◇Пси予告◇

なんだそりゃって声が出るのも仕方ありません。
仕様・構成・内容・語り口は突然変わることがあります。

耽美妄想炸裂電波物語第零話 「偽ジョイラ[Another Jhoira]」

あらすじ:

 ある日、少女は行きずりの男を匿う。その男が少女に与えたものは「刺激」と「幸福」。洞窟の中でひっそりと逢瀬を重ねる二人。
 しかし、その男は「敵」の手先だった。
 男の手引きでアカデミーに侵入したファイレクシア軍は、圧倒的な武力を展開。それは、紛う事ない「虐殺」の光景である。
 アカデミーが陥落し、最後の・・・希望の光が時間を修正するべく飛び立つ中、少女は未だあの洞窟にいた。
 アーティフィクサーとしての素質に恵まれ、容易に他人と打ち解けないながらも優しい心を持った少女が、血の海に溺れ、涙を流しながら息絶える姿を誰が予想し得たであろうか。

 あまりに悲惨な少女の最期に涙する者がいた。
 少女が息絶えた時間を特定し、死神が少女の首に鎌を振り下ろす寸前にドミニアに突如現れた「それ」は、悲しみに呆然とする少女を次元の彼方に連れ去った。
 ドミニアの魔術師なら、「それ」のことを「Plainwalker」と呼んだに違いない。

 ドミニアを離れた少女は、世界について考える様になった。
 世界は実はゲームの様に単純で、システマチックだけど運の世界。そして、自分はただ運が無かったのに違いない・・・少女の考えは、日毎大きくなり、やがてそれは妄想へと進化するのだった。

 少女の全ての傷が癒える頃、少女はついに、かつての世界をカードに封印することを思いついた。
 自分を裏切り、貶めたファイレクシア軍もあの男も、すべてを紙切れの様に扱って、ぼろぼろに崩してやる。
 そのカードを創造したのは、もちろん彼女ではない。
それは、部屋の片隅に落ちていた一枚のカードを見た時から始まった、彼女の妄想に過ぎない。
 しかし、あなたが少女にそんなことを言っても無駄だ。
 少女の心は、あの災害によってとてつもなく歪んでいた。

 少女・・・かつてジョイラと呼ばれた少女の復讐が、今始まる。

頭脳
里々
カテゴリ
M:tG
従属
カーン
起源
2002年1月1日(ただし、現在は公開停止中)
推移
0.23
推奨最低推移
580
極端な概要
毒舌少女
形容詞
「そう、それは最凶・最悪の
「発言があまりに身も蓋もない
「M:tGしか知らない
「便利そうでちっとも使えない機能が満載の
「生き急いでいることだけは確かな


耽美妄想炸裂電波物語最終話「葡萄[Grape in the AiR]」

あらすじ:

 極北の国、とある村。
 視界の全てが雪と氷に覆われた白い村に、一人の少年が訪れた。
 荷物は一切無し。
 衣服はボロボロ。
 しかし、その仕草や風格からは、そこはかとない気品が感じられて。

 少年のコトバは時に意味不明。
 少年の気分は静かに変わる。
 静かに本を読む日もあれば、静かに怒る日もあった。
 見ているだけではあまりに無気味。
 話してみれば感じの良い子。

 雪と氷で白い村に、黒い服の男が来た。
 少年のことを訪ねて回る。
 あの少年が何者か、不思議に思う村人に、
 男は不思議な話を語る。

 電波を行動律とした、永遠の少年のお話を。

頭脳
翡翠
カテゴリ
毒電波
従属
なし
起源
未定
推移
-
推奨最低推移
580
極端な概要
虚弱少年
形容詞
「この世の不幸を背負った様な
「儚い、あまりにも儚い
「じっと見つめていると光合成ができそうな
「でも、ヒトの不幸にはまるで関心がなさそうな
「従者生活が長すぎて、ちょっと考え方がアレな
「生活環境云々の前に、常識的敷居の部分がそもそもアレな



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