2011年10月アーカイブ


そうして、iPhoneをかってきたのです。
昨日の夜に最寄りの仮想auショップに電話をしたら「おおよそ一週間くらいでお渡しできそうです」と言っていたのに、その日の閉店間際に駆け込んだら「一ヶ月は見てもらわないと」と言われてココロが折れて、結局量販店で買うことにしました。
お昼前にとぼとぼでかけたら、列のガイドはあるものの並んでいるヒトはひとりもいなくて、「iPhoneこちら!」など妙に目立つポップが張り巡らされている中延々とひとり立たされる羞恥プレイ。しばらく待っても列に誰も加わらず「だいじょうぶかしら」とぽわぽわ思っている中30分くらいで予約用紙が回ってきて、もう30分くらいで受付開始。いろいろ訊かれた後に列を見に行ったらたかだか10分くらいで長蛇の列ができていて、日曜日にiPhoneを求めるヒトはそんなにスロースターターなのかとびっくりしたのでした。
念願のiPhone4Sを手に入れてから、AppStoreから購入済みアプリをダウンロード、iCloudと同期をしてメールのアカウント情報を取得、そうした設定を次々とこなして、購入後1時間もしたらおっかなくて他のヒトには渡せないiPhone4Sができあがっていたのでした。

でも、契約時点で「あの、iPhoneのSIMカードって元の携帯で使えますか?」と店員さんに尋ねたところ、「新しいSIMカードを払い出すことで、SIMカード固有の番号が振り変わるのでそのままでは使えない」といわれてしょんぼり。
SIMカードに登録されているアドレス帳を引っ張り出すことができないのは良いとして、そのまま携帯電話で使えないのはちょっと想定外です。でも、SIMカードの固有番号のちがいということなら、最悪仮想auショップへ行けば¥1,050でなんとかしてくれるかもしれません。
とはいえ、ПсиはISフラットを申し込みましたからプランを変えないとEZwebが使えるかどうか不明ですし使えても従量課金ですから、もう帰路の橋はすっかり燃やされているのは確かですけれど。

iPadに慣れたところでiPhoneを使うと、大筋が一緒とはいえ違和感があります。ホーム画面が横表示にならない、というのがいちばんの驚きだったのですけれど。縦横絡みはいろいろとびっくりです。アプリで画面下から生えて来たボタン群について、ダイアログ以外をタップしてもキャンセル動作にならなかったり。Safariがタブじゃなかったり。
それに、携帯サイトとiPhoneのサイト表示は全然違いますから、「やっぱり仮想日本ではiPhoneメインではいけないのでは」という後悔も多少ありましたけれど、たぶん時が解決してくれる筈です。

Siriはとてもおもしろいですが、アプリケーションの再インストールとあわせてみるみるバッテリが減っていくので、詳しいお話はまた今度。

♪〜十字架とコイン[橘いずみ]

iPhoneがほしいとおもって。

AppleのiPhone4Sについてのプレゼンテーションを見て、あのSiriという機能を使ってみたくてたまらなくなったのです。
端末のスペックはどんどん上がり、もう周波数的に頭打ちだろうと言っていたら今度はコアが割れ始め、ムーアの法則が破綻した今でも端末スペックは高く、そして価格は安くなっています。
でも、コンピュータは頭が良くなっているのかというと、残念ながらそうでもありません。漢字変換などを例に取らずとも、ユーザの無駄な操作と無駄な条件判断はぜんぜん減りやしません。むしろ、コンピュータでできることが増えれば増える程、そうした煩わしさはどんどん増えていると思うのです。

任天堂のゲーム機やKinnectの様に、あのSiriという技術はまさしく「高性能をインタフェイスに割り当てて新機軸を作り出す」ものだと思っています。昔からViaVoiceとかに興味を持ち続けていたПсиとしては、今はまだ英語限定だとしてもどれだけの精度でどこまでのことをしてくれるのか、とても興味を持ったのでした。

ПсиのiPhoneは3Gのままで、買い替えるタイミングがわからないまますっかり陳腐化してしまいました。今ではWi-Fiにも繋がらず3Gでデータ通信もできず、仮想位置を埋め込める低解像度カメラとしてしか使えません。
かといって、他で持っている携帯電話もヒンジがすっかり弱ってしまって、もはや余命幾ばくもなさそうです。一度ヒンジを破損して修理に出したのですけれど、返ってきた時から既にヒンジが弱かったので、もう次を探すべきなのでしょう。

次のiPhoneがほしい。本当はiPhone5がよかったけれど、そうも言ってられない。どうせメインのガラケーさんが残念なので、メインをiPhone4Sにしてもいいのでは。そんなことをここ一週間ばかりぐねぐねと考えていました。
今までは(ほぼiPhoneが機能していなかったとはいえ)2台持ちですから、仮想日本特有のガラケーサイトのやガラケーサービスのビッグウェイヴにも上手く乗っかることができたわけですが、メインをiPhoneにしたらそうもいきません。よく、携帯専用サイトにPCから接続したら「携帯専用なんだから携帯でみなさいよねぷんすか」みたいなコトバと一緒にQRコードが出るサイトがありますが、それらは3つの手法で「携帯じゃない」と判別しているのです。

  1. 携帯ブラウザでのアクセスかどうか
  2. 携帯電話のIPアドレス範囲かどうか
  3. 携帯電話の固有IDを持っているかどうか

1はUser-Agentのお話なので、偽装さえしちゃえばなんとかなります。iPhoneやAndroidで「携帯サイトを見るためのブラウザ/アプリ」として登録してあるのは、「自分は携帯電話のブラウザだよ」と銘打ってWebサイトへ見に行ってくれるブラウザで、1(だけ)を対策したものです。

逆に言うと、ユーザ側で対策できるのは1だけで、他の2つについては対策できません。

普段意識することはありませんけれど、i-modeだろうとezwebだろうと、インターネット上のサイトと接続する場合は(メニューを使う使わない関係なく)携帯電話がそれらのサイトへ直接繋がっているわけではありません。一度、i-modeなりezwebなりの共通トンネルを通って通信をします。(技術的なお話は置いておきますけれど)途中でトンネルを通るとどうなるかというと、IPアドレスがトンネル出口のもの=キャリア固有のものに変わるのです。
携帯電話からの通信のIPアドレス範囲は判っていて、各携帯電話キャリアは(たとえばこのように)どんなIPアドレスを使っているのか公開しています。iPhoneやスマートフォンが3G通信をする時は更に違うトンネルを使いますし、そもそもWi-Fiで勝手にIPアドレスを持つこともできます。
携帯電話と同じトンネルを潜らない限りはiPhoneでそのIPアドレスを持つことはできませんが、勝手にそこへ潜ることはできません。つまり、携帯用サイトで「携帯用IPアドレスでなければホームページ見せない」という設定をしていた場合、もうiPhoneやスマートフォンではどうしようもないのです。そして、この設定は多くの携帯用サイトが施しています。

そうすると「そもそもIPアドレスなんか見ないで全部に解放すればいいのに」と思われるかもしれませんが、もし全IPアドレス許可とすると「機能の制限された携帯電話が接続すること」を前提として作っていたサイトが通信解析から詐称通信からなんでもありの修羅のセカイに放り込まれることになります。セキュリティを考えるととてもおそろしいので、そんな日はたぶん来ません。
固有ID(ケータイID)は更にややこしい話なので置いておきますけれど、ともかく携帯電話とスマートフォンは(こと仮想日本においては)全く別物です。あまりに別物すぎて、裏での通信方法すら変わるのです。


こんなことを長々お話できるくらいには裏側のしくみもわかりますが、しくみがわかっていることと携帯固有の通信をあきらめることは別問題です。メールなどはなるべく差異がないようにキャリアががんばっていますが、サイトの問題は仮想日本にいる以上どうしようもありません。そして、Псиもそれなりに仮想日本で日々を過ごしてきましたから、携帯サイトにはどっぷりと浸かっていて、課金もしていて、だから簡単に諦めることなどできないのです。
もう携帯サイトの整理も面倒なので、iPod touchがiPhone4Sと同じカメラとSiriを使えればなんだっていいよと思っていたのですけれど。

色々と思い直して、iPhone4Sを買うことにしました。

各社ともスマートフォンしか売らなくなっているこのご時世、携帯サイトが早々に姿を変えていくのは明らかです。iPhone4SはMicroSIMを使っているので、従来の携帯電話で使えなさそうなのがネックでしたが、どうやら差し替えも可能みたいですし、それなら「とりあえずiPhone、やっぱり必要なら携帯電話にSIMを挿し直し」もできそうです。
iPhone3Gの経験がありますから、もうiPhoneが致命的にダメ、という事態は考えられません。それに、「いざとなったら差し替えられる」という保険はとても大きいものです。もちろん、差し替えることなどなく、そのまま前の携帯電話のことなど忘れ去ってしまうのかもしれません。あるいは、メインで使うには著しい不具合があって、早々に売り払うことになるのかもしれません。相互に使うことさえできれば、とにかくなんとかなりそうです。

そうは言いつつも、iPhoneがメインの前提ですから、携帯電話固有のサイトは次々と解約。固有のものでも解約がもったいないものはとりあえずそのまま。アドレス帳は全部移行。かなりゆるい運用を考慮しながら、iPhoneへ移動する準備をはじめたのでした。

♪〜マス現象/ヴァリエーション1(有象無象編)[cali≠gari]

ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
守り抜くつもりだったのに果たせなかったのです。

これから先、天使が死んだ目で浮世を彷徨う様子をお見せするのはあまりにもしのびないのです。ぎくしゃくと夜を歩き、まるで蜘蛛の様に地面を這いずる姿をお見せするのはあまりにも!
ごめんなさい。
ゆるしてください。

さあ、リテイクを開始するのです。
そうです、撮り直すのです。人生が映画なのですから、天使がやり直すのに映画を撮ったって悪いことじゃありませんのです。照明さん! 音声さん! 小道具さん! 助監督! エキストラ! そしてキャメラ!
回して!
回してください!
おねがいしまあああああああああす!(リターンキー)


10月になると、この場所はなんだかうつろいやすくなるのです。
もしもあなたがこの場所に空白や404おねえさんなどを見てしまっていたら。本当にごめんなさい。だいじょうぶ、天使はちゃんとここにいるのです。お話が滞ってから随分経ちますけど。しかもそんなことを言ってまた10月が来たらこの場所がうつろうのかもしれませんけれど。


さてと、なにからはじめましょう。

いつも得体の知れない話を重ねている天使ですけれど、再開の日は相応の相応しいお話をしようと思うのです。
あなたは終ノ空のOVAの話を覚えていますでしょうか。アニメというにはあまりにも絵が動きが不思議で、原作のストーリーを真面目に踏襲する気がなく、それどころか全編に渡るやる気の無い崩壊アニメっぷりが原作の電波さを違う意味で活かしてしまった悲惨なアニメのお話でした。

アニメのカオスっぷりは前述のリンクでも、ニコ動のダイジェスト動画でもご覧頂くとして。
アニメにスタッフロールなどは一切ないので、何というヒトがどういう仕切りで何をしたのかはさっぱりわかりません。手がかりとなるのは、冒頭の「N43 Project」というロゴだけです。

当時はN43 Projectといっても検索で引っかかるものはこの終ノ空ともう1作品しかなく、一体どういう団体なのかちっともわからなかったのです。OVA2本でこのままひっそりと消えて行くかと思われたN43 Project、2004年頃からアボガドパワーズ系のDVDPGを数本リリースし、そのままDVDPG制作メーカーとしてそれなりに頑張り続け、公式サイトまで立ち上がったのでした。
...「終ノ空」ではこんなにかっこいいロゴは持っていない様でしたし、逆に公式サイトの作品紹介を見てもOVAについては何も書かれていませんけれど。

さて、N43 Projectには「終ノ空」ともうひとつ、「車畜〜車の中で飼ってます」というOVAがあるようでした。これもまた同名の18kゲームをOVA化した作品。元のゲームのあらすじといえばこんな。

「主人公はある日妻を交通事故で亡くす。犯人の女性は資産家の娘で、事故そのものがもみ消されてしまった。主人公は復讐を決意し、妻の保険金で大型トラックを買い、運送業をしながら中で犯人(と成り行きで犯人の妹)を監禁し嗜虐の限りを尽くす」

もっともПсиも朧気にしか覚えておらず、生活のために運送業もちゃんとしないとゲームオーバーなすごろくシミュレーション要素が心底めんどうで投げたことくらいしか記憶にありません。

「終ノ空」の原作はカルト的人気のあったゲームなので、OVAは今でも語り草になっています。今でも2chの過去ログやまとめブログからさっきの「終ノ空」紹介記事にたくさんアクセスがあるので、Псиは妙にその人気を実感していたり。
一方、「車畜」の原作には残念ながらそこまでの名声はなかったと思っています。なので、このアニメもそんなに話題になることはありませんでした。

Псиはかねがね、あの「終ノ空」OVAと同じN43 Projectが作った作品というだけで「車畜」OVAに興味を持っていました。さすがに定価の¥6,800を出すのはばからしいですけれど、見るチャンスがあれば見てみたいとずっと思っていたのです。

そして。

...ううん。
ここに手に入れた画像を出そうと思ったのですけれど、ただでさえ天使の天使性がどうなのとうねうね悩んでいるところにあまりにもフリーダムな気がするので自粛します。

ともあれ。
手に入れてしまったのです。DVDを。

いえ、実際手に入れたのは随分前だったのですが、ちっとも見る気にならずに積んでしまって。正確に言うと仮想PS3にも仮想MacにもこれのDVD入れたくないとぽんより考えながらジャケットを見ていると悲しい気分になるので、キモチに整理がつくまで隔離させていただいたのです。
このDVD、実際見てみたら...ううん。
ひどい上に期待外れでした。

どういうことかって?
近日レビューをするかもしれないのでお待ちください
というか、これは明らかにジャケット詐欺です。「終ノ空」もゲーム絵をそのままジャケットに使っていたのでジャケット詐欺なのは変わりありませんが、それ以上にずっと詐欺。どういうことかって?近日(以下同文)


...どうしてこんな話してるのでしょう。
でもだいじょうぶ、今日の話がちんぷんかんぷんでも、明日はゲームの話だよ!
18kゲームなのですけどね

............
.........
..................
......
.........うん。しにます(吊)

♪〜OBLAAT[hide]

このアーカイブについて

このページには、2011年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年7月です。

次のアーカイブは2011年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261