僕もきっと、キミと同じ理想という"加護"の中で、「もらる」だとか「ぷらいど」とか当たり前が判らなくなる。

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 仮想電車が怖い。もっと言えば、仮想電車に乗っているヒトが怖い。
 自分のルールを押し付けようと怒鳴るヒトが嫌い。想像力も聴く耳も持たずに怒鳴るヒトが嫌い。耳を塞いでも聴こえてくるその声に同調しているのか、怒鳴られるヒトに咎める様な視線を無言で送っているヒトが嫌い。電車の中でいやらしいことをするヒトが嫌い。ヒトではない何かと話しながらドアを無駄に出たり入ったりしている電波なヒトが嫌い。
 仮想電車になんていくらでも乗っているのに、どうして今日に限ってこんな仮想電車の諸々が気になるんだろう。・・・ああ、そうだ。そういえば、Псиは今日に限ってiPodを使っていなかったんだ。歩いて仮想駅に着くまでの間も、仮想電車に乗ってからも、Псиはなぜか何の曲も聴かずに過ごしていたんだ。だから、声が、視線が、ヒトが痛いんだ。
 iPod。iPodで好きな世界を呼び出して、ヒトを背景に変えてしまわなくちゃ。あの馬鹿みたいに叫んでいるヒトも、相変わらず歌っている電波なヒトも、全部背景の中に閉じ込めなくちゃ。早く、速く、はやく!!


 天使の特権を何も無いことにしているПсиは、自分すらも背景に閉じ込めながら、意識だけになってゆっくりと世界を呪い始めたのでした。

♪~Night and Day[Laputa]

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このページは、Псиが2005年5月 1日 21:54に書いたブログ記事です。

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