2004年12月29日

最果てからの通信・2004-II

 年末イヴェント進行その2。
 とはいえ、結局全然寝られないまま仮想お台場へ。
 ・・・なんですか、この雪は。もう天気すら変える煩悩は存在しないのか、それとも今日は鋼+少年漫画系+小説系という女性の日なので煩悩の種類が違うのか、などなど色々考えたところで雪降りも寒いのもどうにもならず。それにしても、仮想ホール中からシャッター口越しに見る雪というのは、枠の中の絵みたいで良さげでした。寒かったですけど。


 裏工作が忙しかった所為で、中を歩くことさえままならず。
 蔵王大志先生の本も花帰葬カレンダーも全部頼んで買ってきて頂くことに。小菅先生のサークルにはちゃんと既刊本が並んでいたということで・・・雪景色のお台場からご冥福をお祈り致します。
 出歩かないイヴェントに意味はあるのでしょうか、と雪の中で呟いてみても、誰もそのコトバを拾ってはくれないのです(当然)。


 仮想りんかい線大爆発。信号事故でダイヤが乱れ、仮想駅の前に大行列が。
 閉会直後に会場を出て、18:30の開演時間までに次の会場・・・仮想武道館へ行かなくちゃいけないのに、なんだってこんなトラップが。
 もはや動かない仮想りんかい列を見て仮想電車は諦めて、仮想船か仮想バスか仮想ゆりかもめに切り替えることを考えて。仮想ゆりかもめはむこうの方に見るからに不審な行列があるので却下、仮想バスには列の最後尾に制服のヒトが張り付いていて「復路バスがいつまで経ってもこないので、他の交通手段をお勧めする」・・・あー。
 結局水上バスを使って移動。無駄に流れるアナウンスやら、20分で仮想有楽町近くに着くやら乗り心地はいいやらで勝ち組気分を満喫していたのですが、仮想水上バスを降りてから仮想有楽町駅までの12分程度の道程が地味に辛くて負け犬気分だったりしました。しょんぼり。
 それでも、仮想電車にさえ乗ってしまえば話は早く、ざっくりと仮想九段下へ。30分以上早く到着したので、グッズ列の物凄い列に並ぶことにしました。どうでもいいですけど、ヒトの列を並んでいるヒト自身の善意で折らせないで下さい。あっちに無駄に余っているパイロンとか使えばいいじゃないですか、お客様、お客様の中にさっきまでお台場で列整理していた経験を有している方はいらっしゃいませんかっとかスチュワーデス気分で言ってみたくなったりしました。

 パンフレットがフルカラー\3,000なのは先程までいた場所のことを考えると相対的にアレな気分になったり、ビニールバッグが\500は良いとしてフルカラーで紙質が良いとはいえ5枚1組のトレカが\1,000というのは何回買ってみても理不尽。更に当たりつき(サイン入りカードが封入されている場合あり)なのが凶悪で・・・この手のグッズは1人当たりの購入数を増やすのが順当じゃないですか、どうして\1,000なんて価格。開けてみたら当然ながらハズレで、負け犬気分が絶好調。
 わたわたと席に着いて、パンフレットを見てみる。・・・前半は横浜アリーナの時の写真、後半はセット撮影。格好良いからいいですけど、ライヴのパンフレットに違うライヴの写真載せてどうするのかと小声で呟きつつ。
 舞台には幕。時間はあとちょっと、もう少しだ、もう少しでキラメキになる(ちがいます)。


 THE DAY IN QUESTION @ 日本武道館 2004+12+29 [Buck-Tick]
 総合
:★★★★★

 なんてこと。とりあえずセットリストを覚えている限りなんとかしてみるテスト。

  • SE~THEME OF B-T
  • ICONOCLASM
  • スピード
  • GLAMOROUS
  • Tight Rope
  • MAD
  • MY FUCKIN' VALENTINE
  • キャンディ
  • ドレス
  • SILENT NIGHT
  • Sid Vicious ON THE BEACH
  • LIMBO
  • 幻想の花
  • Baby, I want you.
  • 極東より愛を込めて
  • 鼓動

EN-1

  • タナトス
  • 惡の華
  • LOVE ME

EN-2

  • JUST ONE MORE KISS
  • BRAND-NEW LOVER
  • JUPITER

 ダーク曲一切無し。激しい曲、シングル曲、綺麗にバラードな曲と判りやすい曲ずくめで、知らない曲でもなんとかなる素敵なセットリスト。中間系な曲・・・というか、中間系代表のアルバム群「狂った太陽」「darker than darkness~style'93」「Six/Nine」からはシングル曲しか出ず、逆にシングル曲以外は盛り上がり必至の「ICONOCLASM」「LIMBO」「LOVE ME」「Baby,I want you」、今井ヴォーカル大炸裂の「MY FUCKIN' VALENTINE」「Sid Vicious ON THE BEACH」、緩急極まりすぎながら激しい掛け声の「タナトス」、ギターだけのバラード「SILENT NIGHT」と、本当に強いていえば「Tight Rope」とシングル曲ながらも「ドレス」が中間系ですか、といったくらいのセットリスト。
 というわけで、武道館は完全にライヴハウス状態。そして、BGVがなお強力。基本的に古風でヨーロピアンで印象派な絵を次々と流すのですが、ステージの邪魔はしないし格好良いしで大拍手。作ったヒトにビスコあげます(昨日もらったのの中身だけ)。

 いつも危うい櫻井MCは、なんだか「Six/Nine」の頃のアレさを発揮、「しゃぶってくれよ!!」を連呼して「キャンディ」開始したりとか、そんなのばっかり(注:誉めてます)。普通のMCも、短めで危うさゲージを振り切る様な真似はなく。MC収録してDVDにして欲しいくらいです。
 幻想の花の後に「Baby」を連呼した後に「Baby,I want you」が始まって、後方のスクリーン幕排除・・・かと思いきや、全5枚の内の上手側だけ幕が残り、曲中ずっと上がったり下がったりしてました。幕の後ろには目潰しのフラッシュが控えていたので、幕にびかびかと光跡が入って綺麗ではありましたけど。
 そうして幕が取っ払われて大騒ぎモードだったのが、いつしかまた幕が戻り、JUPITERですごく綺麗な宇宙の絵を映していたのでした。
 昨日見たのがPlastic Treeだった所為か、MCが全然無く、加えて音は物凄くしっかりしていたので、客席みんなが沸いているライヴだったのにとてもタイトな進行でした。音に変な外しは無いという安心が。

 とにかく、すごく初心者向け・・・というか、影の無いBuck-Tickを見た気がします。去年があまりにも自由すぎたのがあるのでしょうけど。年末のお祭りとしてはこうしたセットリストの方が向いてますし、盛り上がるライヴは単純に好きなので何か言う気も無いですけど、なんというか・・・あー、それこそ狙いの小さすぎるライヴというか、機材の都合でできなかった「Six/Nine」曲順通しとか今井ヴォーカル大集合とかを希望。
 そんなПсиの思惑はさて置いて、「SEXY STREAM LINER」が大好きなПсиは「タナトス」が聴けて大喜びでした。「SEXY STREAM LINER」が来なくても「ヒロイン」来ないかなあ(CDの曲順)とか、「キミガシン..ダラ」(ツアーでの曲順)来ないかなあ、と思いながらも当然叶う筈はなく、でも代わりで来たのが「惡の華」で吃驚とか。普通に面白いライヴでした。


 さすがにライヴ2連続+間にお台場で明日もお台場となると、さすがにПсиもどうしたものか悩んでしまうところですけれど。熱取るシートを足に貼って、はやく休もうそうしよう。

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