◇昔のПсиニュース◇
(Псиニュースの過去ログです)

◇平成17年03月◇

05月29日:Schwarz Stein、ファンによるプライヴェートイヴェント開催
05月10日:メリーのベスト盤、詳細決定
05月09日:蒼穹のファフナー、続編製作決定
05月06日:DEViL KiTTYのベスト盤「Last Devil」発売中止
05月05日[1]:四次元友好条約、DVD化決定
05月05日[2]:ヴィドール、ヒデとユキネ脱退

 


平成17年05月29日 Schwarz Stein、ファンによるプライヴェートイヴェント開催

 ただれています。こんばんは、Псиです。最近のПсиの生活はとてもただれています。まさに70年代フランス映画の様な1歩進んで12歩戻って32メートル落下する生活。膿んだココロを引きずりながらお部屋の片隅で膝を抱えていたら、意味も無く点けていたテレビの「くりぃむなんとか」できこうでんみささんがゲスト出演して「はきゅーん」とかやっているのを目撃してしまい、ますます苦悩の中の耐え難い存在度が上昇している今日この頃ですが、みなさんは後ろ向きに過ごしていますでしょうか。
 ・・・前振り時点で鼻がすんすんするのが止まらなくなってきたので、さっそく今日のニュースです。

 ヴィジュ界隈において、今も昔も王道な形態は「バンド」です。もちろん、ユニット単位で動いている方々もいますが、メジャーで組まれたユニット(machineとかDASEINとか)は少なくとも一人は有名なヒトですし、インディーでは有名なユニット自体あまり浮かびません(当然ですが企画ユニットは除きます)。強いて言えば人格ラヂオ(Vo.+Ba.)くらいでしょうけど、サポートである半ラヂオ(Gt.+Dr.)がかっちり決まっている辺りからも、ユニットと言い切るにはちょっと違う気がします。
 もうひとつ、ヴィジュ界隈であまり流行らないのが「打ち込み主体のヒトたち」です。やっぱりドラムは目に見える様に頑張っていないといけないのか、フロントメンバーにドラムがいないバンドはそうそう多くありません。曲単位で打ち込みに走った(Gargoyleの「+-0」等)り、リミックスをしたり(ROUAGEやDir en grey等)、打ち込みはあるけど過度ではない(MALICE MIZER等)というのはありますが、「打ち込みが主体」ということで振り返ってみるとBRAIN DRIVEやSOFT BALLETなどの伝説な方々に行き着きます。その後は、「存在はするけどぱっとしない」状態が続き、バンドサウンドでぎゅんぎゅん+テクノポップな打ち込み音でお馴染みのメトロノームが来るまで長い空白が続きます。KILHI+ICEはどこにいっちゃったですか

 そんな、「打ち込み主体」で「ユニット形態」というヴィジュ界隈では長いことニッチとされてきた市場に参入したのがSchwarz Steinです。Schwarz Steinは、ヴォーカルでアンドロギュノス担当のKayaと、(ステージ上では)ギターでブルータル・レプリカント担当のHoraという2人組。ただでさえニッチを狙い打ったSchwarz Stein、更に近未来属性と退廃属性が付いてMana様プロデュースとオプションが満載、まさにヴィジュ市場に張り付いているヒトにとっては個人情報保護法施行後のシュレッダー会社くらい興味深い銘柄だったのです。
 Schwarz Steinは、Mana様自身のバンド「Moi dix Mois」と同様各所のライヴイヴェントに登場、デジタルでデカダンスな近未来像を見せ付けていましたが、2004年02月に解散を表明。シングル2枚とアルバム2枚と一部のヴィジュ投資家に残念感を残して、Schwarz Steinは消え去ったのでした。以上、市場の側に大変偏ったSchwarz Stein概論でした。

 そうして、多くのファンがいながらも、二人の音楽性の違いによって解体してしまったSchwarz Steinですが、07月にファンが企画・制作するプライヴェートイヴェントが行われるそうです。このエントリーから、イヴェント告知の部分を見てみましょう。

イベント名:
New vogue children's night
 - Dedicated to Diva K. and Maestro H.

開催日:7月18日(月曜・祝日)

オープン:17:00
スタート:18:00
エンド:20:30
クローズ:??

会場:渋谷 bar SHIFTY
http://www.toos.co.jp/shifty/

ジャンル:近未来デジタルデカダンス

公式サイト:近日公開(PC用と携帯用を製作中です)

入場料:3000円/2ドリンク

未成年の方、および写真つきの公的な身分証明書をお持ちでない方には、ソフトドリンクのみのご提供となります。

20歳以上の方は、写真つきの公的な身分証明書を受付にてご提示ください。ドリンクパスをお渡しいたします。アルコール類をオーダーする際は、バーテンダーにドリンクパスをご提示ください。

※写真付きの公的な身分証明書とは、運転免許証、日本国旅券、写真つきの住民基本台帳カードなどです。住民基本台帳カードは住民票がある方であればどなたでも取得できますが、交付まで時間がかかります。詳しくはお住まいの市区町村の窓口へお問い合わせください。

[Schwarz Steinのプライベートイベント開催決定!(駄文垂流し)]

 爆音聴きがココロに響く、というのはのび太くんのパパも承認済みの事項ですが、おそらく今でもヴィジュ界隈で最もクラブ寄りな音をしたSchwarz Steinの曲が本当にクラブで聴けるなんて、それも2時間以上もずっと浸れるなんて、本当に素敵なイヴェントだと思います。しかも開催日はKayaの誕生日、世間的には海の日で休日という感動的なシナジィを発揮。遠征組以外は安心です。
 なにより、これがファン有志によるイヴェントというのが興味を引くところです。同エントリーの最後の方を見てみると、トータルインフォメーション&イベントオーガナイザーとして、Mana様関連情報では無類の速さと詳細さを発揮している駄文垂流しの深澤さんがクレジットされています。「ライブ空間よ、もう一度」のエントリーを見ると判りますが、今回のイヴェントは「何かをしたい」と使命感に燃えた深澤さんがmixiのSchwarz Steinコミュニティでその旨をぶつけたところ、発展していった企画なのだといいます。
 もちろん、ファン主体のイヴェントというのは昔からありましたが、多くはファン主体と言いながら裏がとても企業っぽいものや、大手の私設ファンクラブやファンサイトによる大規模オフ会の様なものが殆ど。当然、メインとなっているバンドについて何も知らなければ間違いなくvillage 80%です。でも、この企画は、SchwarzSteinのファンはもちろん、最悪Schwarz Steinの音源やライヴを全く知らない、名前しか知らないヒトであっても楽しめそう、という未来につながるかもしれない割と画期的なファンイヴェントです。そういう意味では、一般のファンイヴェントと並ぶものというよりも、hide限定爆寸NIGHTと並ぶ様なものと言えます。・・・とはいっても、本当に「Schwarz Steinを全く知らないけど興味がある」ヒトに向けた制作がされるかどうかは判りませんけれど。

 Псиは、Schwarz Steinが大好きです。それは音が好き、パフォーマンスが好きというのも勿論ですが、最初にお話したヴィジュ界隈のニッチな市場に切り込んできた数少ないアーティストということで、ヲタさんちっくに変な期待を勝手にのっけていた、という点も大きかったのですけれど。
 残念なことに、Schwarz Steinは早々に幕を閉じてしまいました。それでも、Schwarz Steinの音がこうした手段で残っていくのは、それはとても素敵なことだと思います。なにより、クラブで大音量の「Perfect Garden」が流れる様は、もはやきゅんきゅんせざるを得ませんし。・・・表現の寒さから鼻が勝手にすんすんする病が強さを増してきたので、そろそろ〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、Schwarz Steinの楽曲と、Schwarz Steinを好きで居続けるであろうヒトに、鮮やかに祝福を送信します


 07月11日 追記

 お話した際には決定していなかったクローズの時間ですが、正式に決定した様です

イベント名:
New vogue children's night
 - Dedicated to Diva K. and Maestro H.

開催日:7月18日(月曜・祝日)

Open:17:00
Schwarz Stein Time Start:18:00
Schwarz Stein Time End:20:30
Club Time Start:20:30
Close:22:30

[クローズタイムが決定しました(駄文垂流し)]

 どうやら、Schwarz Steinの曲ががんがんかかる前半と、フリータイム(という表現も微妙ですけどクールダウンはもっと違いますし)な後半の二部構成になる様です。
 他にも、前半終了後にKaya/Hora宛ゲストブック等の記帳があったりするみたいですが、詳細は公式サイト駄文垂流しさんをご覧頂ければと思います。

 いよいよイヴェントも来週です。ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、イヴェントの成功を草葉の陰からこっそりとお祈りしています。

 

平成17年05月10日 メリーのベスト盤、詳細決定

 NGワードは「今更」。こんばんは、Псиです。最近のПсиはニュース離れを起こしすぎていた所為で、メモで軽く触れようと思うと話すことが膨らんでニュース送りという駄目な症状を発症しています。治る見込みがあるのかどうかは判りませんので、しばらくは古い話をもっともらしくお話しすることになるかもしれませんけど、考えてみたら今までも似た様な感じではありましたし、ご容赦頂ければ幸いです。
 という前フリはこれくらいにして、今日は先月のメリーのニュースの続きです。秋にメジャーデビューが決定しているメリーですが、そのメリーが06月にリリースするベスト盤の内容が公開されました。ちょっと記事を見てみましょう。

えっ? あの曲も…こんな曲までっ!?
“インディーズ裏ベスト”的 コンプリート・アルバム
「個性派ブレンド クラシック〜OLDIES TRACKS〜」
2005年6月上旬 発売決定!!

【収録曲】
1.チック・タック(新録)/2.バイオレットハレンチ(新録)/3.新曲(タイトル未定・新録)/4.R-246(NEW MIX)/5.Arry(新録)/6.琥珀色のバラード(NEW MIX)/7.ビニ本2丁目八千代館(新録)/8.想ひでサンセット(デュエットver.)/9.新曲(タイトル未定・新録)/10.愛国行進曲(新録)/11.東京テレホン(ジャズピアノVer.)

[information(Release)(メリーオフィシャルウェブ)]

 基本的には新録がメインの様です。収録楽曲に関しても、grass threadさんのメリーのページを見てみると、アルバムに収録されなかったシングル楽曲がほぼ網羅されていることが判ります。もっとも、3回プレスを重ねた上にその都度何かしら足されている「はいからさんが通る。」を全曲はやりすぎな気がしますけど、もしかしたら単純に弾数が少ない所為なのかもしれません。そんな裏の探りはともかく、ただでさえ音源のレア化が激しいこの界隈に於いて、最早希少盤にしか収録されていない楽曲をこうした形でリリースするのは、素直に好感が持てるところです。一部のファンが「希少盤収録の楽曲を再配布するのは古くからのファンの優位性を貶める」という不思議な主張をしたとしても、新録ということで対策もばっちり。「どっちのアレンジが良い」論争は間違いなく起こるでしょうが、それも曲を知らなければ乗っかり様がありませんし
 ・・・それはそうと、ファーストアルバム「現代ストイック」の当たり盤にのみ収録されていた「スカル」は再録無しですか?
 さて、オフィシャルの告知はもうちょっと続きます。

■初回生産限定盤(特殊ジャケット仕様)
品番:FROCKA-009
価格:\3,300(税抜)
※CD-EXTRA/NEW VIDEO CLIP「チック・タック」収録

■通常盤
品番:FROCKA-010
価格:\3,000(税抜)
※CD-EXTRA/OLD VIDEO CLIP「バイオレットハレンチ[アンセンサードver.]」収録

[information(Release)(メリーオフィシャルウェブ)]

 うわあああああ。別にジャケットが違うのはどうだって良いですし、通常版に無い要素が限定版に入るなら判りますが、どうして通常版に限定版と違うものを収録しますか。しかもCD-EXTRAということですけど、DualDiscはどうしましたか。製作にコストがかかるのか、それとも再生するにあたって相当数のクレームが来たのか・・・一応案に出しつつ引っ込めたのだとしたら、間違いなく後者だと思いますけど。なにせ、最近になってもПсиの元に「さかしまエンドロール」の再生不良報告メールが届くくらいですし。
 通常版に収録されている特典は「OLD VIDEO CLIP」とありますが、これはおそらく2003年に渋谷公会堂で限定発売された「バイオレットハレンチ〜030829 Limited Edition〜(仮)」収録のものでしょう。ただ再録、というのであれば、確かにコアなファンは限定版だけ買えば良い話かもしれません。でも、わざわざアンセンサードver.(平たく言えば無修正版)なんて付いているくらいですし、たぶん別物なのでしょう。どちらにしろ両方買え、という話になりそうです。なんてヴィジュ的な商法。
 というか、そもそも画質が悪いの必至な上に再生環境を選ぶCD-EXTRAなどではなく、素直にクリップ集DVDを出せばいいのに。あとは、一緒に出るらしい本について「メリー本(仮) 上巻」ってどういうことですかとか色々とありますが、文句ばかりになると羊飼いさんから大量の剃刀.pngが送られそうな妄想に駆られるので、そろそろ口を噤むことにしようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、希少音源を含んだベスト盤は大歓迎ですがヴィジュ商法は呪います

 

平成17年05月09日 蒼穹のファフナー、続編製作決定

 ココロにいつも暗雲を。こんばんは、Псиです。狂乱のゴールデンウィークも過ぎ去り、休みを重ねてリフレッシュできたヒトから「後ろ向き」をこじらせたヒトまで様々な方がいらっしゃるかと思います。というわけで、今日は灰色の時間を過ごしたПсиから脱力のニュースをお伝えしようと思います。
 皆様はどの様なアニメをご覧になるでしょうか。Псиが今期面白そうだと思ったアニメはおねがい!マイメロディ今の所はエマやエウレカセブン。大多数はまだ積んでいます。・・・とはいえ、今期といっても早めに始まったものは既に第六話が終わっているという、クールの中盤も中盤になって「今のところは」も何も無いわけですが。
 さて、話を今期から昨年放送のものに移すと、だいぶ話が変わります。2004年はまさに有象無象がひしめいたアニメ界隈。その中でもПсиに一番の感動を与えたのが、2クールに渡って放映された「蒼穹のファフナー」です。

 蒼穹のファフナーは、人間と謎の敵「フェストゥム」との戦いを描いた近未来ロボットアニメ。近未来とは言っても直線的でガラス張りな建物がひしめく都会とかは一切登場せず、テレビ東京の旅番組的な田舎町の風景の中で話が繰り広げられる、ちょっと変わったアニメでした。
 製作は「機動戦艦ナデシコ」「宇宙のステルヴィア」などで知られるXEBEC、脚本は「マルドゥック・スクランブル 圧縮」で日本SF大賞を受賞した冲方丁先生、そしてキャラクターデザインは「ガンダムSEED」でお馴染み平井久司先生。「ロボットアニメ」という看板と、それなりに実績のあるXEBEC作ということでアニメファンを、冲方丁先生がSFファンを、そして平井久司先生がガンダムSEEDファンを呼び込み、ジェットストリームアタックばりに期待を増幅させたファフナーでしたが、蓋を開けてみればすべての期待があらゆる面で大暴落前半から数多くのヒトが死に、そのくせちっとも話が進まず、実体の無い電波な会話ばかり・・・たとえばエヴァンゲリオンなどは鏤められた謎の重要度がなんとなく見当が付く作りになっていましたが、ファフナーは物語上重要な点が謎として北欧神話由来の名前付きで次々とぼかされては投げかけられるの繰り返しでした。他にも島全体が迎撃基地というのはエヴァっぽいとか、「あなたはそこにいますか」ってエヴァっぽいとか、戦闘時音楽の一部がどう聴いてもエヴァ「ファフナー」など重要単語のスペリングが公式サイト(fafner)と他の情報サイト(fafnir)で異なる引き絵になると頬の線が潰れて顔が汚くなる等の批判が続出、なまじ作画と動きが良かっただけに、落胆は相当大きいものとなりました。

 こうして、鳴り物入りで始まりながらもただ静かにその幕を下ろすだけかと思われたファフナーですが、2クール目から話の質が一気に向上。全く話が進まなかった前半に比べて、畳み掛ける様な熱い展開と地に足の着いた電波会話、そして明らかにされる謎の数々・・・「ストーリーコーディネイター」とクレジットされていた冲方丁先生が脚本も手掛ける様になってから、ファフナーは生まれ変わったのです。どれだけ変わったのかは、この辺り「後半から」という数をカウントすれば判って頂けるかと思います。
 そんなファフナー、最終回はどう見ても後に繋がりそうな終わり方をしました。その内続編が来るに違いない、と噂されてはいましたが、掲示板Wolkenさんに教えて頂いた話では、どうも本当に続編を作る様です。タイトルは「RIGHT OF LEFT」。一体どんな話なのかと見てみると・・・

2146年5月以前、本編第1話よりほぼ半年〜1年前の物語り

絶望と哀しみの蒼海に起動するのは、
ティターン・モデルと呼ばれるファフナー・プロトタイプ

二人に降り注ぐ雪はマリン・スノー

誰もいなくなったコクピットからのメッセージは、
残された者への道標となるのか・・・

声の届かぬ深海に染み入る悲哀と確かにそこにいた存在

僚と裕未、二人の深い諦念と意思

「私・・・あなたが好きかどうかわからない。
そういうの・・・いつの間にか通り越してた」

皆城総士と蔵前果林に託された想いと願い・・・

貴方達を

「僕は 忘れない・・・」

「私は 認めない・・・」

[竜宮島回覧版・0428号(XEBEC's Page)]

 あの話の前。後の話とか、同じ「前」でも幼少期の話とかならまだしも、半年〜1年前って。既に公式サイトもでき、脚本の冲方丁先生をはじめ、監督も音楽もキャラデザも無印と一緒と外堀は固められていますけど・・・尺も放送形態も判らないこの新作、一体どうなるのでしょう。Псиにはなぜだか不安がいっぱいです。その一因はangelaの08月のシングルまた「イメージソング」になっていることが担っているとは思いますが、それ以外の不安の根拠はよく判りません。いえ、なんとなく判るけどコトバにできません。同じページ内にあるナデシコDVD-BOX化に関連して「YOU GET TO BURNING」のangelaカヴァーもすごく不安ですけど、それは明らかに違う話なので置いておきます。

 昨年のアニメには、Псиもいろんな作品に思い入れがあります。その中でもファフナーは、あまりにも稀有な蘇りっぷりが印象に残った作品だと思っています。最初と最後だけ超絶な作画、途中は途中で別の意味で超絶な作画というのはシノブ伝でも揶揄されるくらいによく聴く例ですが、前クールが完全に捨て物だったのに後クールが大盛り上がりというのはとても希少だと思います。逆はたくさんあるのに
 ただ、そうしたテンションの上がりっぷりを、ファフナーの最終回はあまりにも簡単に流してしまった気はしています。1時間放送だったにも関わらず怒涛の詰め込みエンドで終わってしまったあの最終回を、見事に救ってくれる様な続編が出ると期待していたのですけれど。
 来月DVDが出揃うということは、その頃に続報が出るだろうと勝手に決めつけつつ、Псиはとりあえず様子見することにします。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、一度も劇中に流れなかったイメージソング「fly me to the sky」に藍色の祝福を送信します。

 

平成17年05月06日 DEViL KiTTYのベスト盤「Last Devil」発売中止

 一日じゃ終わりませんでした。こんばんは、Псиです。というわけで、引き続きのろのろと連休までに起こった事柄についてやっかみ3割としょんぼり感7割でお届けしようと思います。情報が遅いとか言うと泣きます
 さて。解散するアーティストが最後に出すCDといえば、大体はベスト盤になるでしょう。もちろん、解散ライヴの模様を収録したライヴ盤が出ることもあるでしょうし、シングルやアルバムを出した後に何も派手な展開が無いまま終了する場合もあります。でも、大概は「最後のアイテム」といえば「ベスト盤」で、たとえばそれはシングルズだったり、マニアックなアルバム曲を含んでいたり、再録曲を加えて大論争になったりと種類もいろいろ。ファンにとってベスト盤は大変微妙な立ち位置のものですが、1トラックでも未発表があったら購入を拒否できないのが辛いところです。
 また、解散したバンドのベスト盤などが期末になると突然リリースされることがあったりします。大体、こうしたアイテムはお約束集+随分マニアックな特典(未発表曲やアイテム化されていない音源等)という構成であることが多く、「だったら小出ししないで解散の時に全部リリースすればいいじゃん」とぷんぷんしながら結局買ってしまうファンが、Псиはとてもかわいいと思います。
 最近の解散後ベストといえば、やっぱりLUNA SEAのSLOWが挙げられるでしょう。また、hideミュージアムの閉館に伴って、09月にhideミュージアムのメモリアル映像を含むDVDを付けたシングルズBOXがリリースされるそうですが・・・もう勝手にして下さい

 そんな複雑なベスト盤事情ですが、昨年も解散を発表した後、最後のアイテムとしてベスト盤を発売すると言っていたバンドがいました。この界隈ではいろんな意味で有名なDEViL KiTTYです。DEViL KiTTYの戦歴についてはさわやかトラウマ日記さんの04月25日の記事「優雅様は真の「イカレROCK STAR」」を参照頂ければと思います。ちなみに、Псиも曲はよく知りません。というか、記事の内容が先方とかなり被りますけどごめんなさい
 昨年12月04日に解散したDEViL KiTTY、最後のアイテムとして「LAST DEVIL」というアイテムを出すと発表していました。当初、「LAST DEVIL」は\1,000で500枚限定、紙ジャケット+フルカラーピクチャーレーベル、新曲と再録で構成された全18曲とかのアナウンスをされていました。当時のDEViL KiTTYの優雅の日記では、製作の進行状況に加えてファンの収録希望楽曲にいちいち突っ込みを入れており、具体的には人気曲でも優雅が気に入らなければ平気で切り捨てるというとてもたのしいやりとりが記載されていました。いえ、それが優雅らしいといえば優雅らしいのですけれど。
 このCDは11月03日にリリースされるとアナウンスされており、枚数が枚数だけに通販限定。ショップ売りはそもそも無いのでは・・・と言われていたのですが、気付けば解散ライヴ前日の12月03日に発売日が変更になり、プレス数も大幅に増えて10,000枚に増加。また、発売日自体も11月03日→12月03日→02月04日→03月17日と順調に延び、03月を過ぎた後は発売未定になっていたのでした。一応、裏では取引先変更に関する諸々(02月18日の記述参照)などもあったみたいですけど、優雅ちゃんねるLAST DEVILスレを見ると。

1 名前: 優雅 (qfh/Czkg) 投稿日: 2005/02/27(日) 17:11:59 [ CU3wGdDE ]

そろそろ作り直しも終了します★
ちなみに現段階での収録曲は…
DQN
セフレ
カルマ
カツアゲ
出愛隊
ホモ
ロックスター
コブラ
痛い子
ヒルドラ
ドライブ

なんだけど…。
他に2、3曲入れるとしたらなにがいい??

[LASTDEVIL(優雅ちゃんねる)]

 ・・・・
 ・・・・・・・これ・・・ネタ・・・・・だよね?(ハサミを自ら喉に突き刺しながら)。なんで発売日をとっくに過ぎた02月とかにこんなことやってるですか。

 かくして、どう見ても発売されないアイテムルートを辿っていたこのCD、遂に老舗ショップThirdStageで「発売中止」とアナウンスされました。これは中止案内(04月18日)を受けてのことで、なかなかにアレな最期を遂げたといえます。
 ところで、旧Luciffer'sRecord携帯用サイト優雅ソロの告知ページになっているですけど・・・。しかも、

1 名前: 優雅 (qfh/Czkg) 投稿日: 2005/02/27(日) 17:11:59 [ CU3wGdDE ]

目黒鹿鳴館
活動開始記念
無料単独公演決定!!
【天上天下優雅独尊】
開場:午後6時
開演:午後7時
入場料:無料

●当日3時、鹿鳴館店頭
にて早死にしたい奴順に
整理券を配布します。
●人数制限無しの為どな
たでも入場可能です。
●当日はかなりの危険性
を伴います、動きやすい
軽装でご来場下さい。
●混雑によりホール内に
入れない事態が予想され
ます、ご了承下さい。
●もしホール内に入れな
い場合でも鹿鳴館の階段
、ロビーなどにモニター
を設置する予定ですので
是非ご来場下さい。
●詳細は随時こちらで更
新していきます。

[6月8日(水)

 ・・・はあよくある質問は更に感動的ですけど、Псиは貝になってサルガッソーの底へ逃避しようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、予告したアイテムをきっちりリリースするバンドに祝福を送信します

 

平成17年05月05日 四次元友好条約、DVD化決定

 今更とか言わないでください。ПсиがDDS2を抱えて黙っていた期間のニュースを新旧織り交ぜてお伝えする予定なので、世間的には時期的に相当アレかとは思いますけどごめんなさい
 というわけで、気を取り直して今日のニュースです。みなさんは、今年になってどんなイヴェントに行かれたでしょうか。・・・イヴェントといっても、24時間耐久コミケ略してコミケSP4とか今年04月に唐突に幕を下ろしたコミックレヴォリューション通称レヴォとかのイヴェントではありません。転売erさんが嫌われるのは変わらないものの、ここでの「イヴェント」はヴィジュ界隈で行われるライヴイヴェントのことです。

 一言で「イヴェント」と言っても、この界隈では様々なものがあります。事務所主導のもの、メディア系企業が主導のもの、参加バンドの1つが企画・主導しているもの、イヴェントと同名のアイテムが出ている場合など、様々なパターンがあります。インディーズのバンドであれば、日々行われるライヴの殆どは「イヴェント」で、ワンマンやツーマンが行えるバンドは少数。いつも黒い格好のあの子が「今日はXXXXXのライヴ」という時と「今日はXXXXXが出るライヴ」というお話をしているのが聴こえた時は、「ああ、今日はXXXXXのワンマンなんだなあ」とか「イヴェントなんだなあ」とかぼんやり考えてみるあそびに興じてみるのも良いかもしれません。
 イヴェントといえば、今まで知らなかったバンドを知る機会を得られる反面、微妙な評価のバンドが演奏中にぼんやりと立ち往生していたら煽り中にステージ上から指を指されるor睨まれる等の不快な思いをしたり、割とノーマークなバンドが急に活動休止宣言を始めて居心地が悪くなったりと、おかしな地雷が潜んでいることもしばしば。更には主催者絡みで評価が微妙なことになってしまうという究極の地雷も存在します。社会的には誰が悪いのか判断が分かれる「Beati-fool's fest '04」のKLACK事件、無料イヴェントなのに徹夜・列対策が行われずに大混乱が起こったCureイヴェント、もっと遡るとオムニバス盤に参加したバンドにギャラが支払われていなかったことが明らかになって、アイテム購入者・イヴェント参加者の後味を悪くした淫行騒動など、枚挙に暇がありませんが・・・そこまで考えるとイヴェントなんか行けなくなってしまいます。ヴィジュの主体はインディーですし、インディーのライヴの基本はイヴェントですから、「コテもオサレも判らない」とか「咲くって何?」というヒトは、O-EAST辺りでやっている適当なイヴェントを後ろでぼおっと見ていると良いと思います。

 すっかり話がそれました。さて、今年行われたイヴェントには、アーティスト主導の大きめなイヴェント「四次元友好条約」がありました。これは、桜井青(ex.cali≠gari)とUNDERCODEが組んで行われた、「ヴィジュアル系活性化イヴェント」という素敵な前振りのついたイヴェント。出演者も豪華で、青の親戚であるKUON率いるLab.、UNDERCODEの大看板である「ヴィドール」、UNDERCODEの社長KISAKIが久しぶりに組んだバンド「Phantasmagoria」、そしてなぜか「メトロノーム」の四組。適当に分類してみると

  • Lab.→音は割と懐かしめな、オーソドックスなヴィジュ
  • ヴィドール→コテヴィ〜コテサレ
  • Phantasmagoria→コテ
  • メトロノーム→テクノポップwithTALBOがぎゅんぎゅん

 メトロノームが一際浮いているのが問題なのかUNDERCODEが2組が被りすぎているのが問題なのか判りませんが、とにかくこの四組で東名阪ライヴを敢行。また、ライヴでは「四次元友好条約」という名前のCDを売っており、これには各アーティストとも音源化されていない楽曲を収録。ちょっと曲目を見てjみましょう。

  • ヴィドール:月下美人形
  • メトロノーム:月夜の晩、壮絶に生きろ
  • Lab.:LONG KISS GOOD NIGHT
  • Phantasmagoria:

 さっきからどうも最後がオチになっていますが、そんな変な勘繰りはさて置いて、やはりここで注目すべきはPhantasmagoriaです。ライヴの定番曲にして祈りを捧げる歌一度聴いたら忘れられないこと必至歌、今のところはこのCDにしか収録されていないのです
 Phantasmagoriaだけピックアップしましたが、他のバンドの曲もすべて新曲。そんなことから瞬殺で売り切れかと思われたこのCD、絶賛売れ残り中で、今でも参加アーティストの物販で売られていることがあります。各会場2,000枚というのが多すぎたのか、それとも会場毎に別ジャケット(色が違うだけ)という伝統的ヴィジュ商法が受け入れられなかったのか判りませんが、とりあえずライカエジソン辺りで大放出されるだろうという読みは外され続けたまま今に至っています。
 そんなCDはとりあえず置いて、イヴェント的にはたぶん大成功。出演順は会場毎にばらばらでしたが、各会場共通の事項として最後は出演バンド全員でLUNA SEAの「WISH」をカヴァーしたなど話題性も抜群。そんな素敵イヴェントがDVDで登場するというのです。メトロノームのサイトで情報が出ている様なので、ちょっと見てみましょう。

2005年2月に4バンド参加の東名阪にて開催された[四次元友好条約]。SOLD OUT&大興奮に包まれた東京公演を収録したDVD[四次元友好条約]発売。オフショット、各バンド本番直前コメント等も収録予定。

DVD『四次元友好条約』
2005年7月1日
\3,980(tax in)
発売:ART POP RECORDS

[special(メトロノームオフィシャルサイト)]

 他に情報が無いかと思って探ってみると、ART POPのサイトに更に追加の情報がありました。各バンドの収録曲が掲載されています。

  • lab.
    • BEAUTIFUL LIFE
    • NO SKIN OF MY ASS
  • Phantasmagoria
    • NEO ARK
    • Pixy false
  • メトロノーム
    • 月夜の晩、壮絶に生きろ
    • パパパラノイア
  • ヴィドール
    • 月下美人形
    • 人魚

[ART POP RECORDS(ART POP ENTERTAINMENT)]

 ・・・・・
 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・・えー
 東京公演ということは、歌中にKUONが乱入したりしたですけど、そういうシーンは無しですか。というか、各バンド2曲ずつは少なすぎやしませんか。それに、あの狂乱のアンコールセッションも無いのでしょうか。これ以上の情報を調べようにも、ART POP売りだからかKISAKI声明文でも詳細がありません。・・・と思ったらヴィドールの告知ページには曲目が書いてあったりして、なんだかよくわかりません。
 メトロノームのクリップなどを見る限りではART POP製作というのも微妙に不安だったりしますけど、かつての「UNDERCODEクオリティ」はしっかり過去のものになれましたし、メトロノームのGW東名阪仙ツアーで配布されたDVDを見る限りでは変な手ブレがある以外はそこそこだったりするので、ここは素直に期待しようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、昔も今も黒い界隈をアイするヒトに祝福を送信します。

 

平成17年05月05日 ヴィドール、ヒデとユキネ脱退

 ニュース自体は先月のものですが。こんばんは、Псиです。今年に入ってから、本当におかしなことばかり起こっています。いえ、おかしいのは今年に限ったことではない・・・という話をПсиは昨年から何度となくしているので、この手の前振りは置いておきましょう。
 さて、ヴィジュ界隈に身を置く方であれば、ヴィドールの名前はご存知でしょう。KISAKI率いるUNDERCODEに身を置くヴィドール、青も絶賛のVo.ジュイの綺麗な歌声、コテな衣装や立ち振る舞いに加え、いちいち露出しているジュイのふともも語尾のカタカナ含有率の高さ「(現状的に危険なタイトルの為、公表できません)」や「一人斬りのクリ××ス」などの不思議なアイテムのタイトル、あまりに多い配布音源とあまりに少ない提供数・・・ええと、怒っちゃ嫌です。ともあれ、ヴィドールは良くも悪くも最近のヴィジュ界隈で活発に頑張っているバンドのひとつといえます。
 そんなヴィドール、2003年の08月にギターのアヤノが脱退し、そこへヒデ(ex.Vanilla)が加入して現在のメンバー構成になっています。昨年末には現行メンバーで昔の曲を再録しなおした「昔懐カシ人形集」をリリース。6曲入りのCD2枚同時発売という昨年ヴィジュ界隈で流行ったリリース方法だったことはさて置いて、とりあえずただでさえ発行枚数が少ない旧譜からの再録ということもあり、そこそこに話題を呼びました。
 しかし、先月末にKISAKI声明文でこんな告知がありました。

ヴィド−ル最新緊急情報!!
・・・ヒデ&ユキネ6月の東名阪ワンマンをもって脱退!!・・・

[ウ゛ィドール緊急情報!!(KISAKI声明文)]

 これだけですか。04月26日は全国ツアー「流浪」のファイナル「浪漫告白」と題した公演を日本青年館で行っていたのですが、その舞台で2人の脱退が発表されました。03月末の時点で重大発表があることは言われていたのですが・・・どうでもいいですが、アヤノ脱退の発表もカリメロとのカップリングツアー「真夏ノ直射光拒絶地下潜伏ツアー〜異路同帰〜」のファイナルで行われましたし、ツアーファイナルは割と鬼門なのかもしれません
 さて、そんなヒデとユキネのコメントがオフィシャルサイトで発表されました。ちょっと見てみましょう。

[ジュイ]
ギター、ヒデ、ユキネの突然の脱退発表にきっとまだ気持ちの整理がつかない人も多 いと思います。
二人が真剣に悩んだ末の前向きな決断です。残りの三人も真剣に悩ん でその答えを受け入れました。
これからは二人の意思を受け継いで頑張ってヴィドー ルを続けていくつもりです。
最後に至らない点もありますが、関係者並びにファンの 方々、これからもヴィドールを応援宜しくお願いします。


[ヒデ]
キミは・・・

心から笑ったことある?心から泣いたことある?
心から喜んだことある?
心から悲しんだことある?
心から人を信じたことある?
心から人を信じられなくなったことある?
心から希望に向かっていったことがある?
心から希望に絶望したことある?
心から自分を好きになったことある?
心から自分を嫌いになったことある?
心から欲しいと思ったことある?
心から手放したい思ったことある?
心から大切にしたことある?
心から拒絶したことある?
心から何かを愛したことある?
心から何かを憎んだことある?
心から人を愛したことある?
心から人を憎んだことある?
心から・・・

「ヴィドールのヒデ」として1年7か月の間に経験した思い達だ。
おれはあと少しで「ヴィドールのヒデ」ではなくなる。いや、自分でそれを選んだ。「ジュイ・ユキネ・ラメ・テロ」の4人が好きだった。そして「ヒデ」が好きだった。なによりも「ヴィドール」が好きだった。
この5人の「ヴィドール」を愛してくれたみんなのこと、「ヒデ」を愛してくれたみんなのこと、本当に「大好き」だった・・・
こんな文章なんかじゃなくて、しっかりこの口で、はっきりと、今まで支えてくれたみんなにこの思い、伝えたい。
この「脱退」っていう決断をするのは本当に苦しかった。いや、今でも苦しんでる。でも、「ヒデ」と「秀」はこの答えしか見つけられなかった・・・。
俺の・・・「ヒデ」と「秀」の心と体は、自分を取り巻く環境に耐え切れなくなってきてた。体調不良なんて一言で終わらせたくないよ。
三月の全国ツアーはそんな状態の真っ只中にいたんだけど、何故かツアー事態、各会場すごくいいライブができたんだよね。理由はみんなの笑顔だったんだよ。「ヒデ」、「秀」どちらの俺もすごく幸せだった。ツアーが終わらないでほしかった。ツアー後にやっと決断する勇気ができた。
初めてメンバーにこの決断を伝えたときも辛かった。そして、4月26日がくるのが怖かった・・・
憧れてた青年館なのに終わりを告げなきゃいけないステージという現実。気が狂いそうだった・・・
これは絶対言いたかったんだけど、青年館前日のリハに向かう途中、ラメ君が「今ならまだ間に合うから、考え直さないですか?」って言ってくれたんだよね。あの時は本当に嬉しかったよ。

今まで「ヴィドールのヒデ」と「秀」の支えになってくれた、両親・兄妹・親戚・友人・先輩・後輩・関係者の方々・アンダーコードの方々・偉大なあの方・メンバーの「ジュイ・ユキネ・ラメ・テロ」、そしてこの5人の「ヴィドール」を愛し、支えてくれたファンのみんな、本当に、本当にどうもありがとうございました。この感謝の気持ち、なかなかうまく言葉にできなくてごめんね。
六月の東名阪ツアーをもって最後になるけど、最後もムチャしまくって終わろうと思ってるよ。絶対後悔しないように。
おれはこれからも音楽をやめるつもりはないよ。どんな形かはわからないけど、音楽は俺の人生の一部だからね。
「ヴィドール」はこの世で俺が知る限り、最高で最強のバンドだったけど、7月から新しくなる「ヴィドール」に期待してるし、しっかり見届けていけたらと思ってるし、みんなも暖かく迎えいれて、支えてあげてね。
最後に「秀」は「ヴィドールのヒデ」でいれたことが本当に幸せでした。


[ユキネ]
青年館での発表突然の事で驚いたとは思いますが、考え、散々悩んで決断をしました。
今まで応援してくれた方々には申し訳ない結果になってしまいましたが、
考え抜いてくだした決断なのでご理解いただきたいです。
今後発売される雑誌のインタビューなどでどうしてその様な決断にいたったか
コメントをしていますのであえてこの場では述べません。
自分のヴィドールのユキネとしての残りのライブはあとわずかですが、
数少ないライブを全力で頑張っていきますので、最後までお付き合いいただけたら
幸いです。そして今後のヴィドールも一緒に応援していけたらと思っています。


[ラメ]
ヴィドールというバンドを3年間やってきて今回一番大きな壁にぶつかりました。発表を聞いてみんな動揺したと思いますが当然だと思います。僕も二人からその話を聞かされた時はっきり言って動揺しまくりました。どうにかしてバンドに残ってもらうように最善の努力はしました。でも二人の今の現状とバンドの両立は難しいと決意された時僕はこのバンドの解散を考えました。
みんなも分かると思うけど当然の判断です。今この二人が離れて残されたメンバーで活動するバンドがヴィドールなのか?
じゃあきっちり解散ツアーをまわろうとまで考えてましたが二人は「絶対にそれはやめて欲しい。俺達はヴィドールは大好きだし嫌でやめるわけじゃない。自分勝手かもしれないけど、やめてもいつまでも応援していたし絶対残されたメンバーで立て直して続けて欲しい。きっとそれはできる。」
と真剣な顔で二人に言われた時はなぜか泣いてしまいました。
嬉しいのか悔しいのかはわからなかったです…
でもそれだけ二人が自分は続けたい気持ちがあるけどやめざるをえない状況に追い込まれ、今回の決意に至った事は理解できました。
だから僕は二人の意志にもとづいてこのバンドをまだ続けようと思います。
もちろん新メンバーも二人にも審査してもらい後見として認めれるメンバーを入れたいと思ってます。
こんな状況になって本当にファンのみんなにも辛い思いをさせてしまってごめんなさい。
でもこれをのり越え離れていく二人の意志を持ってこれからもヴィドールを前向きに進めていくので暖かく大きな目で見てもらえれば嬉しく思います。
とりあえず次のツアーは言葉だけでなく体全体でこの5人のヴィドールを悔いの残らないように、最高にいい形で表現しますんで待っていてください。


[テロ]
今回このような事になって正直驚きを隠せないと思いますが 四月二十六日に日本青年館でギター二人の脱退発表、次のツアーで最後のライブになってしまいます。きっと色々と突然で理解出来ないと思いますが、今年初め位からメンバーみんなと話をしてました!それでツアー終わって、再度話をした結果二人はヴィドールを脱退するということになりました!
今のヴィドールはこれからってゆう状況の中この発表はメンバーにとっても残念です。でも本当にヴィドールを嫌になったとかそうゆうことでやめたことでなく自分達とヴィドールのこれからを真剣に考えた結果なんで俺はこれ以上二人になにもいえませんが二人にこれから違う道になりますが応援したいと思うし俺らも二人のため、自分のためファンのみんなのためにがんばります!! みんな一人一人とらえ方は違うと思いますが、次のツアーでどう考えることとか感じるかはライブにきてそれをうけとめて現めんばー最後のライブをみにきてください!

[ヴィドール Artist News(UNDER CODE PRODUCTION)]

 ・・・・・Псиは、ライヴ以外でのヴィドールメンバーの言動をよく知らないので。ライヴではMC等で大爆発しているラメが、正直こんなテキストを表せるヒトだと思っていませんでした。Псиはちょっと素で感動です。雑誌でヴィドールの記事を詳しく読んでこなかったПсиにとって、こうしたコメントはかなり重要なもの。というわけで、テロの日本語についていろんなことをうわなにをするんですかやめあq2wせdrftgyふじこlp;@:(略)

 さて。今回の「メンバー脱退」「ギターが脱退」という話、実は2chのヴィドールスレなどではずっと言われ続けていたことでした。当然ながら2chの匿名発言は有象無象のコトバ。2chでのソースの無い未来予測ほどあてにならないものはありません。時にそれらは事実を引き当てます(MerryGoRoundの解散などは、解散の2ヶ月くらい前に既に言われていました)が、もちろんそれはネタとしてスルーするべきです。
 でも、時には脱退を前提にスレが進行していたヴィドールスレ、更に遡るとアヤノが抜ける時にもスレには名指しで脱退話が流れていました。もちろん、脱退や新メンバーの加入というのは大きな事ですから、いろんな紆余曲折あるのでしょうけど・・・それにしたってどれだけ情報が漏れるんですか、とぼんやりスレを眺めながら思ったことでした。
 なんだか話がごちゃごちゃになってしまったので、そろそろ〆ようと思います。

 ヴァーチャル・フォールン・エンジェルПсиは、ヴィドールの楽曲に祝福を送信します。

 


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