言いたいこと言えない。ただもう一度逢いたい。

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というわけで、ようやく見てきましたよ。
Evangelion2.0、「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」を。...なんというか、Псиも本当に凡庸な存在だと痛感していて、感想をお話しようとすると「すごい」とか「ものすごい」とか「てらすごい」とかのすべてがネタばれになることに気付いて押し黙った後に「きょうはなにもないすばらしいいちにちだった」級の発言をしてお茶を濁すというアレをこじらせて寝込んでもう永遠に目覚めないのさようならみんなさようならとかとなるところですけれどとりあえず背景同化な類のお話。

とその前に、もしもあなたがヱヴァ破を見ていなくて、それでも見に行くつもりはあるというなら...仮に今すぐとかは仮想ロケーション的な問題で見られなくても何年経ってもいつか見たいと思っているヒトはお願いですから今日の話は無視してください。どうかそんな勿体ないことしないで。

本当は昨日見てきたものの感想をまだお話しきれてないのですけれど、もうすっかりそんなことどうでもいいくらいの瞬間風速をマークしてしまっているので、そっちはいつかこっそり。こっそり。

♪~Beautiful World-PLANiTb Acoustica Mix-[宇多田ヒカル]

最高でした。
もうテレビ版とはすっかり別物ですが、だからといって展開が全く無かったことになっているわけではなく、主要なシーンではえ、この状態でそれやるの?とかえ、それここでやるの?という原作判ってる上での綱渡りがたまらなくて。だから、何が「式波」なのかはとりあえずさっぱり判りませんが、アスカはやっぱり印象としては強烈で、シンジくんをあそこまで追い詰める説得力は十分に足りていたと思います。物凄くハイクオリティな「瞬間、心、重ねて」は見たかったですけど、今となってはどうでもいいですよ本当に。

使徒のリメイクっぷりは相変わらず過剰な程に美しくて、サハクィエルの美しさといったらありませんでした。動きや戦闘、そしてその後の後味の悪さは言うことなしです。容赦なく壊れる街、ヱヴァも容赦無く街破壊、どうでもいいですけど繰り返される「避難完了」というのはただの時限なのでしょうか確認しているのでしょうかどちらにしろ穴だらけでNERV的にただの気休めとか環境づくりの為の呪文のひとつっぽいって本当にどうでもいいですごめんなさい。プラグスーツが妙にえちいとか風呂上がりのアスカとか眠るアスカの下着とか不思議なサービスっぷりもその筋の方にはきっと。
おそらく「破」については諸々の合唱曲にトラウマを植え付けてコドモたちの連帯意識を失くしてしまうというショッカーか死ね死ね団かアーマノイド軍的な作戦を発揮しているのにちがいありません。どれだけのコドモがヱヴァ破見ているのか判りませんけど。
ダミープラグ時の曲が「今日の日はさようなら」だったことには心底残酷だと思いましたが、でも「また逢う日」がいつか来るんだと思えたので、「いつまでも絶えることなく友達でいよう」以降は救いの歌なんだと信じて疑わないことにしました。

EVANGELION ORIGINALで出てきた「アスカがシンジに呼び掛け続けながら戦闘、逃げたシンジのいるシェルターに弐号機の首が降ってくる」というあの展開が出てきた時には、なんというか...字面で読んで妄想していたシーンがこんなに時間経ってから目の前に出てきて本当にびっくりしたです。ある部分が根本的に違いましたけど
アスカのココロの浮き沈みは劇場の尺ならではだと思いますけれど、それでも綾波にもアスカにも原作にはありえないフラグがたくさん立っているですし、予告でアスカが出てきてたということは(その事実をシンジ君が知っているかどうかは判りませんけど)主要人物が誰も死んでいないということで、なんだかこれがトゥルーエンドのルートというやつですか、シアワセへの道というやつですかとぼへぼへ思いながらエンドロール見てたらПсиの愛しのカヲルくんが「今度こそキミを救ってあげるよ」とか言い出してもうどうしたら

とにかく、いろんな意味で急への期待が高まってしまいました。「序」後の「破」への期待も高かったのですが、「次はだいぶ変わるですよねー、トップをねらえ!2みたいになったらどうするですかねー」という期待が半々(というと半袖をきっちり五分に足してくる吉津千里がПсиを正確無比に「半」殺しにするにちがいありませんから「漠然トシタ不安ガ過多クテ夜モ良ク眠レズ」くらいに修正してみたり)だったですが、その「破」を見た後でこんなキモチになれるとは思いませんでした。なんてシアワセなことでしょう。
シンジくんがあの状態なら、もうどういう方向にも転べる筈ですから。間違ってもダメなやつはダメエンドとかにならないことを祈るばかりです。天使が祈るなんておかしな話ですけれど、でも本当に。

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このページは、Псиが2009年6月30日 23:59に書いたブログ記事です。

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