コトバだけでは変わらない。こんばんは、Псиです。Псиの棲み処の近所に咲いている紫陽花も枯れ始め、淡い青や赤紫に茶色が混ざる様になってきました。桜がどうとか言っていたのがつい最近のことだと思っていたのに、辺りはすっかり夏の暑気とはっきりしないお天気。
　夏が嫌いなПсиは、これからもっとしょんぼりして過ごすことになるのでしょう。枯れながらもまだ咲いている紫陽花たちは、まるでПсиのココロを映しているかの様です。・・・と、いつものラジオ深夜便風味に鬱を混ぜてみるあそびはさておいて、めまぐるしいヴィジュ界隈を把握する為に一ヶ月分のIN/OUTリストなど作ってみました。あと、このIN/OUTリスト(=EtherNote)の簡易版を用意していますので、もし宜しかったらご利用ください。
　それでは、お約束の説明です。メンバーのIN/OUTだけだと動きが無いので、バンド自体の始まりとか終わりとかも含めます(バンドのIN/OUTも取り上げます)。今月は表明に留まり、実際にそのアクションが起きるまでに時間を置いているバンドについては[Announced]を付与します。今月より以前に表明を行ったものの、アクションの発生は今月よりも後、というバンドについては[Stay]を付与します。

　びじゅなびやПсиの巡回しているサイトなどをさらって作っている為、抜けや誤記があっても不思議ではないです。もちろん誤記は無い様に心掛けてお話しますけど、おかしな表現や重大な抜けなどを見つけた際にはこっそりおしえてくださいましたら幸いです。

　というわけで、IN(メンバー加入)/OUT(脱退)/Lost(解散)/Coming(結成)の順に、今月のヴィジュ界隈を見てみましょう。

・IN
　2005年06月に新しくこの界隈のバンドに加わった(加わる)メンバーは以下の通りです。

beaU(Gt.)←クマ

06月04日の目黒鹿鳴館公演から加入

MILK FUDGE(Dr.)←Tomoi(ex-Laputa)

06月15日の原宿RUIDO公演で、サポートから正式加入

SULFURIC ACID(Gt.)←HIZAKI(ex-Schwardix Marvally)[Announced]

07月から正式加入

・OUT
　2005年06月にこの界隈のバンドから脱退した(する)メンバーは以下の通りです。

藍華柳(Gt.)→Takamasa

06月18日の目黒鹿鳴館公演を最後に脱退

理由:(不明)

ヴィドール(Gt.)→ヒデ・ユキネ

東名阪ワンマンツアー「透明犯罪」(ラスト:06月26日のOSAKA MUSE公演)を最後に脱退

理由:体調不良(公式サイトに記述なし・←は雑誌に記載されていた理由)

・Lost
　2005年06月に解散・活動休止を行った(表明している)バンドは以下の通りです。
　また、ここでいう解散・活動休止は「再開時期を同時に表明しない長期間の散開状態」とし、表現は違いながらもこれに類するものはすべて含むこととします。

Lilith

06月13日の目黒鹿鳴館公演を最後に解散(05月25日予定を沙雪(Vo.)急病の為延期)

理由:→

Cuartet

06月22日の目黒鹿鳴館公演を最後に解散

理由:(不明)

紫苑

06月26日にWebサイトで解散を表明

理由:「メンバー各々が、より成長するために、紫苑を解散する事にしました」

Fatima

06月28日のShibuya O-EAST公演「to Exit〜Grand Finale〜」を最後に解散

理由:→

Waive[Announced]

12月01日のSHIBUYA AX公演を最後に解散

理由:田澤孝介(Vo.)の脱退

・Coming
　2005年06月に活動を開始・結成した(表明した)バンドは以下の通りです。なお、「活動開始」には「1日復活」等の短期間限定の活動は含みません。

jewelry

Vo.弥生(ex-Garnet)、Gt.諒、Gt.marya、Ba.ひかる、Dr.凛。(ex-nine)

06月07日にjewelry結成無料ワンマンをHOLIDAY SHINJUKUで開催。06月から(配布を含めた)ライヴを各地で行う他、07月13日にシングル3枚同時リリース、08月17日にミニアルバムをリリース。

aki

aki(ex-Laputa)のソロプロジェクト。ファーストライヴのサポートメンバーはGt.aie(deadman・ex-Lamiel・ex-kein)、Ba.Hitoki(SUPER DROP BABIES・ex-黒夢・ex-ピラニアヘッズ)、Dr.Tohru(Moi dix Mois・ex-MerryGoRound・ex-Of-J・ex-JILS)、Com.Kazutoshi Yokoyama。

07月29日にFC限定ライヴを開催、08月にシングル、09月にアルバムを発売。

　L'Arc-en-Cielのアルバム「AWAKE」、Dのシングル「闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア」、deadmanの限定解除ミニアルバム「701125+2」、メリーの発売日が二転三転したインディーズラストのベスト盤「個性派ブレンドクラシック〜OLD TRACKS〜」など、アイテムとしては重要そうなものがリリースされた今月。EtherNote的にも、Fatimaの解散とヴィドールのギター二人が脱退という重めの宣告されていたわけですが、06日にakiのソロ活動始動で沸きつつ、26日にWaiveが解散を表明したかと思えば、紫苑も突然解散。今月って一体。ジェットコースターな展開はいい加減落ち着いてほしいПсиは、しょんぼりしながら今日のお話を〆ようと思います。

　ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、このリストに溜息が止まらなくなったヒトに漆黒の祝福を送信します。

　主成分:後ろ向き(89%)・潜在的幻狂覚無差別覚醒菌類の辛気臭いなにか(26%)。こんばんは、100%の総受け皿から溢れるくらい駄目でお馴染みПсиです。
　ニュースはПсиの健康状態をおしらせする場ではないことはよくわかっていますが、ともあれПсиは絶不調。ずっと抱えていた気持ち悪さが頭痛に変わり、何もできません。かといって、天使が病院に行くと18kマンガかSF小説みたいになるのは目に見えてますから、気休めにクスリを買ってきては飲み(本当に気休めです)、あとはゆっくり眠る日々。
　暗い棲み処で横になっていると、色々なことが思い浮かびます。この不調の原因はなんだろう、何かひろって食べたりしましたっけ、でもそれならもっと違う症状になる筈、精神的なものでしょうか、来週でFatimaが終了なのが原因でしょうか、Melty Love1枚のレートをメル値と呼ぶことを提案したのが有難くも採用されたことに付随して「あの頃」についての世間的価値が順調に1%代をマークしていることに強い憤りを感じているテレ朝信者さんが呪いをかけているのでしょうか、それともひさしぶりにスーパーマリオ2をプレイしたいのにGBASPごとどこかへ行ったのがそんなに気がかりなのでしょうか・・・あああ、GBASPについては今の今まで本気で忘れていただけに、余計に気分が重くなってきた気がします。
　不調の原因について考えるなら、まだポジティヴな方です。時にはレティクル座か月の裏側辺りから発せられたと思しき電波が、頭に得体の知れないワードを浮かべるので困ります。もちろん、元気であればそれらの電波によるワードはクールドライブで光の彼方へTake a Journyですが、まいっているПсиにはそうした電波を振り払うことができません。ですので、今日のニュースは電波更新です。

　それにしても、頭に浮かぶのは本当にとりとめの無いことばかり。hyde夫婦とダースベイダー100人が大競演とか、国際規格を取得したUMDにますますアダルトが増えてますますOPSPが香ばしそうとか、そんなことばかりなのです。ありえません。全部全部有り得ません。
　そして、そんな中でも最高級に有り得ないお話です。なんか、Waiveの解散を告げる電波が飛び交っています。

　幻聴が聴こえてきます。ほかにも、09月に最後のシングル「Baby,I LOVE YOU.」、10月に最後のアルバム「HURT.」がリリースされるとか、10月21日から最後のツアーを開始するとか、見せ掛けのスケジュールまでПсиの頭めがけて発信してきます。電波を発しているのはどれだけの凝り性ですか。
　Waiveといえば、ソフヴィの最前線に立っているバンド。昔から、この界隈には「あなたはどうしてヴィジュですか?」と指を指しつつ無表情で尋ねたくなる様なバンドがいました。昔は黒かったヒトが混ざってるとか、所属事務所がヴィジュな場所、というならまだしも、見た目も普通だしだれですかあなたなバンドは多かったものです。そうしたバンドの多くはオサレに落ち着き、そして変わるなり消えるなりしていったのです。
　そんな中、2000年に結成したWaiveは、全国区ソフヴィの代表格として淡々と歩いてきました。一昨年のKINGDOM ROCKSHOWではO.A.として代々木第一体育館に立ちましたし、今も昔もSweet系のイヴェントをはじめ、さまざまなライヴイヴェントで登場。アイテムも普通に好調なWaiveが終わるなんて。しかも理由が田澤脱退→なら解散という最近よく見るパターンのものなんて。
　・・・そうですよ。このお話、何か変だと思ったら最近の解散事例と色々オーバーラップするのですよ。電波飛ばし役の方は、もう一度オリジナリティについて考えると良いと思うのですよ。あははははは、あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　・・・・・
　・・・・・・・・・
　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は。
　ごめんなさい。電波をそのままニュースにするという暴挙の所為か、なんだか先程までと違う種類の頭痛が止まらなくなったので、そろそろ〆ようと思います。

　ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、このお話が電波の見せた幻だと信じて疑いません。

　そらをよごしてしまいました。こんばんは、Псиです。元ネタは自由にご推察ください。
　突然ですが、みなさんが危険を察知した時、脳内でどんなアラートが出るでしょうか。昔のシューティングのボス前にありがちな赤点滅+「WARNNING」表示、エネミー・ゼロみたいに近づいてくるごとに間隔が短くなるパルス音、なんだか「3」という数字と「現実は無情である」というコトバが乱舞するなど、ヒトによって、または危険の種別によっても様々なパターンがあると思います。
　天使とはいえ、ヒトの世でヒトと似た様な暮らしをしているПсиのこと、生活の中で危険を感じることはもちろんあります。その時のアラートも多種多様ですが、昨年メインのアラートが更改され、何か危機的状況が発生すると脳内で「♪やんまーにやんまーにやんまーにいぇーいーえ」という不思議な曲が再生される様になりました。あとは、慢性的な駄目さを感じている時には、なぜかLUNA SEAの名曲「GENESIS OF MIND〜時の彼方へ」が止まらなくなります。組曲調で大変長めのこの曲が脳内再生される度に「ああ、Псиはいま凹んでいるんだなあ」と実感するのです。
　ところで、ちょっと前からПсиの頭ではGENESIS OF MINDが止まりません。あまねく世に蔓延る「止まらないもの」を鑑みるに、きっとAIが止まらないのよりもやっかいです(注:読んだことはありません)。だれかなんとかしてください。
　後ろ向きな714歳の泥臭い嘆きはさておいて、今日はちょっとした危機回避ツールをご紹介しようと思います。

　学校や職場、あるいは自宅などでPCを操作している際に、たまに知らない方にディスプレイを覗かれたら何かが終わる様な事態、というのがあると思います。そんな時、レスポンスの早いPCやMacであれば気配を感じた瞬間にAlt(Command)+Tabが基本ですが、そういう方に限って次にアクティヴになったアプリケーションはWebの恥ずかしいポエムを山ほどコピペしたテキストエディタだったりすることがあるので、順序にも気をつけた方が良いでしょう。
　アプリケーションによってはマウスジェスチャが使えたりしますが、これらはあくまでも一部のアプリケーションのお話。もっと手軽に危険を回避する方法はないものか、とその努力と情熱を目の前の授業なり仕事なりに活かせばそれなりのことになりそうなのにという感じの方に朗報です。サンコーという会社から、ステルススイッチという商品が発売されているそうなのです。ちょっと記事を見てみましょう。

　どれだけネタに溢れたテキストですか。テキストのネタっぷりはご覧の通りなので突っ込まず、商品がどんなものなのか見てみましょう。
　「ステルススイッチ」はXboxの付属品にありそうな印象のスイッチ。USBでPCに接続し、スイッチが押下されるとただちにウィンドウを隠してくれるというのです。USBなんか使えないという方も、PS/2変換端子が付属している様なので安心。Windows98SE以上なら使えるみたいです。
　また、ユーティリティソフトを使用することによって、アクティヴのウィンドウのみを最小化するか、全部最小化するか、指定した単語を含んだウィンドウを最小化するか等の細かい設定が可能。なんて至れり尽くせりなのでしょう。ただ、使用端末には必ずユーティリティ入れなくちゃいけないのかと思うと、場所でPCを使い分ける様なヒトには厳しいかもしれません。・・・とはいえ、このスイッチを持ち歩くとか複数購入する様になったらかなり重症だとは思いますけれど。

　足元のスイッチを一回押せば、窓やタスクバーの表示が消え、もう一度押せば全て画面上に復帰。その速度についても

　ということらしいです。もっとも、単純に「アニメーション無しで最小化」をしているだけだとしたら、PCの状態によってはすごく悲惨なことになりそうな気はしますけど・・・たとえば、MP3をリッピング中に進捗を表している窓を隠したい、という様な場合もちゃんと動いてくれるのでしょうか。Псиはよくわかりません。というか、Псиには使う機会がなさそうですので、誰か試してみると良いと思います。

　Псиの頭で響いているアラートに対する解決にはなってくれそうもないステルススイッチ。でも、仕事先で仕事はしないという不思議なポリシーの方などにとっては、背後からの視線アラートに対する確実な解答になるのかもしれません。というか、このスイッチの導入に踏み切るチカラで他に何かできそうな気がしますが、脳内GENESIS OF MINDを停止するのにいっぱいいっぱいなПсиはこれ以上深く考えず、さっさと〆てしまおうと思います。

　ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、こそこそと頑張っているヒトに闇色の祝福を送信します。

　キミは夢の彼方。こんばんは、Псиです。
　Псиはいつもココロに後ろ向きをモットーに、いろんなお話をしています。でも、時にはヒト知れず世界の巨悪や陰謀と戦う類のおつとめなどに時間を割いたが為にお話ができなかったり、お話をしたいことに優先順位を付けた結果お話ができなかったり、単純にうっかりしていてお話ができなかったり、といった様々な理由から、今こそお話できると思った頃には「ずれた間の悪さもそれがキミのタイミング」なんて慰められ方すら期待できないくらいにタイミングを逃していることがよくあります。
　それでも、Псиは1日にいくつもお話をしたり、何日も前のニュースを素知らぬ顔でお話しする様なことをよくやります。ごめんなさい。・・・とはいえ、そうしたことをしても、全部が全部覆いきれるものではありません。そうしたお話はメモに追加されてお話の機会を待ち、そして再びお話する頃にはどういう風に話そうとしていたかすっかり忘れているので今回もやっぱりメモでいいやという超退化を辿るのが一般的。だれかПсиの胸の奥の痛みをとめてください。
　今日のニュースも、発足当時からお伝えしようお伝えしようと思いながらも、ことごとくタイミングを外してしょんぼりしていたもの。今回はちょっとした大台に乗ったということですから、この際に取り上げさせて頂こうと思います。延々とお話してきましたが、要約すると「何を今更」はNGワードです。

　みなさんは、SHAZNAと聴いて何を思い浮かべるでしょうか。Псиのご近所でアンケートを取ってみたところ、10人中8人はIZAM絡みのエピソード、1人は「3人だっけ。あれ4人?」と人数に関するエアポケット、そして最後の1人は「Melty Loveと・・・なんだっけ、あ、すみれすみれ」と曲関連に終始。カップリング曲などでは何気に不思議な頑張り方をしていたSHAZNAですが、1stアルバム以降はリリースの間が空いたことが問題だったのか、それとも当時色々と噂されたIZAMでSHAZNAを売る商法が問題だったのか、ともあれ世間的には早々に微妙なポジションに。在りし日のヴィジュアル系四天王(FANATIC◆CRISIS・La'cryma Christi・MALICE MIZER・SHAZNA(アルファベット順))の中では、一番最初に終わったバンドでした。・・・もっとも、活動休止期間が長いだけで、まだSHAZNAが解散したわけではない(Q&A参照)為、先に挙げた四天王の中では唯一同じ形態で続いているバンドと言えなくもありませんけれど。
　Псиにとって、SHZNA関連で一番思い出深いものといえば、やはりデビュー曲の「Melty Love」です。Псиはインディーの「ソフィア」からSHAZNAを聴き始め、その後はアイテムを買ったり買わなかったりする程度のSHAZNA好き。でも、ヴィジュといえば暗黒実装が基本と思っていたПсиは、IZAMのアイドル的持ち上げられ方を良いものだと思えず、「Melty Love」のシングルも最初は無視していましたのでした。その後いろいろとあってココロ変わりが発生、とりあえずアイテムだけでも買うだけ買っておこうと発売後2週間後にショップへ行くもどこも初回版は売り切れ。Melty Loveを探して駆けずり回り、ようやくCDショップを内蔵したディスカウントストアで一枚だけ残った初回版を探し当てたのでした。
　思い返すと変形パッケージとプリクラにそこまでの価値はあったのかと思わなくもありませんが、初回があるなら初回買いというのはどの界隈でも通用する格言。ですから後悔はしていません。しかし、その後1stアルバムの「GOLD SUN SISTER MOON」では限定版:2枚組(全11曲)+オルゴールアレンジ集CD、通常版は全13曲のCD1枚(初回版に無い曲を2曲追加)というヴィジュ商法の権化みたいな売り方を(しかもアルバムで)行った為、SHAZNAに対するスタンスが5歳児が使用方法も判らずに触ったコンパス並に開いたのは、今でもよく覚えています。

　そんな感じで、Псиのオモイデ帳にぱっと見はピンクだけど中身がどす黒い色のエントリーを残した「Melty Love」のシングルを、たくさん集めている方がいらっしゃいます。ヴィジュ界隈の音源レビューなどでお馴染みFULL FLATのぬけさくさんが、Melty Love蒐集計画として、Melty Loveのシングルをとにかくたくさん集める活動を行っているのです。
　・・・試み的には悶えろ!!モエプロゲッターズさんを髣髴とさせるこの企画、04月11日のサイト開設から2ヶ月で遂に100枚のMelty Loveを収集しました。06月13日時点で106枚、煩悩Max値まであと2つです。蒐集計画のページでは、ぬけさくさんによる写真付きの収集履歴を見ることができます。・・・05月16日のエントリーでは、シングルまとめ売りコーナーで脅威のSHAZNAセットを発見した時のことが書いてありますが、写真のしあわせセットはSHAZNAのシングルの他にB'zの「LOVE PHANTOM」や広瀬香美の「ストロボ」、何気にレア度の高い椎名林檎の「幸福論(8cm)」、そしてリサ杉尾のEnjoy Englishなどで構成された正に混沌のラインナップが楽しめます。

　また、Melty Love蒐集計画さんでは、他にも10問の質問の回答を選択していくだけでメルティ度合いが判るメルティ度鑑定や、まさにモエプロゲッターズを思い出す記念碑など、魅力的なコンテンツがいっぱい。SHAZNA(というよりIZAM)という文字なり写真なりが乱舞していると、Melty Case(04曲分のクリップ入りヴィデオとグッズ・ステーショナリー等が入ったボックス)を定価の\10,000で買ってしまったことを今でも悔やんでいる(それなりのショップでの現在の価格:\500〜)というトラウマ持ちさん以外は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
　Псиとしては、モエプロゲッターズの為替レート「1モエプロ」に倣ってMelty Loveの平均入手価格＝「メル値」として常時計上、あの狂乱の時代を過ごしたヒトたちに「8年前の世間的ヴィジュ界隈の現在における価値はxxx円(あるいは定価を元にした百分率で1/x)級」という絶望を叩きつけてほしいところです。・・・メルラブ値だとメルブラっぽいので「メル値」にしたにちがいない、という深読みをしたヒトはにっこり笑ってシベリヤ送りですので悪しからず。

　SHAZNAというバンドは、良くも悪くも様々な影響を内外に与えました。古くから黒い服を身に纏っているヒトにとって、SHAZNAの話は大変微妙なボールです。社会人・・・というか部下のココロを掴みたい中間管理職の方などは、くれぐれも飲みの席などで微妙に雰囲気が違うヒトにそれっぽい話題を振ろうとしてIZAMとかSHAZNAとか言い出すのは避けた方が無難。素直にNANAでも読みましょう。・・・そんな層の方がこんなところにいるのかどうかはさて置いて。
　逆に、BreakOut+mew以降のヴィジュ好きさんで、ヴィジュ界隈の近代史を学びたいというとても奇特な方に関しては、ご近所の黒いヒトにSHAZNAの商法と立ち位置について聞いてみると、面白い話が聴けるかもしれません。ただし、決して中立的な視点ではなさげなのと、長話になるのは必至なのは注意しないといけませんけど。
　ともあれ、SHAZNAをご存知かご存知でないかに関わらず、この企画は何かしらの象徴となるに違いありません。もっとも、何の象徴なのかについてはマルチプルアウトなので各々で考えてください。そんなMelty Love蒐集計画に、ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは欠けたPINK色の祝福を送信します。

　言ってるそばから。こんばんは、Псиです。ええと、昨日のニュースをお伝えしてから、半日経たずに続報が出ました。しかも、サイトのリニューアルにプラスして、Псиが望んでいた情報が全部込みです。たぶんVer.2は何日も先にお話することになるんだろうなあ、と思っていたのに結果的にはほぼ同時という、まさに最近の初回版と通常版みたいなラグを自分で感じつつ、今日はaki(ex.Laputa)の続報です。
　ここでПсиがakiについて説明をするのは、既に完成した蛇の絵に百足ほどの数の足を足す様なものですが、それでも頑張って説明してみると。黒さを失わないまま名古屋の重鎮として居続けたLaputa。・・・とはいっても、末期の打ち込み路線には賛否両論がありましたが、そういう突っ込みはさておいて、そのフロントマンとして独特の高音と揺れる声を発揮してきたヴォーカルがakiでした。
　・・・ええと、やっぱりアニメ好きさんに岩窟王について延々と説明する様な野暮さが否めませんので、ちょっとアプローチを変えてみます。知らない方の為に「じゃあ、〜〜〜の曲をやっていたヒトたちですよ」というエコノミックアニマルちっくな解説をしてみると、

　Laputaは元々東芝EMIに在籍しており、「Shape」からは日本クラウンに移籍したのですけれど、こうやって振り返るとレコード会社2つのスタンスの違いが見えてきそうです。Shape以降ももちろんシングルは出していますが、タイアップについては調べてみても見当たりそうにありません。・・・いえ、それはもしかしたらアーティストの意向だったのかもしれませんけど、ともかくもLaputa概論はさて置いて。
　タイアップのリストによって、Laputaと聞いても天空の城しか浮かばないというかつて黒い服のヒトを怒らせ続けた類の一般的ボケしか浮かばない方も、少しは親近感が沸いたのではないでしょうか。これ以上のレクチャーはПсиに身の危険が及びそうなので、各自CD等で復習すると良いと思います。

　メジャーで頑張っていて黒くて名古屋という、およそヴィジュ界隈の希望の星であり続けたLaputaは、昨年09月に燃え尽きてしまいました。メンバーはその後続々と自分のプロジェクトのサイトを設立し、ギターのKouichiが先陣を切って「Everlasting-K」として活動を開始しました。夏にはTomoも「Halation」としてシングルを出すことが決定しています。
　akiはいち早くakiakiaki.comという個人サイトを立ち上げ、ソロ活動の素振りを見せていましたが、いつサイトを覗いても主立った進展は無し。ひょっとしたら本格的な展開はHalation以降なのではと心配するファンもいた中での今回の発表は、破壊力もひとしおです。さて、そんなakiのアイテム「COME INTO CONFLICT」については、前回のニュースで既に見ています。ですが、アルバムの情報も出たことですし、改めて公式発表でおさらいしてみましょう。

　というわけで、アルバムについても09月07日発売だということが判りました。それにしても、返す返すもシングルのヴィジュ的商法にしょんぼりしてしまうところですが、とりあえず明日Ver.1だけ予約してこようと思います。ちなみに、サイトではCOME INTO CONFLICTのクリップを見ることができます(要:QuickTime)。
　そして、気になるライヴについても告知がありました。シングルリリース前の07月29日に「cessipt.convention#01」というファンクラブイヴェントを、そして07月31日のイヴェント「stylish wave ILLUSION'05」に登場する様です。野音で開催されるstylish waveは、対バンが「Plastic Tree・DUSTAR-3・Waive」という誰向けかよく判らない構成。というか、本来はPsycho le Cemuが出演する予定だったのがキャンセルになった為にSweet色が薄まったのも原因の・・・と、イヴェントそのものに文句を言っている場合ではありませんでした。stylish waveとファンクラブイヴェントに登場するakiのサポートメンバーは、この界隈に潜むヒトにとっては一言で言えば「強烈」です。早速公式の情報を見てみましょう。

　なんですかそれ。deadmanのaie、MerryGoRoundからOF-JからJILSまで渡り歩いて現Moi dix MoisのTohru、そしてなによりベースに人時。Everlasting-KのKouichi×RIKAもかなり素敵なものがありましたが、aki×人時は壮絶です。あのうねうね歩く低音の上を、akiの高音ボイスが歩くのかと思うと、というよりもカップリング表記にしただけで涙が止まりません。腐った意味ではなくて。
　もちろん、これはあくまでサポートメンバーですし、第一周りを固めているのは現役で活動しているバンドのメンバーばかり。全員が全員そのままakiの後ろを固め続けるわけではないのでしょうから、シャッフルというより息の長いセッションみたいに感じています。・・・それでも、Псиはこの情報にとてもわくわくしています。このメンバーでのステージを見ることは、おそらく名古屋のあの時期を通ったヒトに対する供養とかボーナスとかそういうのだと勝手に位置づけつつ、もう間近なその日まで過ごそうと思います。
　というか、今日は自制の意味も込めて、名古屋とかシャッフルとかLaputaとか判らない方にもご理解頂ける様にお話をしようと思いましたが、ごめんなさいПсиには駄目でした(©東京病)。というわけで、ただ嬉しさを押し付けたまま無責任に〆ることにします。

　ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、このお話に狂喜乱舞するヒトに衝突系の祝福を送信します。

　そういえば、世の中には不思議なヴァージョン管理をされた曲があります。たとえば、松岡英明さんの「VISION」。この曲は、CLAMPの名作「東京BABYLON」のOVAにイメージクリップが収録されていましたから、年季の入った腐女子さんなら聴けば思い出すかもしれません。
　この「VISION」という曲には複数のヴァージョンがあるのですが、それらの差異はすべてヴァージョンナンバーで管理。どの様にナンバリングしているのかといえば、シングル「VISION」の1曲目が「VISION(Single Version)」、カップリングに「VISION(Ver.2.1)」、アルバム「Light and Color」に「VISION(Ver.3.3)」・・・どういう推移ですか。ちなみに、松岡英明さんは「"18"〜Matsuoka Hideaki Best〜」というベスト盤をリリースしていますが、これに収録されたのはVer.3.3でした。Ver.3.3はシンプルだったVer.1を元にしつつも、オリジナルアルバムの後半を担えるくらいにまとまっていた、というのが再録の理由なのでしょうけど、そうすると冗長で妙にサイバーだったVer.2.1の立場がなさげです。どうでもいいことですが。
　もっとも、電気GROOVEのデビューシングル「TMN vs 電気GROOVE」では、TMNが「RHYTHM RED BEAT BLACK」の全編英語なセルフカバー「RHYTHM RED BEAT BLACK(Version 2.0)」を、電気GROOVEが「RHYTHM RED BEAT BLACK(Version 300000000000)」を収録していました。2の次のヴァージョン3千億なんて飛び方に比べれば、細かいヴァージョンナンバーの推移なんてかわいいものです。

　そんな、20世紀末のEpic/Sonyが絶対領域なヒトに向けての昔話はさて置いて。昨年09月に燃え尽きたLaputaのヴォーカルakiが、遂にソロでアイテムをリリースする様です。まだ公式サイトでは発表がなく、ショップ情報なので、変更の可能性は否めません。ですが、公式発表が出るまで静観しようとしてもできなかったので、取り上げてしまうことにします。

　ええと、限定版と通常版でヴァージョンナンバー変えるのはありですか。しかも、限定版にはクリップ、通常版には写真集なんて、いかにもヴィジュくさい・・・というより、時節柄Dのニューシングルと被った様な商法をしなくても。
　・・・なんて思いながらも、あのakiの歌声がまた聴けると思うと、Псиは今から楽しみです。曲名もいかにもそれっぽいですし。しかも、アルバムの先行シングルということですから、きっと近い内にアルバムの情報も出るのでしょう。
　・・・ええと、話すことがなくなりました。というか、今日はファンクラブ会員に届いたという名古屋スキーさんが狂喜乱舞する様なお話についてがメインだったのですが、Laputa解散の時と同様、サイトで公表されてから改めてお伝えしようと思います。というわけで、今日は味気ないですがこれでおしまいです。ごめんなさい。

　ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、akiスキーさんと名古屋スキーさんに、眩めく祝福を送信します。

　断念。こんばんは、Псиです。今日はAdobe CS2日本語版のお話をしようと思いましたが、CS→CS2のアップデータが\80,000程度という辺りはともかく、「ついにIllustratorがStreamLineを統合したよっ」という様な喜びをどう伝えて良いのか判らなかったので、今日は違う話題です。
　みなさん・・・特にau端末をご利用のみなさんは、GPS機能を利用しているでしょうか。EZナビがEZナビウォークになってから、利便性もレスポンスも大幅に向上。Псиはコンクリートに囲まれると方向感覚が半減する病気なので、EZナビウォークをよく使用します。
　もっとも、じゃあEZナビウォークはあまねくauユーザが使っているのかというと、そんなことはもちろんなく、Псиが知っているau使いでも使ったヒトは少ない様です。便利なのに、と小さい声で主張するПсиに、知人さんはこんな話をして下さいました。

　ええと、Псиも横浜BLITZへは行ったことがありますが、あの距離は特殊すぎると思います(みなとみらい線新高島駅3番出口を出てから徒歩10秒というより階段を出て大通りの方を向いた状態で左を見るとすぐそこ)。とはいえ、ライヴハウス探しは変な近未来ツールを使うよりも駅から黒いヒトをたどっていく方が確実。Псиの様に乗り換え駅と降りる駅を間違えて、ライヴハウスまで一駅分歩く羽目になったとかのうっかりがない限りは、そうそう使わないものなのかもしれません。
　そんな中、2chでおもしろそうなサーヴィスを見つけました。その名も「隠れ家さがし」・・・と、PCではエラーが表示されておしまいなので、(現時点では)リンクを踏んでも意味が無いのですけれど。これは、au携帯の持つGPS機能を使ったユーザ検索機能。具体的にはどういうものかというと、

　手順をお話しようとしたのに途中から「できることリスト」になった、駄目な箇条書きの例。という愚痴はさておいて、要はGPS機能を使用した友人検索です。ただ、最大勢力はVIP板の住人さんらしく、リストに名前を挙げたところでVIPPERからの脱力メールが届くこともままある様です。とはいえ、VIP板の方々にやきもきしても詮無いことですから、とりあえず便利に使うことだけを考えましょう。何の工夫も無いログイン名だとなんか名前が挙がっているヒトが近くにいるけど誰よ誰という話になりそうです。この対策として、V板住人であれば「(名前)@V板」とするのが推奨されています。
　また、「何メートル離れたユーザまで検索するか」という距離のパラメータは変更することができるので、画面に慣れてきたらデフォルトの99999Mからもっと数値を小さくして検索してみると良いでしょう。

　ヴィジュ板の地方板などを見ると、地方在住のヴィジュ好きさんがローカルトークに花を咲かせていますし、有名なバンドの出身から元気な地域の割り出しを行う様なことはいつも行われていますが、それはあくまで「地域」でひとまとめにされた、とてもぼんやりしたものです。どんなにXX出身バンドが頑張ってるって言っても近場で黒い服のヒトなんて見たことないしと思ったことは、地方在住のヴィジュ好きさんなら少なからずあるでしょう。きっと。
　ですが、このサーヴィスを使えば、自分を起点にどれだけの近場にヴィジュ好きさんがいるのかが判り、よりリアルな情報と感覚が得られます。Псиは、Wizardryにおける倉庫キャラ以上救出隊キャラ未満程度の適当な名前で登録してみましたが、こじらす程の後ろ向きなので能動的にメールを送ったりはしていません。そもそも、近場に全然V板住人がいませんし。でも、Псиはヴィジュ好き分布を見ているだけで楽しいので問題ありません。

　これを使ってメル友を増やすのも良いでしょうし、地方スレでは見えない過疎っぷりの実情を目の当たりにして、その場で無駄に叫んで「世界の中心」ごっこに興じてみるのも良いでしょう。Псиとしては、こっそり携帯を操作・閲覧しながら突然頭を抱え、「いる・・・10km以内に仲間がいる!!それも2人!!」「1人はXXX付近(＜MAP公開ユーザ)、でももう1人は・・・場所まではわからない(＜MAP非公開ユーザ)」「駄目・・・いるにはいるけど・・・それ以上にVIPPERがっ!!」などと言い出して不気味がられるエンジェルアドバイズごっこが面白そうだと思います。
　なお、このサーヴィス自体は無料で、かかるコストはパケット代のみ。何度もやりとりがあるわけでもないですが、定額利用のできるWINユーザが望ましいでしょう。また、何度も警告が表示されますが、個人が作ったサーヴィスで、安全性等は微妙だったりするっぽいので、その辺りのリスクを適当に鑑みてご利用されると良いと思います。基本的には匿名で利用できますから、au端末だけどGPS機能全然使ってないというヒト、auじゃないキャリアのGPS機能は伊達ですかと日々悩んでる様な方は、まずは動作チェックだけでも試してみてはいかがでしょうか。

　ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、もしかしたらあなたの傍に潜んでいるかもしれません。

　羽は広がらず落ちていく。こんばんは、Псиです。White Feathersをライヴ最後に歌っていたL'Arc-en-Cielも今は昔、透明感と儚さを上手い具合に実装していたhydeは2度も銀幕に現れては揺るがない存在感を見せつけ、L'Arc-en-Ciel自体もライヴから過去曲はフェイドアウト、誰が喜ぶのか判らないfeat.青木さやかとかP'UNK-EN-CIELとかが繚乱するこのご時世ですが、みなさまはいかがおすごしでしょうか。Псиはもうくじけそうです。
　さて。L'Arc-en-Cielの大きな話題といえば、06月22日にリリースされるアルバム「awake」でしょう。ジャケット写真がメンバー全員という時点で色々とアレですが、加えてかつてないタイアップ曲の数、その後に続くアリーナツアーとアジアツアー・・・話題は絶えません。
　昨年リリースされたL'Arc-en-Cielの前作「SMILE」は、日本のみならず全米でリリースされたことは割と有名なお話。その所為でCCCD(LGCD2)だった国内盤を見限って通常CDの輸入盤を買うヒトが続出した、というエピソードもいまとなっては　とてもいい　オモイデ!　オモイデ!と鉄棒をぐるぐる回りながら叫びたくなるくらいに今は昔のお話です(©筋肉少女帯)。そんなわけで「SMILE」時もいろんな意味で話題の絶えなかったL'Arc-en-Cielですが、「SMILE」中のアクションで一番目を引いたものといえば、やはりOTACONへの出演でしょう。アメリカでも最大規模の名前の通りの内容のコンベンションである「OTACON」、そんなOTACON presentsとして、Baltimoreの1st Mariner ArenaでL'Arc-en-Cielは初のライヴを行ったのでした。このライヴの模様は「LIVE IN U.S.A.〜at 1st Mariner Arena July 31,2004〜」というDVDに収録されています。

　最近のヴィジュ界隈の海外進出にはめざましいものがあります。しかし、大概の第一歩が二次元フェスだったりするのを見ると、アメリカやヨーロッパでヴィジュがどんな扱いになっていくのか、なんだかせつなくていとしくてココロ強さが止まらない微妙なキモチになります。今日は出てくる曲が古めでごめんなさい。
　そんな中、不思議な話が飛び込んできました。なんと、アメリカの2次元フェスであるOni-Conに、Phantasmagoriaが出演するというのです。Phantasmagoriaといえば、ヴィドールや12012などでお馴染みUNDERCODEを率いるKISAKIが久方ぶりに組んだバンド。KISAKIがいるというだけでも話題には事欠かないのに、ライヴがあまりにも印象的な所為で口コミで知名度がぐんぐん上がっている、かなり素敵なバンド。行ったことが無い方は、結構そこかしこのライヴイヴェントに出演しているので、是非祈りを捧げてくると良いと思います。
　でも、Phantasmagoriaなんて、Beauti-fool's festの公式サイトでもリンクの張り間違いがあった程、割とありふれた名前です。きっと同名の何かで、たとえば同人シューティングの雄である上海アリス幻樂団さんの東方花映塚　〜 Phantasmagoria of Flower View.が先行発売されるとか、きっとそういうことなのにちがいありません。だいぶ引っ張り方に無理がありますが、ともあれ記事を見てみましょう。

　うわあ、本当です!ということは、海外で祈りを捧げる姿を見ることができるということですか。・・・でも、Phantasmagoriaの持ち味といえば、そのぶち切れた演奏も然る事ながら、「さっき出てたスタンドをどこに隠しましたか」と尋ねたくなる様な関西ノリのトークにもあると思うですけど、そういった辺りはどうなるのでしょうか(たぶんどうにもなりません)。
　あと、冠を見ると、J-HOUSE ROCKはこういうところらしいので良いとして、UNDERCODEも勿論言うことはありませんが、Cureというのが激しく謎です。・・・いえ、メディア関連が一緒に冠取るのはよくあることでしょうけど、どうしてCure・・・って、考えてみたら「Cure」というコトバもPhantasmagoria並みに有り触れているので、全然違う可能性もあります。ですから、とりあえずは気にしないことにしましょう。なんだか最近のCureはPhantasmagoriaの扱いが大きそうですけど、それでもПсиは目を閉じて鮮やかに逃げ出すことにします(©Schwarz Stein)。

　Пси、ヴィジュ界隈における二次元との同時出荷は、たぶんMoi dix MoisやPhantasmagoriaのスタイルをネタと思わせる為のオブラートだと思っていますけど。そうやって広まったヴィジュが、海外で一体どの様な認識をされるのか・・・というよりも相次ぐ海外進出が数年後には黒歴史になってしまわないか、Псиは微妙に心配しながら見守ろうと思います。

　ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、ヴィジュをアイしてしまったヒトに、漆黒の祝福を送信します。

　ようこそ、世界の果てへ。こんばんは、Псиです。世界の果てといって思い出したものを列挙すると、筋肉少女帯の名曲「世界の果て〜江戸川乱歩に」とか箱田真紀先生の漫画「Worldend Fairytale」とかピチカートファイブのアルバム「HAPPY END OF THE WORLD」などいろいろ。ほとんどはタイトルや名称にそれっぽいコトバが入ってるだけで、「終ノ空」級の世界の果て感を醸し出す内容はそうそうありませんが、そういう突っ込み方をする方は万能属性特大ダメージの全体攻撃に防御力低下のおまけつきスキル「終わる世界」を1ターンフルで撃ち続ける類の呪いを送信です。・・・デジタルデビルサーガをプレイしていないヒトはごめんなさい。
　ヴィジュ界隈の方が何かの事件に関わり、それが大きく報道されると、Псиの頭の中に「世界の終わり」というコトバが浮かんで、それからは今挙げた様なそれっぽいもののイメージがぐちゃぐちゃにПсиの中を埋め尽くします。
　だからといって、今までは何かに大きな影響を与えることはなく、ほとぼりが冷めた頃には黒歴史のネタと後ろ向き度が多少増える程度でした。今回は一体どうなるのでしょう。

　Psycho le Cemuのヴォーカルで、最近ソロ活動を始めたDAISHIが逮捕されました。それも覚せい剤で。

　ええと、asahi.comの記事だけ色々とオプションがあるですけど。警察が行った事務所への所在確認に出頭で応じた上に使用を拒否していながら採尿で反応が出たって・・・先生、意味がわかりません。「使用が随分昔だから反応は出ないだろうと高を括った」とかの判断なのでしょうか。
　DAISHIは梶永大士名義でソロ活動を始めた矢先。05月25日に発売された1st.シングル「実録 少年犯罪奇科学」はムックのミヤがプロデュース。オリコンのウィークリーチャート的には蚊帳の外っぽいですが、それでも作曲陣や後ろを固めるメンバーはよく見る名前で通好み。05月13日からは、ツアー「[First-Tour]〜個性もなく注目もされないこのツアーが、後に．．．になる事を僕は知っている〜」という全国ツアーを展開。7箇所7公演も殆どが終わり、あとは明日のO-Eastがファイナルを残すのみでした。
　ところが、ファイナルの公演については

　と、当然ながら延期に。原因が「急病」なのは目を瞑りましょう。

　Psycho le Cemuといえば、ヴィジュ界隈では不思議な立ち位置のバンドです。周囲に不思議な衣装のヒトが多い中で、とりわけコスプレと名言してより奇抜な衣装を着続け、ライヴではコントをやったり楽器隊が楽器を演奏しないで踊ったり・・・とにかく不思議なバンドではありました。楽器演奏無しで踊っていたのはMALICE MIZERもやっていましたが、なんというか色々な意味で真逆の方向といえます。もっとも、世間的には一緒くたでしょうけど。
　デビュー当時は無料ライヴを開催したり、ドラムのYURAサマさんが堂本兄弟に出演していたりと露出も多く、そこそこにメジャーな存在ではありました。KOME KOME CLUBの「浪漫飛行」をカバーした時も、番組のジャンルを問わずそこそこに取り上げられたものです。もっとも、世間的にはぱっとしませんでしたけど。

　Псиは、Psycho le Cemuに対して「わりとどうでもいい〜どうでもいい」の間のどこかの感情を抱き続けています。Psycho le Cemuを直視するのはかつてテレビ朝日系列の早朝番組「みごろ!たべごろ!デンセンマン!!」の読者投稿コーナーくらいなものだったПсиとしては、たとえばDAISHIがソロ活動を始めた、という話についても「ふーん」で済ませて次のニュースを探す様な感じでした。
　でも。このニュースですごくショックを受けているПсиがいます。それは、なんだかんだ言いながら盛り上がっているっぽいヴィジュ界隈において、最近では一番目に付く上に露出も多くて世間的に「ヴィジュっぽかった」バンド、という位置のPsycho le Cemuのスキャンダルによって、界隈にいらない余波が来るであろうことを予測してのことかもしれませんし、「ま た 覚 せ い 剤 で す か」という逮捕理由に対する率直なキモチなのかもしれません。

　ともかく。このお話が元でおかしなことにならないことと、残ったメンバーやファンに少しでもシアワセが降りることを、Псиは願ってやみません。