この愛情はどこか歪んでいるけど。そこらの多情な奴とは「質」が違うんだ。

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 相変わらず気分は悪いし不安をひきずっているしで、ライヴに行けるステータスではなかったり。とはいえ、2日続けて塞いでいても仕方が無いので、気を入れておでかけしてきました。
 仮想横浜BLITZの立地に吃驚。仮想新高島駅の3番出口を出た所の大通りで左を向くと、すぐ向こうに何か黒い群れが。仮想横浜から仮想みなとみらい線で一駅、構内から地上に出るまでがちょっと長いですけど、出てしまいさえすれば本当にすぐそこ。


ART POP ENTERTAINMENT 5th ANNIVERSARY CRUSH OF MODE-濱魂- @ 横浜BLITZ 2005+04+10 [メトロノーム・人格ラヂオ・lab.・グルグル映畫館・W.A.R.P.・ヴィドール・Phantasmagoria///MC:楠本柊生帝国元帥・最鋭輝ほか]

・総評

 長すぎ。そして多すぎ。暴れたとか体調不良云々を除いても疲れました。
 それくらいに長かったので、起こったことを思い出すので精一杯です。中身は無いですけどご了承下さい。ごめんなさいごめんなさい(どこまで弱気なんですか)。


・開演前

 開演前に物販を漁っていたら、一昨日購入しようかどうしようか迷っていたPhantasmagoriaの2曲入りクリップ集「幻影像I~after the moonlight revival~」が会場価格で\2,000に値下げされていて、しかも先着10名はパッケージにメンバーのサイン入りということだったので、思わず飛びついてしまいました。映像に関してはUNDERCODEクオリティというコトバが脳裏を過りますが、それはそれとしてもかなりお得。
 その他に見ていたら・・・ええと、出演バンドが今日も全部出ているのは確かですけど、CD「四次元友好条約」の余剰在庫まだ売ってるのはどういうことですか。

 そして、買っている間に何か音が鳴っているのに気が付いて。


spam_life(Opening Act-1)

 のろのろ入ったら最後の曲。少なくとも見た目はヴィジュ臭が微塵も無かったのと、あとはなぜか端々にREDIEAN;MODEを感じたですが、事情が事情なのでこれくらいのことを考えたところでspam_life終了。ええと、Псиのライヴはここからなのですよっ(最低)。

SEX ANDROID(Opening Act-2)

 前座その2。「1分も押すことができない」ということを連呼しつつ、淡々と3曲ほど演奏して終了。見るのは2回目か3回目で、こんなに大きい会場で見たのは初めてでしたけど・・・ううん、時間が無いとか前座だから扱いも客のノリもそれなりということをさて置いても、やっぱり小さいハコで暴れている方が見ていて安心できる様な。
 でも、対バンで入っていたら普通に喜べるはず。です。


・話のはじまり

 緞帳の降りたステージ上、まずは司会者ということで「メルシー」を連呼しながら最鋭輝登場。ギター片手の最鋭輝に立川しの吉さんが呼ばれ、二人で司会進行を進める・・・という様なことを言っている間に、突然明かりが全て消えてしまいました。そして声。

 「今この時間に、横浜BLITZはこの楠本柊生元帥が支配した」

 きゃあきゃあ騒ぐ客席。

 「終演予定が九時半?馬鹿な。九時は九時でも朝の九時半までに書き換えてやる

 きゃあきゃあ。

 「君たち、ちゃんと寝袋は持参しているか?私はいつもお泊りセットを常備だ

 ええと、仮想田舎在住なので夜には帰してくださいおねがいします。とネタにマジレスをしている間に、

 「それでは、メインステージを見てくれ」

 ぱっとスポットライトが・・・って、メインステージにはさっきの二人。元帥は下手側2Fの張り出し部分から身を乗り出して喋っていたのでした。
 その後、最鋭輝たちは「司会」を望んでいたのを元帥が「支配」と勘違いしていたというオチが付き、しかも「時間が無いからお芝居禁止」とメインステージの二人が釘を刺すのも完全に無視して、なんだか得体の知れないネタ仕込み。
 元帥はひとつの箱を持っていて、その箱の中には「濱魂」が入っているそうで。それを手にした者は、横浜市内限定でトップスターになれるという不思議なもの。そんな濱魂を盗むとルパンが予告してきたらしいのでその企みを阻止する、というのが今日のメインテーマらしく。

 「わかったから、とりあえずメインステージに降りてきてくださいよ」と言う二人に、「じゃあ判った。ここから行こう。ワープでな


W.A.R.P.

 そこですぐ始まれば格好良いのに、一回客電がついて、しばらくしてからまた消えるという謎の挙動。その後に出てきたのは・・・なんだかひさしぶりに見るW.A.R.P.。最初から見るのは初めてなW.A.R.P.。テンポががりがり変わる系ミクスチャー風味の曲がメインで、しかも曲の終わりがどこだか判らないおまけつき。
 「CAUTION」柵や土方作業を彷彿とさせる黄色いサイレンなどにいちいち吃驚したですが、曲は結構好き。ただ、面子を考えるとやっぱりかなり異質なのは否めないところで、ヴォーカルが客席に降りてきて煽ったのにそんなに盛り上がらなかったのが悲しい所。

 それでも・・・うん、たぶん好き。


・幕間-i

 「ワープするのに30分もかかった」と言いながら元帥たちが登場。いい忘れていましたが、今日もエレキ隊+煌組二人が参戦。煌のヒトたちは家老な格好で、これじゃ本当に年末の忠臣蔵そのまんまじゃないですか、と思っていたら、忠臣蔵やこの間のO-EASTのネタを引っ張るエレキ隊のヒトたち。ううん。
 濱魂は目に見えない、でも箱の中に確かにあり、持つ者を横浜のトップスターへと導く。そこから、「横浜じゃなければどこのトップスターになりたいか」という話を延々と続ける。・・・ううん、機材セット中の余興なんでしょうけど、それにしては話の自由度高すぎて見ていてちょっとアレですよ。

 エレキ隊と家老たちが話し合っているところへ、唐突に暗転。そして、エレキ隊3人が今来たかの様に再登場。・・・じゃあ、さっきまでいたのは誰っ?というお話を踏んで、さっき元帥がいた2F下手に元帥ルパン・次元最鋭輝・立川五右衛門が。とはいっても、元帥は衣装も喋り方もいつもの元帥ですし、最鋭輝は探偵物語な松田優作風味ですし、五右衛門に至っては選抜理由がどう見ても「着物だから」ですし
 4段くらいしかない短いはしごを持ってきて、「ヘリから垂れたはしごにつかまる三人」の演技。悔しがるメインステージ。そこへ元帥が

 「諸君さらばだ。わはははは、わはははは・・・・うわあ、乱気流だ~、揺れる~、揺れる~、グルグルまわるぞ~


グルグル映畫館

 そこまでネタ作ってるんだったら、すぐに始めてくれればいいのに。また客電がついて、こんどはさっきよりもちょっぴり待たされてから「鎌田行進曲」のテーマ。
 鳶語り→三人群唱→鳶語り→三人群唱→鳶語りで始まり。いちいち暗転が入ったり、その暗転が妙に長かったり、加えて照明がミス連発だったりでぐだぐだ風味。全体的に今日の照明はちょっとアレで、スポットの場所が遅れたりタイミングを外したりするのはしばしばでしたし、なにより客側と掛け合いがある様なところで、2回目くらいまでは変化無いのにその次辺りから急に客席地明かりが点く様になっていて、なんだかうんざりしたことです。演奏中の客席地明かりって引きませんか?Псиだけですかそうですか。
 あと、鳶丸が二言三言喋って暗転する度に「え?」「はい?」とかの細かい声がそこかしこで挙がったり、場合によっては笑いが起こったりしていたですけど・・・謎。声が最前近くで起こっていたのがもっと謎。もっと小劇場へっ。

 今日のグルグルは学生服ではなくて礼服でした。しかも全員眼鏡着用。センターの髪型さえ考えなければ人格ラジオみたいな雰囲気でした。鳶丸の左腕に中身の無い腕章みたいのが巻かれていた様な気がしましたけど、それはПсиの気のせいなのかもしれません。
 曲が終わる毎に弦が切れたり足元大混雑だったりで大変だった鳶丸、その間の繋ぎMCを全部前田さんに振っていました。今日は10:00入りでリハを行ったものの、11:00には全部終了。疲れたので寝たい前田さんを鳶丸が強引に誘ってといざらすへ行ったのだとか。といざらすにはいろんな玩具があって普通に楽しかったのだけれど、鳶丸はそんなのに目もくれずカードゲーム(というかM:tG)のコーナーへ行ってたとか、そんなことしている間玉腰さんはBLITZのスタッフパスを付けたままスタバで寝ていたとか。
 前田さんは今日も礼服で出演する予定なことを知らず、前回着た服をクリーニングに出してしまったそうで。そうしたら鳶丸が「今日も礼服だよ」というので、もう遅いとは思いながらもクリーニング店に駆け込んで。服の所在をよくよく調べてみると、妙に首回りが白く汚れていたのでまだ本部に配送していなかったとかで、預けた状態のまま帰ってきたのだそうな。「白塗りやってて良かった」って、なんてささやかなシアワセ。そんな感じでネタトーク満載でした。

 「大問題」とかはなく、客席を巻き込んでというよりは、ステージ上が激しめな選曲。眼鏡で弾き倒すグルグルらぶ。最後が「ブ然たり」→「紺碧さに誘われた子供」→「歌題 僕はタタカわねばならない」だったのが印象的でした。

 今日のメンバー紹介:鳶丸→モヲタ(その返しが「だぶるゆー」だったのもメモ)


・幕間-ii

 上手側2Fに登場した元帥たち三人の下へ、W.A.R.P.のヴォーカルKANABUNが登場。最鋭輝の影響で、デフォルトの挨拶は「メルシー」イグドラシルみたいな髪型がネタにされ、落語の「頭山」の話に派生。「頭山の木を抜いたらその跡から池が沸く」という話に「水なんか出ねえよ、ハゲるよ」という素朴な回答が素敵なKANABUN。
 そして、今日の元帥は「ごはん、味噌汁の他に、一生それだけしか食べられないという三種類のおかずがあったら何を選ぶか」という質問に執着していて、KANABUNにそれをやると「メンチ・コロッケ・アジフライ」と回答。「揚げ物ばっかりかな」→「コレステロール多いよね」→「(メルシーに対抗して)ヘルシー」という頭の悪い流れが完成。いいなあ。
 エレキ隊が来るというので三人は逃亡。

 三人が2F下手に登場し、今度は鳶丸と高野さんとトーク。「最近はまっていることは?」と訊かれた鳶丸はPS2のゲームを改造するソフトを手に入れたんだとか。なので、DQ8のデータの入ったメモリカードを送ればLv.50とか99にして返すらしいです。ただし、名前が変なのに変わってるかもしれないけど、とも。この話日記に出てる(2005年04月09日参照)ですが、バンドのヒトがPAR3とか言わないでください(PARは「プロアクションリプレイ」のこと。ゲームのHackからメモリーカードのバックアップ・内容書き換えまでいろんなことができるツール。要PC)。次は是非マジコンをっ(<見てないので無駄です)。
 あとは、やっぱりM:tGにはまっているらしくて、前田さんを無理矢理巻き込んでプレイするのは良いですが、細かい戦略は知っているのにルール知らないそうで。ここでAP32とかですよっ、いますぐПсиにアクセスですっ(<見てないので無駄です+AP32はポートを通知しないとどうにもなりません)。

 さっきと同様、元帥が「3つのおかず」の質問(ここで細かい紆余曲折があったですけど長いので省略)。「何をえらぼうかな」「何をえ らぼう」「え らぼう


・Lab.

 最初はメガホンじゃなかったです。あと、MCがかなり自虐でした。オバンギャ弄り無しは、やっぱり現行のLab.のスタンダードなのかもしれません。それともイヴェントだからかな。
 先週の土曜日から一昨日までずっと花見をしていたらしいKUON、全然駄目だと何度も繰り返していました。

 「今日もね、花見がしたい」

 ざわざわ。

 「ここで、花見がしたい」

 (そこかしこで咲き始める)

 「今日も桜の花が咲いてるのを見たい」

 (一斉に咲き始める)

 「えっと、後ろ向いてるから、一斉に咲いててね?いい?いい?(タイミングを指示せずさっさと振り向いてしまう>客席の咲き加減は微妙)うわあ(倒れこむ)

 そんなMC後のBeautiful Lifeではマイクで自分の頭をがこがこ殴り、胸をばしばし叩き、サイド2人のスカートをめくったりスカートに入ったりしていました。MCまでは従来のまったり具合を感じてぼおっとしていたですけど、後半はちょっとだけ突き抜けた感じ。ちょっとだけ。


幕間-iii

 センターステージ。どうやらインタビューは2バンドまとめてやるらしいので、インタビューまでもう1バンド残っている時はセンターで全然関係無い余興をする、というのが今日のアルゴリズムの様でした。
 最鋭輝がギターで音をつけ、しの吉さんが語り、そして元帥がそれに併せて動くというもの。逃亡に疲れた元帥は、自動販売機でコーヒー缶を飲んでいる少年をみつける。それがあまりにも美味しそうなので買おうとするもお金がなく、非常時に使おうとブーツの中に入れていた500ウォンを入れてみたら認識され、飲んでみたら不味いことこの上ない。よく見たら「塩コーヒー」と書いてあり、どうして少年はこんなのを美味しそうに飲んでいたんだろうと思いながらも、向こうで喉の乾いているっぽいエレキ隊がこっちを見ているので無理矢理美味しそうに飲み干し、また逃亡。喉が渇いた後の「塩コーヒー」なので余計に喉が渇くし気持ち悪いしで、公園の水のみ場へ行くと誰かがいる。誰だろうと思うと、それはさっきの少年だった・・・って、上手くオチたと思うですけど、ここで大オチなのかの判断が付かずにちょっとした沈黙。その後頭を下げたので大拍手という、本職的にはちょっと微妙だっただろう展開に。
 それはともかく、最鋭輝のギターの音は全然拾えてなくて、チューニング合わせか試し引きとしか思えませんでしたけどどうなんですか。

 その後、入れ替わりに煌組とエレキ隊がセンターステージに現れ、家老が元帥につられて買ったコーヒーを飲んで屍状態。エレキ隊も怖いもの見たさで飲もうとするですが、4人の内1人が怖がって飲みません。「お前、何一人で逃げようとしてんだよ!」「何びびっとる!」「なにびびっとる」「なにびびっどる


ヴィドール

 こんな出順だとは。テンポとか考えると、絶対人格より後だと思っていたのに。

  • ロープ
  • 月下美人形
  • 新曲
  • カラクリロマンス
  • ワイセツ人形

 「四次元友好条約」に入っていた月下美人形の後にMC。「こうなってるヒトが多い」とジュイが口を開けて棒立ちしつつ、「せっかくライヴに来ているんだからもっと暴れて汗だくになって白目剥いちゃってる方が可愛いと思う」という謎の煽りで新曲スタート。・・・ええと、Псиはヴィドールの引き出しが極端に少ないので、「人魚」な感じの曲だったとしか言えません。ごめんなさい。
 普通に面白かったです。でも、「何言ってるか判らなさ」が魅力になるまでは、たぶんワンマンに率先して行くことは無い気がします。単純にПсиの気分に合わないだけ、とも。


・幕間-iv

 2F上手に司会三人が、そしてKUONとTILLが登場。「濱魂」が横浜のトップアーティストにしてくれるという話に関連して、「「台湾でトップアーティスト」と「アメリカでぼちぼち売れる」のとどちらが良いか」という話に。KUONは迷わずアメリカと答えながらも、台湾が韓国だったら間違いなく韓国だということで。
 K-POPのクリップはみんな指輪型マイクで歌っており、格好良くて堪らないらしい。そこでKUONが小指を立てて口の前に持ってきながら客席をガン見して、客席絶叫。
 その後は「TILLが今から飛び降りるって~」という得体の知れない煽りで盛り上がったり。それはそうと、Lab.が太田クルーの前座やるらしいですよ。ヴィジュ代表として。

 その次は2F下手にラメ登場。相変わらずテンション高め。おかずの話をすると、「キャビア。キャビアを上手側。フォアグラを下手側。そしてセンターに妃のアー写」と答え、妃の写真があればごはん5杯はいけるという謎の話に。
 今日からPhantasmagoriaの衣装が変わるらしく、その新しい衣装をいじって汚してしまったので妃が不機嫌なのだそうで、ここで機嫌取りがしたかったそうでした。

 インタビューも一段落ついたところで、元帥が「のどが渇いた」とペットボトルを取り出し飲み始め・・・ラベルには「Fanta」の文字。「ファンタ、すごい美味いや」「ファンタすごい美味いや」「ふぁんたすごぃうまいや


Phantasmagoria

 アルペジオがとても綺麗な、空から光が射してきそうな曲でスタート。ただ、今日は(バンドに関係なく全般的に)上手側メンバーの音回りが微妙なことになっていて、終盤のアルペジオが微妙なぺちぺち音になっていたのがとても残念でした。
 後は普通にPhantasmagoria。最後はもちろん歌でしたが、四次元で1回遭遇しているので今回は正しく祈りを捧げられました

 新しい衣装は・・・ええと、全体的に・・・色が減った?(謎)
 戮のコートが変態なカタチな上に、なんか太腿露出してるんですけど。


・幕間-v

 三人がセンターに登場、フォークジャンボリーみたいなことに

  • とんぼ
  • あの素晴らしい愛をもう一度
  • 戦争を知らない子供達

 全部一番だけ。とはいえ、「とんぼ」はAメロ最初で歌詞が判らなくて止まったり、「あの素晴らしい~」は一番~三番の歌詞が全部ごっちゃになっててすごいとか、突っ込み所は満載。その後、最鋭輝が一曲歌って(いつもの歌としかいえないПсиを許してください)終了。
 入れ違いに入ってきたエレキ隊、何度も元帥たちを逃がしていると地団太を踏む。しかし、

 「安心しろ。あの三人に発信機を付けておいた。これで場所は判るぞ」
 「どうやればわかるんだ?」
 「発信機から出てくる電波を、(ラジカセを出しながら)このラヂオで


人格ラヂオ

 人格がUNDERCODE2つの後とは思いもよりませんでした。
 バンドの持ち時間が少なめで消化不良を起こしつつも、幾つも続けばそれはそれで長く、加えて幕間で客席はバテ気味。というか客席の前方は、最前ブロック以外はかなり隙間が多い感じ。
 そこで、静かな激しさを持ち味とする人格が、いつにも増しておとなしめのセットリストだった為に、もうカラダも動かない状態に。上手いなあ、すごいなあとただ見入っていたことです。

  • お人形さん
  • 生命
  • 薬指
  • 深い森の中のさなぎ

 2曲目がお人形さんだったので、その後は溺愛とかを混ぜてがんがん行くのかと思いきや、もちろんそんなことはありませんでした。ああああ(まったり)。


・幕間-vi

 2F上手に司会三人とPhantasmagoriaの弦楽2人。話題の中心は妃のことで、「美しい」とか「綺麗」とか「」とかいろいろ。そこへ、「が降臨されるかもしれない」という話になり、みんなで妃を呼ぶことに。

 元帥:「なんて呼びましょう?」
 伊織:「じゃあ、きさきおかみで」

 きさきおかみ。6文字呼び込みの有り得なさに突っ込まれつつも、呼んでみたらしっかり登場。ますます「美しい」とか「綺麗」とか「」とかの話が盛り上がると、妃本人が「お前らおかしい」「持ち上げすぎ」としきりに言ってました。
 そこへ突然ラメが登場。テンションが高いのか酔っ払ってるのか判らないくらいの噛みっぷりで三人に突っかかるラメ。さっきの衣装の話になるのかと思いきや、そうはならずにうだうだと話が進みました。

 告知を終えた後、妃が突然ステージを見て「あそこにフクスケくんみたいのが見える」という話を始め、「フクスケの話をしようと思うんだけど」ををををを。
 最近、フクスケはダイエットを始めたそうで、目標は妃の衣装が着られる様になることらしい(四次元友好条約の大阪で、フクスケは妃の衣装を着て登場したが、あまりの体格差に衣装がぱっつんぱっつんになっていたという過去があります)。
 更に、UNDERCODEに触発されてストレートアイロンを買ったらしく、髪がまっすぐなフクスケが見られるらしい。わあ。

 今度は2F下手に悠基が登場。のっけから「人格ラヂオは結成十年」とか「今日は静かめの曲ばかりでちょっと不満」とか言い出す悠基。みんな告知はいつライヴとかリリースとかの話なのに、那オキのいたずらでマネージャーがフラれてしまったので彼女募集という謎の告知でした。そして

 「さっき、フクちゃんがダイエットしてるって話になってませんでした?嘘ですよ、ダイエットなんかしてないです。僕、今日ちょっと小腹が空いたので、あのチョコパイが6個くらい入ってるやつあるじゃないですか、あれ買ってきたんですよ。そしたら、楽屋でフクスケさんが全部食べちゃいました。僕が買ってきたのに1個しか食べられなかった

 ・・・ええと。
 その後、司会三人と入れ替わりで煌組2人が登場。「あちらでお茶でも」と退場を促す二人についていく、と見せかけてちょんまげかつらを奪って客席に投げてしまいました

 「あああああああっ、わしの髪がプロピアなのがばれてしまう!!

 CMの知識しかありませんけど、プロピアってこんなに簡単に取れるんですか。勝ち誇る悠基が、もう1人のかつらを奪って自分で被り、その後やっぱり客席に投げてしまいました。客席からはかつらが投げ上げられますが、いかんせん高さが足りずに届かず、ちょっとした「お人形さん」状態に

 全員退場した後、センターステージに司会三人が登場。と、そこへ帰る気充分のメイク落とした鳶丸。濱魂を大事そうに持つ元帥に、空中で上側を円にした振り子を描きながら鳶丸が言いました。

 「濱魂なんてものはありはしないのです、濱魂というのは元気玉の様にみんなのチカラで作り上げるものなので、ですから濱魂なんてありはしないのです」

 どうやらこれは催眠術だった様で、元帥は濱魂から手を離し、そして濱魂なんて存在しないと思い込んで退場してしまいました。鳶丸は床に落ちた濱魂を拾い上げ、「これでグルグル映畫館は横浜のトップスターだ」と言って反対側へ。ちなみに、さっきの鳶丸の催眠術の動きはメトロノームそのものでした


メトロノーム

 開始時点で既に21:45、元帥が最初に言っていた予定時間を大幅に過ぎています。その影響なのかどうなのか、告知以外のMC無しでがんがん飛ばすメトロノーム。セットリストも凶悪で、1曲目から語りSE

  • めんどくさい
  • 一週間
  • 不機嫌なアンドロイド
  • コンピュータ
  • 三つ数えろ

 休憩できる曲は一切無し。
 フクスケの動きがとりあえず変でした。

 今日のシャラク:「今度のワンマンは無料配布があります。だから、みんな来て、ヤフオクとかで売って・・・ええと、そういうことはやめてくださいね。チェックしてますから。なんか「新品未開封」とかって書いてあって「ふーん、未開封なんだ~」とか思ったりね」


アンコール

 どうでもいいですが、2F下手の2F客席寄りのところで鳶丸があぐらかいてるんですけど。
 それはそれとして、普通にメトロノームが登場して「φD-SANSKRIT」。やっぱりフクスケ変。

 その後、三人+煌組+エレキ隊が出てきて話が進み、フクスケが元帥を殴って催眠術解除。「皇帝にもぶたれたことないのに」と細かいネタを挟む元帥が素敵。
 濱魂はどこだ、という話で2F下手に鳶丸+前田さん。最初に使われてからずっと後ろの壁にたてかけられていたヘリのはしごにつかまって、これで横浜のトップスターだと喜ぶ二人をメインステージからシャラクが狙撃。濱魂は散ってしまい、客席全員に降りかかり(注:濱魂は見えません)、ステージを差し置いて客席全員がトップスターという状態に。
 そして、大セッション大会。ほぼみんなステージに上がった上で、楽器隊はメトロノームにKANABUNとSAY+ICHIROUが混ざり、MAD CUPSLE MARKETSの「ALL THE TIME IN SUNNY BEACH」(たぶん。ちがったらごめんなさい)。ヴォーカルがKANABUNで手持ち無沙汰だったからか、シャラクはドラム前でずっと不思議な揺れを繰り返していました。あとはフクスケの後ろで他人事な様子でステージを笑って見ているLab.二人とか、特に楽器を弾いているわけでもないのに楽しそうなUNDERCODE軍団とか。自由すぎ。

 こうして、熱狂の夜は過ぎたのでした。

 1バンド25分は詰め込みすぎで消化不良ですし、そのくせ全体のボリュームがありすぎてかなり疲れましたし。会場が一体となって盛り上がったのはメトロノームくらいなもので、それもかなり勢いと力技によるものだった気がしたですよ。他のバンド目当てだった場合は、ちょっと不満が残る内容だったと思います。
 あと、いくら仮想横浜から一駅とはいえ、そんな辺鄙なところで終演22:30はやりすぎだと思います。絶対帰れないヒトがいる様な。

 ただ、横浜BLITZは良さげな所でした。ワンドリンクありませんし(そこですか)。


 嫌な予感は的中。
 でも、漠然とした不安がカタチになったことで、ほんの少しだけ楽になったかも。いえ、もちろんその不安が杞憂であったことが、Псиの一番の望みだったわけですけど。
 JOKERが止まったとか、merrygoroundメンバーの新バンドとか色々とお話はあるですが、たぶんちょっとの間ニュースは更新されません。鬱な時のお話程危ういものは無いという自覚があるのです。というか、鬱な時に被害妄想全開なお話をして鬱なフィードバックが来るって、すごいことではないですかっ。ごめんなさい。本当にごめんなさい。日記は普段通りだと思うのです。ごめんなさい。

 というわけで、言う場所が違いますけど。また春に逢いましょう(もう春です)。


 「十三階は月光」をようやく聴きました。詳しい話はたぶん明日。

♪~少女とクローゼット[Fatima]

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makanax_blog - 濱魂 (2005年4月22日 23:45)

9バンドは出すぎだろう…。7時間もライヴ会場にいたのかと思うとゲッソリ。でも人格ラヂヲとか神とか見られたから満足☆ 続きを読む

コメント(2)

乙です。自分の行こうなぁ~なんて思っている間にもうライブだった・・・orz
まあ、横浜は遠すぎてアレなのですが。それに終わった時間が時間だけにどっかで帰ってたっぽいし。
それにしても四次元も、まだ在庫はけないないです
ねぇ~こりゃもうそろそろライカとかブランドに”限定入荷!!”秒読みですな。
Пси様のレポは、いかなかったけど行った気になっております。ありがたい。感謝の気持ちを送信しておきます。(こんな使い方でむすか?(爆))
そういえば、バクチクのアルバムを試聴したのですがすごいですね。曲もすごいけど、各曲タイがまた
何ともゴシックっぽい。この前、ポップジャムに出てましたね。ムックも。何ともまとまりがありませんが、この辺で。

 濱魂は盛りだくさんすぎてそれぞれが薄め、食傷気味だけど物足りないという不思議なイヴェントで御座いました。元々前ブロックすら空きがあったですけど、UNDERCODE2連続辺りから疲れたのか帰るのか、本当にがらがらになっちゃってました。というか、Псиも芝居仕立てでオチがあるもので、しかも最後がメトロノームだったからこそ残っていましたが、普通にO-EASTとかでやっててメトの出番が早めなイヴェントだったら帰ってたかもしれません(笑)
 というか、レポがお話しやすい幕間の話やMCの話ばかりで本当にごめんなさい。MCの無いPhantasmagoriaとかは物凄く短くてごめんなさい。
 
 四次元、たしか東京版(ピンク)だけは無かった気がします。在庫が切れたのか、それとも売り場スペースの都合なのかは判りませんが(笑)。今のところ、Phantasmagoriaのアレが聴けるのは四次元だけなんですから、需要はあると思うですけどね~。これ以上引きずり回すのも悪い印象与えるだけですし、さっさとショップで売ると良いと思うですけど・・・逆にここまで引っ張ったなら、ショップ売りは無い、という考えも。でも、もうショップ以外では売る機会がなさそう。。
 
 「十三階は月光」については、そろそろ印象をお話しようと思っています。というか、このコメントの直後にアップされてるかもしれません(笑)。暗闇万歳。
 ムックとBuck-Tickが出てきたポップジャムは素敵でした。とはいえ、ムックはまた同じコーナー出演で、見ていてかなりアレでしたけど。。鈴木あみさんとかを目当てにあの番組見たヒトは、Buck-Tickの「ROMANCE」見てどう思ったのか、是非リサーチしてみたいところです(微笑)。
 
 あと、このお話とは全然関係ありませんけど、掲示板のレスが滞っていてすみません。。どうしても掲示板だと気負ってしまうПсиがいるのですよっ(<掲示板以外は気負わない、というわけではありません)

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このブログ記事について

このページは、Псиが2005年4月10日 23:19に書いたブログ記事です。

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次のブログ記事は「錆び付かず廻る記憶が、時折 ( 醜く ) 痛み出す。」です。

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