありません。もちろん、重複する音源の山をいらない付属アートボックス等の為に買いなおす必要などは無いと思いますが、Псиの回りでも「YOSHIKIの為」と購入していたヒトはいました。ヒトって複雑です
 そんなX JAPANが、2005年にもなって新たにトラウマを呼び覚ます新アイテムを市場に投入します。その名もX JapanメモリアルBOX。一体どの様なボックスなのでしょうか。

YoshikiのソロプロジェクトViolet UKが本格始動する今年。全てのX Japanファンに届けるメモリアルBOXが到着します。

X Japanへ改名後の全てのオリジナル・アルバムとライブ作品、そして映像作品をBOX化したコンプリートパッケージ『X Japan Complete U』遂にリリース決定!

メジャーデビュー直後のSonyレコード音源との区別から、このBOXはX Japan初のコンプリートBOXとなります。 7枚の音源作品(アルバム)と5枚の映像作品(DVD)に加え、映像特典として幻の2大素材が収録決定!!

気になる秘蔵映像は...!

インディーズ時代の超レア秘蔵映像!
「紅-Kurenai」&「Xclamation」(ファンクラブで限定配布した幻のビデオ。初DVDパッケージ化が遂に実現!!)

日本中で何万人をも動員した伝説のフィルムイベント、『Film Gig 1993 完全版(仮)』を遂に初のパッケージ!!

また収録内容は下記となります。7枚のアルバム+5枚のDVD+2枚のボーナスDVD付きです。

7 Compact Disc
ART OF LIFE
DHALIA
LIVE LIVE LIVE TOKYO DOME 1993-1996
Live Live Live Extra
LIVE IN HOKKAIDO 1995.12.4 BOOTLEG
ART OF LIFE LIVE
The Last Live

5 DVD
DAHLIA THE VIDEO VISUAL SHOCK #5 PART1&2
DAHLIA TOUR FINAL 1996
X JAPAN CLIPS U
THE LAST LIVE VIDEO
ART OF LIFE LIVE 1993.12.31 TOKYO DOME

Bonus DISC DVD
FILM GIG [X FILM GIG 1993〜VISUAL SHOCK 攻撃再開〜]完全版
「紅−KURENAI」「XCLAMATION」映像

[HMV Japan - X JapanメモリアルBOX!!(HMV.co.jp)]

 なにこれ。本当にX JAPAN以降の寄せ集め・・・と言いたいところですが、「Longing〜切望の夜」の立場がなさすぎるとか、Singles〜Atlantic Years〜は切っておきながらVISUAL SHOCK #5とCLIPS IIを同時収録ってとか、突っ込みどころはたくさんです。だいたい、「紅-KURENAI」「XCLAMATION」の映像を欲しがる様なヒトはここに名前の挙がっているアイテムを殆ど所有している筈で、ターゲットがよく判りません。・・・もっとも、基本的に高いX JAPANのDVDのこと、1枚\6,000と考えて5種類入ってますからそれだけで\30,000。DVDを殆ど持っておらず、CDにも抜けがあるというヒトであればすぐに元を取れそうな価格ですから、Псиくらいにオリジナル音源だけ購入している気の抜けたファンには丁度良いのかもしれません。そんなファンがどれだけいるのか判りませんが
 「紅-KURENAI」「XCLAMATION」の映像や「X FILM GIG 1993〜VISUAL SHOCK 攻撃再開〜」のDVDは確かに美味しいですが、これだけ期間を空けた上でのアイテムとしては若干インパクトが弱めかな、とも思います。せめて1993年12月31日の東京ドームの模様全部とかダイジェストとかの、素材はあるけど機会が無いので完全お蔵入りなものを放出して欲しかったところです。というか、焼き直しも結構ですけれど、できればこのBOXの為に何かちゃんと作って欲しかったというのが正直な感想です。

 ・・・ところで、X JAPAN COMPLETE 「II」って?

 ともあれ、権利関係で昔の楽曲はライヴテイクでの収録だったり、ようやくまともなベストが出ると思ったら物凄い内容だったりしたX JAPAN、一応名前の通りのコンプリート音源が登場です。コンプリートと銘打つからには、「Rusty Nail」のデモテープ版とか「ART OF LIFE」の5分プロモ版等の未発表音源収録も望みたいところですが、そうした我侭は基本的に我侭で終わるものですし、この時点でも看板が間違いすぎた黒夢のコンプリートBOXよりは遥かにマシ。一応は買うかどうか検討できるレベルのものにはなっているかと思います。
 そんなことを言いながら、たぶんПсиは確実に手を出さないでしょうけど、現状ではどう気が変わるか判りません。09月22日のViolet U.K.デビューが火を点ける可能性もありますが、そんな頃に火を点けたって後の祭りでしょう。というか、枚数を出したいならKi/oon Sonyを騙してBLUE BLOODをリマスタリングした方がよっぽど喰い付きが良いと思いますが。
 というわけで、Псиはぼんやりとこのお話を見送りながら、今日のニュースを〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、在りし日のX JAPANに薔薇色の祝福を送信します。

 

平成17年08月09日 CCCDに新種登場

 Positive Dance。こんばんは、Псиです。昨日は取り乱してしまって、本当にすみませんでした。ニュースが放っている風速が丁度良く最高速だったりした場合、最早コトバを忘れてうろたえてしまうしかない、という例でした。ここは、月の兎たちがどこへ向かっているのか思いを馳せつつ真夏の海を超えられるくらいのポジティヴ・ダンス(©渡辺美里)をぐねぐねと(脳内で)踊りつつ、明るい話題を提供しようと思います。
 iPodを導入してからというもの、ПсиはますますCD離れが進んでいます。とはいえ、CDを買わないわけではありません。むしろ、買う量は加速度級に増えています。CDを買わなくなったということではなくて、買ったCDをプレイヤー/PCにセットする回数が激減したという、所謂買った上でのCD離れです。これで全く聴いていなければただ積んでいるだけですが、iPodに落とした日の近辺は無駄にヘヴィ・ローテーションにかける為、ますますCDが不憫です。レンタルやダウンロード販売で良いとも思いますが、パッケージ好きなПсиはそうしたものに手が出し辛いのと、なによりインディーでヴィジュの音源なんかそんなところにそうそうあるわけがないので、しばらくはこの体勢は変わらないのでしょう。

 さて、そんなПсиの敵といえばCCCDですが、ここへ来て衰退市場と思われたCCCDにニューカマー。未だにCCCDで頑張っている東芝EMIが、「セキュアCD」を投入するのだそうです。ちょっと記事を見てみましょう。

コピーコントロールCD(CCCD)での販売が続いている東芝EMIが、パソコンでの使用を考慮したという、新たな音楽CD“セキュアCD”を販売する。
 この“セキュアCD”について同社は「従来のCCCDとはデータの保護方式が異なり、従来の一部機種での再生の不具合は発生しない」と説明。また「Windows PCに挿入すると、このディスク独自の音楽再生ソフトが立ち上がり、CD-DAデータの再生、HDDへのコピー、CD-R作成が可能になる」とも説明しています。なお専用ソフトはWindows XP(32ビット) 用となっており、XP(64)やMacintosh等には非対応。またApple iTunesにも非対応となっています。
 またこの“セキュアCD”では、「Windows Media Playerによって、HDDからWMA DRMに対応したHDD型/フラッシュメモリ型携帯プレーヤーへの転送と、曲を選んでコンピレーションCD-Rを作成することも可能になる」とのこと。多くのユーザーがいるApple iPodは、自社のデジタル権利管理技術を使用しているため、曲の転送はできない模様です。
 まだ販売されていないので不確定ですが、どうやら、先日よりソニーBMGとEMIが米国にて販売し始めたコピー防止CDと同内容のコピー防止機能がついていると思われる、この“セキュアCD”。8月31日発売予定のローリング・ストーンズのニュー・アルバム(写真)を皮切りに、ポール・マッカートニー、ペット・ショップ・ボーイズ、ケイト・ブッシュのニュー・アルバム、そして、コールドプレイ、ゴリラズの最新シングルなどが今後販売されていく予定です。
 なお、この“セキュアCD”では、これまでのCCCDとは動作等が異なるという理由から、CCCDに付けられていた「CCCDロゴ」は使用されないとのこと。商品外装裏面に「パソコンでのご使用には制約があります」と表示されるそうです。

[東芝EMIがパソコンでの使用を考慮した音楽CDを販売に(CD[+DVD]Journal)]

 ・・・ええと。要はDRMにWMAを採用したことで、ちょっぴり自由度が上がった様に見えるCCCDというところでしょうか。それでも、音楽再生ソフトの対応OSが32bit版WindowsXPのみで64bit版は非対応という時点で、過渡期に出てくるアイテムとしては相当アレな気がします。というか、2000まで足切りするのは頑張らなさすぎでは。WMA対応のMP3プレイヤーへの転送やWMP経由のCD-R作成などを謳っていますが、WindowsMedia依存ならなおさらOSの受け口は広くした方が良い気はしますけれど。
 なにより気になるのは、「CCCDロゴを使用しない」という点です。「これまでのCCCDとは動作等が異なる」って、CCCDは幾つもの種類があり、その中にはCDの規格に則ったCCCDもあったりした筈ですが、一体何が違うというのでしょう。CCCDは名前の通り「コピーコントロールCD」ということですから、PCでの自由な再生・リッピングを阻害している時点で充分にCCCDだと思うのですけれど。
 あと、「セキュアCD」という名前はいろいろとかぶっていませんか

 肝心のコピーガード技術等についてはよく判りません。これが国内で散々使われてきたCDSをWMAに対応させただけとかだったら大笑いですが、なにか暗号を使ってるらしいですし、そういうわけではない様です。
 収束するかと思われたCCCD、ここへ来て不思議な動きが出てきました。一体どうなってしまうのでしょう。・・・ここで、avexやSMEが「セキュアCDはCCCDじゃないから文句は無いと思いますので市場に投入します」という超展開を見てみたいところです。嘘です。そんなところでネタはいりませんから普通にCD出してください

 新種のCCCD、と聴いて思うところは「さっさとどこかへいってくれないでしょうか」という頭の悪い小学生の妄想の様なコトバばかりですけれど。WMA絡みという点を見ると、もうちょっと違う方向に考えが膨らみます。
 AppleのDRM"FairPlay"の仕様は非公開で、RealNetworksが解析して自社ソフトでの対応を謳った途端に仕様変更をした上でRealを「ハッカー」と呼んだことがありました。WMA対応であれば強大なシェアのWindowsを背景としているわけで自由度も高めですが、iPod絡みは「iPod対応」のものを選ばなければならず、ちょっと敷居が狭いと言えなくもありません。更に、WMAに対応した様なプレイヤーはほとんどがドラッグアンドドロップで手軽に楽曲を転送できますし、なによりiTunesを使わなくて済みます
 もしもセキュアCDが普及すれば、そのままWMP+対応プレイヤーのシェアが上がってiPodを囲い込める筈なので、実は結構重要な話なのかもしれません。もっとも、iTMSにはとても太刀打ちできそうにありませんし、なにより米国ソニーが始めたことに便乗して使い辛さでは随一のSonicStageだけが国内でのセキュアCDリッピング対応等の話になった場合、きっと8,000年経ってもいとしくなんか思えそうにないのでこんな妄想は終わらせることにしましょう。
 ともあれ、CDの規格を無視して一般のプレイヤーで再生できない代物であったり、再生していたらプレイヤーにいらない負担がかかる様な代物であったりはしない様にと季節外れの短冊にマジックで書き殴りつつ、今日は〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、CCCDを開発するパワーで違うことをしてほしいと願ってやみません。

 

平成17年08月08日 FAKE?からINORAN脱退

FAKE?を応援して頂いている全ての方々へ

日頃FAKE?を応援して頂いて誠にありがとうございます。
突然ではありますが、FAKE?のメンバーであるINORANが10月31日をもってFAKE?を脱退する事になりました。
約3年間の活動を経て、徐々にお互いの音楽に対する価値観に相違が生まれました。
FAKE?の将来の方向性について話し合いを重ねた結果、今後のそれぞれの活動をよりポジティブな物にする為、このような形を取る事となりました。
尚、LIVE TOUR「?」はこれまで通り、KENとINORANの二人で行い、9/25 SHIBUYA-AX追加公演をもって二人でのLIVEは最後となります。
FAKE? オフィシャルファンクラブ「MAXIMUM TASTE」の運営につきましては、会員の皆様へ改めて別途ご連絡させて頂きます。

今後はKEN LLOYDがFAKE?としての活動を続けて参りますので、これからも変わらぬ応援を宜しくお願い致します。

これまでKEN、INORAN、そしてFAKE?を応援して頂き、誠にありがとうございました。

なお、この件に関しては、電話・メール等でお問い合わせ頂いてもお答え出来かねますのでご了承下さい。

平成17年8月8日 
FAKE?
バックステージプロジェクト

[FAKE?News(FAKE? official web site)]

 ・・・・
 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・えー。

 10月末でINORANが抜けてしまう為、09月25日のSHIBUYA-AX公演が2人のFAKE?最後のライヴだそうですよ。
 ・・・・・
 ・・・・・・・・あー、
 ごめんなさい、無理です

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、話が急すぎてどうすればいいのかわかりません

 

平成17年08月05日 迷宮のロリィタ

 あついです。こんばんは、Псиです。08月といえばあんなことこんなことが目白押しですが、タイトルとしての「マシマロ」ばりにПсиは関係無いのでさっさとスルー。ヴィジュ界隈がメイン居住区のПсиは、そんなことにかまけている場合ではありません。
 というわけで、今日はNintendoDSのゲームのお話です

 みなさんは、日頃どの様な携帯ゲーム機を持ち歩いているでしょうか。Псиが所有していた携帯ゲーム機といえば無印GB、GBC、GBASP、NintendoDSと京都の会社製ハードばかりですが、他を考えてみるとPCでは全然プレイしていなかったONEと月姫をプレイし倒したCLIEとかが真先に浮かんでくるので、やっぱり深く考えないことにします。
 現状面白そうなハードといえば、間違いなくPSPを挙げるところです。UMDフライングディスクシステム略してUFSギシアンなロボタンに代表される仕様初期不良の数々が問題になりましたが、最早問題はそんなところにはありません。「ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険」の「スクリプト解明まで仮置き」や致命的バグロード時間起動時間もPS2とほぼ同じとしておきながらスペースインベーダーなど数多のゲームに見られるロード地獄、そしてアダルトUMDに続いて18kゲームの登場・・・初期不良なんか持ち出すまでもありません。PSPは現時点でも大変ホットなゲーム機といえるでしょう。いろんな意味で
 Псиは確かにネタ好きですが、\20,000+周辺機器・ソフト代という大変な価格を払ってネタにつきあう程のブルジョワジイではないので、PSP絡みはEXAPON Becky!さんやソニーを見守るスレシリーズ テンプレ集で満足しつつ、ПсиはDSで脳を鍛えたりやわらかくしている最中です

 さて、タッチペンや二画面スクリーンなど多くの特徴を持ったNintendoDSに、不思議なソフトが登場です。その名も「Londonian Gothics〜迷宮のロリィタ〜」。19世紀の英国にある屋敷が舞台のゴスロリアクションだそうです。公式サイトからストーリーを見てみましょう。

時は19世紀末
ところは大英帝国の帝都「倫敦」

奇怪な流言、見えざるモノの蠢く気配、
人々の突然の消失、そして大地の鳴動。
街には不穏な闇の気配が漂っていた。

今宵もまたこの霧深い都の片隅で、
闇のしじまに潜みし、地を這うモノ達が
密やかにその蠢動を始めていた。

帝政末期のロシアから家族と共に、
このロシアへと亡命して来た
稀代の天才科学者ナボコフ。

彼は、いち早く それ を感じとっていた。
都に漂う、その不穏な気配を。
一連の事件を結ぶ、この因果の源を。

そして、己の頭脳と技術を以って、
この世界を救わんと立ち上がった。
闇の魔導に通ずるミヒャエルを従えて。
しかし......

[ストーリー(Londonian Gothics(R) 〜迷宮のロリィタ〜 公式サイト)]

 ええと、パッケージにも出てくる主人公「アリス」が全く出てこないストーリーってどうなんですか。キャラクター紹介を見るとナボコフがアリスの父らしい上、なんか監禁されているらしいので、キャラクター紹介まで見てようやくストーリーが見えてきます。
 あと、携帯サイトではもう少し情報が揃っており、「ゲームの遊び方」や「スクリーンショット」という項目もあります。迷宮の魔方陣をすべて停止するとMAPにある扉が開いたり、モンスターとの距離が「気配センサー」で判ったり・・・どうでもいいですが、この「気配センサー」の画面に「アイテム」や「セーブ」と並んで「ドレス」という項目があるのですが、一体どういうゲームなのでしょうか。クォータービューの迷宮探索ゲームの様ですけれど、ゴスロリと銘打ったら着替えられないと駄目なのでしょうか。

 はっきり言って、このゲームはなんだか全然判りません。雑誌等の情報では、売りが100MAP以上の迷宮というスケールの大きさと同時に衣装の素材をダンジョンで集めて衣装を作成、状況に応じて衣装を着替えるという誰に媚びてるのか判らない着せ替え属性も実装。更には衣装によって特殊能力が変わるというのですから驚きです。
 ・・・単純に黒いロリ服をゴスロリと呼ぶとその界隈の方に怒られるのは今に始まったことではありませんが、それ以上に困った点として、「ゴシック」というコトバが培ってきた意味なり歴史なりを「ゴスロリ」は全く持っていないという点があると思っています。つまり、現時点においては良くも悪くもゴスロリはファッションでしかない為、「ゴスロリ」を売りにしたゲームなどは「ゴシック」で世界をまとめつつファッションとしての「ゴスロリ」を大量にお取り揃えする、まさに今回のゲームの様なことになるのでしょう。
 ファッションに関しては特に、背景や歴史、誰にとっても共通のお約束がなくても見た目がある程度方向性を教えてくれるわけで、つまりは見たヒトそれぞれがそのファッションについて抱いた感想がすべて、といえなくもありません。ただ、たとえばちょっと違うハードのアレな方向のゲームでは人気のあるナース服や巫女装束やメイド服などとは違って、ゴスロリ衣装はその他のシチュエーションを呼び込んではくれません。その衣装について職業的な縛りが無いのは、コンシューマゲームに多い何で生計を立てているのか判らない類のキャラクターにとっては都合の良いことでしょうけど、今後「ゴスロリ=デザイン+衣装の数」という得体の知れない公式ができたら泣くに泣けないのですけれど。なんとなく。

 ともあれ、妙に造形がキモチ悪くて素敵なクリーチャーといい、雰囲気作りは頑張っているのかな、と思っているこのゲーム。携帯サイトでは待ち受けFlashを配布しているのですが、ダウンロードしてみたら開いた口+半月型の閉じた目で満面の笑みのアリスが表示されてしょんぼり。このFlash、どうやら電波がなくなると泣き顔になる等のフィーチャーがあるらしいのですが・・・俄然不安になってきました
 というわけで、どこまで本気なのか間違っているのかわからない「Londonian Gothics〜迷宮のロリィタ〜」に、Псиは夜に咲いた黒薔薇ちっくな祝福を送信します

 


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