2011年1月アーカイブ

NINTENDO WORLD 2011へいってきました。

仮想幕張メッセではPet博も開催されていた筈ですが、仮想幕張本郷の駅に着いてから歩くヒトたちはほぼNINTENDO WORLD 2011へ。
会場に入る前に、6歳以下の入場者には2D体験になること、目印(キノコのステッカー)を付けることを案内していて、さすが任天堂主催イヴェントその手の案内は欠かさないのね、と思ったり思わなかったり。

会場に入ると、とても大きい嵐の3DSプレイ中パネルがお出迎え。MAC WORLD EXPOとかを思い出すエントランスです。
会場内は整然とブースが並んでいて、しかもプレイ説明動画かメインステージの音声しか大きい音がありません。プレイ説明動画はブース近くでようやく聞こえる音量ですから、仮想東京ゲームショウみたいに雑多でうるさい様子は一切なし。
しかも、ぱっと見ただけでも判るくらい各ブースの試遊台が多くて、並んでいる列もざくざく進んでいきます。Псиは昼過ぎに現地に入ったのですが、「もう並びすぎていてどうにもならない」なんてことは一切なく、全然ストレスの無いイヴェントでした。

肝心の3DSがどうだったかというと...入口近くだったので最初に触った「nintendogs+cats」で既に部屋の奥行きがあることに心底感動して、呼んだら奥からちゃんと来たり、ブーメランを投げたらちゃんと奥へ飛んでいく様子に感動し...もう最初から持って行かれてしまいました。
3Dスライダーを動かすとちゃんと3D具合に強弱が付く/2D表示にできますし、奥に倒すことで更に3D具合の調整ができることをその場で学んで、はじめての3DS体験にきゃあきゃあ喜んだのでした。というかシベリアンハスキーのクオリティが高すぎです。かわいすぎます。ポリゴンがりがり感が全然ありません。すてき。

そして本命の「新・光神話パルテナの鏡」。「アナログパッドで移動しつつタッチパネルで照準変更、Lボタンでショット」という操作から判る通り、左手は親指でアナログパッド(しかも本体上部)を操作しながら人差し指でLボタンを押し、掌で3DSをしっかり受け止める状態。対して右手はペンでタッチパネルを操作しますから...右手は3DSを持つことができません
試遊台では、パルテナは(おそらく唯一)本体が台に固定されているタイトルだったので、普通にプレイすることができたのですけれど。台を取って手に持ったとすると、左手で完全に受け止めることになるので、どうやっても上画面を正面から見られなくなってしまうのでは、なんて。
しかも、台があるからと右手を本体に置きつつペンを使おうとすると、右手首が電源ボタンに被さるあたりも恐怖です。さらに言えば、びっくりする程右利き前提というか、アナログパッド片方だけじゃどうしても64コントローラみたいなことにはなりません。

なんて操作系にはいろいろとありますけど、ゲーム自体には大満足。照準はきっちり決めなくてもゆるく追尾してくれますから、慣れるまでは「ショット撃ちっぱなしでタッチで軌跡を描く」のが正解なのだと思います。地上はとにかく無駄に横移動をするとか。
地上に降りてからはタッチパネルで照準を振り切るアクションを取ると横を向くのですが、その加減が結構急で、慣れるまでちょっと時間がかかりそうです。でも、(少なくとも今日のヴァージョンでは)1面がかなり簡単でしたし、チュートリアルとしては充分かも。
時間制限があった(各ゲームに制限時間が決められていて、試遊台ごとに置いてある小さなキッチンタイマーで時間が来ると係のヒトから終焉を告げられます)のでゆっくり敵を全滅プレイとかはできませんでしたが、本当にプレイが楽しそうで、かつ手の届く難易度っぷりに今から期待です。というか、このシステムじゃなくてもいいのでぜひ「罪と罰」も出してください

今日プレイしたゲームはこちら。

  • nintendogs+cats
  • 新・光神話パルテナの鏡
  • 顔シューティング
  • 3Dカメラ
  • METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D
  • BIO HAZARD REVELATIONS
  • DEAD OR ALIVE Dimensions

午後から乗り込んだのではやはり遅くて、Псиがプレイしたくてしかたのなかった「PilotWings RESORT」や「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」、「レイトン教授と奇跡の仮面」はプレイできませんでした。ざんねん。
「顔シューティング」は自分の顔が襲ってくるシューティングゲーム。ゲーム画面は外カメラの映像で、ジャイロを使って(画面上の)矢印方向へ本体を向けると自分の顔写真のオブジェクトがいるので攻撃する、というクレイジーなゲーム。表情豊かに合成されていて...なんというかおもしろいですけどはずかしいゲームでした。
「3Dカメラ」はカメラ撮影機能であそぶブース。ポーズを付けるとちゃんと腕や背景に奥行きが見えて本当に楽しいです。ただ、仕組み上「縦」撮影はできないみたいで...ちょっとざんねん。さらに、「合成」機能では内カメラのヒトの顔パーツと外カメラのヒトの輪郭を合成してアレめなクリーチャーをつくってあそぶこともできました。DSiを見ているとわかりますけれど、カメラのあそびもちゃんと3D対応です。
「METAL GEAR SOLID」はデモ出展。密林をひたすら歩いて(もちろんただ歩くのではなくて、橋を渡ったり敵から隠れたりイヴェントはたくさん)目的地へ向かうスネークを追うカメラをアナログパッドで視点切り替えするというもの。場所によってはちゃんと360度全方位から狙えるので、ボスキャラばりにスネークがジャングルをやってくる映像などを作ってあそんだり。背景ももちろんちゃんと3Dなので、しっかり奥行きがあります。スネークを操作できないのは残念でしたけど、映像ベンチマークとしては充分にすごさを見せつけたと思うのです。あと、デモ映像として流れていたスネーク×ビッグ・ボスがかっこよすぎてどうすればいいのか。
「BIO HAZARD REVELATIONS」はしっかりプレイアブル。Псиのバイオハザード歴はGAMECUBE版で0をプレイして最初の電車でどうして良いか判らない内に惨殺されて投げたくらいで止まっていたですけれど、そんなПсиでも(操作方法が下画面に常時表示されていた+試遊台に書いてあったからかもしれませんが)体験版クリアまで行くことができました。Псиのバイオ歴が足りていないので、歴代と比べてどうかはわかりませんけれど、たぶんあの狭苦しい中を銃構えながらおどおど歩く感じがバイオなのだろうなあと思って、勝手におもしろがっていたのでした。...プレイ時間として8分を与えられていたのですが、クリア時に2分くらい余っていたので(時間が許すかぎりで)もう一度プレイさせてもらいました。敵が出るポイントがわかっているので時間短縮の為にほぼBダッシュプレイとかの判ってたら急に合理化プレイに走る現金な感じもきっとバイオなのだわ、と勝手におもしろがって(ry
「DEAD OR ALIVE Dimensions」。もうこの頃になると閉会時間の16:00が迫っていて、どこのブースも体験終了状態。そんな中で遅くまで体験受付していたのがDOAだったのでプレイしてみました。ストーリーモードはムービー+最初の一戦+その後のムービーまで、アーケードモードは...6人?8人?勝ち抜くところまで。衣装から胸からすべてがちゃんと揺れますし、それでいてちゃんと3D。落下アクションの迫力があまりないのがしょんぼりでしたけど、姿勢が悪かったのかもしれません。話題の「下スクリーンの技表」ですが、タッチでコンボを発動してもいいですし、タッチしなくてもボタン操作一覧としても機能しますし、見なくてももちろん成立します。その辺りは(プレイしていないのですが)ストIVのあの下スクリーンと違う点じゃないかしら。倒れていると起き上がりアクション一覧にちゃんと変わったりしますし。Псиががちゃがちゃやってるだけで勝ち進めちゃうくらいなので難易度的なことはわかりませんが、絵はすごかったです。

あとはLevel5のプレゼンやnintendogs+catsプレゼン改め「社長が訊く紺野プロデューサ」を見たり。
会場後方には、参考出展として画面を見るだけのブースがいくつかありました。そこで「リッジレーサー」と「ファミスタ2011」があったのですけれど...どちらも微妙なことこの上なくて。リッジはレースゲームなんて3Dにぴったりなジャンルでしょうにどうしてこんなに奥行き感がないですかなことになっていたり(プレイアブルの方では印象が違うのかもしれません)、ファミスタもファミコン等のあのアングルをそのまま3Dにしただけっぽいのでちっとも奥行き感なし。「ただ3D」ってこういうことなんだなあ、というのをロンチ前イヴェントでわかってしまったのは喜んでいいのかしらどうなのかしらかしら。
その点では、「参考出展」とわざわざ銘打っていた「ゼビウス」の3D(否: XEVIOUS 3D/G)はとても説得力がありました。なにしろ地上がちゃんとソルバルウ(自機)よりも奥に見え、照準は地上をちゃんと這っていて、バキュラはちゃんと空中を転がっていてソルバルウを潰しにかかるのです。ある意味、ゼビウスは2011年になってようやく正しい表示方法を得たと言えるかもしれません。

「美人時計」の3Dもありましたが、写真が3Dでした。...本当にそれだけ。ブースの画面を覗くヒトは、他のだと「あんまりたいしたことない」とか「おお、確かに3D」とか言うのですが、美人時計については「うん」「なるほど」くらいで場を離れていたのが印象的でした。

そんなこんなで。イヴェント自体も大変快適でしたし(今日日なかなかゲームをプレイしただけで「ありがとうございました」と言われる一般イヴェントはありませんしね)、なにより3DSそのものも面白そうで、とても有意義な時間を過ごすことができました。
ただ、ロンチタイトルをほとんどプレイできなかったのが返す返すも残念で、Псиはいったい何を買って良いのかわかりません。時のオカリナ・パルテナ・METAL GEAR SOLID・バイオあたりがロンチだったら間違いなく買っていましたが、残念ながらそうではないみたいですので、nintendogs+catsとレイトンくらいでしょうか。今後も試遊の機会はありそうですので、今度はロンチタイトルをピンポイントに狙って試遊...できるのかしら。

ふわふわあるきながら、かえりにダークライを受け取ってかえりました。なんて仮想任天堂まみれな110番の日。

♪GIMMICK[PSY・S]

今日こそ仮想Nintendo World 2011に行こうと思っていたのに、いろいろあって行くことができなくなってしまいました。しょんぼり。
明日を逃したらそもそもイヴェント自体がなくなってしまいますから、明日こそ。


考えてみたら、昨年買ったPS3で「プレイした」という程プレイし倒したゲームといったら「ニーア・レプリカント」くらいなもので、サントラもリミックスCDも買うくらいだいすきだったのですが、その後はブルーレイディスクとWizardry〜囚われし魂の迷宮が多少動くくらいでゲームはさっぱり。
かといって全然動かないというとそんなこともなく、torneは相変わらず毎日稼働しているのでした。torneは本当によくできていて、12月のアップデートから急にファイル削除時に急にBGMが止まる様になったような些細なアレさが逆におもちゃ感を出していてすてきなのです。

年末年始で散々いろんな番組を録ったので、もう1.5TBの外付けHDDも目一杯使ってしまっています。少しずつ消しては録画を繰り返していたのですけれど、「よりぬき銀魂さん」や「ハートキャッチプリキュア」の様に見た上で録り貯めているものや「大魔カノン」や「WORKING!!」のようにいつか見る気でいるけどそのままなものまで、HDDに動かない在庫が堆く積もってしまってどうにもなりません。
もう永久保存用の2TB HDDを買い増してしまおうか、と思うものの、それをやったらキリがありません。というわけで、まずは「去年見ないまま溜め込んでいたもの」を消化することにしたのでした。そんな中から今回選んだのが「さらい屋五葉」。とりあえず見ていないものを選んではさっさと消していく今回のコンセプトで、評判も良かったし原作はちらっとだけ読んでいて気にはなっているし1クールで終わるのでさっさと見て消すには充分な作品です。
というわけで、見始めたのですけれど......
......
.........
............
なにこれすごくおもしろい
一気に04話まで見てしまって、一段落付けようと休止中の今でもその後が気になって仕方がありません。主人公の後ろ向きっぷりと棒立ちっぷりが本当に大好きですし、空気が最高にすてき。どうしてПсиはいままでみなかったのですかばかばか。
原作も読んでみようと買っただけで積んだままの昔のIKKIを掘り返そうと思いましたが、棲み処移転に伴ってIKKIを封印した段ボールが見つかりませんし、とても最後までなんて網羅できていないはずです。
あああああ、なんということでしょう。五葉。五葉。五葉。Псиの中に何かが吹き抜けています。気付いたのが今なことはもう仕方がありません。読みたい。見たい。

ここまできて、はっと気付きました。
DVDでも買わない限り、最終話まで見終わってもtorneから五葉を消すことなんてないのでは

...ええと。

ふりだしへようこそ

♪〜Love, Day After Tomorrow[倉木麻衣]

MacBook Airの不満点といったら、有線LANの口がないことと一回だけ画面がぐちゃってフリーズしたことくらい。あとは最低限のインストールに留めてはにへにへとすてきさを実感している日々なのでした。MacBook Airの起動の早さを見るにあらゆることがどうでもよくなりますし、全部乗せ13"のMacBook Airは(i3-i7なんかとの比較的にはアレですが)スペック的にも充分で、全然困ることがありませんのです。
二本指とか三本指とかのジェスチャーも使い始めて1時間くらいで覚えてしまい、今となってはなくてはならず仮想iMacでも仮想iPadのTouchPadアプリでジェスチャーを使い始める始末。慣れとはおそろしいものです。

一方、Псиが購入してよろこんでいたThinkPad X300はすっかりフェイドアウトしてしまって。
X300はCPUが弱くてメインマシンにできるチカラはありませんでしたし、それ以上にストレージが64GBというのはメインマシン的にあまりにも足りませんでしたし、Win的な理由で少ない空き容量はよく判らないシステムファイルにがりがり削られ...Adobeアプリケーションはあまり真価を発揮できず、結局はただのゲームマシン+棲み処用メディアサーバに成り果てたのでした。
正直、今となってはゲーム用にWindowsXPか7が普通に動くタブレットがあれば真剣に欲しいという駄目な欲求が止まりませんが、この手法ではsweet poolみたいにメディアが必要なゲームは永遠にどうにもならないでしょうからやっぱりなんでもありません。

それにしても、ThinkPadのXシリーズはどうしてX301を最後に「全部乗せモバイル」の方向をやめちゃったのでしょう。光学ドライブのニーズがなかったのでしょうか。そんなにみんなDockが好きなのかしら。単純に持ち歩けるWindowsノートが欲しかった上にThinkPadがすきで、かつ封筒の逸話がだいすきすぎてX300を買ったПсиも、結局MacBook Airを買ってしまいました。...MacBook Airも光学ドライブがありませんけれど。
と、そんなIBM時代のThinkPadすきーさんだけが無理矢理うなずいてくれそうなお話はさておいて。完全にMacに環境を移行してしまったПсиは、Windowsのゲームをプレイするのに難儀しているのです。こうした場合でも、一応方法がないことはありません。

  • BootCampでWindowsをインストールしてしまう。ゲームプレイ時はWindowsを起動。
  • 仮想化環境を使う。Mac上からWindowsを起こしてゲームを起動。
  • Wineを使う。MacをWindowsに見立てて無理矢理インストールして起動。

ПсиはParallels Desktopのライセンスを持っていますが、どうやら1ライセンスでは1端末でしか動かせないみたいですし、なによりただでさえストレージが小さいMacBook AirにWindowsを別途インストールなんてしたくありません。同じ理由でBootCampも先送るとして、ここで希望が持てるのがWineを使う方法です。
MacでWineを使うとすると、フリーのmikuinstallerか製品のCrossOver Macを使うのが常套手段。Nitro+CHiRALがお届けする至高の鬱BLゲー「sweet pool」と、あの20世紀を代表する男性向け電波ゲー「終ノ空」の完結編あるいはリベンジ作でおなじみの「素晴らしき日々~不連続存在~」をインストールしてみようと無駄な努力をしてみました。女性向け男性向けというあたりを除くと、前者はゲームプレイ時にDVDを要求しますし、後者はDVDを要求しません。前者についてはインストールはできてもそのままでは光学ドライブの無いMacBook Airにはどうにもならないゲームです。

mikuinstallerでは、sweet poolはインストールすらできませんでした。シリアルコードを入れようと数字を入力しただけでインストーラが落ちてしまいます。
CrossOver Games 9を使ったところ、インストールはできましたが、起動しようとするとアプリケーションが落ちてしまいます。おそらくDVDチェックが入るからでしょう。NoDVDの手順はなんとなく判っているのでそういう改造をしてみようと思いましたが無理。CrossOver Games 9のインストール時パラメータを色々と変えてみましたけどやっぱり無理。めまいがしてきました。

一方、「素晴らしき日々」はmikuinstallerであっさりインストール完了。少しプレイした所では、特に問題はなさそうです。
Nitro+CHiRALのゲームは基本Wine系では動かないと先人の智慧は示していて。新しくなったCrossOverでも太刀打ちはできないみたいです。Parallels+WindowsXPなら動作することは判っているのですけれど...やっぱりsweet poolやLamentoは仮想iMacで落ち着いてプレイした方がよさそう。しょんぼり。

そんなこんなで、sweet poolは諦められつつも「素晴らしき日々」と「腐り姫」を押し込められたMacBook Airは本当にかわいそうな仔だとひとごとのように思う今日この頃なのでした。


既知の通り、「腐り姫」はGAME DISCをドライブに入れていないとBGMが鳴らない類いのゲームですけれど。まさか_inmm.dllをmikuinstaller経由でインストールしたらちゃんとBGMが鳴るとは思いませんでした。たくましさは正義。
あと、X11の環境設定で「3ボタンマウスをエミュレートする」のチェックを入れないとメニューも出ないし右クリックもできませんからセーブができなくて詰みます。注意。

♪〜種[die in cries]

Adobe IllustratorやAdobe InDesign、Adobe Photoshopをちゃんと使いたいというヒトにとって、およそAdobe税の存在は頭の痛いところだと思います。最近のAdobeアプリケーションはアップグレード権が明確に定義され、「前の2メジャーバージョンからのみアップグレード可」となっていますから、ただでさえ高価なAdobeソフト群をアップグレード料金で回す為にはたまにバージョンアップする必要があるのです。
もちろん、そんな理由ではなくても、新機能や周囲の環境などの理由でバージョンアップを行いたくなることは往々にしてあります。だいたいAdobeソフトウェアのバージョンアップは1年半〜2年くらいで発生しますから、最大で6年、最低で1年半くらいで\100,000超のアップグレード料金を支払うことになるのです。

さて。
ПсиはもともとAdobe Creative Suite Design Premiumという製品を持っていました。これは元々「Photoshop/Illustrator/InDesign/GoLive/Acrobat」という製品構成でしたが、最新のCS5では「Photoshop Extend/Illustrator/InDesign/DreamWeaver/Flash/FlashCatalyst/Acrobat」と単品買いの意味がわからなくなるくらいに詰め合わせっぷりが過剰ですてきです。
Псиの所有ヴァージョンはCS3で止まっていたのですが、InDesignCS4の新機能である自動ワープロ機能(仮)(正式には「スマートテキストのリフロー処理」機能)やPhotoshopCS5/IllustratorCS5の新機能を見るに、CS5にさっさとアップグレードして雑誌からアーティスト写真をスキャンしては自然にロゴなどを消去して「嘘生写真」を仕立て上げる作業をしては暗いお部屋でにへにへ微笑みたい、という欲求に駆られていました。

でも。
Псиの持っているAdobe Creative Suite Disign Premiumは、なんとWindows版なのです。
最近Macに帰ってきたこともあって、デスクトップは仮想iMacですしノートまでMacBook Air。Windows環境は仮想iMacに入っているParallels Desktopの中とThinkPad X300の中=非メイン環境にしかありません。
ParallelsでAdobeアプリケーションを使えないことはありませんが、いちいち仮想環境のWindowsの起動を待たないとAdobeアプリケーションが使えないのはとてもアレですし、動作が微妙に重たいですし、なによりMacで身を固め直した以上Windows版に固執する必要なんてないはずなのです。

というわけで、Win版CS3からMac版CS5にアップグレードなのよひゃっほう! と言いたいところですが、残念ながらプラットホームを跨いだアップグレードは許されていません。つまり、Mac版のCS5を入手するためにはMac版のCS5新規パッケージを購入しなくてはならないのです。
今日のお話は、そんな絶望をПсиが如何に乗り越え、かつAdobe税を如何に文字通りの「税金」に仕立て上げたかという誰得のお話なのでした。

思えば、昨年はいろんな夢を持ったり、先送りしたことがあるので。
少しずつでもなんとかしたいと思う今日この頃なのです。

昨年末のNOIZにはCDにもライヴにもすっかり感銘を受けました(もしもまだNOIZの無料アルバムをダウンロードしていない、というなら、Псиの話の前にまずはダウンロードしてください。そして聴いて震えてください)。少なくともCDに関しては永遠に無料ダウンロード(320kbps、ライナーノートのPDF付)のみ、物品として手に入れるには年内にFCに入るしかない、ということだったので、まずは。

のいず。

すっかり腐っていたПсиが少しは前向きになれた記念ということで、FCに入ってみました。どれだけライヴに行けるのかは判りませんけれど。


その意味では、昨年末に怒濤の勢いでПсиを襲ったLUNA SEA→LUNA SEA→LUNACY→BUCK-TICKという大会場でのライヴ連戦も多分に刺激をくれました。特にLUNACYは...LUNA SEAの仮想東京ドーム2日目は心底すてきな日で演奏もセットリストもすっごくПсиの内側に来ていて、そしてLOVE SONGでめそめそ泣き出してしまったのです。あんまり泣いてしまって、その後のアンコール曲で立ち直ることができず、泣きながら叫んで喉はがらがら。そんな状態で迎えた3日目は「少し自重しよう」と思っていたところへ一曲目からいきなりFATE自重の誓いは3秒で捨てました

BUCK-TICKのライヴはツアーの追加公演ということもあって、セットリスト的にも演出的にも一度見たものでしたが、それでもいろんな感動を与えてくれるBUCK-TICKはさすがです。こちらは来年のツアーへの期待をすごく盛り上げてくれましたし、いつになく浮き足立ってる櫻井MCというふしぎなものを聴くこともできたのです。

バンドが面白いのはいつだってインディーズですし、ライヴが面白いのはやっぱりライヴハウスです。でも、場所に応じたライヴというのはやっぱりあるわけで、仮想東京ドームという広い場所で演出少なに時間を使い切ったLUNA SEAは本当にすごいと思ったのでした。


MacBook Airをかいました。
噂通りの早さで...電源を入れて10秒くらいで起動が終わりますし、Adobe Photoshopを起動しても一瞬で終わってくれますし、薄いし軽いし。
Пси、現在はライヴや映画の感想用に仮想iPadとEvernoteの組み合わせをメインにしていて、サブでpomeraを持ち歩いています。pomeraは同期しなくてはいけないのがそれなりに癌ですし、仮想iPadは入力がアレで、加えて間違えてリッチテキストなんかにしちゃうと後がすごく面倒で...と、どちらもアレな点が目立ちます。

でも。少なくともMacBook Airくらい軽くて取り扱いが楽なら、なんとでもなりそうです。仮想iPadと同じくらいできることが多岐に渡って、仮想iPadよりも入力しやすいデバイスがあるのです。Apple Wireless KeyboardとiPadの組み合わせが微妙なのは相変わらずで、結局Псиはキーボードの付いたデバイスを選択することになりそうです。
それでも、仮想iPadにはだいじな役割がたくさんあります。MacBook Airは文字入力の仕事を少しかすめ取るのが関の山ですが、仮想iPadはそれ自身ができることを増やしています。

目下の悩みは、pomeraを本気でどうするかということです。
映画の感想については荷物をそこまで選ぶ必要がありませんけれど、ライヴはそうもいきません。座席の無い類のライヴへ何度もでかけて、本当に正しい運用を決めるべき。


相棒-劇場版II-とバーレスクを見てきました。
本当におもしろかったです。前者は重苦しいですし、後者はそこまでの深みに踏み込まないですし。
相棒は前作みたいにアクションとどんでん返しで見せる話ではありませんでしたけど、アクションやどんでん返しやトリックが一々浮いていたと思ったПсиには本当に良かったと思えたのでした。それでも劇場らしさより相棒らしさがちゃんと取られている今回の劇場版は、本当に良かったと思います。
あと、(ネタバレ→)散々言われている「衝撃の結末」については...そうなることは中盤に予想がついて、「本当にそうなるかどうか」がПсиの興味の矛先で。だから衝撃はありませんでしたけど、いろんな意味でびっくりはしました。(←ネタバレ)

バーレスクは手放しで素晴らしかったです。
ぽっと出のバイト無双映画ですけれど、それでもびっくりするほど大団円でおしまいです。歌もダンスも舞台もすてき、ヒトの回り方も深くは切り込みすぎずに山も波もあり、とってもすっとする映画だったのです。
サントラを買ってこようとおもいます。


クラブニンテンドーの2010年度プラチナ会員特典が届きました。どれもどうでもいいので選ばずにいたらカレンダーが2冊とどいたのです。

......ないよりはマシですけど。

とりあえずは仮想iMacのそばに置いて、よしなし日々の恨み辛みを細かく書き綴る呪いの依代として君臨していただこうとおもいます。


そして。

♪〜Justice to Believe[水樹奈々]

トロンのことをおもいだします。
オリジナルのトロンには、テーマ性とか深みとかはあまりありません。でも、「プログラムの仕事を吸収しては、アーケードゲームの戦闘用プログラムにおいやる巨悪」としてのMCPがあり、ヒトとシステムの両面に困り果てた社員がそのMCPを破壊するという判りやすい筋があったのです。
その上でプログラム同士が協働し、時には降って湧いた水や些細なことに感動を覚えるのです。

トロン:レガシーはどうだったでしょうか。インテリアはすてきでした
後日譚でありリメイクであるトロン:レガシーには、他に言えることがありません。なにしろ、話は最初からすっかり謎だらけで...彼がOSイメージをアップローダにアップしたことが、一体どんな意味を持ったのでしょう。トロンにおけるあの場所は会社のネットワーク内でした。トロン:レガシーのあの場所は一体誰のどの場所だったのでしょう。アレは誰で、どうして彼を頼る様に彼女は言ったのでしょう
トロン:レガシーはトロンを見ていないとわからないことだらけですが、トロンを見ていると余計に頭がこんがらがります。結果...インディペンデンス・デイやハルマゲドンと同じカテゴリ...「絵を見に行く映画」...に置くことになるのです。

トロンのあの場所は、プログラムが擬人化されていたことが不思議なくらい、現実とはかけ離れたセカイでした。それこそが当時の3DCGの限界であり主流であり、つまりCGで表されたセカイは結果として異世界そのものだったのです。トロン:レガシーまでの間にCG技術はすっかり進化しましたが、そこはサイバー味が足された現実のクローンに過ぎませんでした
そのセカイに入り込むことそれ自体が大きな感動だったトロンと違って、トロン:レガシーはあまりに現在のCGそのものを打ち出しすぎました。加えてオリジナル以上に話が無いなんて、どうしたことでしょう。エンディングはおそらくあらゆる二次ヲタさんの羨望を集める筈ですが、そうした話はいくらもあるはずです。

それでも。
トロン:レガシーは一切が無駄とは思いませんでした。中盤のあの本拠地はインテリア的に本当にすてきですし、女性キャラのふしぎな座り方はいちいちすてきですし、何よりひさしぶりにトロンのDVDを引っ張り出して復習する機会を与えてくれました。
今見ると絵だけでは騙されず、ストーリーに色々と思うところはありますけれど、それでもその統一された絵と色彩は一定の感動を与えてくれました。

それに。
年末付近に見たせいかもしれませんけれど、良くも悪くもトロン:レガシーに関する諸々は、Псиの頭を覆って離さないのでした。


無事に2011年を迎えることができました。
あけましておめでとうございます。

誰にとっても、甦ることはヨロコビです。
そして、その甦りが喜ばれることは、すばらしいことです。

滅びたと思っていたものも、いつか笑顔で帰ってきますように。
その笑顔が、笑顔で迎えられますように。
いえ、その前に。
どうか、滅びの道を選ぶことがありませんように。
存在し続けることが、だれかの笑顔でありますように。

そう、あれかし。

あなたの2011年が、シアワセな年でありますように。

♪forbidden lover[L'Arc-en-Ciel]

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