「黄昏」だけを[抱]いて→{あの日の}波は(もう | 深い | 海の+->)底//∞哀しみ知らない、蒼い海を見て「眠って 」居る。

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 仮想三田辺りでクラスターエッジの第01話を見ました。
 Пси、クラスターエッジについては第01話を見ていなかったのですけれど、改めて見てみたらびっくりですよびっくり。仮想電車の中で思わず唸ってしまうところでした。
 GBA+PLAY-YAN microの頑張り具合に
 ・・・判りましたから、わかりましたからいらなくなったWeiB同人誌投げないで下さいおねがいですから
 そうではなくて、1話使ってまるまるキャラ紹介なのに吃驚したのですよ。いえ、「第01話でキャラ紹介をしないでいつやるんだ」という突っ込みは判るのです。ただ、普通キャラ紹介といっても個性について語る機会や背景が露わになるイベントが無駄にちらほら鏤められる程度が関の山だと思うのですが、いくらなんでも舞台である学園の背景を交えて本当に主要キャラの紹介をやられても困ってしまうのです。第01話だと知らなければ確実に総集編だと思う筈ですし。
 あと、作ってるのサンライズだったんですね。意外。弱気少年が車を蹴った時の鉄板の凹み様くらいに意外。
 第01話を見て色々と判ったこともありましたが、それ以上にその後の話のいろんなシーンを振り返りながら「じゃあなんで」という点が余計に増えたのもあって、どうしたものか判りません。そんな状態でふらふらしながら見た岩窟王の第03話はあまりにも素敵でした。何アニメばっかり見てるんだと思ってiPodでアナログランダムプレイ(ミュージック>アルバムから画面を見ないでホイールを使って適当にアルバムを選ぶこと)をしたらRaphaelのSinglesでした。なんだか涙が止まらなくなりました。その上勝手が判らなくて仮想九段下を往復で通過し通しで余計にしょんぼりでした。全部クラスターエッジの所為だと思いました(言いがかり)。


 そして、どうしてそんなに執拗に仮想九段下へ行こうとしていたかと言えば、今年空いた穴を埋めてしまう為なのですよっ。

 BUCK-TICK FILM CONCERT「FILM PRODUCT」 @ 九段会館大ホール 2005+11+04 [Buck-Tick]

 今年のПсиの穴はいろいろありますけれど、一番大きかったのは「13th FLOOR WITH DIANA」を見なかったことなのです。それはПсиの不注意とか、あといろんなことが重なった結果なのですけれど、とりあえず見れなかったものは見れなかったんだから仕方が無い、と開き直るには周囲の反響が大きすぎて、「素晴らしかった」「見なかったヒトは負け組」といった評価を見るにつけ、Псиは勝手にずぶずぶと沈んでいったことなのでした。
 その感情はもはやトラウマ級になってしまっていて、Buck-Tick絡みの情報をなんとなく避けたまま早半年くらい。
 このままではいけません。
 もはやツアー「DIANA」に行けないことは確定していますが、それはそれとしてなんとかこの鎖を断ち切らなければいけません。
 というわけで、Псиは今日の20周年記念のフィルムライヴに出かけたのでした。

 18:00開演のところが18:04開演。暗くなってからばたばた入ってくるヒト山の如しで、普段どれだけ押してスタートしているのかが偲ばれるところです。
 暗くなり、タイトル等が表示された後にツアー映像から「降臨」。ステージ上の階段、その上の玉座にも似た豪華な椅子に座ったまま歌う櫻井にココロの底から心酔してしまったことでした。格好良い、なんて格好良い!たぶんDVDの映像そのままなのでしょう、と勝手に決め込んで、ただでさえ購入決定のDVDの優先度をより高く設定し直したところなのでした。
 このままツアー映像延々と流してくれるでしょうか、と思っていたですが、「降臨」が終わったところで画面が暗転。20年前にコピーバンドが云々という謎の字幕が現れて不安なキモチになったところで、なんだか文字は続きます。

 「それが、この先20年に渡るサクセスストーリーの始まりだった。

 会場大爆笑
 かつて、「LONGINUS」の先行上映が行われたのもこの場所でしたが、あの時に椅子に縛られた櫻井ラストシーンの櫻井のにやけ具合+アレな台詞で起こった大爆笑の如く、この場所でBuck-Tick関連の映像を見ているとなんだか自宅でアレなヴィデオ上映会している気分です。
 だから、その直後の

 「知性ではなく、
  本能が彼らの動力源だった。

 という字幕で激しい笑いが起こったのを聞いて、なんだか誰かの棲み処(大画面完備)で忘年会やってる気分になったのでした。
 ともあれ、そんな誰が考えたのか小一時間問い詰めたい字幕の後に出てきたのは、「TO SEARCH」レコーディング時のメンバーティーンですっぴんのメンバーですよ。星野も今井も櫻井も若いこと若いこと。
 そうして始まったのはPICTURE PRODUCT DiscI+IIのヒストリーを彷彿とさせる20周年振り返りムービー。何が違うかといえば、セレクトされた映像が全然違うこと、それに伴って字幕も全然違うこと(つまり別物)、そして合間に現在のメンバーのインタビューが織り込まれているという構成。はっきり言ってデビュー当時を振り返られても「LOVE ME」とかそこら辺読めば嫌という程載ってる話ですけれど、それでも映像があると斬新です。ですから、「バクチク現象」で「手を挙げると(カメラに)映れるよ」「手を挙げて、でも後ろに下がって」とか花柄スーツで言ってる初々しい櫻井がたまりません。「バクチク現象II」の「PHYSICAL NEUROSE」(でしたっけ?)で頭以外全然歌わずにサビすら観客丸投げだったりとかでいちいち大笑い。ちなみに、例のあの話については「予測しなかった事件が起き、半年間の活動停止を余儀なくされる」とかになってました。その後は「「悪の華」で何かが変わった」様な話に持っていかれたのですが、ぶっちゃけそんな事実知ってるファンしかいないんだからもうちょっと突っ込んで言っても良いんじゃないかと思ったり思わなかったりしましたけど別に良いです。
 こんな感じで、本当に大きなところを拾いながら20年のダイジェストをやったわけですが。PICTURE PRODUCTを見たヒトにとっては、「ONE LIFE, ONE DEATH」後のイヴェント・・・ソウル公演(向こうの番組を流してるテレビを撮影しているのはともかく、曲が「Baby, I want you」なのに画面に被さっている別録のインタビューがイントロだけでは全然終わらない番組構成とかはかなり素敵そうです。ぷりーず番組輸入)とか「THE DAY IN QUESTION」全部のダイジェストとかが目新しいところでしょうか。ちなみに、2003年の「THE DAY IN QUESTION」(2DAYSだった年)については今井コメントがあって、どうやら5-6曲とか半分とかくらいは2日間で曲を変えよう、と話をしたらあっという間に転がってセットまで変わったという話をしていました。そして「(2日で全部を変えてしまう様なことは)もうやりませんから」とか笑いながら話す今井がある意味素敵。
 あとは、まさに髪が爆発したまま往来を歩く星野inロンドンとかなんかお花畑の背後の星野inトルコとかの星野ショットが美味しかったことと、Псиが歴代今井ファッションの中でもアイしてやまない「darker than darkness」の今井(両目を横線で塗り潰し+両腕出てる)がなんかちょくちょく映っていたのがポイントでしょうか。あ、あとLSB(LUNA SEA(ROSIER直後)+SOFT BALLET(FORM直前)+Buck-Tick(dtd後)という脅威のカップリングツアー)の光景もありました。「スピード」がちらっとだけ。
 そういう方面でなければ、今井に「星野の曲について」という質問が、星野に「今井の曲について」という質問があったのが面白かったです。それぞれ「こういうことやっていいんだ、というか」「大雑把に見えて緻密」という回答で、今井の回答後に「全てを見ようとする誤解、全て誤解だ(シングル版)」が、星野の回答後に「キャンディ」が被っていたのが面白かったです。「キャンディ」のクリップは正直あまり好きじゃないのですけれど、大画面で見ても全くアレさが変わりませんでした。しょんぼり。

 今後のお話も本当にちらっとだけ出ていて、今井は「(次は)一皮剥けた様な感じにしようと思っています。具体的にはまだないですけど・・・自信はあります」という発言。その後に櫻井が今後のプランについて尋ねられていたですが、「もちろんあります」と答えていたのか「ほとんどないです」と答えていたのか聞き取れなかったПсиの悲しみ。どちらにしろあまり目新しそうな発言ではありませんけど。今回がコンセプトアルバムだったこと、ライヴについて、そしてそれを踏まえたその次という話もありましたけど、これについても似た様な感じなので割愛。

 もらったリーフレットには今後の出品物情報や例のラリーポイント(20周年記念アイテムはすべてポイントが付いていて、ポイントによって何かもらえるものが違うというLa'cryma Christiの10周年みたいな展開)も掲載されていたですが。その中に「2006年01月25日発売 コンプリート・シングルズDVD「タイトル未定」(VIZL-167)ビクターエンタテインメント」という不思議な文字があるですけど、今日の映像も付けて「PICTURE PRODUCT III」とかにしたらどうですか。シングルズでは初期ビデオや「Six/Nine」絡みが何も入りませんし、なにより「PICTURE PRODUCT」を割と普通に見かけるというのに「CATALOGUE」紛い何度も出されても困りますってば。
 でも、PICTURE PRODUCT付随のドキュメントよりも接待向けなところが大きい映像でもありましたし、「ONE LIFE, ONE DEATH」や「Climax Together」から何曲も再録してなんかしょんぼりということもありません。加えておそらく「13th FLOOR WITH DIANA」のDVDから引っ張ってきたと思われる今日の曲・・・ええと

  • 降臨
  • 異人の夜
  • Goblin
  • Doll
  • ROMANCE
  • DIABOLO

 は鳥肌な出来だった(いちいちコサック弾きしている今井も含めて)ので、今日はだいぶ有意義だったのでした。
 そうそう、DVDは見下ろしカットが多分にあるっぽいですよ。あの床でくるくる回って踊っているのを真上から見下ろすと、本当に格好良過ぎなことでした。


 そうだ。あと。
 「darker than darkness」ツアーの映像とかは記録用映像という感じでしたけど、「Somewhere Nowhere」とか2回目からの「THE DAY IN QUESTION」とかはドラムの手元まで拾ってる様な映像まであったりするくらい、ちゃんとカメラの配置考えられてるっぽいですけど出せるライヴ映像は出して下さいおねがいですから


 LONGINUS先行上映では物販で色々売ってましたが、今回は20周年記念Tシャツと既出のCD/DVDだけが売られていました。アイテム買うとポスターがもらえたみたいですけど、いまさら無いものも無いので脇目も振らずに仮想駅へ。帰りは進み方が判らなくなる様なおまぬけなことにはならず、あっさりと棲み処に向かったのでした。
 帰りに「十三階は月光」を聴きました。ひさしぶりに聴いたら、本当に素敵なアルバムでした。

♪~黄昏の海[See-Saw]

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行けずにウチで修羅場ってるうららは完全に負け組。フィルコンがそんな素敵イベントだったとはっっっ(血涙)

ライブバトン無視したまんまでスミマセン。トラウマ発掘に繋がると思うのですが、答える気はあるので生暖かい目でお待ち下さい・・・・。

ライヴの参加不参加で負け組なんて言っちゃいけませんっ、そんなこと言ったら13th FLOORに行かなかっただけでПсиは永遠の負け組なのですようわあん(めそめそ)。なんか初々しい映像とかが妙に多かったというか、後半がライヴテイクだらけなPICTURE PRODUCTと違って1曲フルで通した曲なんかほぼ無いくらいの凝縮っぷりだったので、その内パッケージングされることをちょっぴり希望。でも、パッケージングされたらますますうららさんは勝ち組(何)。
あと、ライヴバトンについては了解致しましたのです。いつか来るその日と忘れ去れ過去の悲喜交交っぷりと愛しいモノを胸に抱いてПсиは自爆を呼びかけるのですよっ(そこまでしてBuck-Tickですか)。

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このブログ記事について

このページは、Псиが2005年11月27日 23:50に書いたブログ記事です。

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