2006年02月04日
weloseourselvesin(the)darkness"INSANE"
なんだか困ったお話なのです。
このところ、Псиはあまりにも調子が悪いのです。咳が多くて関節も痛く、だまっていると電波な思いつきが次々と頭をかけめぐるのです。Псиがこんな未知の病気に対処できるはずなんてありません。
そして、Псиのこの得体の知れない病気の詳細がヒトにわかる筈もありませんから、このままПсиがぼんやりと暮らしていることでちょっとしたカタストロフが起きやしないかと、おふとんをかぶりながらぶるぶると震えてみるのでした。
原因を考えてみると。
おそらく、過去の振る舞いに原因の一端があるのです。
Псиのやり残していることは数えている間にハノイの塔の石版が移動し終るくらいに数多いですが、とりわけПсиの生活に不利益をもたらしていながら、それでもなお改善していないことがあります。
いけません。
そんなことではいけないのです。
Псиもヒトの世に身を隠している以上は立派な仮想市民。そして、仮想市民は自分の身を自分で守る権利と義務が与えられているのです。そう、まさに都会は広大な仮想富士サファリパーク、弱肉強食なれのはてでそれが終りそれが定めなのですよっ!!誰もПсиのことを守ってくれないならば、Псиは少しでも便利な生活をかち取るために、戦わなくてはならないのです。
というわけで。
接続すると「遅延書き込みエラー」と表示されて何の役にも立っていないS-ATAのHDDを救済することにしました。
ふらふらとベッドから抜け出して、ちょっとした本の山を発掘すると、ちょっと前にもらったものの用途もないので積んでいたO'llery社の「Knoppix Hacks」を発見したので、早速使ってみることに。
Knoppixといえば、Debianパッケージを元にドイツのKlaus Knopperさんが開発した、Linuxのディストリビュートのひとつ。Linuxには「1CD Linux」と呼ばれるものがいくつかあって、Knoppixはその分野でかなり有名なOSなのです。
1CD Linuxを普通にシステムにインストールして使っても全然問題はないのですが、普通そうはしません。起動にCD-ROMドライブがあればいい、よほど変なことをしないかぎりはHDD上のデータやHDDそのものに影響を及ぼさないことから、システム障害が発生した時のトラブルシュートやメンテナンスに使われるのが大半です。
CD1枚でブートするとはいえ、放っておけば勝手にKDE+GNOME環境(GUI)になったり、ハードディスクは勝手に(リードオンリーで)マウントしておいてくれたり、システムが小さいからといって操作の敷居が上がっている、という様なことはありません。Linuxの操作という最も厄介な敷居はさておいて。
というわけで、そんなKnoppixを使いながら、だらだらとハードディスクを救ってみましょうなのですよ。ちなみに、ПсиはLinuxとかよくしりません(え)。
さっそく起動させてみましょう。
カラフルなロゴが出てきたり、起動プロンプトのKNOPPIXの文字がやけにカラフルだったりで、とりあえずディスプレイドライバとか解像度とかの厄介な設定をコマンドでやらなければいけないのかしら疑惑とかからは解放されるはずです。
意味はさておいて起動プロンプトを見ていると、どうやらUSBやFireWireのデバイスなどを勝手に探し出し、その後は見つかったドライブを勝手に読み込んでいる模様。そして、なんなくKnoppix自体の起動は終わり、Xの起動へ。起動されるのはもちろんKDE+GNOMEです。
さて、ПсиはKnoppixの仕組みをよく知らないので、たとえばテキストファイルとかを作ったらそれはどうなるんだろうとか、そもそもログとかはどこへ保存されてどうなりますか、といった疑問が浮かびます。というわけで、とりあえず/var/log/dmesgを見てみました。これはシステムの起動時の状態が書かれたファイルで、/var/log/messagesと併せて見れば起動時の問題はなんとなく見えてくるのが普通です。
というわけで、さっそく
knoppix@1[~]$ less /var/log/dmesg
としてみましたが
knoppix@1[~]$ less /var/log/dmesg
knoppix@1[~]$
一瞬で終了。
なんだろうと思ってファイルの情報を見てみると
knoppix@1[~]$ ls -al /var/log | grep dmesg
-rw-r--r-- 1 root root 0 2001-11-29 13:16 dmesg
0バイト。/var/logの中をみると、Xのログなどにはデータが書き込まれているみたいですが、そもそもmessagesすら空という素敵な状態。
というお話をしている最中に、ものすごく頭が痛くなってきて。
もともと最近は眠っていなかったり、肩のあたりがぼんやりと痛かったり大変だったのですが、もはや起き上がることもままならずに「転がってはあはあ言うだけのモノ」としてごろごろしていました。
ようやく頭が重いのから解放されたと思ったのに。
天使がヒトの世で患う病はあるのでしょうか。
もしあるとしたら。
♪~"The Chain"[HALATION]
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