ひとりじゃ、まだとべないの。

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iPadのお話続報。

マルチタスクのアプリ一覧画面でフリックしたら...輝度・iPodコントローラ・ボリューム・向き固定全部あったのです!
iPodコントローラは以前くらいの手間で表示する方法があるとうれしいですけれど、とりあえず代替手段があったのでおおよろこびです。

iPhone4すきーさんはご存じだったのでしょうけれど、ПсиはいまだにiPhone3Gなのでマルチタスクでフリックに気付くまで1日かかったのでした。


そんなПсиは、iPhoneでいくつかゲームを試し、たいがいはしょんぼりして削除する日々なのです。タッチパネルはゲームの方向性を変えはしますが、タッチパネルだけでゲームやれと言われても困るのです。

コンシューマからの移植作の多くは画面上に十字キーとボタンを出さざるを得ません。そのボタン描画エリアはゲームの画面が描画されているにも関わらずゲームの画面としては死に場所です。

加えて...たとえばFinal Fantasyはタッチパネルだからと戦闘の仕様を無駄に変えて、コマンドやターゲットは画面上のオブジェクトを直接選ぶ様にしているのですがどうして無駄に手を動かしたり画面を隠す様なデザインにするのでしょう。そういう操作を推すならそういう戦闘画面を作るべきですし、懐古的なものを目指すならいつものカーソルを使って十字ボタンと右側ボタンから指を離させないデザインにすればいいのに。

そんなこんなでiPhoneのゲームはあまり気に入っていませんが、いくつか大変感動したゲームもあります。ひとつはSPACE INVADERS INFINITY GENE。iPhone版が出るなり早々に購入して、おおよろこびでプレイしたゲームです。
携帯ゲー出身ということもあって、操作は自機の移動だけでショットはオートなのですが、じゃあ簡単でアレなゲームかといえば決してそんなこともありません。武器選択を間違えれば簡単に詰みますし、そうなるとアレな武器でステージクリアするという無駄なやりこみ要素もありますし、BGMや雰囲気は最高の一語。こちらはあらためて紹介しようと思います。

もうひとつ、最近買ったPACMAN CHANPIONSHIP EDITIONはとてもお気に入りです。こちらは随分前からXBox360で配信されていましたからご存じかもしれませんけれど、とにかくパックマンにちゃんと新機軸をもたらしたゲームなのです。それも、3Dにしたりジャンプしたりボタンを連打すると走ったりする様な方法ではなく、あくまでオリジナルのパックマンを踏襲しながら様々なフィーチャーを追加。気が付くと没頭することうけあいなのです。

パックマンなので、操作は画面上の十字レバーのみ。でも、十字レバー部分に触れないとだめ、なんてシビアな代物ではありませんから、それっぽい場所でフリック操作をすれば大概は思い通りに動いてくれます。

普通のパックマンは迷路をクッキーが埋め尽くした状態で始まりますが、パックマンCEではかんたんに一筆書きできる程度の量...片隅の四角い壁を取り囲むように、とか...しか初期のクッキーはありません。それらのクッキーをすべて食べるとフルーツが出現し、フルーツを食べるとまたクッキーが少し出現。基本的に「クッキーを食べつくす→フルーツを食べる→またクッキーを出現させる」を繰り返し、制限時間内の点数を競うのです。
出現するクッキーはだんだん増えていき、(モンスターもパックマンも)スピードがどんどん上がっていきますから、最初はえらく簡単だったゲームがテトリスばりに手に負えなくなっていくのです。

もちろんパワークッキーを食べればモンスターを食べられる、という基本フィーチャーは備えていますが、そこにもちゃんとてこ入れ。モンスターを食べるごとに点数が上がるのはいつも通りですが、今回はクッキー出現時にパワークッキーも出現するので、パワークッキーを食べ続ければ永遠にモンスターは青いままで、しかも食べた時の点数も上がり続けるのです
じゃあずいぶんぬるいゲームなのでは、と思われるかもしれませんが、パワークッキーの配置はちゃんと考えられていて、上手く一筆書きしないとぎりぎり届かない様な場所に置かれているのです。パワークッキー時間が終わればモンスター点数はリセット。また200点からスタートという過酷な仕様なのです。

ПсиにとってパックマンCEの良さといえば、各種演出の派手さなども然る事ながら、このパワークッキー連鎖の綱渡り感やスピード感だと思っています。

こんなにシビアな綱渡りゲーで、かつ後半はどんどんスピードが上がっていくわけですけれど。
困ったことに、白熱してきたあたりでフリック由来の操作ミスが相次ぐのです。中には「ぜったい左にフリックしたのにどうして下に行くのきーっ!!」という事態も多々。自分の言動に自信を持てないタイプのヒトにはおすすめできません

パックマンCEをプレイしていると、十字キー(レバー)の偉大さをつくづく思い知ります。ゲーム開始時の敷居はひどく低いので、調子に乗ってプレイしていき没入度が上がったところでパッド由来のミス。でも中毒性は高いので、くやしがりながらもまたプレイしてしまうのです。

まちがいありません。iPhone版のパックマンCEはフリックの達人かマゾ向けゲームです。

価格設定がふしぎですけれど、おもしろいので未プレイのヒトはぜひなのです。ゲームに本気でくやしがりたいあなたに

♪~Shape[Laputa]

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このページは、Псиが2010年11月24日 23:18に書いたブログ記事です。

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