陽の当たる公園で鬱々と惚けていたПсиです、こんばんは。公園では子供たちがそこここではしゃいでいて、駆け回る様はとても微笑ましい反面、Псиの持っているCLIEを覗き込んできたりして鬱陶しいことこの上ありません。
　子供たちにゆっくりと微笑んだらなぜか後退り、向こうの野原でポケモンTCGをいそいそと再開していました。
　彼等も、分かってくれる様です。

　さて、今日はそんな開放的なのか閉鎖的なのか判別不能な現代の子供たちにぴったりのニュースです。ラジコン飛行船「SKY SHIP」にジミー大西画伯モデルを発表したことでお馴染みのタカラが、来年の春に向けて素敵な商品を発表しました。家庭でソフトクリームが作れる機械だそうです。

　・・・漢方薬入りソフトクリーム。日本各地の観光地に蔓延しきった御当地ソフトクリーム群もびっくりです。上記の「原料」というのは、香料などが混ぜてある、所謂「ミックス」だと思われますが・・・ミックスをコンビニに陳列できる程、本体の需要が高いとも思えません。下手をすると買ったは良いけど使われないかき氷製造機の二の舞ではないかと、ちょっと心配してしまいます。
　一応フォローしておくと、実際にソフトクリームを家庭で作ることを考えた場合、ミックスを使っているだけサーバーの方が楽ですし、当然ながらサーバーを使用した方が盛りつけも綺麗です(参考：家庭向けのソフトクリームの作り方／サーバーを使ったソフトクリームの作り方(要Flash))。Псиもソフトクリームを、材料を混ぜるところから作ったことがありますが・・・結果は、訊かないで下さい。
　混ぜて凍らせて盛りつけて終わりでしょ、と上のリンク先をご覧になって思った方は、是非お試し下さい。案外簡単です、途中までは。

　果たして家庭用ソフトクリーム製造機は、家庭用ビールサーバの後を次いで売れ筋商品となるのでしょうか。それとも家庭用ベルギーワッフル製造機の後を追ってブームと共に姿を消すのでしょうか。
　Псиの拙い予想では、別にソフトクリームはブームではないけど後者だと思います。

　Псиは、この誰が嬉しいのかさっぱり分からない家庭用ソフトクリーム製造機に、錆色の祝福を送信します。

　世界は今日も蜷色。こんばんは、Псиです。世界を定義するのは、天使にはちょっと荷が重過ぎます。そんなПсиが身分相応にスーパーへお買い物に行った時のことでした。
　その日の糧を求めて、初プレイで操作方法が分からないユリ・ローゼンバーグ並みにふらふらしていると、野菜コーナーで不思議な歌を聴きました。

　♪きのこのこのこげんきのこ〜

　・・・歌手を目指して上京するも、理想と現実の違いに打ち拉がれた男性が投げやりに歌っている様なその歌声と、あまりの洗脳ソングぶりに、Псиは思わず20分程その歌を聞き込んでしまいました。
　一体、あの歌はなんだったのでしょうか。おさかな天国がブレイクした後に登場した、雨後の筍ソングの一つなのでしょうか。ちょっと調べてみました。

　考えてみたら、「おさかな天国」という偉大なる先人の後を追った作品は多数。ぱっと思いつくだけでも、「コロッケのうた」や「牛タン音頭」、「ずんだもちのうた」に「まけるな！もんじゃ」・・・なんでもありですか。どれも「さかな」程範囲が広くない気がしますし。
　さて、肝心の「きのこのうた(仮称)」です。前述の「コロッケのうた」は、冷凍食品の製造メーカー「ヤヨイ食品」が販促用に作ったもの。そうすると、件の歌はきのこ関連の企業が作ったと考えられます。しかし、日本のきのこのパイオニアな企業は、不勉強なПсиにはちょっと浮かびません。そこで、企業に限らず「団体」に範囲を拡げて、検索をしてみました。すると、Псиの知らなかった団体が次々と出て来たのでした。

　30年続いているきのこ総合誌を発行したり、作り方が全部イメージで紹介されているレシピなどをWebで公開している財団法人・日本きのこセンターは、おそらく日本のきのこ情報の総元締。サイトの方々を探してみましたが、歌についての情報はありませんでした。
　次に目を付けたのが、しいたけ情報サイトと銘打ったきのこ新聞。大体週に一回くらいのペースで、椎茸の話題を更新しています。・・・よくよく考えてみると、とんでもないことですね。ちなみに、こちらにも件の歌の情報は無し。がっかりです。
　他にも、「日本きのこ研究所」や「埼玉キノコの会」などがありましたが、どこを見ても歌の情報はありませんでした。

　ところで、前述の「きのこ新聞」によると、10月15日はきのこの日なのだそうです。

　色変えは原文のままです。さて、きのこの日には何をするのかというと・・・「特別セール」「きのこを楽しみつつ勉強するバスツアー」「駅などで乾しいたけの無料配布」ええと。とりあえず、大分県大分市の中心地の商店街で行われた乾しいたけの無料配布では、「大分しいたけキャンペーンガール」も参加・・・よくわかりません。
　よくわからないといえば、どうして10月15日なのか、というのもよくわかりません。それについての説明を引用してみましょう。

　ここで止まってくれれば、特に問題はなかったのですが。

　どんな語呂合わせなのでしょう。Псиがいくら頭を捻っても、両者の音が全く結びつかず、考えれば考えるほど気になって仕方がありません。

　順調にきのこ雑学を実装しつつ、肝心の歌の方は分からず終い。どうやら、TVCMでかかっていて、そのCMは最後に出てくる緑色のきのこや二番目のきのこの変な顔が気にかかる・・・(参考)ごめんなさい、全然わかりません。

　Псиは、語呂合わせの謎と歌の謎のふたつを抱え込んでしまった上、きのこ写真を見過ぎて気分が悪いです。
　Псиは全国のきのこ好きに、八つ当たりの攻撃的電波を送信します。

　どちらかの謎が判明する未来の日に、続きます。

　geocitiesに門を開いてもらえないПсиです、こんばんは。最近、夜のgeocitiesがまた混み始めました。何度も「too many users」で蹴られてしまっては、更新意欲も削がれるというもの。でも、世の中にはLISAさんがm-floを抜けていたり、L'Arcのtetsuさんがシングルと同名の「蜃気楼」という水を販売するなど、様々なネタが転がっているのです。ちなみに、LISAさんのお話は8月8日のニュースだったらしいのですが・・・夏シフトで浮き足立っていたПсиは、すっかり忘れ果てていたことでした。

　さて、今日は邦楽の世界の動向は全く関係なく、電話料金のお話です。ПсиはPHS(しかもDoCoMo)を所有していますが、コースの設定がおかしいのか、携帯電話を相手に見境無く電話を掛けているせいか、携帯電話と比べて割安なPHSで結構な通話料を請求されます。
　この出方だと、「PHSと携帯電話の通話料比較」や「H"のサーヴィス云々」という話になりそうですが、全く関係ありません。単に電話関連の話題を振ろうとしただけなのですが、見事に失敗しました。

　というわけで、導入をやりなおしです。いつもПсиに1回だけコールを投げ、Псиに電話を掛けさせて長く喋るこの上なく不届きなヒトが、その日は珍しくПсиのPHSに5回以上コールを投げて来ました。なんだろうと思って電話に出ると、
　「PCからネットに繋ぐ時、妙にダイヤル時間が長い気がするんだけど・・・」
　サポートコールです。脱力しながらも無下にできないПсиは、そのヒトの家に行き、デフォルトになっていた国外の番号のダイヤル設定を削除して事なきを得ました。今頃、そのヒトの元にはとんでもない料金明細が届いているでしょうが、さすがにサポート外。Псиは報酬として有名なラーメン屋さんで一食を振る舞って頂いたため、Псиは美味しいところだらけの一件でした。

　さて。こうした「勝手に接続先の設定を変更させられ、とんでもない電話料金を請求される」という話は、かなりありふれた話です。変更後のダイヤルは、すっかりアダルト系御用達になってしまったサーヴィス「Q2」と国際電話の二種類が主流。
　Q2は電話料金と別に情報量を徴収しているため、こうした使われ方をされる理由も分かり易いのですが。どうして国際電話がQ2と同様の、もしくはQ2以上にこうした悪用の手口に使われているのでしょうか。ちょっと調べてみました。

　まず、ダイヤルQ2について見てみましょう。ダイヤルQ2はNTTが行っているサーヴィスで、多様な情報チャンネルが設けられていること、そして通話料の他に別途情報料(3分\10〜\300)がかかるのが特徴です。
　Q2サーヴィスの開始当初は、複数のヒトが一度に会話できる「パーティライン」が大流行。熱狂したヒトたちが後で莫大な電話料を請求される様は、CLAMPの「東京BABYLON」にも出てきましたね。もちろん、現在はチャットに追い落とされて見る影もありません。
　さて、Q2で問題になるアダルト番組は、実は事前に利用登録が必要なカテゴリ(0990-3で始まる番号)です。アレな雑誌に掲載されている劣情的な広告の電話番号はほとんどが普通の電話番号。その番号に電話をかけると、音声ガイダンスでパスワードとQ2のダイヤルを流していたそうです。アナログなアドレス転送ですね。
　話を戻します。Q2ダイヤルを使ったプロバイダに勝手に接続してしまうサーヴィスは、事前登録が不要なカテゴリです。つまり、認証が不要な上に、普通に情報料・通信料を取られるという素敵仕様。サーバさえ立ててしまえば、後は放っておいてもボロ儲けです。
　NTT東西は、回収代行手数料(情報料の9%)で53億円の収入があったそうです(平成12年度)。xの9%が53ということは、xは(53/0.09)*100≒447。ということは・・・Q2の市場は447億円・・・とんでもないですね。

　こうして隆盛を誇ったQ2ですが、NTTはカテゴリ分けを変更。ネット接続サーヴィスも要パスワードのカテゴリに分類され、そのパスワードはNTTに申請しないと分からないシステムに変更。Q2のフットワークの軽さはもろくも崩れ去りました。
　しかし、彼らはくじけません。Q2に代わって世間を賑わせているのが、国際電話を利用したサーヴィスでした。

　国際電話の通話料は、発信国の国際電話会社が半分、受信国の国際電話会社が半分をそれぞれ徴収します。たとえば、日本のПсиがロシアのヲタ少女秋葉いつきさんに電話をかけたとします。この時の通話料が\20,000だとすると、Псиが国際電話でマイライン登録している某会社が\10,000、ロシアの国際電話会社(Я社とでもしましょうか)が\10,000がそれぞれ分配されます。
　この電話会談で、Псиは秋葉いつきさんにアイドル性を見出し、秋葉いつきさんの電話のポータルサーヴィスを考えたとします(あくまでも例えです)。Псиのサーヴィスを利用すると、秋葉いつきさんがいつでもお出迎え(実際は教育済み「P.A.S.S.(ロシア語版)」)。ロシア語さえ話せれば、秋葉いつきさんとアレな話題を楽しむことができる、というのが売りです。秋葉さんには、非営利であることを強調し、名前と写真を使わせて頂く代わりにでじこ人形をプレゼントしておけば、肖像権で焦げつくこともなさそうです(秋葉さん、ごめんなさい)。

　さて。これだけではПсиはお金を得ることができません。国際電話には、Q2の様な第三者がお金を得るサーヴィスは提供されていないからです。それではどうするのかというと、ПсиはЯ社と密談を交わします。すなわち、「ロシアに拠点を置いた電話のサーヴィスを展開しますので、ちょっとお金を下さい」という交渉です。
　先程説明した通り、国際電話の通話料は発信国と受信国で半分ずつ徴収。どちらにとっても大きな利益が見込めます。ですから、利益の内の少しをリベートしたところで、アクセス数自体が多くなれば十分に採算が取れるのです。
　仮にリベートの率を(高すぎますが、分かり易い様に)10%と仮定して、先程の\20,000の内訳を見てみると

• マイラインで指定した国際電話会社：\10,000
• ロシアの国際電話会社Я社：\9,000
• Я社と結託したПси：\1,000

　ロシアへの電話料金は(時間帯によってばらつきがありますが)だいたい3分600円と考えましょう。そうすると、ひとりが30分話せば6,000円。この時点でПсиは300円の収入です。人数が増えても、ひとりあたりの通話時間が伸びても、どっちに転んでもボロ儲け。なんて素敵でしょう。
　ただ、理解できないロシア語を30分聞き続けるヒトが何人いるかというサーヴィス自体の問題はありますが。単純に、これを「プロバイダサーヴィス」に置き換えれば、どれだけ美味しい話かが分かると思います。

　ダイヤルQ2の被害では、その利用が意図しない悪質なものの場合、NTTに申請をすることで「情報料」を免除される場合があります。ポイントは、通話料は払わないといけない点です。つまり、何をどうやっても通話料は免除されません。
　国際電話では基本的には通話料しか発生していないため、国際電話会社に掛け合ったところでどうにもなりません。また、ユーザが支払い免除になった場合、Q2では企業には全く収入が入らないことになりますが、国際電話なら確実に回収できます。

　ずいぶん長くなってしまいました。ともあれ、一番は煩悩を抑制すること、そしてActiveXを使ったスクリプトは、切るか確認ダイアログを出す設定にすることが重要です。Windows使いは後者をしておかないと、何もしていないのに突然接続先が変わるなんてこともありますからね。
　あとは、問題が起きたら消費者センターに問い合わせることです。この手の質問はかなり増えているそうなので、的確なアドヴァイスをしてくれるに違いありません。

　Псиは、こうして搾取の手段を日々考える業者の方と、まんまと搾取される懲りないヒトに水子の呪いを送信するとともに、秋葉いつきさんに祝福を送ります。

　もうキャラものTCGは嫌です。こんばんは、Псиです。このままいちごTCGだのどれみTCGだのと言い続けると、誰が喜ぶのか解らず、Псиも書いていて困り、ほかん庫さんで「邦楽」というKeyを元にいらっしゃった方は即座に帰って二度といらっしゃらないこと必須です。
　Псиは、Псиの本分を思い出すべきなのです。Псиの本分は邦楽、それもヴィジュ寄りだった筈。なのに・・・どこで選択肢を間違えてしまったのでしょう。

　というわけで、今日は邦楽ネタです。でも、ヴィジュではありません。ヴィジュではありませんが、もしかしたらこのページをご覧になっているみなさんには、とても馴染みだった方々のニュースかもしれません。

　みなさんは、「ユニコーン」というバンドを御存知でしょうか。バンドブームに乗って登場し、早々に独自の世界を展開するも、世に知られた曲は1stシングル「大迷惑」とラストシングル「すばらしい日々」だけ。考えてみれば、デビューしてから解散まで、一度もタイアップ曲を取ったことの無いバンドだったのでした。そう考えると、今更ながらにバンドとしてのすごさを実感してしまいます(もっとも、メンバーがダウンタウンの番組を中心に方々に出演していたので、知名度はあったでしょうけれど)。
　ユニコーンの特徴といえば、驚くほどのマイペースぶりと尊敬すべきネタ根性。CMタイアップ曲争いでTM NETWORKに破れたユニコーンは、反抗の意味を込めて誰が聞いてもTM調な曲「PTA〜光のネットワーク」をシングルで発表。また、この曲が収録されたミニアルバム「踊る亀ヤプシ」は飛び出す絵本形式の完全限定CDだったのですが、この様な形式になった理由は、購買層アンケートによると、ユニコーンのCDが子供に全く売れていないことがわかったから・・・ええと。
　また、ユニコーンの特徴といえば、クレジットでは奥田民生さんがボーカルですが、作ったヒトが歌うシステムを採用していたため、後期のアルバムではメンバーがそれぞれ歌っていたという点でしょうか。この幅の広さこそがユニコーンの魅力だったと言えるでしょう。解散を早めるきっかけになったと考えられなくもないですが。

　さて、そんなユニコーンですが、1993年に解散した後もちょくちょくアイテムが出ています。やはり圧巻は、2000年末に出たDVD「MOVIE9 1/2 COMPLETE EDITION」でしょう。それまでのクリップ集に収録された全曲に加え、「Maybe Blue」や「Pink Prisoner」などのお蔵入りクリップも収録。どうして解散からこんなに時間を置いて、とも思いましたが、考えてみればDVD。おそらくこのタイミングに、すべてのクリップを網羅したアイテムを出そうと考えたのでしょう。そう思い、Псиは今更ながらに購入を考えていたのでした。
　しかし、そんなПсиを足留めする不思議なアイテムが発売になるそうです。どうやら、ユニコーンのデビュー15周年記念盤が12月に発表されるそうなのです。

　どんな名前ですか。それはさておき、気になるのは「ソロ楽曲11曲が収録された」CDです。かつて、ユニコーンは「EBI奥田阿部西川手島」の名義でそれぞれのソロ楽曲五曲が収録されたシングルを出したことがあり、更にソロでシングルを1枚ずつ出した経緯もあります。前者は完全限定生産で、収録された音源もその後に世に出ることはありませんでした。辛うじてバンドスコアは出ましたが、阿部さんのソロ曲「白い部屋」はアーティストの意向により歌詞は掲載できませんというあんまりな表記があったため、想像で完コピも不可。まさに幻の音源と化していました。
　その音源が復活するとなれば、とても有意義なことです。・・・が、その作品の五曲＋シングルA面五曲を合わせても、11曲にはならないのですが・・・一体どうなっているのでしょうか。
　また、DVDには今まで発売されたすべてのクリップが収録されているそうなのですが、それは単に前出の「MOVIE9 1/2」のクローンでは、という気もします。

　そうはいいつつも、とても気になるアイテムなことは間違いありません。Псиは音源を全部持っているため、当初の予定通り「MOVIE9 1/2」を買えば話は早そうですが、ヴィジュの世界にいると限定物に弱くなる法則から、買ってしまう可能性も否めません。この内容(曲目がわかりませんが)で\6,999(ロック・プライスらしいです)はどう考えても安いですし。
　なお、ユニコーンの再結成は特に予定されていないそうです。そうなると、このアイテムが誰に媚びて世に出るのかますます分かりませんが、そんな邪推は置いて期待したいところです。

　Псиは、ユニコーンの作品と、ユニコーンを愛するヒトたちに祝福を送ります。

　どうしてヲタな話題ばかりでしょうか。こんばんは、Псиです。昨日や一昨日のニュースでPlastic Treeのアルバム「トロイメライ」のレビューをしようと思いましたが、激しく「個」なお話なので中止した次第です。代わりに、今日の日記はライヴも絡めてアルバムを見ていますので、興味がありましたら。
　さて。今日はPlastic Treeのライヴで浮き足立っていた最中、近所のショップで遂に東京ミュウミュウCGC(以下、いちごTCG)を購入しました。もっとも、スタータ・・・いえ、「はじめてセットにゃん」を1つ、ブース・・・ええと「あつめてパックにゃん」を3つというお試しモード全開な買い方ですが。ともあれ、この恥ずかしい商品名をなんとかしてほしいところです。

　それでは、「はじめてセットにゃん」の中を見てみましょう。内容は次の通りです。

• プレイシート兼ゲームマニュアル*1
• レアカード(ホロ)*1
• アンコモンカード*11
• コモンカード*43
• カードリスト*1

　カードリストのNo.が2/3ということは、1/3と3/3のためにあと二つ買えということですか。また、折り畳みプレイシートの裏面にゲームの進行が書いてあるのですが、ゲームをしながら参照することができません。やはり、「はじめてセットにゃん」は複数買いが前提の様です。
　それはそうと、この中に入っていたアンコモンカードは、《キメラアニマ出現！その1(055)》が2枚、《キメラアニマ出現！その2(056)》も2枚、《キメラアニマ出現！その10(064)》と、やっぱり2枚の《ミュウミュウプリンメタモルフォーゼ！(070)》、しつこく2枚の《ミュウミュウイチゴメタモルフォーゼ！(067)》・・・どうしてこんなに重複していますか。
　また、デッキに５枚入れなくてはならない「ミュウミュウカード」は《ミュウイチゴ(003)》2枚に《ミュウプリン(030)》3枚。・・・どうしろと。
　ところで、レアは「ホロ」と書いてありますが、どう見てもホロというよりはキラです。というか、ホログラムでいちごが浮かび上がってくるカードなんて持っていたくありません。呪われそうです。

　「あつめてパックにゃん」は10枚構成。レア1枚・アンコモン2枚という、10枚入りのパックとしては順当な数です。ただ、レアカードは必ず光っている様なので、パック内の1枚は必ず光るという衝撃の事実。ここで、いちごTCGのレアリティ枚数内訳を見てみましょう。

• レア(ホロ)・・・26種
• アンコモン・・・45種
• コモン・・・64種

　光るカードが26種類。前代未聞です。全てのパックに一様に光るカードが入っているという事実は、光るカードそのものの希少性を下落させることは自明の理。どうしてレアを光るものと光らないものに分けなかったのでしょうか。TCGの搾取率にココロが痛んだとかの善良なお話なら良いですけれど。
　さて、絵柄に関してです。ゲーム自体がCGC(カードゲームコレクション)と銘打っているくらいですから、コレクション性も当然重要視されている筈です。実際、キャラクターカードに関しては、背景等を排除し、ある程度色味も調整されているのですが・・・問題はイベントカード。何も考えずにテレビの画像をそのままキャプチャーという荒技によって作られたカードは、色褪せすぎて見る気も起こりません。アンコモンの《何ですの！？(090)》は「対象の「使い捨てカード」の効果を無効にする」という対象限定《対抗呪文/Counterspell》カードですが、この色がぼけすぎた絵を見たら、デッキに3枚装備するヒトは考えられません。テキストがあればTCGは充分、というヒトは多いですが、なまじ絵があると、それはそれで重要です。プレイ中にその絵を見ないわけにはいきませんしね。

　ゲームのルールと進行に関しては、今回はパスです。今回をスルーすると永遠にその機会がなさそうですが、それでもスルーです。
　どうしてこうまでスルーしたがるのか、それは今回3パック購入した「あつめてパックにゃん」のレアを見て大変疲れたというのがその理由です。何を引いたのかというと・・・

• 《桃宮いちご(ネコ耳)[009]》
• 《黄歩鈴(パジャマ)[034]》
• 《藤原ざくろ(パジャマ)[043]》

　・・・パジャマ姿で嬉しそうに飛び跳ねる歩鈴や、とんでもなく虚ろな目をして彷徨っているいちごの絵(しかも光り物)を見ると、Псиのココロが壊れてしまいそうです。

　公式ページにイベントのページがあるということは、何かしらのイベント展開があるのかもしれませんが、Псиはもう知りません。ネタで追い掛けるのも、ここまでで充分でしょう。
　本来ならゲームの目的や想像され得るテンポなどから、ゲームそのものに言及するべきでしょうが、アマダのキャラものCGCはどれも一緒っぽいので、いつかまとめて取り上げることがあるかもしれません。

　Псиは、ターゲットがいまいち不明ないちごTCGに、祝福も呪いも送りません。まず、スターターとブースターの名前の変更から頑張って欲しいと思います。

　↑遅過ぎます。こんばんは、Псиです。いいのです、Псиの情報は少しくらいズレがあるくらいで丁度良いのです。北海道では「あずまんが大王」の後に「天使な小生意気」を放映(しかも水曜日)と今日になって知って驚いてしまうくらいにズレていても、それはそれで仕方がないのです。ちなみに東京では、前者は月曜深夜、後者は土曜深夜です。
　そんなわけで、東京ゲームショウが20日に開幕しました。たくさんの企業が参加し、新作の情報や初出の情報、限定グッズ、限定イヴェントなどが繚乱する、まさにゲームの祭典です。
　その祭典へ、Псиは行きません。今日は朝起きたらお昼過ぎでしたし、明日はライヴがあるのでそれどころではありません。というわけで、今日のニュースは、東京ゲームショウに行けないПсиが送る、東京ゲームショウで期待すべきゲームの数々です。

　ひとつめは、パンドラボックスのゲーム「リストラの朝」です。このゲームは、「Pandra Max」というシリーズの一作。「Pandra Max」という汎用システムを使うことで、廉価で完全新作ソフトを供給しようという、とても素敵なコンセプトのシリーズでした。実際、第一作の「Dragon Knights Grolius」の価格は\1,980。もちろん新品です。タイトルが18kゲーム史に燦然と輝くあのゲームに似ていること以外は、大変注目されるに値するソフトだったと思います。実際にプレイしてみると、選択肢を解くのにメモが必須なことや台詞回りの効果がちょっとチープといった、いわゆるアレな点はいくつもあったものの、価格を見れば悪くはなかったと思います。冒険に無駄に美少女が絡んでくる展開に嫌気が差さなければ、そして日曜日には出逢った女の子とデートという誰に媚びているのかわからないシステムに唖然としなければ、そうそう悪いゲームではありませんでした。もっとも、Псиは途中で放置モードに移行しましたが。
　さて、このPandraMAXは、当初より幾つかの作品がラインナップされていました。その中でもПсиが気になったのは、如何にも観念系な自称「不条理ホラー」のヴィジュアルノベル「闇の蛹」と、そして「リストラの朝」というゲームでした。「リストラの朝」はこんなゲームです。

　つまり、話次第では会社次第にとって敵にも味方にも、そして新たな脅威にも、更には何もせずに見ていることもできるわけですね。話のダークさ加減といい、かなりПсиの好みです。

　PandoraMAXの発売予定ラインナップは、最初は予定通りに作品が出ていたのですが、先にПсиが気になったと言ったキワモノふたつを出す前に、当初ラインナップには無かった「ONI　零〜復活〜」を発表。そうです、あの「ONI」です。この作品が会社自体に終止符を打ったのか、PandoraMAXシリーズの作品は遂に出ないままでした。今ではWebすら更新されず、掲示板が今でも活発です。

　実際、安価でゲームをプレイするというコンセプトは、「Simple 1500」シリーズと完全に被ってしまいます。もっとも、その当時の「Simple」はテーブルゲームや定番ゲームばかりだったので、とにかく早い段階で作品を店頭に並べることができれば、上手く棲み分けも出来たに違いありません。今となっては、Simpleシリーズ自体がなんでもありなので、安価な新作シリーズというのはインパクトが薄い気がします。
　それに、第一作の「Dragon Knights Glorius」が世に出たのは1999年11月。「リストラの朝」はその頃から「発売日未定」でしたが、もしも2000年冬辺りに出たとしても、画期的なゲームとして話題をさらっていたに違いありません。今となっては「かまいたちの夜」が復活し、なんでもできる分岐ゲーム「侍」などの新作競合製品も多数。爆弾を持って出社という設定も、9.11以後はアレということで、完全に時期を逃した期待作になってしまいました。・・・それでも、プレイはしてみたいですけど。

　次は、「ナムコスーパーウォーズ」です。これは監修：namco・製作：BANDAIという異色のタッグが送る、ナムコキャラ多数登場のシミュレーションRPGです。・・・製作がBANDAIでコンセプトキャラ多数、加えてタイトルが「スーパー」で「ウォーズ」なところから推察できる通り、要は「スパロボ」ナムコキャラ版。ホリ・ススムくんと平　景清が一緒に戦う様は、是非是非見てみたいものでした。
　実際、当初の「4月25日発売」に向けて、ゲームショップではポスター等が貼られるなど大々的に宣伝。ポスターではワルキューレが青くて首が増えそうな竜に乗っていたり、ワンダーモモやベラボーマンがいたり、往年のナムコファンの期待をガゼルモーター超フル回転な勢いで圧し上げたのでした。

　しかし、そうしてファンの期待が高まる中、「諸般の事情」で突如発売延期。その後、ファミ通の新作予定を見ても「発売日未定」に押し込められていました。
　結局、紆余曲折の上に10月31日に発売が決定したそうですが、このソフトはバンダイ・ナムコ両陣営からまともな待遇をしてもらえるのでしょうか。「紆余曲折」の中味がさっぱり分からないので大きなことは言えませんが、発売一ヶ月前なのにどちらのブースでも取り上げられないという悲惨な事態が起こらないことを、ただただПсиは望むばかりです。

　長くなったので詳細は割愛しますが、他にも「浦島次郎(バップ)」や「黄金バット(学研)」といったПсиが気になっているソフトは多数。Псиが気になるくらいですから、きっとゲームショウでは何かしらの情報があるに違いありません。
　Псиは、戦うゲーム業界に祝福を送るとともに、これらのゲームの情報をゲームショウで見かけたら、是非Псиに教えて下さい。

　X-box。囲い込みの王者であるMicrosoft社が開発した次世代ゲーム機としてアレな期待を一身に浴びつつも、発売当初のトラブルとその対応のまずさから売れ行きは伸び悩み、アレな方々からは凶箱の烙印を押された不遇のマシンです。
　実際、スペックは他の次世代ゲーム機と比較しても遜色の無い筈なのですが、PSのソフト資産がそのまま使えるPS2、スマッシュブラザーズDXがあるGameCubeに比べ、ソフト面での弱さが目立ってしまうのは否定できません。もっとも、Псиは日曜日にDreamCastを手に入れたばっかりなので、次世代ゲーム機なんて夢のまた夢です。え？ゲーム機でDVDが見られる？みなさん、寝言は寝てから言いましょうね。

　そんなX-boxですが、最近はおかしな方向にマニア向けなソフトが登場しています。最近話題のゲームといえば、パッケージが9kg、専用コントローラのボタン数が40個の本格ロボット操縦シミュレーション「鉄騎」でしょうか。無駄にボタンが多い(ボタンの多くはハッチ開閉ボタンやOS起動ボタンなど、一度押したらゲーム中は二度と触れる必要の無いものばかり)上、もしも撃墜された時はプラスチックのカバーを上げて脱出ボタンを押さないと、プレイヤー(の化身)は機体ごと死亡。死亡したわけですから、セーブデータは全部吹き飛びます。ボタン数も無駄なら、熱の入り様も無駄。本当にたまらないゲームです。
　Псиも、この「鉄騎」と「真・女神転生NINE」のためにX-boxの購入を真剣に考えたことがありますが、「鉄騎」の価格(約\20,000)を見て、謹んで辞退致しました。価格分は楽しめると思いますが、本体(\24,800)＋\20,000はさすがに悲惨です。
　違う意味でマニア向けといえば、DOAビーチバレーがありますが・・・カテゴリ違いなので、Псиは黙殺しておきます。

　そんな異常なマニアックさがかつてのSEGAのハードを思わせるX-boxに、おかしなソフトが登場です。なんと、声で美少女ロボを育てるゲームだそうです。

　・・・「ちょびっツ」という単語が頭に浮かびましたが、謎の怪電波でしょうから放っておいて。

　とりあえず、一部の名前ではどうしてもボロが出る、ときめきメモリアル2以降に搭載されている音声合成エンジン「EVS」よりは期待が持てそうです。根拠はないですけど。・・・記事中の「iバリュー　クリエーション」が気になったので、Googleで検索してみました。元は地図情報や乗り換え情報を提供するWebサーヴィスの様ですが、技術紹介の「道順案内文の自動生成技術」の辺りにちらほらと出てくる「音声合成技術」というのが、このゲームで使われている技術なのでしょう。元々違う分野で使用されていた技術を引っ張って来た、という辺りが興味深いですね。

　プロデュースが広井王子さんという点をポジティヴにとるかネガティヴにとるかで前評判が変わると思いますが。とりあえず、「育成「Primal Image」」とか「一日中家にいる井上涼子」、「毒を抜かれて美少女スキンを被ったシーマン」などの頭を過る怪電波は脇に置いて、東京ゲームショウでの更なる情報を期待したいところです。

　Псиは、P.A.S.S.のライバルとなるであろう、さち10KBさんに祝福を送るとともに、DreamCastのソフトを「デスクリムゾン2」しか所有していない現状に泣きそうです。
　ПсиはDCのソフトを買うべきか、それとも新しいゲーム機を買うべきか、どなたか教えて下さい。

　みなさんは、「ヴァミリオン・プレジャー・ナイト(以下VPN)」という番組を御存知でしょうか。日曜日の深夜、テレビ東京で放映されていた番組です。30分の放送時間に、コントともドラマともつかないシュールなスキットを詰め込んだ番組でした。
　どれくらいシュールかというと、カラダが腐ってロクにコトバも聞き取れないゾンビ一家の平和な情景(最後は必ず大暴れ→虐殺モード)や、コトバも教えてくれる女性も教えるポーズもいちいち劣情的な上、良い例と悪い例の差がさっぱり分からない「ワンポイント英会話」、女性二人が自分を捨てて演歌な料理ソングを歌いながら料理を作る「ミッドナイト・クッキング」など、アレな嗜好の方にはたまらない描写が満載。それでも、映像や音楽のセンスはとんでもなく良質で、和服女性6人がアングラっぽく楽器を演奏し歌うPV風のヴィデオ「唄う六人の女」などは、シーンと構図の美しさに感激したものでした。
　この番組の素敵な点は、音楽や映像のセンスも多分に挙げられますが、なんといっても女優さんのカラダの張り具合を置くことはできません。オーバーで笑える演技を貫く本気さ加減が、この番組の質を飛躍的に上昇させたといいます。ちなみに、この番組の製作は吉本興業。吉本ってこんなカラダの張り方もするんだ、とПсиは半ば感動しながら、毎週日曜日を楽しみにしていました。

　そんなVPNも早々に終わってしまい、Псиは本気でがっくり。しかし、このVPNから5分枠に独立し、UFOキャッチャーの景品にまでのし上がったコーナーがありました。それが旧「フーコン・ファミリー」、現在の「オー！マイキー」です。
　「フーコン・ファミリー」で演技をするのはマネキン人形。主人公マイキーとパパ、ママを中心に、登場人物はすべて始終笑った顔のマネキンです。マネキンなので、基本的に静止画の連続。主体性の無いパパ、ヒステリックなママ、そして純朴な少年マイキーと実質的な演技は台詞だけなのに完全なキャラの立ち様、台詞の応酬に逆らう様な笑顔のまま動じない表情、それでも退屈を感じさせない構図と画面切り替えの上手さ、一通り会話が続いた後の引き絵で笑い合う家族の図・・・Псиは、今日ほどコトバで上手く説明できないことが悔やまれる日はありません。
　ともかくそのシュールさは、アレな嗜好のヒトにはたまらない内容。興味のある方は、火曜日9:54p.m.からテレビ東京をチェックしてみて下さい。地方のヒトはごめんなさい。

　さて、「VPN」も「オー！マイキー」もやっぱりコアなファンが多かったらしく、今年の春には「カラー・オブ・ライフ」という映画版VPNを放映。東京ではシネクイントで単館レイトショーという辺りがいかにもアレな嗜好のヒト向けでした。また、夏には「ワー！マイキー」というマイキー単独映画も放映。他にもマイキーのフォトコミックやクレーンゲームの景品になるなど、人気は地道にパラサイト。下手をすると、どこいつの「リッキー」並みにブレイクしそうな勢いです。
　そんな「オー！マイキー」が、遂にDVDボックスで登場します。三巻セット、各13話収録で\9,800。単純に3で割ると1巻\3,200くらいですから、ちょっと割高な「トムとジェリー」DVDだと考えれば随分お得だと言えます。
　ちなみに、このDVDボックスの特典ですが、「北斗の券DVDボックスを購入した今、余程の特典では俺を驚かせることは叶わず！！」と思わずマッチョでモヒカンな台詞を吐いてしまう方もびっくりの特典が付いてきます。

　本物のマイキー！もらっても置き場所に困ること必死ですが、それでも無駄に欲しいことこの上ありません。なんだかおかしな雰囲気のジオラマ人形も気にならないわけではありませんが。
　なお、DVDボックスは11月13日発売で完全限定生産だそうですので、迂闊にもハマってしまったヒトは予約をお忘れなく。

　Псиは、やっぱり低価格なVPNのDVD全五巻を揃えたいと共に、マイキー同盟に祝福を送ります。

　基本的に、Псиは芸能ニュースに興味がありません。昨日、リンク集に増やしたカテゴリ「音楽ニュース／大手」には、音楽というよりも芸能・スポーツがメインのサイトがあります。でもそれは、芸能と音楽が一緒に扱われることが多いためにリンクに加えただけで、企業として報道される芸能ニュースの多くには興味がありません。Псиも見た「仮面ライダー龍騎　EPISODE FINAL」で「仮面ライダーファム」の変身前「霧島美穂」を演じた加藤夏希さんの目標が岩下志摩さんだろうと、別にどうだって良いのです。
　そんなПсиにとって、芸能人の結婚話や色恋沙汰は完全に参照違い。Windowsで言えば、運が良くてエラーダイアログ、運が悪いと青画面です。良い具合に意味不明になってきたところで、今日のニュースです。

　「宇多田ヒカル「子づくり宣言はします」入籍後初コメント」という記事を見ました。ここまで読んだ方なら解る通り、Псиの興味とはベクトルが正反対。結婚生活で得るものがあって、それが作品に反映されるなら、Псиはそれで満足です。しかも、パートナーである紀里谷和明さんは、新星堂のUH3+紹介ページに

　という紹介をされる様な方です。「Traveling」のクリップに感動しつつ、紀里谷さんと聞いて「誰それ？」と言っていたヒトは、ちょっぴり反省してください。ともあれ、ふたりがお互いを高め合い、それぞれの作品が素晴らしいものになれば、それでПсиは良いと思います。たとえ、紀里谷さんがここぞとばかりに悪評判を書き立てられても、そんなことはどうだって良いのです。

　しかし、先程のニュースの文中から、宇多田ヒカルさんの日記へジャンプ、読んでみたところ、実は結構面白かったため、今回は件の日記をヲチします。日記ヲチといえばヨシミさんの独壇場。面白さで追いつけるかは解りませんが、アルバム「Deep River」をヘヴィローテーションで再生しながら頑張ってみようと思います。

　タイトルは「とりあえず一週間を突破、、、」、書き込みのあった時間は15日の09:04a.m.だそうです。・・・日曜日だというのに、ちゃんと朝は起きているんですね。書くのにある程度時間がかかったことを考えると、起きたのはもっと早い時間だと目されますが・・・まさか、制服変身系美少女アニメや忍者系特撮番組を見ながら日記を(ありえません)。
　暴走はともかく、本文を見てみましょう。日記はこんな始まり方をしています。

　・・・好感度、80%UP。なんて無敵な書き始めでしょう。最初でしっかりとココロを捉えつつ、日記は段落を変えて以下の様に続きます。

　すみません、鰻登りの脳内好感度をなんとかして下さい。謎の語尾をはじめとした言語芸の数々を始め、純粋に文章として面白いです。
　内容も内容で、「幸せが作品を壊して、結果不幸」という有りそうだけど普通に無い状況への心配や、手放しに祝福ができないファン心理を「私はなにも変わらないじゃんかよう！」と一蹴。
　Псиも(天使なので結婚が難しそうという状況は横に置いて)結婚したからといって、何かが急に変わるとは思えません。結婚というコトバに潜むものの多くが「幻想」であることは、なんとなく想像が付いています。
　・・・ですが。たとえばПсиが結婚したとして。Псиの結婚生活を不安がってぐちぐちつっかかるヒトを「結婚しただけじゃーん！」という一言で蹴ることは、きっとできません。仕事と私生活をどの様に分けるのか、実際の障壁はこれからいくつも出てくると思いますが、この清々しいまでの潔さで乗り切って頂きたい所存です。

　とりあえず、「もう！もうもうもう！」がツボです。

　更に、日記は次の様に続きます。

　実際、プロダクトを実際の何かと結びつけると現実味を帯びたせいで途端に気分が萎える、ということはよくあることです。黒夢のシングル曲「少年」の「認められない奴がしてた〜」の下りは清春さんがキライな某ヒトに対する当て付け説・・・は噂なのでともかく、「FinalFantasy」のFinalは坂口プロデューサーにとってFinalの仕事だった様ながっかり具合。Buck-Tickの楽曲「タナトス」の「舞台裏を覗けば　夢は終わるさ」ですね。
　たとえば、「SAKURAドロップス」の歌詞に「秋のドラマの再放送」というコトバが出て来ますが、これに具体的な番組名を当て嵌めるも、そのヒトが持っている「秋のドラマの再放送な雰囲気」を当て嵌めるも、リスナーの自由です。それを、「宇多田ヒカルさんはＸＸのドラマが好きだと言っていた」ことから始まって、最終的には歌詞の内容をそのドラマになぞらえる行為は、あまり面白いものではないと思うのです。
　アーティストの実生活なんて眉唾かつ不毛なものをヲチする暇があったら、そのアーティストのアウトプットを味わう時間に充てましょう。・・・今日ばかりは、あまり偉そうに言えませんが。

　その後、結婚は「スタート」であること、発表が急だったから錯覚するかもしれないけれど、結婚自体は前から考えていたこと、病気は雑誌で騒がれている程大したことではないこと、などが相変わらずの言語芸で書かれています。
　この辺りに、ZAKZAKが取り上げていた

　と、「子づくり宣言」というコトバが出てくるのですが。「子づくり宣言」って、具体的にどんなでしょう？「私はＸＸ月出産を見込んで、今日から○○月までの間に子供をつくるさ！」ってことでしょうか？
　もちろん、ある程度の計画性が必要でしょうし、仕事が不規則／波があるアーティストであればなおのことですが、それでもコドモはある程度「できる」という不確定な面があると思います・・・。「子供が三ヶ月告知」とか「子供が六ヶ月で確定告知」とかなら話は解るのですが。

　そして、話は唐突にカプチーノ話に。

　カプチーノの第一印象がちっちゃい頃想像していた雲の味にぴったしかんかんと、飛ばしまくっている宇多田ヒカルさん。Псиは残念なことにコーヒーが飲めないため、賛同も否定もできません。
　でも、「汚染されていそうな都会の空の雲＝カプチーノの苦み」という等式は、なんとなく頷けそうな。カプチーノも当然飲んだことありませんけど。
　たぶん、この辺りの感覚に、強烈な言語感覚の素が潜んでいる気がします。

　最後は、アルバム「Deep River」の曲「A.S.A.P.」の、ライナーノートに無い歌詞について。ファンのBBSで議論になっているのを見て、言いたくて仕方がなくての暴露だそうです。
　「A.S.A.P.」は英詞を歌うヴォイスが幾つか重なったままフェードアウトするのですが、トラックの終了直前、04:36辺りから急に日本語の歌詞が入ります。
　「会いたい時に君はいない」はわかりましたが、「泣きたい時は遠慮しない」は何度聴いてもそう聞こえません。どう聴いても「泣きたい時に嘘はぃない」としか。
　とりあえず、タイトルから石橋貴明さんと工藤静香さんを思い出した方は、激動のシベリヤ送りです。

　長くなりました。今回のヲチの結論です。

• 宇多田ヒカルさんの日記は普通に面白い
• というか、言語芸が強烈
• 現実味(＝結婚にそうまで幻想を抱かない素振り)と不思議っぷり(＝カプチーノ)の両方のそれぞれを強力に実装
• Псиの好感度はカンスト状態に

　Псиは、宇多田ヒカルさんの楽曲を好みながらも、ブラック・ジャックのピノコの演技やドラマ「HERO」でのウェイトレスの演技が払拭できず、手放しで好きとは言えない状態でした。
　でも、楽曲・PV共に「Traveling」で完全にノックアウトされ、それからはだいぶ見方が変わって来ました。そもそも、あのブラック・ジャック(FLASH版)自体、今では全然話題に上りませんし。
　レガシーな知識は口に出さずに覚えておいて、いざという時ネタにするのがポリシーのПсиは、こうした宇多田ヒカルさんの視聴者的負の遺産をココロのネタ帖にしたためて封印することにします。

　Псиは、宇多田ヒカルさんの新たな生活と、そしてこれから生まれて来るであろう数多の作品に、ココロから祝福を送ります。

　敬老の日ですね。こんばんは、Псиです。・・・振っておいて言うのもなんですが、714歳を老年にカテゴライズする不届きなヒトが出ないとも限らないため、この話はさっさと切り上げます。
　・・・ヒトが、それも極東の民族がでっち上げた記念日を、安易に天使に割り振るのはかなりイノチ知らずな行為ですので、そのつもりでいて下さると有難いです。うふ。

　さて、今日はちょっと遠出をしてきました。遠出をした先のコンビニはネタの宝庫。旅目が絡んでいるのかは知りませんが、棲み家の近くのコンビニでは味わえないおかしなネタが、そこかしこに転がっているものです。
　ふらふらとコンビニの中を歩くと、レジの脇の寿命が近い為に投げ売りコーナーで「わがままな天然列島TCG」のブースターが置いてあるのを見かけました。定価150円のブースターが75円。きっちり半額です。
　供養の意味も込めて、3つほど手に取って店内の巡回を再開すると、更に素敵な代物にぶつかりました。というわけで、今日はその素敵な代物、タカラのフィギュア付き食玩「チョコQ」の限定版についてのお話です。

　まず、「わがままな天然列島TCG」についてです。これは、Псиも以前取り上げたことがあります(7月21日のニュース)。プレイシートが絶対必要、動物の解説は何行もあるのにカードテキストは一行、スターターに付属のフィギュアが必要、なによりもカードを見ても直感的には解り得ない、複雑極まるルールなど、およそTCGの既成概念を手当たり次第に破壊したチャレンジャーな対戦型シミュレーションカードゲームでした。
　一応、ブースターパックには「孤高の覇者」というもっともらしい名前が付いていますが、レジ脇で半額値札付きで群れている現実は容易に拭い去れません。それでも、9月末にはブースターパック2が出る模様。・・・頑張って下さい。

　さて、「チョコQ」に話を戻します。これは、海洋堂製のフィギュアを卵型のチョコレートの中に封印した食玩です。元はフルタ製菓と共同で「チョコエッグ」として発売、爆発的な人気を得ましたが、お家騒動でごたついた新体制のフルタは、海洋堂と契約を切ってしまいます。海洋堂は様々な改善策を提示するも、結局折り合うことはなく「チョコエッグ」は凍結。オトナ買いの勇者たちは大いに泣きました。良い気味です。
　新しいパートナーを探していた海洋堂は、タカラの熱烈な声を受けて「チョコQ」の開発を決定。ついに今月から、店頭に並ぶことになったのでした。・・・Псиは、TCGは益体の無いものにも手を出しますが、フィギュアの世界は全く興味無し。ですから、この話にも何の感慨もありません。
　ところが。現在店頭に並んでいる、「チョコQ発売記念限定版」には、「日本の動物第6弾(全24種)」「ペット動物第3弾(全30種)」に加え、「わがままな天然列島」のカードが1枚入っているのです。以下、パッケージの裏面からの引用です。

　・・・ルビが多いせいで表示が遅いかもしれません。また、ルビを上付きではなく後付けで解釈するエージェントをご利用の方は、上の文章が強烈に鬱陶しいと思います。ごめんなさい。
　それはともかく。確かに豪華は豪華なのですが・・・海洋堂で動物繋がりならなんでも同梱でしょうか。付属しているリーフレットをよく読むと、「チョコQフィギュアがカードで登場！」と書いてあります。先にも紹介した通り、このTCGはフィギュアが必須。
　つまり、カードだけでは無意味でシールも必要だった「ビックリマン2001」方式ということでしょうか。・・・なかなか商魂逞しいですね。それはそうと、どうして外箱はいちいち漢字にルビが振ってあるのに、封入されている印刷物はことごとくルビ無しなのでしょうか。

　リーフレットによると、2002年9月末に登場する「わがままな天然列島　大地の動物シリーズ」の第二弾は「孤島の爪牙(そうが)」。・・・名前が立派なのはよく解りましたが、このTCGを普及させる気はあるのでしょうか。少なくとも、TCGの製作元であるアマダのカードゲーム公式ページにカテゴリが用意されていない時点で、やる気は皆無だと思われます。

　ПсиはTCG好きの端くれとして、投げやりに世に出されて何のフォローも無いTCGを供養すると共に、その開発元に紙パルプ10t分の呪いを送ります。

　あの大破壊さえも、結局は大いなる災厄を回避した結果に過ぎなかった。ここはSSサイトではありません。こんばんは、Псиです。
　みなさん、今日が何の日か覚えていますか？そうです、今日はカヲルくんの誕生日です。そういえばセカンドインパクトも2年前の今日でしたが、みなさんは大丈夫でしょうか(年中止まない蝉の声を聞きながら)。

　・・・冗談はこれくらいにして、今日のニュースです。みなさんは、Coccoさんを御存知でしょうか。切れ味とクリティカル率はハースニール並みの歌詞と抜群の歌唱力、そして楽曲の醸し出す壮大さ・幻想加減で多くのファンを魅了した、あのCoccoさんです。
　シンガーとして、世界を構築するヒトとして明らかに偉大だったCoccoさんは、同時に天然さも偉大。よく言えば天然、悪くいえば挙動不審なその言動は、雑誌や歌番組など、多少なりとも「素」のCoccoさんを露出させたメディアにおいて、新規ファンを不安にさせ、解っているファンは微笑み、そして初めて喋っているのを見たヒトを途方に暮れさせるのでした。
　もっとも、いくら素の言動が不思議であろうと、Coccoさんの作品が普く様々なヒトに感動を与えてきたのもまた事実。JAL沖縄キャンペーンソングとして大々的に流され、多くのヒトのココロを魅了しつつも、ちゃんと歌詞を見てみたら、清々しさと対極の位置にあった「強く儚い者たち」は、まだしばらくトラウマ系名曲として語られるのに違いありません。・・・このパラグラフはCoccoさんに対するリスペクトを表すつもりだったのに、墓穴を掘った気がします。

　さて、そんな偉大なるCoccoさんも、昨年4月に出したアルバム「サングロース」を最後に活動休止を宣言。聴く者に強烈な印象を与えたCoccoさんは、去り際までも強烈でした(参考)。
　そのCoccoさんが、再び作品を発表します。しかし、歌手としてではありません。絵本作家として活動を再開するのだそうです。

　Coccoさんの絵本。いくつかの作品を跨いで壮大な物語を展開したアルバム「ラプンツェル」を知るヒトは勿論、Coccoさんの歌詞で衝撃を受けたことのあるヒトならば、素直に期待できそうです。・・・リンク先の写真についてはいっぱい問い詰めたいところですが。

　ちなみに、出版社である河出書房新社のサイトを見てみると、大々的に宣伝されてはいるものの、黒バックに白字で情報が書かれているのみ。絵は一切ありません。どうやら、絵や具体的な話の内容に関しては、発売までは一切表に出さない模様です。
　発売日の9月27日に放送されるミュージック・ステーションでは、この絵本の原画などが公開されるそうです。また、月末からは原画展も開催されるそうなのですが・・・この展開は、ちょっとやりすぎだと思います。様々な経緯があるのでしょうが、歌番組に元歌手の絵本の原画を公開(本人非出演)というのがいまいち納得できません。果たして、このミュージック・ステーションでの告知は、何かの布石でしょうか、最後の決別でしょうか、それとも本人の知らない、お金のからんだお話でしょうか。どうしても、そんな邪推をしてしまいます。

　ともあれ、絵本「南の島と星の砂」は素直に楽しみです。すくなくとも、歴代のタレントさんが出して話題にはなりつつも、その後の評判を聞かない諸々の絵本とは、全く格が違いそうです(一部、偏見が混ざっています)。
　Псиは、Coccoさんにアイとシを混ぜたドロドロの激情的祝福を、可愛いリボン付きで送ります。

　やっぱり、いちごTCGが買えていません。こんばんは、Псиです。
　おつとめから帰ってくる様な時間に、いちごTCGを置いている様なショップが開いているわけもなく。どうやら、次の土曜日を待つしかない模様です。もっとも、そうまで「ストロベルベル」のカードが欲しいのかと言われると、チカラ一杯首を振らざるを得ませんが。・・・ネタに走ること、それはすなわち戦いです。

　さて、今日は久しぶりにMagic the Gathering(以下、M:tG)のお話です。M:tGは、おそらく世界で最もプレイ人口の多いトレーディングカードゲーム(以下、TCG)。米国発祥のこのゲームは、現在9カ国語に翻訳され、発売されている国は60カ国。賞金だけで食べて行けるかはともかく、プロツアーや世界選手権なども行われている、まさに世界でも最大規模のコミュニティを抱えたTCGです。
　・・・全く関係無いですが、遊戯王は国際ルールまで作られた模様ですが、勝算はあるのでしょうか。

　M:tGの魅力は様々ですが、その内のひとつに定期的に使えるカードが更新されていくことが挙げられます。M:tGでは4ヶ月毎に新しいカードセットが導入され、その度に新しいルールが追加されるのです。どの様なカードが追加されるかは、公式の筋が順を追って小出しにする情報以外は一切不明。新しいセットの発表間近になると、様々な憶測やデマがM:tG系ニュースサイトを賑わす様になります。ディープな世界は、どこも一緒ですね。詳しくM:tGを知りたい方は、こちらをどうぞ。
　その新しいカードセット「オンスロート」が、遂に10月に登場します。それに先がけて、「オンスロート」で登場するメカニズム「変異/Morph」についての説明が発表されています。ちょっと取り上げてみることにしましょう。

　Wisdom Guildさんのオンスロート非公式スポイラーリストによると、変異とは次の様な能力です。

　これだけでは意味がわからないと思いますので、公式ページの解説(英語)を見ながら補足です。まず、手札に「変異」能力を持ったクリーチャーがある場合、プレイする際に

1. 適正なマナ・コストを払って、通常通りプレイする
2. (3)を支払い、裏向きでプレイする

　の2つのどちらかを選択できます。
　1.は通常通りなのでここでは置いておきますが、2.の場合、そのカードは裏向きのまま場に置かれ、クリーチャータイプも名前も色も能力も無い、マナコスト(0)の2/2クリーチャーとして扱われます。この裏面のカード、そのカードをコントロールしているプレイヤーは表を見ることができますが、対戦相手は当然見ることができません。また、場に出した順番を、何かしらの方法で区別するべきだ、とされています。
　このカードのトリックはこれからで、裏面のクリーチャーは表面に書かれた「変異コスト(X)」を支払うことにより、表向きになります。表向きになるのは「効果」であり、従って表向きになることに対応することはできない模様。
　つまり、「裏向きでプレイ」という深い戦略性を提供するのと同時に、表にするのに対応して火力を打たれて、正体を現した途端に消えるというあんまりな展開を防いでいるわけですね。・・・変な悪巧みが出てこなければ良いですけど。
　その他にも、

• 表向きになることは、新たに場に出たとは考えない
• 裏面でプレイしたカードがスタックに乗っている間に表向きにすることはできない
• 裏面でプレイしても、通常のクリーチャー呪文のプレイと変わらない
• 裏面のまま場を離れる時は、必ず表を見せて、変異能力を持っていたことを証明する
• 裏面のクリーチャーは、名前も能力もクリーチャー・タイプも色も持っていない(変更は可能)
• 裏面のクリーチャーは変異能力を持っていない(←注意)ので、表向きのカードを裏返すことは(変異の能力としては)できない

　といった辺りもおさえておくべきでしょうか。

　コストを支払わない限り正体の見えない敵というのは、ちょっとトリッキーで素敵です。ただ、クリーチャー・タイプがないため、《旗印/Coat of Arms(7E)》や種族強化カード、オンスロートで登場する「部族」の効果も及びません。
　それはつまり、出た途端に《ショック/Shock》で焼かれるという悲しい状況も考えられます。オンスロートにどの様な支援カードが入るのかは分かりませんが、中盤以降のマナが揃った時に出したり、ブラフと割り切って火力カードを釣ってみたり、よく考えて使わないとただ3マナを浪費して終わってしまいそうです(「3マナ＋変異カード」と「2マナ＋《ショック/Shock》」では、前者の方が損失が大きそうですし)。
　とりあえず、ただの改訂版エコー(Echo)だと思っていると、痛い目に遭いそうです。

　Псиは対戦相手がいないことと金銭不足というクリティカルな事情から、ちょっとM:tGからは離れていました。元々ブースターを箱買いをすることも滅多にありませんでしたし、情報やトレンドは追いかけつつプレイはしない(できない)という状態が続いていたのです。
　しかし、この「変異」メカニズムは普通に面白そうなので、オンスロートには結構期待しています。どうやら、普通に便利だったメカニズム、サイクリング(Cycling)も復活するそうですし。さすがに《Clone(UN)》はやりすぎだと思いますが。
　最後に、前述のWisdom Guildさんから、オンスロートに登場する天使の情報を。

　昔存在した似た様な名前のドラゴン《高みのドラゴン/Exalted Dragon》よりも、純粋に素敵です。天使だけあって重いですけど。
　ただ、3マナ→4マナで召喚できる、似非エコー天使だと思えば、そんなに悪くも無い様な。ターンを跨いで変異を発動する場合は、どうやって2/2で乗り切るかがポイントになるでしょうね。

　ともかく、変異を持ったどんなクリーチャーが登場するのかとともに、変異がどの様に使われるのか、とても興味深いです。
　Псиは、やがて来るオンスロートに、そして世界の悩めるデュエリストに祝福を送ります。

　どうして更新に間が空くのでしょうか。こんばんは、Псиです。案の定、今日は棲み家への帰還が遅かったため、心無しかニュースを書くスピードがいつもより速めです。誤字脱字や文法のおかしい点など、いつもよりも多いかもしれません。が、ひどいものに関しては何時の間にか直っている予定なので、どうか温かい目で見守っていて下さい。それでもシヴァの冷凍光線をПсиに浴びせるヒトは、もっとずっと寒いシベリヤの地へご招待です。

　さて、みなさんは化学が得意でしょうか。教科としての化学に留まらず、化学物質の環境に及ぼす影響、化学物質を作ることの重要性と、相反して存在するリスキーさ、そういったことについて考えたことがあるでしょうか。・・・別にサリンを自家精製するのがどれだけリスキーかという話ではありませんってば。
　もしも、そういったことに興味はあるけれど、今更高校の教科書を引っ張り出すのもうざったいという駄目な現役高校生の方に、うってつけの教材があります。

　環境省所管の財団法人「環境情報科学センター」は、楽しみながら化学物質への興味を深めるために開発した教材の配布を開始しました。提供されているゲームは全部で3つ。1つめは化学物質と自然の相互作用について学ぶPCゲーム。2つめは化学物質を生産する工場の工場長になり、工場経営と自然への配慮を学ぶカードゲーム。そして最後は、身の回りにある品物がどの様な化学物質からできているのかを、すごろくとパズルを組み合わせたゲームから学びます。
　・・・最後のだけはこれだけの情報量で容易に全体像が浮かびそうですが、とりあえずは気にしないことにしましょう。

　それでは、それぞれのゲームがどの様なゲームなのか、配布・解説されているページから引用してみます。まずは1つめの、化学物質の使用によるリスクを学ぶPCゲームです。

　・・・まず、タイトルはなんとかならないのでしょうか。童話的な世界観を狙っているそうですが、子供向けは子供に受けないことを、お役所はいい加減学習するべきだと思います。
ちなみに、PCゲームとありますが、開発環境はC++でもPerlでもDIRECTORでもなく、マクロです。はい、これだけでは意味不明ですよね。この「ポンポコ理想郷」、なんとExcelマクロで作られたゲームだそうです。
　このご時世に、「Excel97以降」を動作環境としているのは大変結構なことですが、このゲームは果たしてOpenOfficeで動作するのでしょうか。コンテンツがOSに依存するのはまだ仕方の無いことかもしれませんが、曲がりなりにも官公庁の所管団体が作っているコンテンツが一企業の表計算ソフトが無いと動かない学習ソフトを作るのはどうかと思うのですが。

　ちなみに、ПсиのPCにはExcelが入っていません。いまだにLotus-123です。

　続いては、模擬工場経営を通じ、生産と環境対策のバランスや環境問題への気づきを高めるカードゲーム、「エコプラントゲーム」です。

　シムシティ(最大50人都市)のカード版、といったところでしょうか。普通に面白そうですが、「よくあるご質問」の最後の項目を見てみると、

　・・・双葉社のゲームブックですか。とりあえず、テキスト(PDF形式)を見ても、カードゲームと言いながらカードだけでは完結し得ない辺り、TCG属性を持つПсиも全く興味が持てません。

　最後は、化学物質と、身の回りにある製品との関係を理解したり、興味を持つことを意図したゲーム、「すごろく”コレクター”」です。

　紙とペンとハサミさえあれば、プロットを聞いただけでパクれそうというか、気の利いた小学校の先生なら普通に自前で作っていそうなゲームです。
　ええと・・・これ以上、コメントは要りますか?敢えて付け加えるとするなら、「よくあるご質問」の最後の項目の

　という、誠実なのかおちょくっているのか解らない解答が素敵です。本当にこの質問はよくある質問なのでしょうか。

　「エコプラントゲーム」と「すごろく”コレクター”」は、もともと無料で配布していました。しかし、予想以上の反響で、用意していた在庫500個が早くも品切れとなったため、9月頭から販売に切り替えたそうです。前者は1,000円、後者は905円(共に税抜き)。化学物質に興味のある方は、おひとつ如何でしょうか。
　ちなみに、どちらも複数人でのプレイが前提となっておりますので、お勉強の際にはお友達が必要です。更に言うと、解説を見れば解るかと思いますが、これらの教材は小中学生が対象です。宣伝以上に子供向けな商品を送りつけられて気分が萎えた、ということがあっても、Псиは一切責任を持ちませんので悪しからず。

　Псиは、「分かりやすさ」を踏まえていたという意味で正しく「子供向け」の科学マンガを描かれ続けた、故・内山安二先生のご冥福をココロよりお祈り致します。

　TCG関連よりも音楽系のネタが続く方が精神衛生上素敵だと思ったПсиです、こんばんは。TCGといっても、Magic the GatheringやDuel Mastersならともかく、今日取り上げる様なTCGだと、はっきり言ってどうしたものやら。
　さて、現在「月刊なかよし」では、「東京ミュウミュウCGC(以下、Псиのローカルルールで「いちごTCG」と呼称)」のなかよし特製カードが三号連続でアペンドされています。最近発売になった10月号で、ついにその企画も終了。Псиは天使禁猟区の頃の「花とゆめ」ならともかく、基本的に「なかよし」に用は無い筈なのですが、それでもネタのために三号とも揃えました。
　というわけで・・・と、本題に行く前に。毎回言っていますが、Псиの中での東京ミュウミュウの位置づけは戦う正統少女マンガです。コトバ萌えだの猫耳属性だのの視点は持ち合わせていない上、アニメ版は殆ど知らないのでご了承下さい。

　さて、方々のサイトをチェックしていた時、なんとはなしにアマダのページへ行ってみると、一時は全情報が削除されていた東京ミュウミュウCGCの公式ページがオープンしていました。
　商品情報のページを見ると、どうやらいちごTCGは既に発売されている模様。発売されたらネタで一通り(＝スターター1つとブースター幾つか)揃えようと思っていたПсиは慌てて車を走らせましたが、気づいたのが今日の9:00p.m.。書店を回っても売っている筈がありませんし、深夜営業をしているショップで、この手のTCGを売っている様なお店をПсиは知りません。
　スターターやブースターの雑感は後日に回すとして、今日は今までの特製カード全種類についてのお話です。

　まずは特製カードですが・・・下の表を見て下さい。

　・・・こんな表を編集していると、このサイトが遠いところに来てしまった様な感覚が(遠目)。ネタのためにここまで不思議な行動力をみせつけるПсиも、さすがにGBA版は買っていません。GBA版のアペンドカードのテキストはBabCatさんに教えて頂きました。どうも有り難う御座います。
　あと、カードのテキストに赤く書かれている部分は、<font color="red">で再現しました。
　TCGを解する方は、どうか固有名詞抜きに、能力だけを見て下さい。それが初代ガンダムをザク抜きに語るのと同じくらい困難なのはよく解りますが、それでも固有名詞を無視して見て下さい。
　ゲーム自体の「効果：ポイント比」がどのくらいで均衡するのかは解りませんが、その点を取り敢えず脇に置いても、ここに出て来たカードは普通に強そうです。Enchantmentを引っ張るFetchCreature5種類も然る事ながら、相手の山札を3枚見て順番を入れ換えるだの、特定キャラが強くなるだの、雑誌のおまけにつけるカードではありません。
　それはそうと、青山くんだけNo.が飛んでいて順番が微妙ですが、どんな管理をしていたのでしょうか。

　キャラものTCGはカードショップに普通に置かれないという現実があるにも関らず、全く鳴り物を鳴らさずにひっそりと販売を開始した感のあるいちごTCG、果たしてゲーム自体はどうなのでしょうか。
　いちごTCGのスターターを手にした日に、続きを書きます。

　こんばんは。棲み家の回線が復活したとはいえ、やっぱりニュースの更新が難しいПсиです。
　ところで、今日は何の日かご存じでしょうか。・・・勿体付けようと思いましたが、結構有名な話なのでさらっと流します。今日は黒の日。ワルプルギスの夜並みに不吉な日ですが、決定したのは薔薇十字団でも聖堂騎士団でも東方の星教団でもなく、京都黒染工業協同組合という由緒正しい団体です。
　詳細はこちらに譲るとして・・・え?妹の日?それで何を話せと?

　さてさて、今日は黒の日にちなんだ、真黒なお話をしようと思います。

　みなさんは、日頃どの様な掃除機をお使いでしょうか。Псиは、軽くて小さくて静かでハンディじゃない掃除機を所望しつつ、棲み家では重くて取り回し辛くてうるさくてハンディじゃない掃除機を使っています。掃除機を買うお金があったら確実にHDDやメモリの購入に充てる気充分の駄目なПсиですが、それでもいい加減なんとかしたいと思う今日この頃です。
　そんな重いのも鬱陶しいのも嫌なПсиに、ぴったりな掃除機が登場しました。東芝の新製品「ECL-TR1(トリロバイト)」です。
　トリロバイトはコードレスの掃除機。もともとは通販生活でお馴染みの、スウェーデンの家電メーカーElectrolux社が開発した自走式クリーナーを、東芝が日本市場向けに販売するものだそうです。写真を見る限りではただの丸いイスの様なトリロバイトですが、実は大変な機能を持っているのです。なんと、この掃除機は自走するのでした。

　以下、Webからの引用です。

　これは標準運転コースの説明ですが、他にもタイマーで設定された時間に指定された運転時間だけ掃除を行う「クイック運転コース」や、スターと位置の周囲1m²を掃除する「スポット運転コース」も装備。タイマーを仕掛けておけば、掃除機が勝手に掃除しておいてくれるというのは、ちょっと魅力的かもしれません。もっとも、自動運転中にハイテク離れの著しい御年配のお客様がいらっしゃった場合、ちょっとした阿鼻叫喚パーティが開催されるかもしれませんが。

　2時間充電で最大1時間運転の上、充電が足りないと勝手に充電機まで戻るという素敵仕様のこの掃除機、大変魅力的な商品に見えます。
　しかし、このサイトをご覧になっている方の大多数に関しては、掃除といえば掃除機よりも火炎放射器かどこでもドアが必要だと目されます。その様な部屋だと、いくら自動で障害物を回避するとはいえ、点在する足の踏み場をうまく計算できる程の素敵AIを搭載しているとも思えません。ただのホコリとフィギュアのパーツを瞬時に判断するヲタ系ニューロンとか。
　そもそも、ある程度部屋の広さがないと、標準運転コースは無駄ですよね。

　Псиは、部屋にモノが溢れている生活をしているヒトにはちょっとカテゴリ違いのトリロバイトに祝福を送ります。
　・・・そういえば、ちっとも黒い話じゃありませんでした。

　8月のニュースを整理していたら、なんだか恐ろしくなったПсиです。こんにちは。
　8月は31日ありますよね?基本的にニュースも毎日更新と言っていながら、どうして8月は10回しか更新されなかったのでしょう。・・・そうです、これは俗に言う積みゲーの呪いです。きっと、この期間内にゲームCDばかりがコースターにする程つまったCD-ROMファイリングケース(別名：放置集)からサルベージされなかったCD-ROMに関しては、積みゲー捜査官にすべて押収されてしまうのです。うわあん。

　・・・と、8月後半はアカウント抹消事件のせいで、全然ニュースが更新できませんでした。おつとめ先でニュースを書くこともできるのですが、以前そうした際にニュース自体がまとまらなかった上に帰れなかったというバッドエンドを迎えたことがあったため、極力棲み家で更新する様にしていました。
　しかし、さすがに間が空きすぎです。このままでは、シスプリ(ゲーム)の設定に正面からケチをつける様な、痛さ炸裂の日記サイトがメインになってしまい、ニュースというカテゴリがあったこと自体忘れ去られてしまうに違いありません。うわあん。
　大風呂敷→泣きコンボが今日のトレンドの模様(えー)。

　さて、今日のニュースです。小室哲哉大先生(©岸谷五朗)率いるglobeに、元X JAPANのYOSHIKIが加入することが正式に決定した様です。この報道自体は前々からなされていましたが、その時にはglobe vs YOSHIKIの名義で9月にシングルを発表する、という話だった筈です。一回限りのコラボレートかと思っていましたが、どうやら先生と姫は本気だった模様です。
　現在、globeのサイトへ飛ぶと、別ウィンドウが勝手に開き、次の様なメッセージが表示されます。

　とりあえず、フォント指定に「Ｏｓａｋａ,Arial」はやめて下さい。しかもOsakaは全角で指定されていますし。

　globeに関しては、もう説明はいらないでしょう。「サイボーグ009」のOP・EDが高い評価を得ながら、シングル版のOP(What's the justice)には冒頭の「one,two」というカウントが入っていなくて興醒めだったらしいglobeは、7月にもベルギー出身のDJ PUSHと「globe vs push」名義でコラボレートをしています。現在は共作サイクルなのでしょうか。
　一方のYOSHIKIは、X JAPAN解散後にユニット「VIOLET UK」の活動を本格化。しかし、例によって作品が全く世に出ません。そのため、YOSHIKI自身の目立った活動といえば、セブンイレブンジャパンのCMで不思議な演技をしたり、年会費10,000円のYOSHIKI.NETを立ち上げたり、謎のモバイルコンテンツを配信したりと、おかしな方面で精力的に活動中(最後のだけは、本人はあまり関係ないかもしれませんが)。
　せめて、2005年愛知万博のイメージソングに期待したいところですが、先生のイヴェントに出ている間に車上荒らしに現金500万円とテーマソングのデモテープを持っていかれるという事件が起き、縁起が悪いことこの上ありません。・・・え、天使が縁起を担いじゃ駄目ですか？

　先生とYOSHIKIのコラボレートといえば、誰もが思い浮かべるのが有名だったし無敵だったユニット「V2」でしょう。Псиは先生の歌声がいろんな意味で好きなので、V2のシングル「背徳の瞳〜Eyes of Venus」も純粋に楽しむことができましたが、YOSHIKIにつられたXファンは先生の歌声に大ブーイング。「下手」「背中に来る」「夢に出そう」と、今でも封印したい過去として燦然と輝いている模様です。曲自体は大変素敵なのですが。
　また、TMNのライヴにYOSHIKIとTOSHIがゲストで来たり、TMNのツアードキュメントに「(自分のサイクルで動き、大遅刻が絶えないYOSHIKIも)先生との待ち合わせには遅れない」というスタッフの発言が見えたり、普通に仲が良さそうです。

　最近のglobeは、完全にトランス・・・ええと、ベルファーレ辺りでかかりそそうなトランスのハイエンド版に傾倒しています。テクノの醍醐味といえば、楽器ではほぼ再現不可能な電子音と、ヒトではほぼ再現不可能な演奏の、延々と続くループ。ライヴでは生演奏よりのアレンジになるとは思いますが、果たしてYOSHIKIの出る幕はあるのでしょうか。
　そもそも、ヴォーカル(KEIKO)＋ラップ(MARC)＋楽器全般(先生)という機動性の高さは、声部隊と先生という必要最低限の構成で果たされていたわけで。ドラムのYOSHIKIが加入することによって、ユニットとしての身軽さが随分と損なわれると思いますが。

　ともあれ、まずは11月のシングルに期待したいところです。先生参加の先生ファミリーの中ではglobeだけが好きで、尚且つ一応X JAPANをLAST LIVEまでは追いかけたПсиとしては、単純に楽しみなのです。
　ただ、喧嘩分かれならともかく、変に込み入った関係になって解散とかになった場合、Псиは全てを焼き尽くす「破」になるでしょう。

　Псиは、今月26日に発売される「global trance2」に収録されているらしい、X希代の名バラード「Say Anithing」がどうなってしまっているのか楽しみなのと同時に、ますます活動が滞りそうなViolet UKに祝福を送ります。