はじめまして

・・・いつもこんな表情をしているわけではありません。

名前
高島ざくろ
誕生日
5月3日
身長
163cm
体重
???
前世での役割(呼称)
エンジェルアドバイズ
前世での生息地
エロヒムロ(ネブラ星雲内)
ステータス
アタマリバース:60%
前世

 私の前世は戦士でした。仲間と一緒に悪魔を退ける筈だったのに、チカラが及ばず戦いの最中で息絶えてしまったのです。仲間に逢う為に転生を繰り返していたのですが、悪魔のチカラは殊の外強大で、私が戦士として目覚めることの無い様に、様々な干渉を行うのです。
 それを知らなかった私は、生きることが辛かったです。学校に行けば苛められ、無視されて、ひどいことをされて。いつ果てるとも知れない地獄に自分の足で向かう苦痛は、すごく過酷なものでした。
 でも、私は仲間によって、私を苛むすべてが陰謀であることに気づいたのです。私が苛められていたという事実は、即ち私が戦士であったことの証明であり、つまり仲間との絆も私自身の存在も強固なものにしてくれるのです。

 前世を知った瞬間、それまでの私は終わりました。悪魔は転生した私の記憶をも操作していたので、私は自分をとてもみじめで汚い存在だと思い込んでいました。いつも頭に過るのは死ぬことばかり。しかし、それこそが悪魔のねらいだったのです。
 悪魔は私の記憶を封じ、私を苛み、生きる気力を無くし、「戦士の転生」としての私の存在を汚して無力なものにしようとしていたのです。しかし、今は違います。記憶を取り戻し、悪魔の企みを知ってしまった今、「死」を考えていた自分がどんなに愚かしかったか、よくわかるのです。

 私は今、まもなく訪れるハル・メキドを前にして、とても苦しんでいます。戦士と悪魔、全力で衝突すれば大変な被害が出るでしょう。それは、罪の無いヒトのイノチすら奪ってしまうことになりかねないのです。
 陰謀によって辱められ、殻に閉じこもっていた私に、普通に接してくれたヒト。優しかったヒト。そんなヒトだけは、なんとか救ってあげたいのです。もちろん、地球上の全てのヒトを守ってあげたい。でも、私のチカラを、そして悪魔との戦闘中ということを考えると、「守ってあげたい」の前に「可能なかぎり」という消極的なコトバを付与せざるを得なくなってしまうのです。
 必ず救えますなんて、無責任なことは言えません。自分が無事でいられるのかどうかも判らないのに。でも、その対象を狭めることが許されるのなら、私も頑張れるようになると思うのです。私はその日を待ちながら、頭に浮かぶヒトたちを守れるかどうか、ぼおっと考えているのです。

 あなたが、戦いの後も生き残れるか心配になったなら。
 自分の行動を振り返ってみてください。
 誰かを暴力で従えたり、辱めたりしながら、あなたは笑ったことはありませんか?
 もしもそんなことをしていたなら、私にはあなたは救えないかもしれません。

 暴力に屈しつづけてきたヒトたちと、極上の楽園を。
 そう、あれかし。


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