How many card in the world, No hesitation in my mind.

| コメント(0) | トラックバック(0)

シンケン×ライダーの劇場版を見てきました。
レイトショウなのにコドモがいっぱい。いくら夏休みで土曜日だからって。

恒例のDVD付きパンフレットが無い代わりに、シンケンがパンフレットと別にCDブックを出していました。内容が主題歌(TVサイズ)とED劇場版(映画サイズ)でどちらもショートバージョン、フル収録が「一貫献上!シンケンゴールド」だけという誰向けかよくわからないCDなのが素敵です。

あと、その筋の方へ

  • 仮面ライダーW...裏面のシンボルは劇場版ロゴ。カード自体は「ATTACKRIDE」なのに「ATTACKRIDE」すら言わず、声は一切無しで効果音だけ
  • 仮面ライダーディケイドコンプリートフォーム...裏面のシンボルは劇場版ロゴ。カードはやっぱり「ATTACKRIDE」で、超電王のカードと同じ発声

どうしてこんな違いがあるのかはよくわかりません。なんでこんなことを知っているのかもきかないでください

というわけで、感想なんかをぽつぽつとお話してみたり。おもいっきりネタバレなので、特にライダー目当てのヒトは注意してください。


シンケンジャーは...うん、剣がチートすぎ
劇場版では戦隊の方がずっと短いので、シンケンジャーもモノローグスタートモノローグエンドでしたけれど...細かいことを考えなければ面白かったです。細かいことというのも、マンプクが倒れた後の一万の腐れ外道衆はどこへ行ったんだろうとか、敵陣の中央にいながら帰る心配をしないor普通に帰って来ることができているorそんなところへお参りに来る少年少女がいるとかの本当に細かいことなので、とりあえずエンディングについにゴールドが混ざったことに喜んでおくことに。衣装の変わらないゴールドが不憫...いや素敵。

ディケイドと別に長尺でやっても良かったと思います。展開的に無理なのは重々承知なのですが。

ライダーは、正直あまり期待していませんでした。おそらく、話は割とどうでもよくて、後半に来ると思われるライダー大戦が完全にメインだろうと思ったのです。そして、そのライダー大戦はもの凄いクオリティで描かれて、それだけで満足するのだろうと思っていたのです。
でも。Псиの予想はすっかり裏切られました。良い方に。
CMで美味しい場面出し過ぎだろうと常々思っていましたが、まさかCMで散々見た「俺が大ショッカーをつぶす!」に大変な意味があったりとか、ライダーの孤独を背負わせる為の絶望を背負わせる為のジェットコースターっぷりとか。
失意の士にライダーの孤独を伝える美味しい役がGACKTなのは前情報の通りでしたが、なんというかお前が言うな感があるのはたぶんПсиの目が汚れてしまっているだけなのでしょう。せっかく右腕取ったんだから、ちゃんと腕回転させればいいのに。

仲間とか絆とか事あるごとに言っていたディケイドが家族の話で閉じるのは、たぶん間違っていません。それに、Псиたちはシスコンをこじらせてすべてを滅ぼそうとした神崎兄を見ていますから、月影という第三者が介入してようやく成立する兄妹ゲンカなんて恐るるに足りません。

そして、後半の戦闘。物量作戦がいちいち素晴らしいのは当然だとして、大ショッカー側もなんだか総結集。いまBLACKが殴ったイマジンはとか、範囲攻撃の中にどこかで見たオルフェノクとイマジンがとか。
W登場時はあんなにいたライダーが誰もいなくなったので、もうライダーのみなさん帰っちゃったんでしょうかと思ったですが、Wが去ったら普通に帰って来る辺りとか。Wは十年祭で着ぐるみ体を既に見ていましたが、動いている+フエッスルもどきでばりばり色が変わる様は思った以上に格好よさげでした。窮地を救ってとどめもささずに帰っていく様は何しに来たんだ感が大きかったですけれど、宇宙刑事的なアレと考えればいいのでしょう。きっと。
巨大なアレ登場以降については、もうコトバがありません。後付けだとは判っているのですけれど、あれをやる為にディメンションキックはああいう演出だったのかと思うと、なんというかもう。

というわけで、劇場版を最終回として出されても全く申し分なかったのですが、結局鳴滝さんが窮地のなつみかんを救って次元を一回超えただけで逡巡する困ったヒト扱いで全く正体がわからなかったこと、ライダー同士が総力戦する第一話の最初の夏海ヴィジョンに繋がらないこと、海東の「今度は、僕を見ていてくれよ」等に代表されるコトバが回収されていないこと、もやしの件、その他細かい点を挙げていくとキリが。
最後の最後でテレビ版と繋がる演出がありましたから(たぶん明日か来週にそういう話があるのでしょう)、テレビの最終回ではちゃんとその辺りを解決してくれるのに違いありません。せめて鳴滝が何者だったかが判る形で終わって欲しいな、なんて。

それはそうと、十年祭でも脇役ライダーの代表格が王蛇と地獄兄弟だったのですけれど、今回の期せずして大ショッカーに勧誘された王蛇と地獄兄はどういうアピールなのでしょうか。すばらしいのでもっとやってください
序盤の、軒並み倒されていく昭和のみなさんに混じってブレイドに対してどう見ても優勢なストロンガーを見て「ディケイドではブレイド劇場版の世界(=海東の世界)まで持たせてもらったブレイドがこんな所でこんなことに」と感慨深く思っていたらマーク矢崎声で「いくさあ、ばあさすすかいらいだあああ!!」と聴こえて思わず吹き出したり、もうネタには事欠きません。とにかくすばらしい映画でした。

でも、最後まで「またゴルゴムの仕業か!」がなかったのと、「REKKA-DAIZANTOU」使わなかったのが残念(当然です)。

なんか12月にディケイドとWで映画があるっぽいので、それも楽しみです。...ディケイドの終わり方に依りますけど。

♪〜Ride the Wind[門矢士]

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.seraphita.org/day/mt-tb.cgi/441

コメントする

このブログ記事について

このページは、Псиが2009年8月 8日 23:45に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「雨、逃げ出した後。」です。

次のブログ記事は「最果てからの通信[2009年夏-I]」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261