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◇平成23年04月◇

04月01日:cali≠gari、梅雨の新作

 


平成23年04月01日 cali≠gari、梅雨の新作

 てんしとてんしがふたりきり。こんばんは、Псиです。
 天使でも年度末はいそがしく、さりとて忙しい事情が世間的に言う年度末的なものでもなく、かといってネタとしてお話することでもなく、しょんぼりしながら仮想硯に向かってよしなしごとを思い返しては答えの潜む琥珀の太陽出会わなければ殺戮の天使でいられたのですだのにだのに…だのに…!!(Bad End #4)と脳内アクエリオンADVにも見放されたので、おとなしくお話を進めようと思います。

 新聞社やニュースサイトも、時には間違いをしてしまうことがあります。デジタル時代ではゲーメスト級でもなければ誤字脱字はかわいいもの、結果的に誤報となってしまったものや、中には捏造もあったりとマスメディアを享受する側はイカれた時代のロックランドで拳を振り上げる明日のマニフェストばりにスリリングです。
 報道的なものというよりも、告知/PR的な記事の場合で見かける致命的なまちがいのひとつに「フライング」があります。これは文字通り、設定された情報解禁の日付に先駆けて情報を発信してしまうこと。伊集院光さんも昔映画の吹き替えをしたことをプレス発表に先駆けてラジオで喋ってしまった事件がありましたが、過失であればともかく発表の仕方や段取りを完全に無視してフラゲ情報を出してしまうメディアもあったりと、この腐敗と自由と暴力のまっただなかどっちを向いてもfeel so badな今日この頃です。

 こうした「やっちゃった」記事は、もちろん音楽関係のニュースでも存在します。たとえば、ПсиがTwitPicにアップロードしたスクリーンショットを見ると、葵と涼平のユニットに関するGoogleのニュース検索結果を見ることができます。このスクリーンショットは(TwitPicの日付通り)12月03日にアップロードしたものですが、前日の12月02日の段階で情報元のhotexpressと、二次情報としてこのニュースを拾ったYahoo!ニュースの2件が検索で引っ掛かっていました。
 ちなみに、Псиがこの記事の存在に気付いた時点でもリンク先に記事はなし。hotexpressはトップにリダイレクトされ、Yahoo!ニュースは「該当記事は存在しない」旨が表示されたのでした。アヤビエメガマソがお披露目されたのが12月07日でしたから、典型的フライング記事です

 さて、Псиがうだうだと仮想世界を泳いでいた日のこと。Twitterで、気になるつぶやきを見つけました。高すぎるファン度と持て余す時間が公式サイトへの架空htmlリクエストあそびに発展するのはよくあることです。そうして発表前のアイテムの情報を見つけては1年分のまんがの内容を全部知ってしまったのび太くんの悲しみに似た何かを思い知るのです。
 そうしたあそびに興じたヒトが、cali≠gariのサイトで何かを釣り上げたというのです。その方にこっそりURLを教えていただいたПсиは、心底驚愕しました。そのページは、今年リリースされるアイテムについての告知ページ。公式サイトはFlashを使っていますし、最新情報はブログですから、どうして製品紹介がHTMLで存在していたのかはわかりません。
 さっそくスクリーンショットを撮って壁紙にでもしてにへにへするのだわ、と準備をしたのですが、画面全体を撮ろうとしたところで停電トラップが発動。いそいそとiPadで接続をし直した時には、そのHTMLは404を返していたのでした。眞呼声で「全部遅すぎた」と泣き叫びたいです。

 停電明けに確認したところ、画面全体のスクリーンショットは撮れていませんでしたが、練習用に撮った画面の一部のスクリーンショットが撮れていました。今日は、このスクリーンショットとうろ覚えの告知分をご覧いただくことで、停電でクラッシュした諸々の供養とさせていただこうと思います。

 それでは、ご覧下さい。これが、cali≠gariの新作のジャケット(だと思われるもの)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≠1

 なにこれ

 誰がどう見ても第三新東京市に居を構えるアレのロゴですが、そういえば第1実験室のモチーフは葉でした。というわけで、「第1実験室 改訂版」がリリースされるそうです

 第1実験室といえば、cali≠gari…ではなくcali+gariの初期音源。現在もcali≠gariにいるメンバーは青だけということで、狂気と哀愁の秀児ヴォーカルともスタイリッシュな秀仁ヴォーカルとも違う、いたって正当派なヴィジュ音源が楽しめます。
 4曲の収録曲の内「cali+gari」は「僕≠僕」として、「BEAST OF ROMANCE」は「ちぎられたロマンス。」として現メンバーの音源が存在しますが、「…?」「LOVE FOR YOU」の2曲についてはその後のフォローはなし。特に「LOVE FOR YOU」については歌詞的に青最大の汚点であり、もう絶対に演ることはないと言われ、今となっては「第2実験室 改訂版」の「通り魔の季節」にイントロが収録されているだけ。「…?」に至っては忘れられていたにちがいありません
 そんな「第1実験室 改訂版」、うろ覚えですがこんな形で帰って来るそうです。

  • 再起動には初回アイテムのリメイクが必須、という流行の最先端を行くアイテム
  • 収録曲も値段も安心の据え置き
  • そこまでしておいて時代を逆行するまさかのテープ販売
  • 初回は黒歴史の上塗りとして「洗脳」の改訂版も追加
  • もちろん「洗脳」もテープで安心
  • 梅雨頃にひっそり発売

 以上を各自が青な語彙に脳内変換してください

 第1実験室は諸々の片鱗が見えるとはいえ、割と直球でヴィジュヴィジュしい路線を走ったアイテム。奇形メルヘン路線の花盛りな「第5実験室」と並んで、現メンバーでリメイクしてもどうなるのか予測できないアイテムです。その上「第1実験室」と「第2実験室」の間の作品であり、「cali+gari」名義では最後のリリースのデモテープ「洗脳」まで…うれしいことはうれしいのですけれど、というか突っ込みどころが多すぎてどうしたら良いのかわかりませんけれど、まずテープでリリースってどういうことですか

 活動休止から明けてからのcali≠gariは期間限定なのかどうなのか、止まるのか止まらないのかさっぱりわからない状態ですけれど、動いてくれるならずっと動き続けてほしいです。今回のアイテムもどういう気紛れによるものかはわかりませんけれど、再教育の一環とか原点に立ち返るとかのポジティヴな理由か、もしくはいつものいたずらとかであることを祈るばかりです。
 こんなリーク情報から今後を類推してもさびしくなるばかりですから、そろそろ今日のお話は〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиはTOM CATネタにいちいちつまづくliving in the eightiesな方々に祝福を送信すると同時に、土下座の準備はばっちりです

 

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