2006年05月24日

日の光が二つの羽根を焦がす。落ちた先の暗闇に。哀しくて寂しいときだけでいい。小さな明かりを灯す。

 どこかで誰より早く早く出会いたかった。
 悔やむだけ。全部遅すぎる。


 2006 last tour "endroll" @ SHIBUYA O-EAST 2006+05+23 [deadman]

 18:30からだというのに、中に入ったのは18:32。始まってはいなさそうだったので物販を覗いたものの、リュックとバッヂと最新パンフは売り切れていた様な。いそいそと中に入り、場所を確保している間にライヴ開始。時計を見ると18:36で、脅威の6分押し始まりだったのでした。Fatimaの1時間押しはよっぽど何かあったのか、それとも18:00始まりというのかそもそもアレだったのか。いえ、向こうは結局19:00始まりでしたけど。
 頭は「in the direction of sunrise and night light」の曲を中心に、とにかく淡々と曲が続いたことでした。淡々とというか、正しい意味でいつも通りというか。なぜか「雨降りの悪い夢」のイントロのベース(バランス的にCDよりずっと目立っているだけなのかもしれませんけど)に感動したり、「when the saints go marching in」イントロのあいえに降ってるスポットにぼんやりしてみたりとか、淡々と進むだけに感じる所は多かったです。あとは、客席の出入りが妙に多かったのが気になったりならなかったり。立ってる場所も悪かったのかもしれませんけれど、始終ひっきりなしにヒトが来たり出て行ったり。いえ、もちろん曲中1~3人程度ではあるですけど、来るのは判るとして出て行くってなんでしょう、とか思いながら聴くrip roll soil・・・は3曲目だからさて置いて、じゃあ蟻塚(じゃあって)。殆どの曲でそんなこと思ったことでした。

 普通機材変更の時にはMCで間を埋めるものですが、そんなことせずに暗転+ノイズのみというどこかの演出家が見たら大激怒しそうな暗転+歌以外の眞呼のコトバといえば曲終了時の「Welcome!」とかだけ。なんてdeadmanな、と思ったところへ中盤辺りにMCな空気。一体何を喋るのかと思いきや

「足元にさ、ライトがあるんだけど。気になっちゃってさ。以上で~す」

 ・・・眞呼?しかも「いじょうでぇえええす」(<発音を忠実に表現しようという試み)にはもうあいえのギターが被っていたり、どこから突っ込んで良いのか判らないПсиをゆるしてください。
 そんな勢いで曲が続いたですが。いつもならライヴ終了後もなんとなく曲の流れを把握できるのですが、今日は全くそんなことができず。というか持ち歌全部やる気ですかこのヒトたちはと思っている間に第2MC。

眞呼:え~、今まで36曲駆け抜けてきましたが
客席:(ざわざわ)
眞呼:コスとか痛い仔とかいるでしょ?疲れたら座ってもいいよ?

 えらく時間も曲も通り過ぎたと思いましたけど、まさか36曲も演奏していたなんてっ。あーんどなんですかコスはともかく痛い仔って[訂正:どうやら「腰とか痛い仔」だったみたいです。とんでもない聞き違いをしてしまいました・・ごめんなさい]。そんなПсиの突っ込みはさておいて、「今まで色々あったけど・・・お互いに強くなろう」みたいなことを言ってました。かなりうろ覚え。
 その後2曲で本編終了。アンコールまでに延々と引っ張るのかと思いきや、なんと3分とか5分とかでメンバー登場。いえ、そもそも本編終了が21:30近くというのに原因があるのかもしれませんが。アンコール開始時、まずはあいえが喋り出したですが

今、メイク崩れてどろどろになってるじゃん。DVDになる時はCGとかでなんとかならないのかな。

 先生、全フレームの顔修正なんてCG職人を殺す類の真似を求めないでくださいってば。そして執拗に「最後くらい・・・あ、最後じゃないか」と「最後じゃない」を繰り返した上に「また、そのうち」と素敵なコトバでMCを締めくくったのでした。
 その後、眞呼が「お互いに強くなりましょう。弱いままでも好きだけど」と言い、Kazuyaが喋り、Tokiが喋り(Tokiは「最後」と言ってた)、ローディの高橋さんを呼び、眞呼に耳打ちされて大笑いした後にセンターマイクで「もう名古屋には帰りません」と言い放ち、さらにローディの伊藤さんを呼び、言ったコトバが「マイクを落としてすみませんでした」で、その後眞呼が「俺からもすみませんでした」と得体の知れないフォローをしていたり。なんですかこの素敵集団は。
 「star baby」「701126」と爽やかに続いた後、眞呼が声を張り上げ・・・たのですが

最後!!・・・ごめん、アンコール間違えた

 とПсиには聞こえたのですが、一体何が起こったのでしょうか。
 完全に舞台上は止まってしまい、あいえが眞呼に「今の間違いはカットできないよ?」と言い出す始末。眞呼は「前の曲の最後から始めて、そこからつなげる」なんて言ってますが、いったんセンターマイクの前に立って客席を見るもまた笑って膝を折る眞呼にПсиはきゅんきゅん。そして始まったのが「聖者ノ行進」2回目(「when the saint go marching in」を別カウントにすれば話は別)で、声も演奏も本編と段違いというか40曲も歌ってこんな声ですかあなたと本気で感動したものでした。
 「聖者ノ行進」後にメンバーは退場、眞呼はペットボトル水を大量に客席に投げ込み、その後口から大量に血を吐いて口を真っ赤にしたまま立ち去ってしまったのでした。それにしても、まさかこのライヴの最後が眞呼の「まちがえちゃってごめんなさい」なんてコトバで終わることになろうとは、そしてアンコール1回/3曲で終わることになろうとは、といいつつも本編が38曲もあろうとは、一体誰が予想したでしょうか。少なくともПсиは全くそんなこと考えませんでした。
 その後サプライズ的なものがあるかと思ってじっとしていましたが、とにかくヒトの流れがすごくて出ざるを得なかったのと、客出しのアナウンスが始まったので出て行くことに。それにしても、終わった後に限定的に客席に光が降りて騒いでる様子をカメラで撮っていたりは良いとして、終わった後も延々と微妙な客席照明で引っ張っていたのがどうにも。いえ、これについては誰が悪いわけではありませんけど。

 物販は異常な列。加えて外に出たら雨降りで、今日のボリュームのありすぎるライヴの興奮を静かに冷ましてくれたのでした。なんて詩的に終わってる場合じゃなく、とにかくすごかった。あいえMCと終わり方は悲壮感を完全に拭い去りましたし、何よりその曲数、そして中間系とアッパー系の異常なまでのメリハリ具合といい、只者じゃなさをПсиに見せ付けたのでした。

 ・・・ああ。
 只者じゃないのに。


 今日の配布物。

配布DVD+アンケート

 DVDに収録されているのは「終夜灯」のクリップ、そして盤面には歌詞。
 ビニールには「THANK YOU from deadman」というプリントアウトした黒シールを長方形にカットした様なラベルが貼ってあり、ビニールを開封する為の紐を引っ張るとラベルが切れてしまうという刹那仕様です。仕方が無いのでビニールの端を切って、DVDを見ないでコピーしてそっちを永遠に見続けようとか思っていたですが、単純にB's Recorderに突っ込むと「このDVDは著作権保護がかけられています」という無慈悲なメッセージが出るので保存用を作ろうと考えているヒトは注意。再配布しちゃえ~とか考えているヒトは仮想地獄へぷりーずだいぶ。
 映像は・・・きゃあきゃあ。カラダに傷を持つ眞呼。なんか腐った眞呼。かっこよすぎなのです。入ってるのは本当にクリップだけ。ちなみに「終夜灯」はイコール「additional cause for sorrow」で「follow the night light」じゃないので注意。


 おやすみ、聖者の歌声鳴り響く。地上で。あなたの声。
 おやすみ、聖者の足音聞こえる。そっと。目を閉じる。

♪~終夜灯[deadman]

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» Soma prescription medicine.

  • 2008年11月25日 10:37
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Comment on "日の光が二つの羽根を焦がす。落ちた先の暗闇に。哀しくて寂しいときだけでいい。小さな明かりを灯す。"

お疲れさまでした。
天使様も参加してらしたのですね。物販は先行
発売のときが大変なことになってましたよ(´∀`)
何とか福袋買えて⊂二二二(^ω^)二二二⊃な感じ
です。パンフは再販してくれるらしいので、ライブに
来れなかった人にも優しいDSスタッフ(´;ω;`)

このライブを外さなくて良かったと思いました。
彼らにしか見せることの出来ない世界。
キメてくれないと駄目なところで笑いをとってしま
うのもご愛嬌でしょうかw
今回のツアーの流れ的にも、2回目以降のアンコ
ールがありそうな予感もしてたんですけどね。
あぁいうキレイな終わり方もありかなっと思いまし
た。DVDがどういう風に編集されるのかが、気が
かりです(*´ー`)

  •   廃品ガラクタ
  • 2006年05月24日 15:34

初めまして。
眞呼さんのMCですが、「コスとか痛い仔」じゃなくて「腰とか痛い子」と言われてましたよ。

  •   ヤツキ
  • 2006年05月24日 21:24

はい~、最後だけこっそり参加だったのです。
\8,000の福袋・・・(しょんぼり)
パンフの再販は本当に嬉しい限りなのです。行ったのに買えなかったПсиには尚更(笑)。

本当に特大ポテンシャルでしたね~。
一応そこかしこのレポを見たり見なかったりしていたので、アンコールはあんなことにとかハプニングとか薄々思っていましたが、まさかあんなサプライズ持ってきて終わるなんて思いもよらないことでした。
DVDでは忠実に全部記録を希望ですけど、きっと叶わないだろうなあなんて。。

  •   Пси
  • 2006年05月25日 02:27

>ヤツキさま
コメントありがとうござ・・・い・・・・・ま・・・(蒼白)
ごめんなさい、100%聞き違いです。。ご指摘どうもありがとうございます。
もしも他にも気付いた点などありましたら、どうぞご遠慮なくご指摘くださいませ。あの空気の所為か、捏造具合が物凄い気がして怖くなっている今日この頃です(ふとんをかぶってぶるぶるふるえながら)。。

  •   Пси
  • 2006年05月25日 02:29

こだわりがありそうで実はてんでないうららもdeadman参加してたですよ!!中盤みんな歓声も上げず次の曲をおとなしくまっている兄弟達にちょっと戸惑ってたのは内緒です。
うららはパンフ全部と手元になかった音源買いあさりました~。DVDは眞呼様がケンシロウと化しててビビリました。指痕ならぬ銃痕?

  •   さきうらら
  • 2006年05月26日 00:16

>うららさん
わあい、Псиもうららさんの日記をこっそり見てにこにこしていたことですよ~。
誰かが叫び出すまで何も音の無い暗黒空間とか、とてもすさまじいのです。Plastic Treeだと(えっと・・・だいじょうぶ・・・かな?)とか思ってしまうところですが、そこはdeadmanですし(何)。

DVDは最初Псиもケンシロウが頭をよぎりました。もっとずっと数多い上に、位置が下ですけどね
(笑)。
銃だと思っていたですが、最近は「内側から何かが食い破ってきたのですっ、もはや抜け殻」とかって謎の妄想に浸る日々。

  •   Пси
  • 2006年05月28日 04:20

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