遮られている扉の鍵穴覗けば、目が回るほど頭の中響き暴れ回るよ。

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毎月リリースされる乙女ゲーの数といったら数えるのもおそろしく、特典コンプなんてしようものならホストに貢ぐのと同じくらいの加速度でカード地獄が待っている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
Псиは以前お話した通り、PSPのゲームをとにかく楽にプレイするためにPS Vitaを購入しましたが、アトラスゲーはほぼ望み通りになっているものの、特典目当てで買ったはいいもののゲーム自体はAmazon箱に取り残されたままなUMDの数々はほぼPS Vitaでプレイできないものばかり。判って買ったのでいいですが、それにしたってアレです。

PS Vitaは画面が綺麗で...今のところ、その綺麗さはポリゴンゲーよりもADV向けで、つまるところ紙芝居ゲーにはPSP以上の親和性を発揮するはずですが、そんな新進気鋭のハードにゲームがそうそう出るはずもなく。
そうすると既存のゲームで持ちこたえるしかありませんが、DSのゲームがそのまま使える3DSとちがって、PS VitaではPSPのゲームをそのままプレイできません。もしもPSPのゲームをPS Vitaでプレイしたければ、DL版のソフトを買い直す必要があります

一応、UMDの現物を持っていれば、安価で購入できる「UMD Passport」というサービスがありますが、買い直さなくてはいけないことに変わりはありません。加えて、あらゆるPSPゲームにDL版が用意されているわけではなく、かえって乙女ゲーの場合はDL版が無いものの方がほとんどです。

急に思い立って、2012年03月現在PS Vitaでプレイ可能なPSPの乙女ゲーを調べてみました。
思いついた順なので穴だらけですけれど、大手はだいたい網羅していると思います(もしも抜けがあったらこっそり追加しますので、コメントかメールフォームでおしらせください)。あなたがもしも「画面きれいならPS Vitaっての買えば私の薄桜鬼も魔法使いとご主人様もVitamin Xもみんな動くんでしょ?」と思っているなら、このリストが多少は参考になるかもしれません。

コーエーテクモ

ネオアンジェリークSpecial コーエーテクモ the Best
DL版価格: ¥2,200
UMD Passport価格: ¥1,000
KOEI The Best 金色のコルダ
DL版価格: ¥1,200
UMD Passport価格: ¥500
コーエー定番シリーズ 遙かなる時空の中で2
DL版価格: ¥1,200
UMD Passport価格: ¥500

みんなだいすきネオロマンスの元締。誰が買うかわからないくらい手垢の付いたタイトルを安くご提供という方針なのか、遥かやコルダも旧作のみが存在している状態。新作がどうなるかわからない上、オトメイト×ネオロマンスタイトルなどはアイデアファクトリーがコーエーテクも以上にDLタイトルに乗り気じゃないっぽいので絶望的。

UMD Passport目当てでもDL目当てでも、とにかくネオロマ目当てでPS Vitaを買う選択肢はありえません。いまは。

アイディアファクトリー

iFといえばオトメイト、うんざりする程の特典付き乙女ゲーを排出し続け、声すきーのみなさまを奈落の底に落とし続けているアイディアファクトリーですが、残念ながら取り扱いなし。まあ...そうでしょうね。
店舗特典との兼ね合いとか色々とあるのでしょうけど、せめて旧作を安価でリリースして続編への足掛かり...ってそんなことしたらBOX商法やリメイク商法に差し支えるしだめでしょうね。いまは。


ブロッコリー

ブロッコリーで乙女といえば「うたの☆プリンスさまっ♪」という強力なタイトルを抱えていますが、PSPのDLタイトルではご覧の有様です。

Black Robinia
DL版価格: ¥5,000
UMD Passport価格: ¥1,000

よりによってBlack Robiniaだけ。Black Robiniaは推理のぬるい推理ものとして...あああ、AmazonのBlack Robiniaの評価を見てください。その方が話が早いと思います。

うたプリはPSPで山ほどアイテムが出ていますが、1つもDLタイトルになっていません。もちろん特典目当てのヒトはUMDを買い続けることにはなるのでしょうけれど、とりあえずPS Vitaの画面ひとつをうたプリ関連で埋め尽くす蛮勇はできないのが残念です。いまは。

5pb.

5pb.で乙女といえばLucian Bee's。本編1枚とファンディスク2枚、さらにはその3枚を合わせたTROLOGY BOXがあるので、単品売りでも3枚セットでもDL版があればお得だと思いますけれど、案の定取り扱いはなし。

5pb.自体はDLタイトルがありますが、たとえばSteins;GateはUMD Passportに対応しているのにChaos;Head NoahはUMD Passport非対応だったり謎だらけ。ただ、どちらにしろ乙女の食指が動きそうなものはありません。いまは。

ディースリー・パブリッシャー

D3で乙女といえば、まずVitamin X。他にもSTORM LOVERやスト☆マニなどがありますが、例によって取り扱いなし

D3自体はDLタイトルがありますが、ほぼSIMPLEシリーズで変わり種といえば密室のサクリファイスくらい。どうすればいいのかしら。いまは。

QuinRose

QuinRoseといえばアリスをはじめ他多数。発売日プレイは人柱候補のみでおなじみですが、そんなQuinRoseはPCのPSP移植作をリリースしています。ところが取り扱いなし。いまは。

フリュー

家庭用ゲームに参入早々嬉しくない方向で大暴れでおなじみのフリュー(フリュー三銃士参照)ですが、そんなフリューの「文明開華 葵座異聞録」がUMD Passport対応になっています。
とはいえ、DSゲーの数々と同様にアレな内容に加えて05月には同じプラットフォームで1年経たずに特典付き完全版リリースが決定しているこのタイトルが誰にとって得なのか、Псиにはちょっとわかりません。

文明開華 葵座異聞録
DL版価格: ¥5,040
UMD Passport価格: ¥1,050

TAKUYO

TAKUYOといえばカエル畑DEつかまえてで一部の話題をさらったメーカー。話題作も話題じゃない作品もそれなりに数が多いですが、このリストではじめて(そして最後の)DL/UMD Passport対応タイトルが多いメーカーです。

怪盗アプリコット ポータブル
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740
for Symphony 〜with all one's heart〜 portable
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740
e'tude prologue 〜揺れ動く心のかたち〜 portable
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740
Little Aid ポータブル
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740
ほしがりエンプーサ portable
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740
ひめひび -Princess Days- ぽーたぶる
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740
MEDICAL91 for PORTABLE
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740
Cherry blossom〜チェリーブロッサム〜Portable
DL版価格: ¥2,400
UMD Passport価格: ¥740

...うん。
数は多いのですけれど、カエル畑も死神と少女もありません...。ただ、やっぱり本数はそれなりにありますし、今後に期待は持てるかも。あと、ひめひびは続編がありません。何年か経たないとDL対応にしない、とかの縛りがあるのかしらね。謎。

コナミデジタルエンタテインメント

コナミで乙女といえばときめきメモリアル Girl's Side。PSPが突如リリースされた本家の4とちがって、GSは基本DSのみのリリースでしたが、最近になって3作目が突如PSP移植。しかもVita対応。ただしUMD Passport対応ではないので、初回特典のドラマCDが欲しい方は泣き寝入るしかありません。

ときめきメモリアル Girl's Side Premium ~3rd Story~
DL版価格: ¥4,800
UMD Passport価格: (非対応)

発売1年で薄桜鬼3DFabStyleがリリースされた3DSとちがって、PS Vitaではまだ乙女なソフトが出る気配はなし。PS3や3DSでいち早くリリースされた薄桜鬼はPS Vitaにもいつか来るのでしょうけれど、他のタイトルは果たして来るのか来ないのか。
こと乙女的な意味においては、現状ではまだまだ過去の資産が活きません。一応アイディアファクトリーはUMD Passportに今後対応する予定だそうですが、いつごろどうなるかは謎だらけ。たたでさえ買い替えが必要で面倒ですし、PSPゲームは画面を大きくする関係で輪郭がぼやけますし、全然波に乗っていないPS Vitaの動向によってはPSPゲームを完全に切り捨てる可能性だって有り得ます。

...仮にPS Vita向けのPSPのDLタイトルが充実したとしたって、そもそもPSPで乙女ゲーをプレイできているヒトはPS Vitaにする必要がありません。各種初回特典に代わって特典コード商法が根付くとも思えませんし、ドラマCDをMP3DLとかでサポートする手もありますが、そこまで無理矢理DL販売に当て込めるなら開発環境もパッケージも従来通りが一番良いのは自明の理。というわけで、

結論: おとなしくPSPかうといいです

Псиの手元のPS Vitaは順調にペルソナ専用機として働き中ですひゃっほう。あ、あとGRAVITY DAZEすてきですよ。全然サブタイトル覚えられませんけど。

♪〜Days〜絶体絶命のメッセージ〜[REDIEAN:MODE]

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このブログ記事について

このページは、Псиが2012年3月19日 20:00に書いたブログ記事です。

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