最果てからの通信[2008年冬-II]

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いいか忘れるなよ。いいさ忘れちまえ。
そんなBuck-Tick的なことを呟きつつも二日目ですよひゃっほう。ヒトは多いしぼろぼろだしで大変でしたが、なんとかなんとか。

というか、今年のスケジュールは本当にすばらしいと思うのです。天使がヒトの暦に縛られるのもいとおかしきこと也哉ですが、それでも三日目が終わっても今年が終わらないというのはすばらしいことです。
しかも、31日が三日目だと必然的に29日は一日目になるわけで、それはつまりBuck-Tickライヴを一日目に終えて二日目で疲れきって三日目は清春に「亡骸を…」とか呟かれるわけですよ。初回は十字架付きで。
そんなわけで、ライヴだけを楽しみに乗り切りました。


一応物販は買える様なタイムスケジュールで仮想武道館に到着できました。
相変わらず列がぐちゃいです。しかもなかなか進みません。何か開演前は買わせないオーラを感じるですが気のせいでしょうかどうでしょうか。

とりあえずパンフレット(\3,000)とバッグ(\500)とトレカ(\1,000)を購入しつつ、なんか付くらしいのでまだ買っていなかった新譜の「HEAVEN」の初回DVD付きもげっと。そしたら付いてきたのがポスターで…嬉しいけど邪魔です。うれしいですけど。
HEAVEN自体聴いたことがなかったので、とりあえず仮想CDをあんな手段で再生。その場で予習という先輩に強引にライヴ連れてこられてCD渡されたけどどうしよう的な状態です。あは。

トレカはフルカラーで当たりありとはいえ5枚で\1,000はどうかという毎年の葛藤があるのですが、それでも写真自体が綺麗で安堵。去年みたいに暗すぎたり見切れまくったりしてなんだか全然わからないこともありませんでしたし。
でも、その後パンフレットを見たら後半のページがトレカ用写真の切り出し前なのが判ってしょんぼりしました。…いえ、いいんですけどね。いいんです(何)。

いつもの通り18:00開場19:00開演、そして今回は19:12に暗転しました。早い。

THE DAY IN QUESTION @ 日本武道館 2008+12+29 [Buck-Tick]
評価:★★★☆*

初心者でも安心
古い曲が無かったということではなく、なんというか中間系をすっぱり抜いてメリハリの利いた選曲という、Buck-Tickのライヴとしてはもしかすると「残骸」招待ライヴ以来じゃないかくらいのキモチ良い構成でした。まずはセットリストを。

  1. Alice in Wonder Underground
  2. 疾風のブレードランナー
  3. Baby, I want you
  4. Angelic Conversation
  5. グラマラス
  6. CREAM SODA
  7. ORIENTAL LOVE STORY
  8. snow white
  9. 絶界
  10. Love Letter
  11. Romance
  12. 極東より愛を込めて
  13. 鼓動
  14. (EN-1)ILLUSION
  15. (EN-1)GALAXY
  16. (EN-2)真っ赤な夜
  17. (EN-2)ICONOCLASM
  18. (EN-3)RENDEZVOUS~ランデヴー~
  19. (EN-3)HEAVEN


この選曲で、しかも凝った演出は一切無し。スクリーンはありませんし、篝火セットすらありません(=FLAMEも密室も謝肉祭もありません)。照明と音響と曲で勝負です。

そもそもTheme of B-T後がAlice in Wonder Undergroundな辺りでかなり卑怯ですが、その後疾風のブレードランナー→Baby, I want youという流れがキモチよすぎてもう。
疾風のブレードランナーはイントロの時点で泣きたくなってしまって…昨年から全然「ライヴ」と名の付くものに行けていない(大きいのしか行っていない)Псиは、なんだか疾風で一気にライヴの空気をがつんとあてられてしまったのです。
あんまりきもちよくて、
「しゅくふくだ~」(Bメロ最後)で

気が付いたら咲いていました


……今何やっるですかПсиは。
よりによって咲くなんて。Buck-Tickのライヴで。そんなことが許されるのは幻想の花だけですっ!(注:幻想の花に咲ける隙はありません)
それにBaby, I want youの最後を「べいびーはっぴーにゅいやーーー」とかにするのはさすがにどうかと!どうかと!(きゃあきゃあ)

ともかく、My Funny Valentineとかさくらとか螺旋 虫とかそういうコアめな辺りが一切無い、悪く言えば中弛みパートの一切無いライヴでした。続く曲続く曲シングル曲かがんばってる曲かはっきり静かな曲なので、なんだかとっても安心できるというか拍子抜けというか。
その上変な小ネタは豊富で、突然「ゆきが~ふる」とか櫻井が歌い出したと思ったら、沈黙の後snow whiteが始まったり。しかもsnow whiteは光が5人にそれぞれ降っているというシンプルな照明ながら、曲も相俟ってすっごく良い雰囲気でした。辺にセットで凝ってない分、光の色が印象的でした。最後のHEAVEN後の紫とか。あとは今井ギターの響きっぷり。

本編は怒涛の勢いで終わって、鼓動後は今井独奏状態。あにーが去ろうとした時にインプロ終わらせようとするのは何のいやがらせですかとか思ったり、アンコールの最初で「アンコールありがとう。20年前の曲と2ヶ月前の曲を一緒に聴いて下さい」なんてフリでどんなROMANESQUEが来るのかと思ったらILLUSIONだったり、その後がGALAXYで2ヶ月前ってどういうこと?とか思ったり(GALAXYは2009年01月14日発売です)。

今回は櫻井喋りがあまり無い代わりに、なんだかよく判らない今井独奏による曲間詰めが多くて、なんか弾きだしたと思ったら急に終わったりとか、そんなのばっかりで面白かったです。
謎のピコピコ音も相当に多かったのですが、アレな音に被せて櫻井の絞る様な「ああああああぁぁぁああああ」が来た時に「やった、キラメキの中に行けるんだ!」とわくわくしていたらCREAM SODAが始まった辺りで、いい加減前奏前の音で次を先読むのはやめようと誓いました。去年まででも何度も「六月の沖縄」だと思ったら「Sid Vicious on the Beach」だったことがありましたし

本当に曲が流れていって、それぞれにちゃんと楽しめて。去年辺りの様に深い満足感でココロもおなかもいっぱい、というわけではないけれど、なんか明日がんばれる気になるというおよそBuck-Tickのライヴ後らしくない感想を抱きつつ帰路に着いたのですよ。


あしたもがんばります。

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このページは、Псиが2008年12月29日 23:46に書いたブログ記事です。

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