2008年6月アーカイブ

 前のお話で、「VistaにはRSS読んでしらせてくれるようなガジェットがない」というお話をしましたが、標準のフィードヘッドラインは正にこういうガジェットでした。URLを追加できないし、デフォルトで入っているフィードがMicrosoft絡みだけだしでぽんよりしていたのですが、どうやらIE7に登録したRSSを読み込んでくれるらしいと気付きました。
 ПсиはRSSリーダーに裏切られ続けていて、ずっとGoogle DesktopのRSSリーダー(リーダーというかヘッドライン)を使っていたので、とりあえず新着が判ればそれで充分。高さ(一度に表示されるフィードの量)が変えられない、ポップアップでおしらせしてくれない、など色々としょんぼりな点はありますが、IE7でのRSS登録作業があんまりにも疲れてGoogle Desktopに乗り換える気すら起こらないので、ひとまずこのままにしようと思います。


 さて、Vistaには色々とアレな機能が満載ですが、その中でも素敵なのが音声認識機能です。IBMがViaVoiceをリリースした頃に微妙に盛り上がった音声認識の世界、それから長らく日陰の道を歩んできたわけですが、ここへ来て遂にWindowsに標準搭載される様な機能になったですよひゃっほう。
 というわけで、仮想端末に向かってぶつぶつと呟いてみることにしました。

 ViaVoiceと違って、Vistaの音声認識にはトレーニングがありません。ViaVoiceは長文を幾つも読んで精度を向上し、その後も度々トレーニングを重ねなくてはいけませんが、Vistaの音声認識はひたすら長いチュートリアルが終わればそれだけでおしまい。トレーニングもPowerPointかFlashもどきで作った様な代物で、例文を読み上げると決め打ちで答えを表示し続けるのが見え見えな残念な作りのもの。
 メニューを探すと「音声認識トレーニング」というのがありますが、そんなことしなくても音声認識の荒海に飛び込めるのが素敵なところです。そのおかげか、世にも悲惨なデモが晒されたりしました。

 スタート>すべてのプログラム>アクセサリ>コンピュータの簡単操作>Windows 音声認識を選択すれば、(Editionとかの違いで何かあるかもしれませんが)誰でも音声認識を開始できます。
 というわけで、ちょっとVistaに向かってぼそぼそと呟いてみました。

この手の中にある小さなかけらは不思議な夢を見せてくれる
そっと握りしめると懐かしい風景が記憶の中に溶け込んでゆく

この手の中にある小さな欠片は 不思議な夢を見せてくれる
そっと握り締めると懐かしい風景が 記憶の中に溶け込んでゆく

夜空を見上げると押しのざわめきがやさしく君に降り注ぐ
き独自の光に狙いを込めて静かにその手をかざす時

夜空を見上げると 星のざわめきが優しく君に降り注ぐ
ひとすじの光に願いを込めて 静かにその手を翳す瞬間

赤いきらめきあふれる思いが夢の果てにつないだ会談をどこまでも減らせる
ホワイトシュレーダー 9主題

赤い煌き 溢れる想いが 夢の果てに 繋いだ階段を どこまでも照らす
white stair to sky

カルタ禁断のその広がる20の中君を導く
ガーネット委員藤井エレン

遥か禁断の園 広がる迷宮の中 君を導く
Garnet in the Eden

もう2度と戻れないときの中を歩いてゆく君が帰るべき場所まで

もう二度と戻れない時の中を 歩いてゆく君が還るべき場所まで

赤いきらめき高まる思いが
夢の果てに浮かれた扉を緩やかに開く
ホワイトドア9sky

赤い煌き 昂まる想いが 夢の果てに 浮かべた扉を ゆるやかに開く
white door to sky

かれた禁断のその広がる迷宮の中君を導く
ガーネット臨時00
もう2度と戻れないときの中を歩いてゆく

遥か禁断の園 広がる迷宮の中 君を導く
Garnet in the Eden
もう二度と戻れない時の中を歩いてゆく

はるか忘却のその亡くした記憶の中君を導く
ガーネット印字00
もう2度と戻れないときの中を歩いてゆく君が帰るべき場所まで

遥か忘却の園 広がる迷宮の中 君を導く
Garnet in the Eden
もう二度と戻れない時の中を歩いてゆく 君が還るべき場所まで

深紅の輝き
ガーネット印税で

真紅の輝き
Garnet in the Eden

 ・・・
 ・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・うがああああ
 まさか歌ったKlahaもアイすべきMana様も、21世紀も始まって数年経った今更に「Garnet in the Eden」を「ガーネット印税で」と誤認識する化け物がWindowsに潜んでいるなんて知らないに決まっています。なんですか「印税で」って。ただのヒトに興味はありません、ガーネット委員の藤井エレンはПсиのところにきなさい!
 あと、スペースは元の歌詞に忠実に「スペース」と発言して入力した筈で、見た目にもちゃんと入力されていたのですが、次の文字を読み上げたらなぜか丁重に無視されました。行末のスペースも相俟って、ワードパッドのせいなのかViaVoiceもどきのせいなのかわかりません。

 一番がっかりしたのは、改行したくて「かいぎょう」と言ったのに頑なに「開業」を入力されたことでした。あんまりにも重なってうざったかったので、開業は全部消去しました。すっきり。

 ViaVoiceと比べると、無駄に操作性は良くなっていますし、何より2byte文字がデフォルトな仮想世界では理不尽なまでに使い勝手の悪いエディタではなく普通にワードパッドやnotepadで入力できるのが素敵です。IEも普通に使えますし。対応していないエディタなどでは文字入力はできませんが、Microsoftものなら大概対応しているので、ひとまずは問題無いと思います。

 これからも無駄にいろんなものを音声認識させるのと同時に、エキサイト翻訳で舞姫でも音声入力してカオスな翻訳結果を見たりしたいです。たのしみ♥

 ・・・すみません。
 Vistaマシンというか究極なThinkPadなのにこんなおばかなことしかしていなくてほんとうにすみません
 で、でもOpenOfficeいれたからっ、だからゆるしてっ!全然使う予定ないけどっ(<腐ったソフトばかりじゃなくてまともなソフトを入れないと、というプレッシャーに押し潰された模様)

♪~Garnet~禁断の園へ~[MALICE MIZER]

 というわけで、メモリを4GBにしてみましたのですよ。2GB+2GBでデュアルチャネルですよひゃっほう。
 もう一度ベンチ。

X300パフォーマンス(メモリ4GB)

X300パフォーマンス(メモリ4GB)

 以前の測定からavast!を追加したので、もしかしたら何かしら影響しているかもしれません。Crystal Markの結果が、グラフィック周りが誤差程度に上昇した代わりになんかいろいろと誤差程度に下がった辺りとか。VRAMがメインメモリと共有、というThinkPad X300の仕様と関係あるのか、エクスペリエンス・インデックスではグラフィックの数値が底上げされてて素敵です。インデックスの範囲は1~5.9らしいですし、3なら普通に使う分には問題なさそうですから、とりあえずは良かったと思うことに。どうにもならないからXPに落とす、とかってことをしなくてよさそうです。

ただ、OSの制限で4GB積んでも3GBしか認識されていません(Псиの環境では3,062MBとか)ので、約1GBがまるまる無駄です。その部分は漢字Talk時代を思い出す単語ランキング上位入賞者でお馴染みRAMディスク化しようかと思いましたが、どうやらReadyBoostには使えないそうなので様子見です。Vista SP1で3GBの壁は払われるという話を期待して待っていたのですが、どうやらそれも望み薄らしいですし。

 VistaなのですからVistaに最適化されたCS3とか、カラーが扱える様になったらしいComicStudio4とかで動きを見てみようと思いましたが、どちらも仮想メディアが行方不明でインストールできません。仕方がないので花帰葬をプレイしながら「うわあ、ストレスないなあ、すごおい」と呟きながら、涙を小瓶に貯めてしんいちろーの靴の底にもアブラムシなのです(©true tears)。はふん。
 CSアプリの作業ディスクとしてRAMディスク使うと快適そうなので、メディア見つけたらやってみようと思います。


 MALICE MIZERのDVDを再生して、山ほどキャプチャを取ってVistaのガジェットでスライドショーさせたり壁紙にしたりVistaってすごいなうわあい。・・・そんなことGoogle Desktopでできるので、ちっともVistaらしい機能じゃありませんけど。
 それにしても、Google Desktopと違ってVistaのガジェットは無闇にアレなものばかりです。自分でURLを登録できる類のRSSリーダーが無いってどういうことかしら。あと、(これは仕方無いと思いますけど)Googleカレンダーと同期を取ってくれる様なガジェットが無かったり。

 こういうのを解消する手段として、Amnesty Generatorというソフトウェアがあって。Google Desktop用の諸々とかをVistaのガジェットに変換してくれるツールらしいのですが、GoogleカレンダーのガジェットをVista用に変換するとどうやってもサイズが大きすぎてしょんぼりで、結局Vistaのサイドバーはえらくすっきりですよあははは。
 素直にGoogle Desktop使おうかしら、と考え始めているПсиでした。

♪~白と黒[黒夢]

ぱそこんをかいました
人外の分際で浮世をへろへろと漂うПсиには、仮想端末を購入するなんてKiyomizu Stageから赤い髪のコスプレでRocket Diveするくらいに勇気が必要な行為ですが、やっぱり勇気といえばLemonの勇気です。喉を潤すアイが枯れてしまっても、光感じる瞳開き見詰めるのです。

そんな懐かしい歌を脳内回転させながらПсиが買ってきたのはThinkPad X300です。
薄さと軽さは驚きをもって迎えられたものの、CPUが弱い、今日日HDMI出力が無い、無闇に高い、SSDとはいえ64GBとは少なすぎる、PCカードもExpressカードも使えないんだふーん、などなどのせつない評価が積もり積もった結果かSSDが安くなったせいかだいぶ価格が下落している悲しい仔です。基本的にビジネス用の無骨な仔なので、あまり派手な機能必要とされない筈ですが、それでも高いのは確かなのでアレですよアレ。


ПсиはThinkPadがだいすきです。
それもXが大好きなのですが、かといってDockは嫌いというあまのじゃく。Псиはガジェットが大きかったり重かったりするのは気にしないのですが、さすがにDock付きのノートなんか持ち歩きたくありません。かといって、Dockがある以上は絶対にDockも一緒に持ち歩きたくなるに決まっているのです。
でも、おでかけの時に邪魔になられても困るので、TよりXの方が望ましそう。というわけで、ПсиはDockが存在しなくて全部入りのXという闇夜にX好きから刺されそうなくらいにニッチなものを望んでいたので、なぜか現れたX300はあまりにもぴったりなのでした。

仮想量販店で買えるのはX300の中でも一番下のモデルだけ。メモリは後から変えればいいです、ということでがんばって買ってみました。Псиの初Vistaはメモリ1GBでスタートです。


メモリを買いに行く時間は無かったので、1GBのまま使ってみました。
最初のセットアップをばしばし終わらせて普通に使っていますが、とっても快適。余計なものが入っていないだけかもしれませんけれど、あのVistaのうざったい諸々をそのまま生かしているのに、ぜんぜんストレスがありませんですよ。
何もソフトを入れない状態で記念ベンチ。Vistaのエクスペリエンス・インデックス測定をしてみたり。

X300パフォーマンス(メモリ1GB)

イメージ絡みが弱いとか、HDDの値が異常に高いとか、本当に前評判通りです。
これからAdobeものとかComicStudioとか色々入れて、どれだけ動くか見てみようと思います。その前にメモリ買わなくちゃ。うふ。

あと、Crystal Markの結果も。

X300パフォーマンス(メモリ1GB)

本当にグラフィックの数値微妙です。気にしませんけど。


おまけ。

一番最初にセットアップしたアプリケーション。

花帰葬

にばんめ。

鬼畜眼鏡

ちなみに、DSで最近クリアしたゲームはDUEL LOVEです
今まで環境も不安定で、ぜんぜんゲームできませんでしたから、これからいろいろやるですよ~!
うわあ、たのしみ!
・・・それがThinkPadですることですか、とかの真っ当な突っ込みをする方はあっちで大根おろしの刃でも研いでてください。かしこ(塩をちからいっぱい空中に投げつけながら)。


♪~Silly-Go-Round[FictionJunction YUUKA]

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